Pythonを仕事に活かそう!できることや将来性は?

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新しいシステムや既存のシステムのリニューアル、そしてビジネスや生活に欠かせないインフラから便利な電化製品まで、さまざまな場面で使われているプログラミング。そのなかでも、現在とても注目を浴びている言語のひとつにPython(パイソン)があります。

すでにエンジニアとして活躍している人でも、新しく習得したいスキルとしてPythonを選ぶのには、Pythonだからこそできる素晴らしい仕事・役割があるからです。

今回は今後さらに需要が高まっていくであろうPythonについて、できることや仕事に活かす方法、未経験からプログラマー・エンジニアを目指す方法まで詳しくご紹介します。

Pythonとは?特徴からみる人気の理由

Python(パイソン)が開発されたのは1990年代初頭。オランダ出身のグイド・ヴァン・ロッサムによって生み出されたものです。

IT分野の第一人者として活躍していたグイド氏ですが、さまざまなプロジェクトにたずさわるなかで行き詰まることも多々あったようです。そんななか「クリスマスの暇つぶし」という理由で生まれたのがPythonでした。

Pythonの名前の由来は、イギリスで人気のあったコメディ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」から。ちなみにPythonと一緒にインストールされる開発環境の「IDLE(アイドル)」は、同番組に出てくるメンバーであるエリック・アイドルからとられているといわれています。

システム管理を簡単にしたい!から生まれたPython

IT分野を引っ張っていく存在として、難しく複雑な開発をおこなっていたグイド氏だからこそ、Pythonを生み出すことができたのでしょう。Pythonの大きな特徴は非常にシンプルで短い記述、そしてインデントを使ってブロックを“まとまり”で分かりやすくした視覚的な見やすさ(オフサイドルール)です。

記述が簡単であれば誰にでも覚えやすく、ブロックごとにまとまっていれば後からチェックしたり、他の人が見たりする際にも理解しやすいといえるでしょう。他の言語と比較したときの圧倒的な学びやすさ・理解のしやすさから、海外ではプログラミングの入門用言語としても取り入れられています。

ライブラリが豊富

ライブラリとは、誰かが作った“使い回しやすいコード”がたくさん入った箱のようなものです。Pythonだけに限らず、さまざまな言語で開発をおこなうときは多くの場合、目的に合わせたライブラリを使用し、必要な部分を変更しながら作業を進めていきます。

目的の開発をおこなうために必要なライブラリがなければ、もちろんゼロからコードを書いていく必要があります。しかし欲しい情報が入ったライブラリがあれば記述する量を減らせるため、効率的でかつ仕事の時短にもなります。

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Pythonを使ってできること

インターネットを利用する場合、ほとんどがサーバ(サービスや情報を提供する側)とクライアント(受け取った情報を表示する側)に分かれ、機能しています。Pythonはサーバサイドの言語であり、データ分析・解析やシステム開発などを得意としますが、汎用性が高くできることは非常に多いといえます。

とくにWebシステムにおける業務・仕事の効率化(バックオフィス業務)や膨大な量のデータから必要な情報を抽出(スクレイピング)し分析・解析すること、機械学習やディープラーニング、IoT、人工知能(AI)の開発などにはPythonが主として利用されており、今後もさらに需要は増えていくとみられています。

また、Webアプリ開発にもPythonは多く利用されています。具体的な例としては、データ収集や支払いなどに関する自動化、さまざまなものの自動操縦などが代表的です。

Pythonでできないことは?

汎用性が高いPythonは基本的になんでもできますが、ネイティブアプリ開発や高速処理を求められる開発には向いていません。ライブラリが増えればできるようになる可能性はあるかもしれませんが、そもそも他の言語が主として成り立っているため、難しい方向での開発は進まないとみられます。

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Pythonを利用した有名サービス

Googleがサービスを開発するうえで、主に活用している言語を「三大言語」と呼びますが、Pythonは現在、C++(シープラスプラス)Java(ジャバ)と並んで三大言語のひとつと呼ばれています。

今や世界中で利用されているサービスYouTubeやフェイスブック、日本で人気の高いインスタグラムやDropboxなどもPythonが利用されています。

今の日本ではまだWebアプリでの利用が進んでいないPythonですが、海外ではすでにたくさんの主要サービスに使われており、今後もPython使用のもと大きな成長を遂げるサービスが生まれてくる可能性は高いと考えられます。

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Pythonプログラマーは稼げる!

Pythonプログラマー・エンジニアは稼げる、高収入であるといわれています。その理由としては、需要に対してPythonのプロフェッショナルが少ないこと、そしてPythonが機械学習や人工知能、データサイエンスなどの専門分野で主に使われていることなどが挙げられます。

もちろん汎用性の高いPythonはさまざまなことができるため、簡単な案件であれば単価が高いとはいえないものもあります。しかし汎用性が高いということは全体的な案件増加につながるため、年収でみれば比較的高水準を保てるという面はあるかもしれません。

また、非常に専門的な分野となるデータサイエンティストであれば、年収が1000万円を超えることも少なくありません。データを分析・活用し、企業の運営方針を左右する大切な仕事となるため責任とやりがい、そして収入も大きい仕事になります。

Pythonプログラマー・エンジニアだからこそできるキャリアアップに、可能であればぜひ挑戦してみましょう。

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Pythonでできる仕事

Pythonでできる仕事は、大きく分けてWeb系、データ分析系、人工知能系に分けることができます。目指す方向によって身につけるべきスキルや知識が違ってくるので、まずはPythonで何がしたいかをイメージしておくとスムーズにキャリアアップしやすいでしょう。

Web系

Web系の仕事は、Webサービス・アプリ開発などがメインとなります。さまざまな企業に常駐し、企業が求めるシステムの開発、自社サーバの構築・保守・運用を合わせておこなったりもします。

作業の内容は企業によりますが、多くが新しいサービスやアプリの開発、または企業を成長させるための業務効率化システム開発などになるため、チームを組んで作業する場合もあります。

Webサービスやアプリの開発といえばJavaやC++が主流ですが、Pythonが選ばれる理由としてはライブラリやフレームワークが豊富にあること、そして記述が短く開発スピードが速いことが挙げられます。

スピード感は今後のビジネスシーンでさらに重要になるとみられるため、Web系のPython需要もさらに増えていくでしょう。

ただしWeb系で働く際に必要なものはPythonだけでなく、JavaやJavaScript(ジャバスクリプト)AWSやサーバサイド・クライアントサイドなどさまざまなスキルと知識も必要です。

データ分析系

データ分析・解析系の仕事は、とくにPythonが強い力を発揮するもののひとつです。その理由としては、データ分析・解析をおこなうためのライブラリが豊富だからという理由があります。こうみると「結局、目的に合ったライブラリがあるかどうか」にみえますが、実際にそう捉えても問題はないでしょう。

開発スピードが速いことや、インタプリタ言語ゆえに随時実行・確認をしながら進められるメリット、加えてデータ分析・解析に必要な、画像や数値を処理するライブラリが豊富という理由から、Pythonが多用されています。

作業しやすい環境があること、そして今まで成果を出してきた実績があるからこそ、今後もデータ分析・解析分野でPythonは強いと考えてよいでしょう。データ分析系のPythonエンジニアを求める業界は金融系や医療系などさまざまで、内容もデータ分析をメインとしたものから幅広い業務にたずさわるものまであります。

データ分析・解析系のスペシャリスト職として重宝されているものに「データサイエンティスト」がありますが、この職業はPythonが高収入だといわれる理由のひとつとなっています。また、基本的にデータサイエンティストは以下で説明している人工知能系の知識・スキルも必要となります。

機械学習・人工知能系

機械学習・人工知能(AI)系の作業もデータ分析と同じく、Pythonが非常に強い分野のひとつです。理由はデータ分析で利用されている理由と同じで、ライブラリやフレームワークが豊富なこと、さらにPythonの記述方法がシンプルなために誰でも見やすくスピーディーで効率化・時短につながることです。

非常に複雑な人工知能開発業務のなかでは、プログラミングを短縮できるというのは大きなメリットです。Pythonが多く使われる以前はR(アール)がメインとして使われていましたが、現在はシンプルなPythonに置き換わってきています。

機械学習とはコンピューターがデータから自動的に学んで、改善していくアルゴリズムのことをいいます。人工知能の一種といわれており、機械学習・人工知能分野は今後、需要が大きく伸びるとみられています。

仕事としては機械学習を使ったシステム開発やAIやIoTを使ったアプリ開発などがあります。もちろんさまざまな知識・スキルを必要とするため、単価や年収は高めとなっています。

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Pythonプログラマーになる方法

ここまでみると「Pythonって難しそう」と感じてしまうかもしれませんが、ほかの言語に比べて記述が短くシンプルで分かりやすいこと、実際に海外では入門用言語として使われていることなどもあり、プログラマー・エンジニアを目指すための最初のステップとしては非常におすすめな言語だといえます。

Pythonプログラマー・エンジニアになるには、まずはPythonを学ぶことから始めましょう。比較的学びやすい言語なので、書籍や動画などを見て独学で学ぶのもおすすめです。ただし必ず実際にPythonでコードを書ける環境を用意し、インプットとアウトプットを合わせておこなうことが大切です。

現在はオンラインスクールも充実していますが、実践的な力をより確実に、短時間で身につけるならやはり専門学校や大学へ通うのがおすすめです。学びたい人ばかりの環境に身を置いて集中的に学べるうえ、経験豊富な講師に分からないことや疑問・質問などが可能だからです。

プログラミングは、学びたい言語をインストールした直後に「すでに次をどうすればよいか分からない」と混乱するほど、新しい知識やツールが必要になるものです。今つまずいているほんの小さなこの部分だけちょっと誰かに聞きたい、そんなときでも学校へ通っていれば簡単に乗り越えることができるでしょう。

反対に書籍や動画で学ぶ独学は、分からないところでつまずくとそのままフェードアウトしてしまいがちです。「はたしてどのくらいのスキルを身につければ実践に活かせるのか…」などの判断も難しい部分です。

Pythonのスキルと知識を一通り身につけたら、まずはクラウドソーシングでできる作業を探したり、求人サイトで未経験OKの案件を探したりして実際にPythonに関わる仕事をするのがおすすめです。

データサイエンティストを目指すならデータ分析を

Pythonの言語を学んで企業で働く場合、多くはWebシステム開発などの仕事が主となります。Pythonのなかでも高単価で専門性があるデータサイエンティストを目指す場合は、さらにデータ分析や機械学習、SQLなどの知識も必要になるため、キャリアアップを狙うなら適切なスキルを学ぶようにしましょう。

たくさんの案件をこなし自信がついたら、本格的に働ける業務委託や社員などをエージェントなどを使って探し、目的に合わせてキャリアアップしていきましょう。

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将来性と今後の動向

Pythonは人工知能やデータ分析など、これからさらに実用化され需要が伸びる分野でメイン利用されています。そのためPythonプログラマー・エンジニアは非常に将来性があるといえるでしょう。

実際に、ITに関わるすべての人が活用できるとされる、情報処理推進機構IPA(アイピーエー)が実施する国家試験「情報処理技術者試験」では、令和2年度春期試験よりCOBOLを廃止し、Pythonを追加しています。

Pythonが得意とするAIやIoT、ビッグデータは今後の技術革新のコアといわれており、これらは内閣府により「第4次産業」と命名されています。

情報をデータ化して活用する“超スマート社会”への変化はすでに始まっており、Pythonプログラマー・エンジニアはその一端を担う大切な力となることは間違いありません。

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Pythonエンジニアになるために役立つ資格はコレ

Pythonプログラマー・エンジニアを目指すなら、自身のスキルチェックと証明のためにぜひ資格取得を目指してみましょう。

Pythonの資格としては以下の2点があります。

また、IT全般の資格としては以下の2つがあり、どちらも国家資格となっています。
-ITパスポート試験
-情報処理技術者試験

もちろんこれらの資格を取得せずに現場で活躍するPythonプログラマー・エンジニアもたくさんいます。ただ試験にそなえ学ぶうち、今まで知らなかった情報を得られるかもしれないし、基礎を再確認して仕事がさらに効率的になるかもしれません。

確実にステップアップしていくためのひとつの通過点として、資格取得を目指してみましょう。

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まとめ

これからプログラマーやエンジニアを目指す人や、すでにエンジニアとして仕事をしているけれど将来を見据えたスキルアップを考えているという人に、Pythonは非常におすすめできる言語です。

フリーランスとしてはもちろん、会社員や副業などライフスタイルに合わせた働き方が選びやすいのも大きな魅力だといえるでしょう。

身につければ必ず役立つ言語なので、ぜひ気軽にチャレンジしてみましょう。将来話題となる素晴らしいサービスを生み出すのは、もしかするとあなたかもしれません!

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