NEW クラウドソーシングの仕事内容とは？必要なスキルや受注のコツも紹介

「クラウドソーシングとは？」「受注できる仕事内容は？」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
クラウドソーシングとは、フリーランスや副業をしたい人の仕事探しに役立つサービスで、さまざまな仕事内容が公開されています。

本記事では、クラウドソーシングの概要や受注できる仕事内容、メリット・デメリットなどを解説。また、クラウドソーシングで仕事を獲得するコツや応募の際の注意点も紹介します。

クラウドソーシングとは

記事の最初に、クラウドソーシングの詳細や普及した背景について解説します。

クラウドソーシングの意味

クラウドソーシングは、オンラインで不特定多数の人に業務を発注できる仕組みです。アウトソーシング（外部委託）の一種で、誰でも利用できます。

一般的な業務委託では、企業と個人間で直接やり取りして、業務委託契約を交わしてから開始します。対してクラウドソーシングは、アプリやWebサイトのプラットフォームを通してやり取りができます。

業務委託の詳細や契約の種類について詳しく知りたい方は、「業務委託と請負の違いは？契約の種類やメリット、注意点を解説」の記事をご覧ください。

クラウドソーシングの仕組み

クラウドソーシングは、業務を委託したいクライアントが不特定多数のワーカーに対して、オンラインで業務を発注できます。

クラウドソーシングにおける依頼形式は、主に「プロジェクト形式」「コンペ形式」「タスク形式」の3つです。それぞれの特徴は下記のとおりです。

	プロジェクト形式	コンペ形式	タスク形式
形式	案件単位でワーカーに対して仕事の依頼を行う形式	アイデアや作品の募集に対してワーカーが提案し、採用されたら報酬が発生する形式	依頼を達成すれば業務の内容にかかわらず報酬が発生する形式
採用シーン	中長期にわたる案件の依頼	企業がたくさんの案を集めたいとき	仕事内容ややりとりが簡潔に済む案件の依頼
仕事内容の例	Webデザインの制作、ライティング、アプリケーション制作、システム開発など	ロゴのデザイン制作、オリジナルキャラクターのデザイン制作、キャッチコピーの募集など	データ入力、アンケート回答、エピソード募集など

クライアントは、業務の内容に合わせて適した形式で案件依頼を行います。

クラウドソーシング普及の背景と将来性

クラウドソーシングが普及する前は、求人にかかる費用が大きく、ミスマッチが起こるリスクもありました。
クラウドソーシングが普及してからは、オンラインで業務内容に合う人とマッチングできるようになり、外注費の削減と業務の効率化につながっています。たとえば、突発的な作業が発生しても、クラウドソーシングサービスを利用すれば、不特定多数の人にスポットで依頼できます。

今後、フリーランスとして働く人や副業をする人が増えれば、クラウドソーシングのサービスがさらに浸透し、利便性はますます向上するでしょう。

報酬の受け取り方法

クラウドソーシングの業務で発生した報酬は、クラウドソーシングのサービスを提供する会社が、支払いや成果物の受け取りを仲介します。報酬額が確定したら、仲介手数料やサービス利用料を引いた金額がワーカーに支払われます。

報酬額を受け取る方法は、銀行振込を採用しているプラットフォームが多いです。業者によっては、報酬額が一定以上の金額になったタイミングで、振込を依頼できるところもあります。

クラウドソーシングで受注できる仕事内容

クラウドソーシングで受注できる案件は、未経験でもできる仕事から専門的なスキルが必要な仕事まで、多くの種類があります。
ここからは、クラウドソーシングで受注できる仕事内容について解説します。

モニター・アンケート回答

比較的簡単な仕事内容は、モニター・アンケート回答です。商品やサービスのモニターや、アンケートの回答が主な仕事内容です。

クラウドソーシング内での実績の有無にかかわらず受注できるため、誰でも気軽に取り組めます。業務時間がさほどかからないため、隙間の時間を活用できます。

データ入力

データ入力は事務作業が得意な人におすすめです。

データ入力とは、マニュアルに沿ってデータを入力する仕事です。ECサイトへの出品作業やリスト作成の案件があります。パソコンがあればすぐに始められます。

資料作成

資料作成とは、パソコンを使って資料を作成する仕事です。仕事をするにあたっては、PowerPointやExcel、Wordなどの基本的なソフトを使いこなせるパソコンスキルが必要です。
営業資料やテンプレート作成の案件があります。過去に資料作成の経験があれば受注しやすいでしょう。

文字起こし、Webライティング

文字起こしやWebライティングも、パソコンがあればすぐに始められます。

文字起こしは音声や動画の内容を文字に起こす作業で、ライティング初心者でも受注しやすい仕事です。

Webライティングは、Web上に掲載する文章を作成する仕事です。SEOライティングやシナリオの執筆、取材記事の作成など、さまざまなジャンルがあります。
なかには専門知識がなくても受注できる案件もあります。一方、専門性の高い案件は、その分報酬単価が高く設定されています。自分の専門性が生かせるジャンルがあれば、積極的に案件を探してみましょう。

Webサイト制作

クラウドソーシングの仕事内容の一つには、Webサイト制作の案件があります。

Webデザインの経験があるなら、ホームページやバナーのデザインをする仕事がおすすめです。
また、コーディングをしてWebサイトを制作する案件募集もあります。

Webサイト制作にはある程度時間がかかるため、案件を受注する際はスケジュールに問題がないかを確認しましょう。

Webデザインの仕事に興味がある方は「フリーランスWebデザイナーの単価とは？独立前の準備や単価設定の注意点などを解説」を参考にしてください。

システム開発やプログラミング

クラウドソーシングにはシステム開発やプログラミングの案件もあります。

専門知識が必要な案件は高単価の傾向があり、高収入を目指したい人におすすめです。業務内容は、システム開発・Webサイト制作・アプリ制作・既存サイトのアプリ化があります。

案件獲得には、開発の実務経験やプログラミングのスキルが求められます。自分のスキルや経験を活かして稼ぎたい人には最適の仕事です。

プログラミングの仕事で収入を増やしていくことを検討している場合は「副業のプログラミング案件で初心者が稼ぐには？7つのステップを解説」の記事を参考にしてください。

イラスト制作

クラウドソーシングでは、イラスト制作の案件を受注できます。

イラスト制作の仕事内容は、YouTubeやWebに掲載する漫画の制作などがあります。応募の際はポートフォリオの提出を求められることがほとんどです。
募集要項の条件に合う制作物が提供できれば、受注の確度が高まるでしょう。

音楽制作

クラウドソーシングで受注できる仕事内容の一つに、音楽制作があります。オリジナルBGMの制作や楽譜制作をすることが仕事内容です。
クライアントに満足してもらえる成果物を制作することができれば、継続案件を受注できる可能性もあるでしょう。

動画制作

動画制作の案件は、初心者向けの案件から経験者を対象とした高単価の案件まで幅広くあります。
初心者向けの案件はマニュアルやサポートが手厚く、動画編集のスキルを身につけたい人にもおすすめです。経験者向けの場合は、構成案や台本をもとに一から動画を制作する案件が多くあります。

案件の大半は、動画を1本納品するごとに報酬が発生する成果報酬型です。そのため、制作スピードが早いほど、効率よく高収入を目指せます。

クラウドソーシングを利用するメリット

ここでは、クラウドソーシングを利用するメリットを紹介します。
メリットが多数あるため、利用する際の参考にしてください。

幅広い案件に挑戦できる

クラウドソーシングは、サービスによって取り扱う案件が異なります。そのため、1つのサービスに登録するだけでも、多くの種類の案件に応募できます。

さらに案件の幅を広げるなら、サービスの併用がおすすめです。挑戦したい仕事のジャンルや業種が決まっている場合は、そのカテゴリの仕事に特化したサービスを選ぶとよいでしょう。

未経験者・初心者でも受けられる仕事が多い

クラウドソーシングは不特定多数の人に向けて募集することから、応募のハードルが低い案件も多数あります。
未経験者や初心者に向けてマニュアルやサポートを充実させているケースも多く、新しいスキルを身につけたい人にも向いています。

ただし、ハードルの低さゆえに競争率が高く、希望通りに案件を受注できない可能性もあります。

副業初心者の方は「副業の始め方は？具体的なステップや主な職種、稼ぐコツを解説」の記事も参考にしてください。

単発案件が多く作業量を調整しやすい

クラウドソーシングの大半は、単発の案件です。単発の案件においては、依頼された成果物を完成させて納品をしたタイミングで報酬が支払われ、依頼が完了します。

単発の案件はゴールが明確であるため、スケジュールの管理がしやすいです。自分で作業量をコントロールできます。

在宅でできるものが多い

クラウドソーシングで取り扱う案件は、自宅でできる案件が多くあります。受注から納品までのプロセスが、すべてオンライン上で完了するケースもあるでしょう。

居住地や通勤時間に影響を受けることなく、案件を探すことが可能です。
また、通勤時間がない分、時間を有効活用して仕事に取り組めます。

在宅でできる仕事によって稼ごうと考えている場合は、「リモートワークで副業を始めるには？業務や案件の獲得方法を解説！」を参考にしてください。

運営会社のサポートが受けられる

クラウドソーシングのサービスは、サービスの利用やクライアントとのやり取りでトラブルが発生しても、運営会社のサポートを受けられる点がメリットです。サービスの不具合や障害、迷惑行為・規約違反があれば、サポート窓口から問い合わせができます。

また、案件を探す際にサポートを受けられるエージェントサービスを設けている業者もあります。エージェントを活用すれば、さらに利便性が増すでしょう。

クラウドソーシングを利用するデメリット

ここでは、クラウドソーシングのデメリットを解説します。

低単価案件や危険な案件もある

クラウドソーシングはクライアントが報酬額を決めることが多く、極端に単価が低く設定されている案件もあります。未経験者や初心者の場合は、相場よりも単価が低いことに気付かずに応募してしまうおそれがあるでしょう。

そうした事態を未然に防ぐため、自分が受注する予定の仕事内容の報酬相場を調べておいてください。また、依頼主の評価を事前に確認して、低評価が多い依頼主からの依頼を避けることもおすすめです。

システム手数料を取られる

クラウドソーシングのサービスを利用する際は、システム手数料を取られることがあります。
クラウドソーシングは、案件の応募やクライアントとのやり取りがシステム化されていて便利なサービスです。サービスを利用すれば、企業と直接やり取りして業務委託契約をするよりも手間が省ける分、システム手数料がかかります。

多くの場合、受注した案件ごとに報酬から手数料が引かれます。想定よりも収入額が少なかったという事態にならないよう、案件受注前に手数料の金額を確認しましょう。

優良案件にはライバルが多い

クラウドソーシングで公開されている優良案件は競争率が高く、必ずしも受注できるとは限りません。優良案件の例には、高単価の案件や在宅でできる案件、未経験者歓迎の案件、クライアントが有名企業の案件などが挙げられます。

優良案件を受注するためには、自分の能力をアピールすることが必要です。
自己紹介文やポートフォリオの質を向上させて、スキルや経験をアピールしましょう。

副業収入が安定しづらい

単発の案件はスケジュール調整しやすいメリットがある反面、収入が安定しづらい点がデメリットです。常に優良な案件が見つかるとは限らず、毎月の収入は受注案件の数によって左右されます。

毎月の収入を安定させたい場合は、継続依頼を前提とした長期案件がおすすめです。長期案件には、ECサイト運営や動画編集、SNS運用の案件などがあります。

クラウドソーシングでの仕事探しが難しい場合は、直接企業と業務委託契約を結ぶ方法もあります。
収入安定のために案件を獲得できる営業方法については、「フリーランスの営業のやり方とは？成功させるコツや戦略も紹介」も参考にしてください。

クラウドソーシングで仕事を探すのに向いている人

ここでは、クラウドソーシングで仕事を探すのに向いている人を紹介します。
クラウドソーシングをおすすめしたい理由とともに解説します。

フリーランス

フリーランスは組織に属さずに、個人で仕事を請け負って収入を得る働き方です。個人で仕事を受注して働くフリーランスにとって、業務委託の案件が豊富なクラウドソーシングのサービスは、仕事探しに向いているといえます。

フリーランスにとってネックになることは、継続して仕事が獲得できないときに収入が安定しないことです。クラウドソーシングには企業が案件を公開して受注者を探しているため、企業に直接営業をかけるよりも仕事が獲得しやすく、こうしたネックの解消にもつながります。

フリーランスとしての働き方に興味を持った方は、「フリーランスとはどんな人？言葉の意味や働き方の種類、始め方を解説」の記事をご覧ください。

副業をしたい会社員

クラウドソーシングは会社員の副業の仕事探しにおすすめです。隙間の時間にできる仕事や、自宅でできる仕事の案件も多く、本業が忙しい人でも副業を始められます。
また、将来的に転職や独立を考えている会社員にとっても、クラウドソーシングは適しています。クラウドソーシングの案件を受注して仕事の経験を積むことで、転職・独立の糧にできます。

副業をしたい主婦・主夫

クラウドソーシングは、副業をしたいと考えている主婦・主夫の方にもおすすめです。
自分のペースでできる案件も多く、家事や育児の合間で業務を進められます。また、在宅でできる仕事内容が多いことも、主婦・主夫にとって大きなメリットです。

単発案件であれば収入額の調整も可能であるため、扶養控除を受けられる範囲で働きたいケースにも向いているでしょう。

テレワークしたい人

クラウドソーシングの案件は、自宅でできる仕事が多くあります。場所にとらわれず働きたい方にもおすすめです。

たとえば、Webデザインやプログラミングなどデスクワークでできる仕事です。自宅にパソコンがあり、インターネットの環境が整っていれば、すぐに始められます。
ただし案件によっては、チャットやオンライン会議でのやり取りが求められることもあります。クライアントとの連絡手段は事前に確認しましょう。

在宅ワークでの稼ぎ方や案件の獲得方法は、「在宅ワークで稼ぐことはできる？稼げる職種や案件獲得方法について解説！」を参考にしてください。

未経験の仕事内容に挑戦したい人

未経験の仕事に挑戦してみたい人にも、クラウドソーシングの活用がおすすめです。

クラウドソーシングには初心者向けの案件が数多く公開されています。挑戦してみたいジャンルの仕事内容があれば、まずはクラウドソーシングの案件を受注してチャレンジしましょう。
クラウドソーシングで実績を積み重ねていけば、ゆくゆくは高度なレベルの案件を受注できる可能性もあります。

クラウドソーシングで仕事を獲得するコツ

ここではクラウドソーシングで仕事を獲得するためのコツを解説します。
ポイントを押さえて、クラウドソーシングで取りたい仕事の案件を獲得しましょう。

クラウドソーシングの利用方法を知っておく

クラウドソーシングは、アルバイトや正社員を募集する求人サイトとは異なる点が多くあります。主な違いは下記の4つです。

業務委託の形式であること
不特定多数の人に向けた求人であること
支払われる報酬は依頼形式によって異なること
中長期の依頼よりも単発の依頼が多いこと

クラウドソーシングの特性を理解して、うまく活用しましょう。

ポートフォリオを作成する

クラウドソーシングの案件によっては、ポートフォリオが重要視されることもあります。

ポートフォリオとは、過去の制作物や実績をまとめたもののことです。ポートフォリオの内容とクライアントの求めるものが合えば、案件の獲得につながるでしょう。
たとえば、Webデザインの案件に応募する際に、過去にデザインしたWebサイトをポートフォリオに載せて提出すれば、Webデザインの実績をアピールできます。

ポートフォリオに関する詳細は「ポートフォリオとは？作る意味やビジネスでの必要性、構成例などを解説」を参考にしてください。

スキルを身につける

仕事に活かせるスキルが多くあれば、案件獲得の幅も広がります。
一からスキルを身につけたい場合は次の方法がおすすめです。

• 資格を取得する
• 講座やスクールで学習する
• 本や動画で学習する

需要の高いスキルや資格を持っていれば、案件の獲得につながりやすいでしょう。
たとえば、Webデザインやプログラミングは経験者を募集する案件が多く、実務経験やスキルがあることを求められます。

プログラミングのスクールについては、「おすすめのオンラインで学べるプログラミングスクール7選」を参考にしてください。

好条件の案件を見極める

クラウドソーシングで仕事を探すときには、好条件の案件を見分けることが重要です。
限られた時間で効率よく稼ぐには、作業の工数がかかる割に単価の低い案件を避けることをおすすめします。特に、未経験者を募集する案件は低単価であることが多いといえます。条件を入念に確認しましょう。

複数のサイトを利用する

クラウドソーシングは、複数のサービスの利用がおすすめです。

求人の内容はクラウドソーシングのサービスによって異なります。また、システムの利便性やサポートの充実度など、登録してみないと分からないことは多くあります。
複数のサービスに登録して併用することによって、自分にとって使いやすいクラウドソーシングのサービスが見つかります。

複数の案件に応募する

クラウドソーシングの案件は、応募すれば必ず受注できるわけではありません。特に人気の案件は応募が集中しやすく、定員を超える応募があると採用されない可能性があります。
クラウドソーシングで仕事を探す際は、同時に複数の案件を検討することがおすすめです。

クライアントと信頼関係を築く

クライアントとの信頼関係はとても重要です。特にプロジェクト形式の案件は、クライアントと1対1でやり取りをします。
こまめにコミュニケーションを取って信頼関係を築くと、報酬の増額や次の依頼につながるでしょう。

また、クラウドソーシングのサービスには評価機能があります。良い評価を得るための努力も欠かせません。評価は判断基準の一つであり、悪い評価が続くと案件の受注につながらなくなる恐れがあります。一方で、高評価を受けられれば、案件の受注しやすくなるでしょう。

クラウドソーシングで仕事内容を調べ応募する際の注意

クラウドソーシングで案件に応募する際の注意点を解説します。
クラウドソーシングの特性を理解することで、未然にトラブルを防ぐことにつながります。依頼を受注する前にクラウドソーシング利用時の注意点を確認しましょう。

本業の就業規則を確認してから利用する

副業を始める際は、本業の就業規則を事前に確認しましょう。副業が許可されているかを確認しないまま始めると、トラブルに発展する恐れもあります。
副業禁止の場合、会社に黙って副業をすることはおすすめできません。副業で得た収入は翌年の住民税の金額に反映されて、会社にバレる可能性があります。申請が必要なときは、手続きを済ませてから副業を始めましょう。

また、副業を許可している企業だとしても、業界や仕事内容に制限を設けているケースがあります。就業規則の詳細まで確認してください。

仕事内容や報酬条件を細かくチェックする

クラウドソーシングの案件は、応募する前に確認したいことがいくつかあります。
案件詳細に掲載されている主な項目は次のとおりです。

• 仕事内容
• 報酬金額、契約金額
• 支払い方式
• 納期、依頼期間
• 採用条件
• 応募方法

クライアントはこれらの条件にすべて同意したものとして発注します。確認漏れでトラブルにならないように、納期に間に合わせられるか、採用条件を満たすかなどを細かく確認しましょう。

自分の仕事に責任を持つ

クラウドソーシングのサービスを利用するときは、仕事を受注するうえで自分にすべての責任があることを自覚しましょう。

クラウドソーシングでは、個人で企業から案件を受注して仕事を遂行します。会社に勤めて働くケースと異なり、自分が行う仕事の責任はすべて自分が負うことになります。
「納期に間に合わない」「ミスをしてしまった」などの事態が起こった場合も、自身で解決しなければなりません。リスクヘッジやトラブルシューティングをして、不測の事態にも備えておきましょう。

稼げないときは原因を分析して対策する

クラウドソーシングで思うように稼げないときは、原因の分析をしてください。
考えられる原因の例には次のようなものが挙げられます。

時間がかかる作業にもかかわらず報酬額が低い
実力に見合わない低単価の案件を請け負っている
案件の獲得率が低い
作業スピードが遅い

原因を究明できたら、その原因を解消するための方法を考えて実践しましょう。

クライアントとのやりとりが難しい場合もある

クラウドソーシングはオンラインで完結するサービスであるがゆえに、相手との意思疎通がうまくいかないこともあります。メッセージのやりとりをする際は、具体的に書いて相手に伝わりやすくしましょう。

また、文面のやり取りだけでの進行が難しい場合は、オンライン会議で打ち合わせすることもおすすめです。

確定申告の手続きについて知っておく

クラウドソーシングで稼いだ金額によっては、確定申告が求められる場合があります。

確定申告とは、1年間の所得に対する所得税を精算する手続きです。会社員であれば、会社が年末調整で代わりに手続きをします。
しかし、副業による収入が年間20万円以上の人や年末調整がされないフリーランスの場合は確定申告が必要です。確定申告には期限があるため、手続きの方法は早めに確認しましょう。

確定申告に関する情報を知りたい方は「業務委託に確定申告は必要？具体的なやり方も紹介」を参考にしてください。確定申告の要否や、必要な場合の手順も解説しています。

まとめ

クラウドソーシングで募集されている案件は幅広い種類があります。仕事内容もさまざまで、在宅でできる仕事や未経験者・初心者が受けられる仕事も多数あります。
クラウドソーシングは副業をしたい人やフリーランス、未経験の仕事内容にチャレンジしたい人などにおすすめです。
クラウドソーシングのサービスを利用して自分に合う仕事を見つけて、収入の増加やスキルアップを目指しましょう。