NEW ノマドワーカーになれる職種は？仕事内容・必要なスキルやメリットを解説

ノマドワーカーの概要やほかの働き方との違い

ここでは、ノマドワーカーの概要とフリーランスやテレワークとの違いについて詳しく解説します。ノマドワーカーの基本を押さえましょう。

ノマドワーカーとは

ノマドワーカーとは、一定の場所にとらわれず、自由な働き方をする人を指す言葉です。「ノマド」の語源は、遊牧民を意味する英語の「nomad」からきています。

ノマドワーカーはパソコンやスマートフォンなどの端末とインターネット環境があれば、どのような場所でも作業できる働き方です。
自由な働き方ができるノマドワーカーは現在注目されている働き方であり、目指す人も増えています。

ノマドワーカーの働き方については「旅をしながら自由に働く！「ノマドワーク」に関する記事まとめ」もご覧ください。

フリーランスとの違い

フリーランスは、ノマドワーカーと混同されやすい言葉ですが、それぞれ違った意味を持ちます。
ノマドワーカーが場所に縛られないことに重点を置いた呼び方に対し、フリーランスは雇用関係に着目した呼び方です。フリーランスは、会社や組織などに所属せず、個人で仕事を受注して働く方法を指します。

場所に縛られない働き方をしていて、会社に雇用されずに働く人は、フリーランスでありノマドワーカーであるといえます。

フリーランスの詳細については「フリーランスの働き方とは？メリットや収入についても解説！」の記事を参考にしてください。

テレワークとの違い

ノマドワーカーと混同されやすい言葉には、フリーランスのほかにもテレワークがあります。

場所にとらわれない働き方を指すノマドワーカーに対し、テレワークとはオフィスから離れた場所で働くことを指します。テレワークの主な分類は、在宅勤務・サテライトオフィス勤務・モバイル勤務です。

テレワークの広まりによって、ノマドワーカーの働き方もより浸透していくと考えられます。

テレワークについて知りたい場合は「テレワークとリモートワークの違いとは？メリットや広まった理由も解説」の記事をチェックしてください。

ノマドワーカーとして働きやすい職種19選

場所を問わず働ける職種は、ノマドワーカーとして働きやすいです。
ここでは、ノマドワーカーとして働きやすい職種を19個紹介します。

1.Webデザイナー

Webデザイナーとは、ホームページの設計やデザイン、Web広告のデザイン制作などをする仕事です。
HTMLやCSSなどWebサイトの構築に関わる知識や、クライアントの要望をくみ取れるコミュニケーションスキルが求められます。

Webデザイナーはノマドワーカーとして働きやすい職種の一つです。
パソコンとデザイン系のソフトウェアを持っていれば、作業場所にとらわれず仕事できる案件が多くあります。クライアントとのヒアリングから案件の受注、納品までがオンラインでできるため、ノマドワークに適しているといえるでしょう。

Webデザイナーの職種に関する詳細は「Webデザイナーの年収平均は？収入アップを叶える方法も紹介」の記事をチェックしてください。

2.グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーとは、ポスターや商品のパッケージ、書籍の装丁などのさまざまなグラフィックデザインを手掛ける職種です。クライアントからの要望やイメージをもとにデザインを行います。
デザイン力やコミュニケーションスキル、デザインソフトウェアを使いこなせる知識が求められます。

グラフィックデザイナーの仕事は、デザインができるツールとネット環境が揃っていればノマドワーカーとして働けます。

グラフィックデザイナーの仕事について詳しく知りたい方は「グラフィックデザイナーとは？仕事内容や未経験でなる方法を紹介」の記事も参考にしてください。

3.イラストレーター

イラストレーターとは、小説や雑誌の挿絵やソーシャルゲームのキャラクター、商品パッケージなど、制作目的に沿ったイラストを描く職種です。クライアントの要望やイメージを汲み取り、コンセプトに合うイラストを描いて納品します。
イラストを描ける技術や制作ソフトウェアのスキルが求められます。

イラストレーターの仕事はイラストを納品できる環境が整っていれば、ノマドワーカーとして働くことが可能です。

イラストレーターとして働こうと考えている方は、「イラストレーターの平均年収は？収入アップの方法を解説」の記事も併せてご覧ください。

4.ライティング

ライティングとは、Webや出版社などさまざまな媒体で企画に沿った文章を書く仕事です。SEO記事の執筆やブログ記事の執筆などの案件があります。
語彙力や文法力、読解力、SEOの知識などが求められます。特定の専門知識を身につけていると、高単価な案件の受注ができるでしょう。

ライティングをするWebライターやコピーライターなどの職種は執筆環境があれば原稿が書けるため、ノマドワーカーとして働きやすい職種です。

ライター職についてさらに詳しく知りたい方は「フリーランスライターになるには？仕事の探し方や必要スキルを紹介」の記事を参考にしてください。

5.翻訳

翻訳は、書籍や映像などの作品の日本語文章を外国語に訳したり、外国語文章を日本語に訳す仕事です。クライアントから翻訳する資料を受け取り、期日までに納品するのが基本的な仕事の流れです。
翻訳には語彙力や語学力のほかに、読解力や表現力も求められます。

翻訳する環境を用意し、翻訳した文章を納品できれば、ノマドワーカーとして働ける職種です。

6.マーケター

マーケターとは、市場動向の調査やプロモーション、SEO対策、イベントの企画など幅広い作業を担い、企業の製品やサービスについて売れる仕組みを構築する職種です。
市場や競合の動向をリサーチする分析力や素早くトレンドを把握する情報収集能力、SNSスキルなどが求められます。

近年ではリモートワークでできるマーケティングの案件も増加しており、ノマドワーカーとしても仕事ができます。

7.エンジニア

エンジニアとは、工学や情報技術に関する専門的な知識・スキルを用いて、システムやソフトウェアの開発・設計・運用を行う職種です。エンジニアの職種はさまざまで、Webエンジニアやアプリケーションエンジニア、プログラマーなどがあります。

遠隔でできるエンジニアの仕事も増えており、ノマドワーカーで働ける職種の一つです。

リモートでのエンジニアの働き方については「リモートワークでエンジニアは就業可能？メリットや注意点について解説！」も参考にしてください。

8.動画制作・編集

動画制作・編集は、クライアントからの要望やイメージを聞き、撮影した映像を構成に合わせてテロップを入れたりBGMをいれたりして加工・編集をする仕事です。
動画制作・編集にはクライアントからの要望を正確に読み取る力や、表現力、編集ツールの知識・スキルが求められます。

動画編集環境が備わったパソコンとネット環境があれば、ノマドワーカーとして働ける職種です。

動画編集の仕事について詳しく知りたい場合は「動画編集フリーランスは稼げる？年収や仕事案件の種類、必要スキルを解説」の記事も参考にしてください。

9.SNS運用

SNS運用は、X（旧・Twitter）やInstagram、FacebookなどのSNSツールを活用し、商品・サービスの紹介やイメージアップ、ブランディング、ファンの獲得などに関わる仕事です。
SNS運用にはSNSツールを使いこなすスキルのほか、ネットリテラシーやコミュニケーションスキル、ITノウハウなどが求められます。

SNSツールが使用できる環境があればできる仕事であるため、ノマドワーカーとして働きやすい職種です。

10.アフィリエイター・ブロガー

アフィリエイターやブロガーは、ブログやWebサイトなどを運営して、広告経由で商品やサービスが購入されることで収入を得る収益モデルをとっている職種です。
ユーザーが訪れたくなるようなコンテンツを継続して発信する必要があり、文章力や表現力、企画力などが必要です。

アフィリエイターやブロガーは場所にとらわれずに作業できるため、ノマドワーカーに適しています。

11.コンサルタント

コンサルタントとは、企業経営の課題や問題を把握し、課題解決の的確なアドバイスをする職種です。コンサルティングの仕事には、総合コンサルタントや戦略コンサルタント、ITコンサルタントなど多くの種類があります。
クライアントの問題を把握してアドバイスをするため、コンサルティングをする分野への専門的な知識や問題の解決能力、コミュニケーションスキルなどが求められます。

オンラインでヒアリングやアドバイスができる案件もあり、コンサルタントはノマドワーカーに向いています。

ITコンサルタントの働き方については「ITコンサルタントが高単価な理由は？必須スキルと目指し方をご紹介」も参考にしてみてください。

12.広報

広報とは、企業の情報を社内・社外に発信する職種です。仕事内容は、社内ではイベントや社内誌、社外向けにはイベントの企画、対外向けの資料作成などがあります。
クライアントとの話し合いや多くの部署との連携が発生するため、コミュニケーションスキルやプレゼンテーションスキル、文章力などが求められます。

打ち合わせや企画、資料作成をオンラインで行うことができる案件もあるため、ノマドワーカーとして働けます。

13.事務職

事務職とは、バックオフィスの業務をする職種です。具体的な仕事内容には、書類作成や整理、データ入力などのフロントオフィスのサポート、電話対応、来客対応などが挙げられます。
経理であればお金の知識、人事であれば採用に関する知識など、関わる分野によって異なるスキルが求められます。

近年のコミュニケーションツールやオンラインでの情報共有などIT技術の進歩から、ノマドワークがしやすくなっています。

14.ディレクター

ディレクターは、プロジェクトの方針策定をしたり作業の進捗状況を確認したり、納期までに達成するための管理や調整をしたりする職種です。
ディレクターにはプロジェクトを円滑に進められるマネジメント能力やコミュニケーションスキルが求められます。

ディレクターは幅広い業界で案件があり、リモートでの業務が可能な案件もあるため、ノマドワーカーに向いているでしょう。

ディレクター職に興味をお持ちの場合は「Webディレクターとは？仕事内容や必要スキル、将来性を解説」の記事も参考にしてください。

15.カスタマーサポート

カスタマーサポートは、電話やチャットで寄せられる顧客からの問い合わせやクレームに対応する仕事です。
カスタマーサポートには顧客の悩みを汲み取るスキルや解決策を分かりやすく提示する会話力、文章力などが求められます。

カスタマーサポートはメールや電話などを使う遠隔での業務であることから、ノマドワークに適しているといえます。

16.インフルエンサー

インフルエンサーは、影響や効果などの意味を持つ「influence」が語源で、多くのフォロワーとの関係性を築き上げたことで影響力を持った人物を指す言葉です。企業から報酬をもらい、インフルエンサー自身のSNSで商品やサービスを紹介します。
インフルエンサーにはフォロワーを獲得するまで配信し続ける持続力や企画力、セルフブランディングスキルが求められます。

インフルエンサーはパソコンやスマートフォンがあれば投稿や配信ができるため、ノマドワーカーに適した職種です。

17.講師

講師は、特定の知識やスキルを人に教える職種です。講演会の講師やプログラミング講師、セミナー講師などがあります。
人に教えられるような専門知識や経験、レクチャー能力、コミュニケーションスキルなどが求められます。

オンラインでのレッスンや自分のスキルを販売できるプラットフォームがあるため、講師業はノマドワーカーとして稼ぐことが可能です。

プログラミングの知識・スキルを有している方は「プログラミング講師とは？仕事内容や収入について解説！」の記事も参考にしてください。

18.投資家

投資家は、株式や投資信託などの金融商品に資金を投資し、利益を得る個人または組織のことです。
投資家には投資に関わる情報収集力や決断力、判断力などが求められます。

投資家資産運用ができるアプリやソフトがあれば好きな場所で作業可能できるため、ノマドワーカーにも向いています。

19.ECサイト運用

ECサイト運用とは、インターネット上で商品やサービスを売買する仕事です。
ECサイト運用をするときには、商品企画スキルや顧客対応スキル、分析力などが求められます。

実店舗を構えなくても商売が始められるため、ノマドワーカーの職種としても選ばれています。

ノマドワーカーの職種を選ぶときのポイント

ここでは、ノマドワーカーの職種を選ぶポイントを3つ紹介します。

将来性を考えて選ぶ

ノマドワーカーの職種を選ぶときは、その職種や業界の将来性を考慮しましょう。
需要の高い職種では、案件数が多数あったり高単価の案件があったりするため、ノマドワーカーとして活躍しやすいです。

職種ごとの収入の目安に興味をお持ちの方は、「フリーランスの仕事一覧6分類30職種を紹介！年収や必要スキルも解説」の記事も参考にしてください。

自身のレベルに合った職種を選ぶ

ノマドワーカーとして働くときには、自分のレベルに合う職種を選ぶことが大切です。
今までの経験と全く異なる分野やスキルのない職種を選ぶと、案件の受注が難しくなるおそれがあります。
ノマドワーカーとして働く際には、対象の分野で一人で仕事できるほどの知識・スキルが必要です。業務を遂行できる能力を身に付けた職種を選びましょう。

興味がある職種を選ぶ

ノマドワーカーとして仕事を始めるときは、自分が興味・関心を持っている職種を選びましょう。

苦手な仕事や興味のない職種での活動は、モチベーションの維持が難しいです。
一方で興味のある分野を選べば、仕事自体を楽しめるだけでなく、学習意欲も保てます。専門的な知識を得れば高単価案件を獲得しやすくなり、高収入にもつながります。

ノマドワーカーになるメリット

ノマドワーカーになる主なメリットは下記の3つです。

• 時や場所に縛られず仕事ができる
• 時間を有効に使える
• 人間関係の悩みが減る

ノマドワーカーになる大きなメリットは、自由な働き方ができることです。ノマドワーカーは時間や場所に制限がありません。時間を有効活用できます。
また、ノマドワーカーは出社をする必要性がないため、人間関係に悩まされる機会が減るでしょう。同僚や上司の人間関係に気を遣ったり関係を構築する必要がなく、自分のペースで働けます。

リモートワークについて知りたい方は「リモートワーカーとは？その働き方やメリットについて解説」の記事も参考にしてください。

ノマドワーカーになるデメリット

ノマドワーカーになる主なデメリットは下記の3つです。

• 自己管理が大変
• 収入が不安定な場合もある
• セキュリティに気を配る必要がある

ノマドワーカーは自由な働き方ができる半面、自己管理が重要です。自己管理を怠ると、納品スケジュールに間に合わなかったり、体調を崩したりするおそれがあります。
さらに案件数・案件単価も自分の裁量次第であるため、収入が不安定になることがあります。

また、ノマドワーカーはカフェやコワーキングスペースなど自由な場所でパソコンを使って作業するため、情報漏洩のリスクがあります。接続できる通信サービスを利用したり、パソコンの画面が周りからは見えないように工夫をしたりして対策をしましょう。

ノマドワーカーに向いている人の特徴

ノマドワーカーに向いている人の主な特徴は下記の4つです。これらの特徴を備えている人は、ノマドワーカーとして成功しやすいでしょう。

• 自己管理ができる
• 適応力がある
• コミュニケーションが得意
• 安定よりも挑戦を求める

自由な働き方ができるノマドワーカーには、自己管理能力や適応力が求められます。また、案件獲得や円滑な業務進行のために、コミュニケーション能力が必要です。
そのほか、ノマドワーカーにはチャレンジ精神も大切です。安定よりも挑戦に貪欲な人が向いています。

ノマドワーカーに不向きな人の特徴

ノマドワーカーに向いていない人の主な特徴は下記の3つです。

• 収入面での安定を求める
• スケジュール管理が苦手
• コミュニケーションや営業に苦手意識がある

これらの特徴を持つ人は、ノマドワーカーになったときに苦労する可能性があります。
ただし、向いていないからといって、ノマドワーカーとして働けないわけではありません。向いていない点を解決したり工夫したりすれば、十分に働けます。

営業に苦手意識がある場合は「フリーランスの営業のやり方とは？成功させるコツや戦略も紹介」の記事を参考にしてください。

ノマドワーカーになれる職種に必要なスキル

ここでは、ノマドワークになれる職種に求められるスキルを4つ紹介します。

パソコン・インターネットの知識

ノマドワーカーは主に作業や納品、報酬の受け取りまでオンライン上で完結させます。そのため、ノマドワーカーとして働くには、パソコンの知識とインターネット環境が必須です。パソコン操作に関する知識だけではなく、インターネットやセキュリティー、ITリテラシーについての知識が求められます。

また、ノマドワーカーとして働ける職種には、インターネットに関わるものが豊富にあります。インターネットについての造詣が深いと、仕事の受注につなげられるでしょう。

リモートワークとセキュリティについては「リモートワークの実態とは？今こそ確認したい働き方のポイントと導入成功の秘訣」でも紹介しているので併せてご覧ください。

コミュニケーション力

ノマドワーカーにはコミュニケーション能力が必要です。ノマドワーカーとして働く場合、クライアントとの営業や打ち合わせが発生します。オンラインやチャットでのやりとりが多くなるため、クライアントの意図をくみ取る能力がより求められます。

交渉力

ノマドワーカーには、クライアントと根気よく交渉する能力が求められます。
クライアントのニーズを考慮したうえで、自分のスキルや経験をアピールして案件獲得や単価アップを目指しましょう。

語学力

海外でノマドワーカーとして働きたい方は、語学力が必須です。ノマドワーカーを始める際に自分が活動したい国で使用されている言語を習得しましょう。

学習が間に合わなかったり、習得した言語が通じない国での活動をしたりするときは、翻訳ツールを利用しましょう。

職種を選んでノマドワーカーになるまでの流れ

ここでは、ノマドワーカーになるまでの流れを紹介します。

1.目的・職種を決める

初めに、ノマドワーカーになる目的や目指す職種などを決めましょう。働き始めるまでの計画を立て、ノマドワーカーの働き方が自分に合っているかを確認します。

「自由な働き方がしたい」「自分のやりたい仕事がしたい」「独立の足掛かりにしたい」など、ノマドワーカーを選ぶ目的は人によって異なります。目標にもとづいて職種を決定することで、ノマドワーカーとして働き始めた際のモチベーションの維持につながるでしょう。

2.必要なツールや環境を用意する

ノマドワーカーとして働くためには、リモートでの作業がストレスなく進められる環境づくりが重要です。
仕事の種類に応じたツールやソフトの準備や、使いやすいキーボードやマウスなどの周辺機器も用意しましょう。

3.必要なスキルを身につける

ノマドワーカーとして挑戦したい職種に求められるスキルを身につけましょう。必要なスキルは職種ごとに異なり、高単価な案件の獲得にはより専門的な知識が欠かせません。

スキルの学習方法には大きく、書籍や動画サイトなどを利用する独学と、スクールの利用があります。独学は、仕事の合間や寝る前などに気軽に勉強でき、スクールの利用は費用が掛かるものの、効率的に学べる点がメリットです。

4.副業から実績を積む

スキルが身に付いたら、いきなりノマドワーカーにならずに副業に取り組んで実績を積むことがおすすめです。案件の受注から納品、報酬獲得までの流れが学べます。
副業で実績を積んでいれば、ノマドワーカーになった際に案件を受注しやすくなるでしょう。

リモートでの副業については「リモートワークで副業を始めるには？業務や案件の獲得方法を解説！」の記事もご覧ください。

5.ノマドワーカーの仕事を探す

挑戦したい職業で稼げるだけのスキルや経験が身についたら、自分に合った方法でノマドワーカーの仕事を探しましょう。
ノマドワーカー向けの職種の仕事を探す方法には以下のようなものがあります。

• ノマドワーカー向け求人サイト
• クラウドソーシング
• エージェント
• SNS
• 企業と直接契約
• コンテンツ販売
• 人脈

途切れなくノマドワーカーの案件を受注するために、これらの方法を併用することがおすすめです。

クラウドソーシングの詳細を知りたい方は「クラウドソーシングの仕事内容とは？必要なスキルや受注のコツも紹介」の記事も参考にしてください。

ノマドワーカーになれる職種につく際の注意点

ここでは、ノマドワーカーになれる職種につく際の注意点を4つ紹介します。前もって確認しておきましょう。

保険の切り替え手続きなどをする

独立してノマドワーカーとして活動を始めると、税金や保険の種別が変わります。切り替え手続きをしましょう。

会社員からノマドワーカーになる場合は、国民健康保険への切り替えや国民年金の手続きなどが発生します。また、海外ノマドワーカー向けの海外旅行保険などもあります。
自分の働き方に必要な保険への加入を検討してください。

独立後の年金や保険に関しては「個人事業主向けの年金や健康保険は？代わりになる制度も紹介」を参考にしてください。

公共マナーを守る

公共の場を利用するノマドワーカーは、他の利用者へ気を配る必要があります。

特にカフェで長時間作業をすると、ほかの客がお店にクレームをいれたり来店そのものを禁止されたりするリスクが生じます。
不必要な場所取りをしない、タイピングの音や着信音に気を付ける、カフェ内でオンライン会議をしない、少額の注文で長居しないなどの配慮を心がけましょう。

コミュニティに参加する

ノマドワーカーとして成功するには、横のつながりを持てるコミュニティに参加することがおすすめです。ノマドワーカーとしての情報交換を目的に、多くの人と交流しましょう。

ノマドワーカーの交流の機会には、オンラインコミュニティやSNS、オンラインセミナーなどがあります。また、オフラインでのイベントに参加して直接顔を合わせると、信頼関係をより築きやすくなります。

海外移住の注意点を知る

海外に移住してノマドワーカーとして働くには、ノマドビザの取得が必要です。ただし、すべての国にノマドビザの制度があるとは限りません。ノマドビザ制度については事前に調べましょう。

また、現地事情も詳しく調べる必要があります。

海外移住については「海外で働こう！グローバルに活躍するためのお役立ち記事まとめ」の記事も参考にしてください。

まとめ

遊牧民を意味する「nomad」が語源のノマドワーカーは、時間や場所にとらわれず、自由な働き方をする人を指す言葉です。ノマドワーカーは、パソコンやスマートフォンなどのデバイスとインターネット環境があれば、カフェやコワーキングスペースなどさまざまな場所で仕事ができます。
ノマドワーカーに向いている職種には、案件獲得から納品までインターネット上で完結できる仕事が向いています。たとえば、リモート作業ができるWebデザイナーやライター、エンジニアなどがあります。本記事を参考にして、自分に合う職種を選び、ノマドワーカーの仕事をスタートしましょう。