フリーランスとして仕事を得るには? 代表的な職種や案件の探し方を紹介

最終更新日:2025年03月06日

「フリーランスの仕事に興味があるけどどのような職種があるかが分からない」「フリーランスになるにはどうすればよい?」と思う方もいるでしょう。エンジニア・クリエイター・コンサルタントなど、IT関連はフリーランスの仕事が数多くあります。 この記事では、フリーランスの概要や職種、収入目安、仕事を得る方法や高単価で受注するポイントについて解説します。フリーランスを検討している方はぜひ参考にしてください。

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フリーランスとは

フリーランスとは、特定の企業や組織に所属せず、契約に基づいて独立して仕事をする人です。企業と雇用契約を結ぶのではなく、クライアントと業務委託契約を締結し、自分の専門知識やスキルを提供します。

フリーランスは法律上の用語ではないので、明確な定義はありませんが、国が策定したガイドラインにはフリーランスを指す内容が書かれています。フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドラインによると、フリーランスは「実店舗がなく、雇人もいない自営業主や一人社長であって、自身の経験や知識、スキルを活用して収入を得る者」とされています。

フリーランス協会が公表しているフリーランス白書2023では、独立系フリーランスと副業フリーランスに分類されています。独立系が全体の89.4%、副業系が9.0%を占めるようです。

会社員や個人事業主などとの違いについては、「フリーランスとはどんな人?言葉の意味や働き方の種類、始め方を解説」を参考にしてください。

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近年のフリーランス事情

「フリーランスが多くなった」といわれることがあります。フリーランスは2010年代後半から注目されるようになり、働き方の選択肢として広がりました。
近年のフリーランスを取り巻く状況を確認してみましょう。

フリーランスは増加傾向にある

フリーランスの人口について、令和2年5月に内閣官房日本経済再生総合事務局内閣府が公表したフリーランス実態調査結果によると、2020年のフリーランスの試算人数は462万人です。就業者全体に占めるフリーランス率は約7%です。

調査機関によってフリーランスの定義が異なるため、公表される人口にはばらつきがありますが、リモートワークの普及や働き方の多様化の影響によりフリーランスは多くなっているといえます。

フリーランス人口の増加について詳しく知りたい場合は、「フリーランス増えすぎは本当?勝ち抜くために必要なスキルも紹介」をご参照ください。

フリーランス新法が施行された

フリーランスの権利を保護するため、2024年11月に「フリーランス新法(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)」が施行されました。
この法律は、フリーランスが発注者から不当な扱いを受けないよう保護する目的があります。

フリーランス新法の具体的な内容については、「フリーランス保護法とは?施行される時期や下請法との違いなどを紹介」の記事で紹介しているので併せてご覧ください。

国によってフリーランスが働きやすい環境が整えられており、今後フリーランスの働き方を選ぶ人は増えていくと予想されます。

参考:
厚生労働省『フリーランスとして業務を行う方・フリーランスの方に業務を委託する事業者の方等へ
公正取引委員会『公正取引委員会フリーランス法特設サイト

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フリーランスでできる仕事17選

フリーランスでできる職種は多くあります。フリーランス白書2024によると、最も割合の多い職種が「クリエイティブ・Web・フォト系」の25.1%で、「エンジニア・技術・開発系」が18.0%、「出版・メディア系」が8.9%、「コンサルティング系」が7.4%と続いています。

ここでは、フリーランスでできる仕事を17個紹介します。

ITエンジニア系の仕事

フリーランスでできる代表的なITエンジニア系の職種と仕事内容は以下のとおりです。

職種名 内容
サーバーサイドエンジニア サーバー側の開発を担当
フロントエンドエンジニア クライアント側の開発を担当
アプリケーションエンジニア 業務系・Web系などアプリケーションの開発を担当
インフラエンジニア サーバーやネットワークの構築・保守運用を担当
ゲームエンジニア スマートフォン・PCなどのゲームの制作を担当
プログラマー 仕様書に基づいたコーディングやテストを担当

各職種について解説します。

サーバーサイドエンジニア

サーバーサイドエンジニアとは、Webサイトやアプリケーションのサーバー側のシステム構築・管理・保守・改善を行う職種です。近い意味で使用される言葉に「バックエンドエンジニア」があります。

サーバーサイドエンジニアのフリーランス案件は、次のような条件で探すことがおすすめです。

案件数の多い言語 Java・PHP・JavaScript
平均単価の高い言語 Go・CoffeeScript・LESS
案件数の多い業界 サービス・IT・製造
平均単価の高い業界 コンサル・メタバース・FinTech

フリーランスHubの案件データによると、サーバーサイドエンジニアの平均月額単価は60~70万円が多くなっています(2025年2月時点)。PHPやRuby、Pythonなどのスキルを求められる案件が多く見られます。

フロントエンドエンジニア

フロントエンジニアとは、普段私達がWebブラウザで目にする画面の動作を開発する仕事です。デザイナーが作成したデザインを表示できるようコーディングするため、デザインに関する知識も必要となります。

フロントエンドエンジニアのフリーランス案件は、次のような条件で探すことがおすすめです。

案件数の多い言語 JavaScript・TypeScript・CSS
平均単価の高い言語 ABAP・VC・UML
案件数の多い業界 サービス・IT・EC
平均単価の高い業界 SaaS・FinTech・機械

フリーランスHubによると、フロントエンドエンジニアの平均月額単価は70~80万円が多くなっています(2025年2月時点)。HTML、CSS、JavaScriptなどのスキルが必要な案件が多い傾向です。

フロントエンドエンジニアの仕事内容については、「フロントエンドエンジニアの仕事ってどんな内容?必須スキルを知ってエキスパートを目指そう!」で紹介しています。

アプリケーションエンジニア

アプリケーションエンジニアのシステム開発の対象は、業務系アプリケーション、Webアプリケーション、スマートフォン向けアプリケーションなど多岐にわたります。

アプリケーションエンジニアのフリーランス案件は、次のような条件で探すことがおすすめです。

案件数の多い言語 Java・Android・Swift
平均単価の高い言語 ABAP・R・Scala
案件数の多い業界 サービス・ゲーム・IT
平均単価の高い業界 コンサル・製薬・FinTech

フリーランスHubの案件データによると、アプリケーションエンジニアの平均月額単価は70~80万円が多くなっています(2025年2月時点)。JavaやJavaScript、Pythonなどの言語に加え、インフラの知識も必要です。

インフラエンジニア

インフラエンジニアとは、インターネットの利用に必要なサーバーやOS、ネットワークなどの設計・構築・運用・保守を担当する職種です。サーバーエンジニアやネットワークエンジニアもインフラエンジニアの一種です。

インフラエンジニアのフリーランス案件は、次のような条件で探すことがおすすめです。

案件数の多い言語 SQL・Python・Java
平均単価の高い言語 VC・CSS3・Scala
案件数の多い業界 サービス・IT・通信
平均単価の高い業界 消費財・コンサル・FinTech

フリーランスHubの案件データによると、インフラエンジニアの平均月額単価は60~70万円が多くなっています(2025年2月時点)。

インフラエンジニアの役割や種類については、「インフラエンジニアの仕事内容とは?必要スキルやなり方を解説」も参考にしてください。

ゲームエンジニア

ゲームエンジニアは、PCやスマートフォン、家庭用ゲームの制作に関わるエンジニアです。ゲームエンジニアの中でも、ゲーム画面のグラフィック、BGMなどのサウンド、ゲームをするためのインターネット環境など担当する工程が異なります。

ゲームエンジニアのフリーランス案件は、次のような条件で探すことがおすすめです。

案件数の多い言語 Unity・C#・PHP
平均単価の高い言語 Scala・HTML5・SQL
案件数の多い業界 ゲーム・ソーシャルゲーム・IT
平均単価の高い業界 人材・コンサル・映像配信

フリーランスHubの案件データによると、ゲームエンジニアの平均月額単価は60~70万円が多くなっています(2025年2月時点)。

プログラミング言語のほか、Unityのようなプラットフォームの知識も必要です。

プログラマー

エンジニアが要件定義などの上流工程を担当するのに対し、プログラマーはエンジニアの設計した仕様からコーディング・テスト・バグ修正を行います。

プログラマーのフリーランス案件は、次のような条件で探すことがおすすめです。

案件数の多い言語 Java・PHP・SQL
平均単価の高い言語 Apex・Go・Lua
案件数の多い業界 IT・製造・サービス
平均単価の高い業界 コンサル・FinTech・DX

フリーランスHubの案件データによると、プログラマーの平均月額単価は50~60万円が多くなっています(2025年2月時点)。

プログラマーの仕事内容については「プログラマーの仕事内容は?きついと言われる理由や将来性も解説」で紹介しています。

クリエイティブ系の仕事

フリーランスでできる代表的なクリエイティブ系の職種と仕事内容は以下のとおりです。

職種名 内容
Webライター Web上の文章を作成する
Webデザイナー Webサイトの設計やデザインを行う
グラフィックデザイナー 広告、商品パッケージなどのビジュアルをデザインする
UI/UXデザイナー サービスなどのユーザーとの接点や顧客体験に関わる
映像クリエイター 動画コンテンツの企画・撮影・編集などを行う
イラストレーター 印刷物やWeb上のイラストを作成する

各職種について解説します。

Webライター

Webライターは、Web上の文章を作成する仕事です。読みやすい文章を作成するのはもちろん、SEOやSNS集客など目的を達成するための文章を書くことが求められます。
文章作成のスキルを高めたうえで、マーケティングやWebサイトの専門知識をつけ、特定の得意ジャンルを持つことが単価アップにつながるでしょう。

フリーランスのWebライターに関しては、「フリーランスライターになるには?仕事の探し方や必要スキルを紹介」も参考にしてください。

Webデザイナー

Webデザイナーは、Webサイトの設計やデザインを担当する職種です。

Webサイトは、企業や個人が情報発信や商品・サービスの販売をするための重要なツールとなっています。企業のブランドイメージに合ったWebサイトの作成や、デザインを通じたECサイトの購買意欲向上など、クライアントとユーザーのニーズを理解し、魅力的なWebサイトを制作するスキルの需要は高まっています。

Webデザイナーのフリーランス案件は、次のような条件で探すことがおすすめです。

案件数の多い言語 HTML・CSS・JavaScript
平均単価の高い言語 VC・JSON・C#
案件数の多い業界 サービス・Webサイト・広告
平均単価の高い業界 Sier・ERP・映像配信

フリーランスHubによると、Webデザイナーの平均月額単価は50~60万円が多くなっています(2025年2月時点)。
デザイナーからWebディレクターへのスキルアップにより、単価の向上が期待できます。

Webデザイナーのフリーランスとして活動するコツに関しては、「長く活躍できるフリーランスのWebデザイナーに必要なものとは?」も参考にしてください。

グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーは、ポスターや商品パッケージなどの広告に関わるデザインを作成する仕事です。近年では、ゲームの背景やキャラクターデザインを担当する職種を指すこともあります。

商品や企画をPRするためのデザインを作成する場合、一目で魅力が伝わる分かりやすい色彩、配置、レイアウトを考えるデザイン力が求められます。また、IllustratorやPhotoshopのようなデザインツールの知識・スキルも必要です。

グラフィックデザイナーのフリーランス案件は、次のような条件で探すことがおすすめです。

案件数の多い言語 Unity・RPG・HTML
平均単価の高い言語 Android・SQL・Java
案件数の多い業界 ゲーム・ソーシャルゲーム・コンシューマーゲーム
平均単価の高い業界 消費財・メタバース・メーカー

フリーランスHubによると、グラフィックデザイナー案件の月額単価は60~70万円が多くなっています(2025年2月時点)。ゲーム関連の案件は高単価の傾向があり、MayaやUnityのスキルが求められることも多いといえます。

グラフィックデザイナーがフリーランスとして働くうえでの実態に関しては、「グラフィックデザイナーはフリーランスでもやっていける?活躍の場はゲーム業界にも!」を参考にしてください。

UI/UXデザイナー

UI/UXデザイナーは、ユーザーにとって使いやすい製品のデザイン・サービスを通じた心地良い顧客体験を創造する職種です。
UIとはユーザーインターフェースの略で、ユーザーが製品やサービスとやりとりする接点を指します。対してUXはユーザーエクスペリエンスの略称で、ユーザーが製品やサービスとのやり取りで得られる体験すべてを指します。

UI/UXデザイナーのフリーランス案件は、次のような条件で探すことがおすすめです。

案件数の多い言語 HTML・CSS・Unity
平均単価の高い言語 Shell・Go・Python
案件数の多い業界 サービス・ゲーム・ソーシャルゲーム
平均単価の高い業界 ERP・公共・映像配信

フリーランスHubによると、UI/UXデザイナーの平均月額単価は60~70万円が多くなっています(2025年2月時点)。FigmaやIllustratorなどのスキルが求められる案件が多く見られます。

映像クリエイター

映像クリエイターは、映像制作に携わる職種の総称です。制作対象はテレビ番組や映画・CMから、MV(ミュージックビデオ)やアニメ、ゲームやWeb上のコンテンツなどが含まれます。
映像コンテンツの作成は多数の関係者で進められます。映像の企画立案や予算作成、映像素材の撮影、編集や加工などのスキルが求められる案件が多い傾向です。
近年はスマートフォンの動画配信アプリの普及で日常で動画を目にする機会が増えており、需要が高まっています。

映像クリエイターのフリーランス案件は、次のような条件で探すことがおすすめです。

案件数の多い言語 Unity・Python・RPG
平均単価の高い言語 Swift・C++・Python
案件数の多い業界 ゲーム・ソーシャルゲーム・広告
平均単価の高い業界 機械・ヘルスケア・メタバース

フリーランスHubによると、映像クリエイターの平均月額単価は50~60万円が多くなっています(2025年2月時点)。

イラストレーター

イラストレーターは雑誌やポスターなどの紙媒体から、Webページやゲームなど多くの媒体で使われるイラストを作成する仕事です。

イラストレーターのフリーランス案件は、次のような条件で探すことがおすすめです。

案件数の多い言語 Unity・RPG・Android
平均単価の高い言語 VC・CSS3・Python
案件数の多い業界 ゲーム・ソーシャルゲーム・サービス
平均単価の高い業界 エンタメ系アプリ・メーカー・人材

フリーランスHubによると、イラストレーターの平均月額単価は50~60万円が多くなっています(2025年2月時点)。デジタルイラストの制作では、PhotoshopやIllustratorのほか、BlenderやUnityなどの3Dデザインツールのスキルが求められるケースもあります。

フリーランスのイラストレーターに関しては、「フリーランスイラストレーターの業務は?必要なスキルやなるための準備も」も参考にしてください。

ビジネス系の仕事

フリーランスでできる代表的なビジネス系の職種と仕事内容は以下のとおりです。

職種名 内容
プロダクトマネージャー(PM/PdM) プロダクトの開発・改善をリードする
Webディレクター Webサイトの企画や制作・運用をリードする
Webマーケター Web媒体を通じてマーケティング活動を行う
データサイエンティスト データを活用してビジネスの判断に役立てる
ITコンサルタント 企業の問題と特定しIT戦略を策定する

各職種について解説します。

プロダクトマネージャー(PM/PdM)

プロダクトマネージャーとは、企業の販売するプロダクト(製品)に関して開発から改善、マーケティング戦略などを広く担当する職種です。PMと表記されることもあれば、プロジェクトマネージャーとの区別のためにPdMと呼ばれることもあります。

プロダクトマネージャーについて詳しくは、「プロダクトマネージャーの仕事内容は?必要なスキルとキャリアパスも紹介」も参考にしてください。

Webディレクター

Webディレクターは、主にWebサイトの企画から構築・運用までの指揮を執る職種です。全体のスケジュールを管理する力、顧客のニーズを引き出すスキルが求められます。

Webディレクターのフリーランス案件は、次のような条件で探すことがおすすめです。

案件数の多い言語 HTML・CSS・JavaScript
平均単価の高い言語 Perl・VC・Kotlin
案件数の多い業界 サービス・Webサイト・広告
平均単価の高い業界 運輸・ERP・物流

フリーランスHubによると、Webディレクターの平均月額単価は60~70万円が多くなっています(2025年2月時点)。

Webディレクターの概要については、「Webディレクターとは?仕事内容や必要スキル、将来性を解説」も参考にしてください。

Webマーケター

Webマーケターは、オンラインのチャネルを活用したマーケティング戦略の立案から実行までを担う職種です。自社サイトや広告の運用、メールマガジン、SNSなどを活用して集客活動や顧客体験を改善します。

Webマーケターのフリーランス案件は、次のような条件で探すことがおすすめです。

案件数の多い言語 CSS・JavaScript・HTML
平均単価の高い言語 Go・Kotlin・Swift
案件数の多い業界 広告・サービス・EC
平均単価の高い業界 モバイル・物流・DX

フリーランスHubによると、Webマーケターの平均月額単価は70~80万円が多くなっています(2025年2月時点)。

データサイエンティスト

データサイエンティストは、ビジネス上の意思決定においてデータに基づく判断をするサポートを実施します。
近年、スマートフォンの普及や情報処理技術の発展により、収集されるデータ量が膨大に増えました。一方で、データを活用した意思決定が十分に行われていない企業も多く、データサイエンティストの需要は高まっています。

データサイエンティストのフリーランス案件は、次のような条件で探すことがおすすめです。

案件数の多い言語 Python・SQL・JavaScript
平均単価の高い言語 XML・CSS3・Kotlin
案件数の多い業界 サービス・機械・AI
平均単価の高い業界 業務系アプリ・メタバース・消費財

フリーランスHubによると、データサイエンティストの平均月額単価は70~80万円が多くなっています(2025年2月時点)。SQLやPythonによるデータ分析のスキルが求められる案件が多く見られます。

データサイエンティストの仕事や需要に関しては、「データサイエンティストの仕事内容は?やりがいや活躍の場も紹介」も参考にしてください。

ITコンサルタント

ITコンサルタントとは、企業の問題を明らかにし課題を設定したうえで、システムの開発や導入の提案を行う仕事です。ITコンサルタントに求められるニーズの把握や提案のスキルに加え、システムやIT技術への深い知見が求められます。

ITコンサルタントのフリーランス案件は、次のような条件で探すことがおすすめです。

案件数の多い言語 Java・Python・SQL
平均単価の高い言語 VC・XML・Shell
案件数の多い業界 IT・コンサル・サービス
平均単価の高い業界 運輸・メタバース・銀行

フリーランスHubによると、ITコンサルタントの平均月額単価は100万円以上が多くなっています(2025年2月時点)。専門性が高く、高単価の案件を狙いやすい職種といえます。

ITコンサルタントの仕事や向いている人に関しては、「ITコンサルタントの仕事に就くには?仕事内容から必要スキルまで徹底解説」も参考にしてください。

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フリーランスの仕事のメリット・デメリット

フリーランスとして働くことを検討している方は、メリットとデメリットを理解し、自分に合うキャリアを選ぶことが重要です。

フリーランスの仕事のメリットは以下のとおりです。

  • 仕事をする時間や場所に制限がない
  • 仕事を自由に選択できる
  • 収入アップを目指せる
  • 定年の概念がない
  • クライアントと直接交渉が可能

フリーランスの仕事のデメリットは下記のとおりです。

  • 収入が不安定になる可能性がある
  • 自己管理能力が求められる
  • 会社の福利厚生制度が利用できない
  • 社会的信用が得にくい
  • 孤独を感じやすい

フリーランスのメリットとデメリットについては「フリーランスのメリットとデメリットとは?向いている人も解説」の記事も参考にしてください。

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フリーランスになる前に知っておきたいこと

フリーランスは自由な働き方のイメージが強いですが、会社員と比べて業務以外にも対応することが多く、注意が必要な手続きもあります。
以下のポイントを押さえたうえで、フリーランスとしての独立を検討しましょう。

未経験でフリーランスになるのは大変

フリーランスは、一般のクライアントから「専門家」として認識されます。企業との取引においても「業務委託契約」が主流であり、即戦力としての成果が求められます。
会社員のように上司に指導を受ける機会はほぼないため、独自で知識を習得し、実績を積み重ねることが必要です。

未経験から案件を獲得するのは難しく、安定した収入を得るには専門的なスキルが欠かせません。フリーランスになる前に、企業で希望する職種の経験を積むことが望ましいでしょう。

契約書は交わしたほうがよい

契約書は、絶対に必要な書類ではありませんが、クライアントとの業務委託契約においては交わしておくことが望ましいといえます。

口頭の約束やメールでの確認のみでは、報酬額や入金時期、納品基準が不明確となり、トラブルに発展するリスクがあるでしょう。契約書があれば、万が一の際にも適切に対応できます。

契約書を見るときは、不利益な条項が含まれていないかを確認することが大切です。
フリーランスの契約について詳しく知りたい方は、「フリーランスが結ぶ契約とは?内容や注意点について解説」をご参照ください。

働く時間や休日は一定でない

内閣官房日本経済再生総合事務局が2020年に実施した「フリーランス実態調査結果」によると、1日あたりの就業時間は「2〜4時間」「4〜6時間」「6〜8時間」がそれぞれ約19%を占め、その他の時間帯にも分散しています。また、1カ月の就業日数では「5日以内」が23.5%で最も多く、「21〜25日」が17.6%、「26日以上」が16.4%と続いています。

このように、フリーランスの働き方は一定ではないことを理解しておく必要があります。フリーランスは案件の量や依頼時期によってスケジュールが変動しやすいです。

経理や納税手続きは自分でしなければならない

会社員の場合、給与計算や税金・公的保険の手続きはすべて会社が管理します。しかし、フリーランスは個人事業主として、収入管理や納税手続きを自身で行う必要があります。

特に、IT系フリーランスの多くは従業員を雇わずに1人で業務を遂行するため、経理の専門スタッフを置かないケースがほとんどです。毎年の確定申告は義務であり、申告しない場合、税務上のペナルティが発生する危険性があります。

青色申告を選択すると、税金の控除額が大きくなりますが、手続きが複雑になります。日頃から経理業務に慣れておくことが大切です。

確定申告の方法について詳しく知りたい場合は、「フリーランスの確定申告はいくらから必要?必要書類ややり方も解説」の記事を参考にしてください。

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フリーランスの仕事の取り方

フリーランスが仕事を獲得する方法には、以下のようなものがあります。

  • 案件サイトを使う
  • フリーランスエージェントを使う
  • クラウドソーシングを使う
  • SNSで情報発信する
  • スキルマーケットに出店する
  • 知人や過去の取引先に紹介してもらう
  • 企業に直接営業する

フリーランス白書2024によると、フリーランスの仕事で最も収入が得られる案件の獲得経路は「過去・現在の取引先」が32.7%と最も多く、「人脈」が27.9%、「エージェントサービスの利用」が13.4%と続きます。

フリーランスの案件の探し方についてより詳しく知りたい方は、「案件獲得できるフリーランスになる方法とは?営業スキルの重要性も解説」をご参照ください。

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フリーランスの仕事の始め方

フリーランスとして働き始めるには、事前準備や法的手続き、案件獲得のための行動など、多くの行動が必要です。
ここでは、フリーランスとして仕事を始めるときの方法を紹介します。

事前準備をする

事前準備では、職種に関する情報を収集しながら、自分の強みを明確にすることが重要です。フリーランスの仕事をするときの主な準備は以下のとおりです。

準備 内容
職種決め 自分の専門性や適性、市場での需要を考慮して具体的な職種を決める
情報収集 フリーランスや職種の現状・将来性を確認。SNSで発信しながら情報収集する
スキルの棚卸し 過去の実績、得意分野、他人から評価される特徴を明確にする
審査 ローンやクレジットカードの審査はできれば独立前に済ませる

必要な手続きを済ませる

フリーランスとして活動するには、各種手続きを適切に進める必要があります。主な手続きを以下にまとめました。

手続き 内容
開業届の提出 「個人事業の開業・廃業等届出書」を税務署に提出する
青色申告承認申請 定められた期日までに「青色申告承認申請書」を提出する
健康保険や年金の切り替え 国民健康保険や国民年金への切り替えを行う

案件獲得に向けて行動する

フリーランスの仕事を確保するためには、積極的な営業活動が欠かせません。
案件獲得に有効な主な行動は、以下のとおりです。

案件獲得方法 内容
独立のあいさつ送付 個人的なつながりのある取引先・事業者に独立のあいさつを行う
ポートフォリオ作成 過去の実績や自分の強みをまとめたポートフォリオを作成する
SNSやクラウドサービスのアカウント作成 発信・情報収集・案件獲得の手段となるアカウントを作成する

取引先への挨拶や実績公開の際は、前職の企業との契約内容を確認し、トラブルを避けるようにしましょう。

フリーランスの具体的な始め方についてより詳しく知りたい人は、「フリーランスの始め方は?必要な準備・手続きや独立するメリットを解説」もご参照ください。

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フリーランスが継続的に仕事を獲得するためのポイント

フリーランスが安定的に仕事の案件を確保するためには、営業力の向上や市場の最新動向の把握などが不可欠です。
ここでは、フリーランスとして長く活躍するためのポイントを紹介します。

営業力を身につける

フリーランスにとって、自分のスキルや経験をクライアントに売り込み、仕事を受注する営業力は欠かせません。高いスキルを持っていても、認知されなければ仕事にはつながらないでしょう。

営業力は、自分を売り込むコミュニケーション能力だけを指すのではありません。ポートフォリオサイトを作成して自身のスキルや経験を分かりやすくまとめたり、SNSで積極的に情報発信したりするのも有効な手段です。

営業を上手く進めるための方法は、「フリーランスの営業のやり方とは?成功させるコツや戦略も紹介」もチェックしてください。

最新情報をキャッチアップする

フリーランスとして安定して仕事を得るには、市場や技術の最新動向を把握することが重要です。特に変化の激しい業界では、現状のスキルだけでは将来的に競争力を維持できるとは限りません。

市場のニーズを理解し、求められるスキルを身につけることで、自身の市場価値を向上させられます。たとえば、エンジニアであればプログラミング言語のトレンドを把握することが不可欠です。
最新情報を手に入れるためには、業界ニュースのチェックやSNSを活用した情報収集、ブログでの最新技術の学習などが有効です。

コミュニティに所属する

同じフリーランス仲間や仕事に関連するコミュニティに所属すれば、新たな仕事のチャンスに巡り合える可能性が高まります。継続して仕事を紹介してくれる知人が見つかれば、仕事の獲得率が安定するでしょう。

また、孤独になりがちなフリーランスにとっては「他のフリーランスと情報交換したり悩みを相談したりするのが心の支えになる」という副次的効果もあります。

フリーランスが参加できるコミュニティの一つに、フリーランス協会があります。「フリーランス協会とは?プランや支援内容、メリット・デメリットを解説」で解説しているので、参考にしてみてください。

常にスキルアップする

フリーランスとして活躍し続けるには、現状に満足せず、継続的なスキル向上が必要です。新しい技術や知識を習得することで、専門性の高い仕事に挑戦できるようになり、競争力の強化につながります。

フリーランスのスキルアップの方法には、オンライン学習プラットフォームや書籍、セミナー受講などがあります。

また、資格取得も効果的な手段の一つであり、仕事の受注に有利にはたらくでしょう。フリーランスに有利な資格については、「フリーランスで有利な資格とは?その種類や難易度について解説!」で紹介しています。

クライアントの満足度を上げる

フリーランスとして長く活躍するには、クライアントの満足度を高めることが重要です。
案件に求められるスピード感やクオリティを担保しましょう。

クライアントに満足してもらえる仕事ができれば、次回以降の仕事の依頼につながります。そのうえ、口コミによって新たなフリーランス案件の機会も増える可能性もあります。

フリーランスの仕事が不足した際の対処法については、「フリーランスの仕事がない状況を変える!解決方法や成功するポイントを紹介」を参考にしてください。

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フリーランスの仕事を高単価で受ける方法

フリーランスとして仕事を獲得するうえで気になることの一つは単価でしょう。高単価案件を受注することで、収入アップやスキルの向上が期待でき、より理想的な働き方を実現しやすくなります。
ここでは、フリーランスが高単価案件を取得するために取り組むべきことを3つ紹介します。

需要の高いスキルを身につける

フリーランスが高単価案件を受注するためには、企業が求めるスキルを身につけることが重要です。

特に、需要が高い仕事にもかかわらず対応できる人材が少ない分野のスキルを習得することで、高単価案件を獲得できる可能性が高まります。

単価交渉する

フリーランスが高単価案件を獲得するには、自身のスキルや経験に見合った報酬を要求する交渉力が重要です。クライアントに自分の価値を伝えて納得してもらえば、希望する単価で契約しやすくなります。

単価交渉する際は、業務で成果を出したり、フリーランスの単価相場を把握したりすることが大切です。フリーランスの案件をこなして、実績を積み重ねましょう。また、案件数が豊富なサイトなどを参考に、自身のスキルや経験に対してどれぐらいの単価が提示されているか確認してください。

フリーランスエージェントに登録する

高単価案件を取得する方法として、フリーランスエージェントの活用もあります。

フリーランスエージェントを利用すると、案件に参画する際の単価交渉はエージェントが代行してくれます。単価の相場感や単価交渉スキルに自信がない方にもおすすめです。

また、業界に詳しいエージェントであれば、フリーランスが将来的に高単価案件を獲得するために必要なスキルのアドバイスをしてくれます。エージェントを積極的に活用することで、フリーランスとしてのキャリアアップにつながるでしょう。

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まとめ

フリーランスという働き方は、スキルや専門知識を活かして自由に仕事ができる点が魅力です。ただし、案件を獲得したり収入を安定化させたりするために、戦略的な取り組みが必要です。
これからフリーランスを目指す方は、準備段階で必要な知識をしっかりと身につけ、適切な案件獲得の方法を実践していくことが重要です。クライアントとの信頼関係を築き、継続的に案件を獲得できる体制を整えることで、安定した収入と理想の働き方を実現できるでしょう。

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