プログラマーの仕事内容は?きついと言われる理由や将来性も解説

プログラマーは現代社会に欠かせないシステムやサービスを支える存在で、今後も高いニーズがある将来性に優れた職種です。

しかし、その一方で「プログラマーはきついからやめておいた方がいい」などと言われることもあり、関心はあっても不安に感じる方が少なくないでしょう。SNS上に現役プログラマーからとみられる仕事の辛さをうかがわせるような書き込みも多く、自分には無理だと考えてしまうかもしれません。

これからの世界においても欠かせない成長領域のIT職種というイメージと、仕事はきついと言われる評判の両方を聞き、実態が気になっている方もいるでしょう。そこで今回はプログラマーの仕事内容やなることのメリット、きついと言われる理由について詳しく解説していきます。

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プログラマーとは?

プログラマーは、プログラミング言語を駆使して求められるシステムやアプリケーションを作り出すのが仕事です。ITがあらゆる場に浸透した現代において、その活躍の場は多岐にわたります。

例えば、Webサイトの制作に必要なプログラムを書くWebプログラマー、PCやスマートフォン、タブレット向けアプリ開発を行うアプリケーションプログラマー、家電製品や電子機器の制御システムの開発をする組み込み系プログラマー、ゲーム業界で開発に携わるゲームプログラマーなどです。

この他にも、クラウド型サービスやネットワークに特化したシステムおよび機器開発を行う通信系プログラマーや、金融機関、研究機関、大企業や政府機関などのシステム開発を中心に担う汎用系プログラマーもみられます。領域によって最適なプログラミング言語が異なるため、ある程度専門とする分野を絞り込んでいるプログラマーが一般的です。複数の言語スキルを備えていると、分野を超えて活躍するケースもあります。

フリーランスプログラマーとは

フリーランスプログラマーとは、プログラマーが組織に属さずに独立してクライアントから発注された仕事を行う働き方です。会社員として働く場合は、所属する会社と雇用契約を交わすことになりますが、フリーランスの場合は、クライアントと準委任契約あるいは請負契約を結ぶという違いがあります。

フリーランスプログラマーにも、いくつかの働き方があります。フリーランスプログラマーを本業とする働き方と、会社員などを本業として副業で活動する方法です。

就労場所についても、主に自身のオフィスや自宅で就労する場合と、クライアントのオフィスに常駐して働く場合があります。

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プログラマーの具体的な仕事内容

プログラマーの業務はシステムエンジニア(SE)が設計した仕様書に基づいて、実際のプログラミングを行っていくことになります。プログラムを記述すれば終わりではなく、書き上げたプログラムが設計通りに動作するかテストを行ったり、バグや脆弱性のある箇所を発見し必要な修正を施したりすることも業務内容です。

なお、SEはシステムの設計や仕様書の作成、予算・人員・スケジュールの基本的な管理をメインに担当します。SEが開発プロジェクトの初期段階から参画するのに対し、プログラマーは設計が完了し仕様書が出来上がったタイミングから参加、実際に手を動かしてプログラムを書き、組み上げていくというのが違いです。

プロジェクトが少人数で実行される場合など、SEがプログラミングも担当するケースもあることから明確な線引きが難しくなり、混同されやすくなっています。一般的には、SEによる設計と管理を受けて、プログラマーがプログラミングを行うという仕事の役割分担がなされていると考えておけば良いでしょう。

作り出す対象は仕様書によって規定されていますが、実際の動作を生み出すプログラムはプログラマー次第であり、それによってシステムの処理速度や精度・正確性、堅牢性などは異なってきます。

効率良く安定的なプログラムを書いていける、分かりやすくメンテナンスもしやすい表現にできるなど、言語を適切に駆使する能力が高いプログラマーは貴重な存在です。

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プログラマーがきついと言われるのはなぜ?

プログラマーの仕事がきつい、やめておいた方が良いとまで言われやすいのはなぜなのでしょうか。もちろん、プログラマーとして働く人の全てがそう感じているわけではありません。しかし、きついという評判が立ちやすいことにも理由が考えられるはずです。現場の実態から推察される理由として、具体的に挙げられるものをみていきましょう。

労働時間の長さ

プログラマーは時間外労働、いわゆる残業や休日出勤が多い傾向にある職種であると言われています。厚生労働省の令和2年賃金構造基本統計調査によると、システムエンジニアの残業時間は月平均14時間、プログラマーで月平均13時間です。こうしてデータで見ると、言われているイメージよりずっと少ないと感じられるでしょう。

しかし、これはあくまで企業側からの回答による報告であって実態を反映しにくい面があること、平均の数値であることに注意しなければなりません。繁忙期をはじめ、月にこの平均値以上の時間残業しているプログラマーは存在します。

プログラマーの仕事ではなぜ残業が発生してしまうのかは、成果物に対する納期期限と工数が決まっており、期限オーバーは許されないところが大きいでしょう。スケジュール通りに進んでいれば問題ないものの、想定通りに成果が上がらなければ納期が近づくと残業が長くなる、休日返上で作業するといったケースが多くなります。

かつてに比べると、IT業界の労働時間の長さは改善されつつありますが、まだまだきつい現場も多いです。フレックス勤務や在宅勤務の導入により、ワークライフバランスを保ちやすくなった人と、かえって管理されない時間外の労働時間が延びた人との差が広がっているなど、新たな問題も生まれてきています。

慢性的な人手不足

需要の増大に対し、プログラマーをはじめとするIT人材の供給は圧倒的に不足しています。2019年に経済産業省が公開した「IT人材需給に関する調査」の調査報告書によると、IT業界の場合、2030年には需要の伸びが中庸程度のシナリオによる試算で約45万人、より大きな需要の伸びを見込んだ高位シナリオでは約79万人の人材不足に陥るとされました。

現状でもすでに不足は深刻で、1人の人材が担う負担の大きさを導く結果となっています。

客先常駐によるストレス

業務アプリケーションや企業内システムの開発、新規プロジェクトなどに関わる場合、プログラマーは、顧客先会社の現場に常駐して働くケースがよくあります。コミュニケーションをとりやすくすることや、機密情報の漏洩を防ぐなど管理上の観点、同じシステムや機械を用いることによる開発時間の短縮などが常駐となる主な理由です。

しかし、仕事ごとに環境が変化し、人間関係や現場の雰囲気なども目まぐるしく変わることをストレスに感じてしまう人も少なくありません。

一方で、長く煩わしい人間関係を抱えなくて良いこと、大手からベンチャーまで多様な開発現場を経験できることをメリットととらえ、自身のキャリア形成にもプラスに変えていくプログラマーもいます。

そのため、一概にこの仕事のマイナスな特性ではありませんが、自分に合わない環境面でも悪い現場で働かなければならない、納得のいかない決定や指示に振り回されるなど、客先常駐によってストレスが生じやすい可能性は考えておく必要があるでしょう。

下流工程でモチベーションが保ちにくい環境

プログラマーは現場で手を動かす下流工程の職種で、上流工程を担当する職種が決めた施策・計画立案や要件定義、設計書、仕様書に従って、地道な作業を正確に進めていくことが中心になります。上流工程で変更などが生じると指示も大きく変わり、進めていた作業が無駄になったり、大幅な修正変更を迫られたりすることも少なくありません。

自身に開発アイデアがあっても反映されることはないままシステムのプログラムを書き続けなければならないこともあります。こうした環境で、長時間正確性を求められる作業へ集中して取り組むには、モチベーションを保ち続けることが難しい面があるでしょう。
報われない、気乗りがしない、納得がいかない、そうした思いを抱えながらでは、仕事が一層辛くきついものと感じられても無理はありません。

給与が低い

厚生労働省の賃金構造基本統計調査でのプログラマーの平均年収は約304万円となっていました。SEになると平均年収約380万円です。

高度SEやプロジェクトマネージャー、ITコンサルタントなど、IT職種でも高水準の収入を得る人々の場合、年収1,000万円を超えるケースも少なくありません。

このような割に合わないと感じやすい収入水準など、プログラマーには待遇面でもモチベーションを保ちにくい面があります。もちろん同じプログラマーでも、経験やスキルを積むことで収入は伸びていきますが、初期の収入の低さや単純作業・仕事量の多さはきついという反応を生みやすく、高い離職率にもつながっているようです。

学習の継続や新技術対応の必要性

プログラミングの技術やトレンドは日々変化し、進化していくものであるため、第一線のプログラマーとして活躍していくには、常に自身のスキルと知識をアップデートし続けなければなりません。対応できる領域を増やし、キャリアを形成していくためには、新しい言語を身につけたり、新しく生み出されたIT技術の情報を仕入れ、求められるプログラミング関連の知識を蓄積していったりすることも必要です。

すでに身につけた言語についても、より効率良く扱える力を養うようトレーニングを重ねたり、さらに深く学んで資格を取得したりすることが求められます。勉強会やセミナーに足を運ぶといったことも、必要になってくるでしょう。

こうした日々の学習とトレーニング、情報収集など、自己研鑽は自主的にプライベートの時間を割いて行うことが基本となっており、結果、オンもオフも束縛されているように感じてしまう人もいます。

一度学べばある程度通用するという業界ではなく、学習の必要性とその負荷がかなり大きいことも、仕事としてきついとされやすい要素になっているでしょう。そもそもプログラミングが好き、ITに強い興味関心があるという人で、学習意欲と向上心が強いタイプならば、さほど苦にならず習慣化できると考えられます。そうでなければ続けることが難しく、プログラマーとしてやっていけない、きついとなる可能性が高くなる傾向です。

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プログラマーのメリット

きついとされる理由があるプログラマーですが、仕事にすることにメリットのない職種では決してありません。就くことが魅力となる面も大いにあります。

幅広く役立つ専門技術が身につく

プログラミングのスキルは、現代社会においてニーズの高い技術です。保有資格や経歴で証明する以外にも、自身で作ったシステムやアプリケーションをポートフォリオにまとめて見せれば、実力や市場価値を相手に示しやすく、転職を有利に運べます。

また、プログラマーとしての技術があれば、サービスのアイデアを思いついたときに自身でプロジェクトを立ち上げ形にできるでしょう。プログラミング能力がなければ開発過程で専門技術を持った人に頼らなければなりません。しかし、自身に知識と技術があれば、ビジネスチャンスを逃さず、無駄な資金を使うことなく、スモールビジネスとして始めやすいです。

もちろん、プログラマーとして引き続き専門性を高めていく働き方でも、市場ニーズが今後さらに増してくると見込まれています。どのような生き方、働き方を選択しても幅広く役立つ技術がしっかり身につくことは、プログラマーの魅力です。

働き方に多様性がある

プログラマーはほかの職種に比べ、より多様性あるワークスタイルが実現しやすいというメリットもあります。ITサービスの普及や企業のDXにより、プログラマーはさまざまな領域から求められる存在です。働く対象領域を変えれば、現場の雰囲気や業界常識が異なります。

同じプログラマーであっても、担当する領域が違えば、働き方や接する世界が全く違うということです。それだけ幅があるからこそ、自身の興味関心や好みの働き方が可能なところを選んで活躍しやすいという良さがあります。

まだまだ客先常駐のケースが主流ではありますが、フルリモートやフレックスタイムの導入されている職場も増えてきました。顧客や所属企業側の理解さえあれば、もともと時間や場所を問わない働き方と相性が良いのがプログラミング作業です。働き方の自由度は今後さらに高まっていく可能性があるでしょう。

また、プログラミング言語は基本的に世界共通で、確かなスキルを身につければグローバルに働くことも可能です。もちろん基本的なコミュニケーションに必要となる現地語に親しむ必要はありますが、欧米各国や成長著しいアジア圏の国々など、望む環境の国に移住して働きやすくなっています。自由に生き、働ける多様な可能性を手にできることは、プログラマーの大きなメリットです。

キャリアアップできる

プログラマーはIT業界の仕事における登竜門であり、ここから描けるキャリアプランは幅広く、さまざまな道が選べます。プログラマーに仕様書を通じて指示を出したり、場合によっては自身もプログラミングを行ったりするシステムエンジニア(SE)は代表例です。

その後、上流工程のマネジメント側へスキルアップしながら進み、プロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーと上位職種を目指すことができます。プロジェクトの統括・管理側へ進むのではなく現場で手を動かしたいなら、自身が得意・関心のある分野のスキルを伸ばし、その道の上位のITエンジニアとして活躍していくこともできるでしょう。

制作サイドへの理解が深いWebマーケター、ビジネス・経営に関するコンサルティングをするITコンサルタント、経営上層部・役員などを目指していく道もあります。

独立しても働きやすい

プログラマーはある程度の現場経験を積み、任された仕事をこなせるようになれば、独立してフリーランスで活躍することもできます。

一般のフリーランスでは、不安定さや市場にある仕事が限られることなどが問題となりがちですが、優れたIT技術職の場合、独立することで収入アップを実現できるケースが多いです。豊富な仕事があること、専門のエージェントが存在することなどから、比較的安定した働き方を実現させやすい特徴があります。

セルフプロデュース力やコミュニケーション能力、契約・労働の管理など、自己管理能力や責任感が必要ですが、将来的に独立の道も選びやすいことは、プログラマーのメリットです。

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プログラマーのやりがい

きつい仕事とされるプログラマーには、やりがいを感じられるシーンも多くあります。

人の役に立てる実感がある

自分の手がけたプログラムによって動くシステムやサービスが、社会のインフラを支えていると実感できたときやユーザーに喜ばれていることが感じられたときは、やりがいを感じられるでしょう。インフラ企業や金融機関、医療機関など多くの人々の生活に直結する社会貢献度の高い分野で仕事をすると、大変な作業であっても人の役に立つことができた、使命を果たすことができたという喜びを感じられます。

納品したプログラムを活用した顧客から、とても助かった、非常に役立っているなど評価と感謝の言葉をもらったときには、誰かの役に立った、喜ばれるものになったと感じられ、さらに上を目指していくモチベーションにもなるでしょう。

思い描いたものを形にして動かせる

プログラミングの作業はものづくりの作業です。地道な言語スキルの習得とノウハウの蓄積を経て、作れるものが増えていきます。こうして自らが思い描いていたもの、これまで世の中になかったものを、自身の手から生み出せるようになれば、面白さも強く感じるでしょう。

ハードルの高い要求があったケースでも、試行錯誤を繰り返しながら作業を完了させ、想定通りにシステムが動作したときには、確かな技術の向上も感じられ大きな喜びを得られます。

また、仕事以外でも、実生活の中でトレーニングを兼ねながら、自分があると便利だと感じたアプリケーションなど、アイデアを形にすることでやりがいを感じているプログラマーも多いようです。

新しい技術を習得すれば最先端の開発に携われる

IoT開発やAI・機械学習、ビッグデータ、ブロックチェーン、量子コンピュータなど、研究開発が進む注目分野は多く存在します。こうした高度先端技術が関係するプロジェクトに携われると、時代の一歩先を行き未来を見るような楽しさが感じられ、好奇心を大いに刺激される経験をすることができるでしょう。

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プログラマーには未経験からでもなれる

プログラマーと聞くと、専門職であるため未経験から目指すことはハードルが高いと感じてしまう人も多いでしょう。未経験からでもやり方次第で、プログラマーになれます。未経験から目指すための方法をまとめました。

プログラミング・社会人の最低限の知識を身につける

未経験からプログラマーを目指すことはもちろん可能ですが、最低限の知識を身につける必要があります。最低限の知識とは、プログラミングや社会人としての常識です。

未経験歓迎でプログラミングの研修を用意している企業でも、最初から言語習得を人任せにする意欲のない人は印象が悪いと受け取ります。応募者の中に言語習得済みまたは学習中の人がいれば、意欲があるとしてそちらを採用したいと考えるでしょう。

また、プログラミングを独学で学んでいたとしても、社会人経験が全くない状態だと「仕事を一緒にやりづらい」と採用されにくい傾向があります。そのため、プログラミングの基礎知識とあわせて、社会人としてのマナーや知識を身につけましょう。

自分がやりたいジャンルを決める

プログラミングの対象領域は幅広く、分野によって使っている言語が異なります。せっかく習得したスキルが興味のある分野で活用しておらず、仕事を獲得できない恐れがあるでしょう。

プログラマーを目指すのであれば、自分がやりたいジャンルを予め決めておき、勉強したほうがよい言語や知識を明確にしておかなければなりません。一例として、Webサイトを作成したいならマークアップ言語(HTML・CSS)は最低限押さえておくべき項目です。

プログラミング関連の資格を取得する

未経験者の弱みになる実務経験の穴を埋めるには、客観的に自分のスキルを証明できる資格の取得がおすすめです。例えば、「基本情報技術者試験」や「PHP技術認定試験」「Javaプログラミング能力認定試験」などがおすすめの資格として挙げられます。難易度や、自分が進みたいジャンルで有利になる資格を探してみましょう。

ポートフォリオを作成する

自分のスキルを証明する方法として、ポートフォリオの作成が挙げられます。ポートフォリオはより直接的に自分の作品やテイストを相手に伝えられるのがメリットです。

会社によっては、ポートフォリオの提出がないと採用してもらえないところもあるため、未経験から挑戦をする場合は作成を検討したほうがよいでしょう。ポートフォリオには、自分のプロフィール・扱えるプログラミング言語・成果物などを載せることがおすすめです。

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【ジャンル別】プログラマーにおすすめの言語

プログラミングにもジャンルがあり、それぞれのジャンルによって必要な言語が異なることをお伝えしました。ここからはジャンル別に勉強しておいたほうがよい言語についてご紹介します。

Web制作・デザイン

Web制作や、Webデザインがしたい方におすすめなプログラミング言語は、マークアップ言語と呼ばれるHTMLとCSSです。一般的なWebサイトは、HTMLを使用して制作されています。HTMLとは、表示形式を定義する言語です。CSSとは、修飾情報や文章の構造を定義する際に使用される言語。装飾やデザイン、レイアウトの部分はCSSで書かれています。

そのため、Web制作を目指す場合はこの2つの言語を覚えることから始めるとよいでしょう。

ゲーム開発

ゲーム開発に興味がある人におすすめな言語の1つとしてJavaScriptが挙げられます。JavaScriptは安全性や汎用性が高く幅広いジャンルで使用されているからです。

需要も高く求人数が多いことも特徴で、ゲームのように複雑な動きを要する開発を目指す際はおすすめな言語とされています。

スマホアプリ開発

スマホアプリの開発に興味がある人は、JavaScript、Ruby、Pythonなどがおすすめです。JavaScriptは前節でご紹介したように汎用性が高いためスマホアプリ開発にも活用できます。

Rubyは、アプリ開発はもちろん機械学習などにも使用され、書いて楽しいことが開発者によって重視されているため初心者でも学びやすい言語の1つとして有名です。

Pythonはプログラミング言語でも構文が短いことが特徴とされています。

システム開発

システム開発に興味がある場合は、Javaがおすすめです。システムの開発場面でも広く採用されています。汎用性の高さや、セキュリティの高さが特徴で、Javaスキルを求めている会社が多いため直接仕事につながりやすいです。

その他におすすめな言語としてあげられるのは、C言語やPython、C#など。C言語はJavaと同じく汎用性が高く、ロボット開発や、OSの作成にも利用できます。C#はゲーム開発やVR開発にも使用できることが特徴です。

AI・統計分野の開発

AIや統計分野の開発に興味がある場合は、Pythonがおすすめです。人工知能であるAIや、ロボットなどの開発現場でも広く採用されている言語であり、AIに適した言語であると言われています。

その他におすすめな言語は、R言語です。こちらもデータを解析し、グラフの形にして出力する機能に長けているため統計分野の開発に興味がある際、役立つ言語です。

組み込みプログラムの開発

組み込みプログラムの開発に興味がある人におすすめな言語は、C言語やC++、JavaやPythonが挙げられます。前節でもご紹介した言語もありますが、すべて汎用性が高く広い開発現場で使用される言語であることが特徴です。

最も使われている言語はC言語で、組み込み開発を目指す際には必須の言語だといわれています。実行速度が重視される組み込みプログラムにおいて、高速動作が可能であるC言語が重宝されます。

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プログラマーに向いている人の特徴

プログラマーの仕事がきついと感じやすいかどうかは、その人の考え方や適性によるところも大きいです。楽しいこと、向いていることには、無理なく集中して取り組めますが、自分に向いておらず苦痛ばかりを感じてしまうようでは、同じ量や同等の負荷の作業であっても、耐えにくくなります。

プログラマーにはどんな人が向いているのか、いくつか特徴を挙げていきましょう。

論理的思考が得意

プログラミングにおいては、論理的な思考力が求められます。もともと論理的に物事を考えられる人に向いている仕事です。

課題や物事を体系的に整理し矛盾や飛躍なく筋道を立てて考えられる、目的達成のために順序立てて必要な行動をとれるタイプであれば、プログラミングの能力を伸ばしやすい素養があると言えるでしょう。

集中力がある

プログラミングは地道な作業です。単純に見える作業もあり、それを繰り返してシステムを作り上げていく場面もあります。正確性が強く要求され作業が長期化しやすい傾向もあるので、集中力を長く保てるかが重要です。

また、現場の環境がいつも緻密なプログラミング作業に適しているものとは限りません。周囲環境に左右されることなく、長時間集中力を発揮して物事に取り組むことが得意という人は、プログラマーに向いています。

向上心があり学ぶことが苦にならない

プログラミング言語には多くの種類があり、新たに生まれてくる言語もあります。開発内容が違えば適切な言語も変わり、言語の選択・採用における技術トレンドの影響も多大です。そのため、プログラマーは駆使できる言語の幅を広げ、常に新しく学び続けなければなりません。

もちろん一通り身につけた言語についても、より適切に駆使する技術を磨き、究めていく姿勢が必要です。学ぶべきことは膨大にあり、生涯勉強が必要と言っても過言ではありません。

自在に言語を使いこなせるようになりたい、最新の知識や情報を取得したいといった向上心が強く、積極的に自学自習で学んでいける人は、プログラマーとして成長します。

コミュニケーション能力がある

プログラマーは黙々と一人でコンピュータに向かい作業を進めるイメージが強いかもしれませんが、実際にはコミュニケーション能力や協調性も重要になる職種です。プログラミングはチームで進めることが多くあります。

上位職種のプロジェクトマネージャーやSE、ほかのプログラマー、顧客側の担当者らなど、さまざまな人と協力し合い開発を進められるようにしなければなりません。

少数または一人で仕事を行える場合でも、顧客やほかの技術者らと適切にやりとりができる人物であることが求められます。間違いのない仕事、質の高い仕事をするには、相手の意図をくみ取る力や、自らの考え、状況をきちんと伝える力などが重要になるからです。スケジュールの調整などでも密なコミュニケーションは欠かせません。

臨機応変に対応できる

1つの考え方にとらわれず物事を多角的にとらえて検証したり、より今の最善を求めて考えをめぐらせたりする力が高い人は、プログラミングのスキルも上がりやすく優れたプログラマーになる素質のある人です。

実際の開発現場ではプロジェクトの進行中に状況が変わったり、仕様変更が加えられたりするケースも少なくありません。当初の予定通りに全てが進むケースの方が稀といった方が良いでしょう。そうした中で優れたパフォーマンスを発揮し、求められる作業を進めていくには、臨機応変に対応する力、どんな状況にも冷静に対応できる能力が重要です。

合理的に物事を考えられる

日常の何気ないことでも合理的・効率的に済ませたい、最小限の労力と最短時間でやるべき事を終わらせたい方もプログラマーに向いています。良いコーディングは、トラブル発生時や他者が引き継いだ場合でも支障なく対応できるよう、効率性が追求された簡潔な仕上がりになるものだからです。自動化や効率化の仕組みを積極的に取り入れる姿勢で取り組めると、合理的な仕上がりになるでしょう。

完璧な仕上がりを求めて冗長なプログラムを書くプログラマーは、実はなかなか伸びません。スピードや楽さだけを重視するのではなく、それも含めつつ状況に合わせて必要な対応をできる人は、プログラマーとしての成長素質を持っていると言えます。

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まとめ

プログラマーの仕事はきついといったマイナスなイメージが広がっていますが、実際は個々の職場環境や働く上での仕事観、適性能力や考え方など、さまざまな要素が深く関係しています。

確かに、プログラマーの仕事は楽な仕事ではありません。自ら学び続ける覚悟も必要で、誰にでも続けられるものではないでしょう。しかし、社会に広がるIT・ものづくりの現場を支える重要な役割を担っており、市場ニーズは安定して高く、今後の将来性も十分に高い職種です。あらゆる人々の生活に不可欠な領域で、求められる新たなものを作り提供していく大きなやりがいもあります。

昨今はこれまで以上に働き方の自由度も向上してきていますから、興味関心がある方にとっては十分に魅力のある仕事となるでしょう。きついと言われる一般評価や先入観にとらわれず、自分の関心や適性と照らし合わせ、これだと思えるなら、ぜひプログラマーへの一歩を踏み出してみてください。

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