WordPress副業は稼げない？初心者の手順や高収入を得る方法を解説

WordPressでできる副業の仕事内容

WordPressは、Webサイトを構築・更新できるツールです。WordPressは習得難易度が比較的低いため、副業初心者の方にもおすすめです。

ここでは、WordPressを使ってできる副業の仕事内容を紹介します。

WordPressの入稿作業

WordPressの入稿作業は、クライアントが作成した記事や画像、動画などのコンテンツを、WordPressの管理画面を使ってサイトに公開する仕事です。

副業向けの案件では、WordPressの基本動作が示されたマニュアルが完備されている案件も多いため、スムーズに業務を開始できます。初心者でもWordPressの基本操作ができれば挑戦可能で、経験が少ない方でも比較的取り組みやすい副業です。

WordPressを用いたサイト構築

WordPressを用いた副業として代表的な仕事内容が、Webサイトの構築です。サイト構築は、WordPressの業務のなかでも案件数が多い傾向にあります。

Webサイト構築とは、新規でWebサイトを立ち上げたり、既存のWebサイトをリニューアルしたりする業務です。一から構築を頼まれるケースもあれば、先方にテンプレート（雛形）を用意してもらえるケースもあります。自身のスケジュールやスキルに合わせて案件を選びましょう。

Webサイト制作の手順については｢WordPressを使った仕事内容は？必要スキルも解説｣の記事で解説しているので、業務内容を詳しく知りたい人は参考にしてください。

Webサイトのメンテナンス

WordPressの副業の仕事内容の一つは、既存のWebサイトのメンテナンスです。

Webサイトのメンテナンスとは、Webサイトが正常に動作し続けるように運用・保守・管理をする作業です。
既存のWebサイトに対して、セキュリティアップデートを適用したり、コンテンツを更新したりします。また、バックアップやリンク切れの修正、サーバーが安定して稼働するかどうかの確認作業などもメンテナンスの仕事に含まれます。

Webサイトのカスタマイズ

WordPressの副業の仕事内容には、既存のWebサイトのカスタマイズをする業務があります。

クライアントの要望やユーザーのニーズに沿って、既存のWebサイトに新機能を追加したりデザインの変更を施したりするなどの改修・改善作業を行います。
WordPressのスキルはもちろん、クライアントの希望を汲み取るためのコミュニケーションスキルも必要です。

WordPressの導入・移行

WordPressの副業には、WordPressの導入・移行の仕事があります。既存サイトや新規サイトに対して、WordPressを使った環境構築やデータ移行を行う業務です。

WordPressの導入では、サーバーの準備・WordPressのインストール・データベース設定・初期設定などの環境構築を行います。
また、CMSや無料ブログ等のほかのサービスからWordPressに移行する作業も、副業案件によく見られる仕事です。既存サイトからコンテンツを移行し、サーバー・ドメインの設定変更や動作確認を行います。
WordPressの導入・移行の仕事ではデータの移管やサーバー・ドメイン間でのやりとりが発生するため、専門的なスキルが必要です。

WordPressのテーマ・プラグインの販売

WordPressの副業で稼ぐ方法には、WordPress用のテーマやプラグインを自作して販売する方法が挙げられます。主に、WordPress用のテーマやプラグインを販売できるプラットフォームを利用して販売を行います。

WordPressのテーマとは、Webサイト全体の見た目やデザインを調整するためのテンプレートのことです。一方でWordPressのプラグインとは、Webサイトの機能を追加・拡張するソフトウェアモジュールです。
ユーザーから需要のあるテーマ・プラグインを制作できれば、副業でも高収入を狙えます。

Webサイトからの広告収入

WordPressで制作したWebサイトからの広告収入を得ることも、副業の種類の一つです。Webサイトの運営経験がある方や情報発信が好きな方に向いています。

Webサイトからの広告収入は、運営サイトに掲載した広告がクリックされたり閲覧されたり、商品購入などの成果が発生することによって報酬を得る仕組みの仕事です。

広告収入で稼ぎたい方は「広告運用の副業は初心者・経験なしでも可能？仕事内容や必要なスキルを解説」の記事で詳しく解説しています。併せて参考にしてください。

WordPressの構築・制作の講師

WordPressの副業の仕事内容の一つが、講師業です。講師となって、生徒に対してWordPressの構築・制作に関する知識やスキルを教えます。

WordPressの構築・制作の講師の副業は、すでに本業でWordPressを利用していたり、実践的なスキルを持っていたりする方におすすめです。また、人と関わるのが好きな方にも向いています。
オンラインスクールとして開業すれば、好きな時間に働きやすいのもメリットの一つです。

WordPressを使う副業案件の単価相場

2025年7月時点のフリーランスHubの掲載情報によると、WordPressを使う副業案件の報酬単価は月額13万円から月額95万円までのものが公開されています。

月額10万円台の案件は、記事のライティングとWordPress入稿を行う仕事や、主にWordPressを用いてWebサイトを制作する仕事です。
高額な報酬単価が設定されている案件は、WordPressを使いこなせる技術のほか、PHPやJavaScriptなどのスキルも求められます。フロントエンジニアやサーバーサイドエンジニア向けの案件が多いです。

IT人材の需要が高まる昨今、エンジニアは高収入を狙える職種です。エンジニアになって稼ぎたいとお考えの方は、「エンジニアの単価相場とは？計算の仕組みや報酬額アップの方法を解説」の記事をご覧ください。

WordPressを使う副業のメリット

ここでは、WordPressを用いた副業のメリットを紹介します。

初心者でも簡単に始められる

WordPressを用いた副業は、初期費用をかけずに無料で始められるメリットがあります。WordPressはプランによっては無料で利用することが可能で、Webサイトの公開に必要なドメインやサーバーも無料のタイプのものがあります。

また、物理的な商品を販売するわけではないため、在庫を抱えることもありません。金銭的リスクが少なく、初心者でも気軽に始められます。

案件の数・種類が多い

WordPressを使う副業のメリットの一つは、案件の数・種類が多いことです。

WordPressは世界中でシェアがあるCMSです。そのため、WordPressを使う副業案件は数多く公開されています。
副業の作業のレベルも多種多様です。初心者向けの簡単な案件から上級者向けの高単価案件まで、さまざまな仕事の中から自分に合った副業を選べます。

キャリアアップにつながる

WordPressの副業のメリットには、キャリアアップにつながることが挙げられます。

WordPressは、活用することでWebサイトを手軽に制作できるようになるCMSです。将来的に高度なWebサイトを制作したいと考えている方にとって、入門レベルのスキル習得としておすすめです。Webサイト制作に興味がある方は、初心者向けのWordPressの副業案件から着手しましょう。
また、WordPressの副業案件には規模が大きい仕事や、ほかのプログラミング言語を併用する仕事もあります。WordPressを使いこなせるようになったらほかの関連スキルを習得し、段階的なキャリアアップを目指しましょう。

未経験の状態からWeb制作ができるエンジニアになりたいとお考えの方は、「ITエンジニアは未経験でもなれる？仕事の種類やスキルを紹介」の記事も参考にしてください。

WordPressを使う副業で稼げないケース

WordPressを用いた副業について調べると、「稼げない」と耳にすることもあるでしょう。WordPressを使った副業は、受注する案件や自身のスキルによっては思うように稼げないケースも考えられます。

ここでは、WordPressを使う副業で稼げないケースを4つ紹介します。

低単価の仕事しか受けていない

低単価の仕事しか受けていない場合、WordPressの副業で稼ぐことは難しいといえます。
低単価案件は作業時間を費やしても受け取れる報酬が少なく、「WordPressの副業は稼げない」と不満を抱くことになります。特に、副業では作業できる時間が限られていることがほとんどです。報酬額と作業内容が見合っていないと、苦痛に感じて挫折してしまうこともあるでしょう。

WordPressの副業で稼ぐためには、スキルアップして高単価案件を獲得をすることがおすすめです。仕事の難易度は上がるものの、効率良く稼げるようになります。

継続的に仕事がもらえない

WordPressの副業で稼げない理由の一つに、継続的に仕事を受注できていないことが挙げられます。
次の仕事につなげられなかった場合、都度新しい副業案件を探さなければなりません。仕事探しに時間をとられることになり、効率的に稼げなくなります。

誰でもできる初心者向けの単発案件ばかり受けている場合、継続案件につながりにくいです。
少しずつレベルの高いWordPressの副業案件に挑戦し、高クオリティな仕事をしましょう。クライアントから評価してもらえて、継続案件を受注できる可能性が高まります。

スキルが不足している

WordPressの副業で稼げないと感じる方は、高単価案件を受けられるだけのスキルが身についていない可能性があります。

スキル不足を感じている場合は、学習や実践をとおしてスキルアップを目指しましょう。WordPressのスキルやその他のプログラミングスキルなどがあれば、高単価案件に応募できるようになります。

実力を証明できていない

十分なスキルを持っていたとしても、クライアントに対して実力を証明できていない場合はWordPressの副業で稼げない状況に陥ります。

WordPressで稼ぎたい人は、クライアントに自身の能力を示せるようにしましょう。実力を証明するためには、スキルや過去の実績などを記載したポートフォリオを用意することが有効です。
ポートフォリオを作成する場合は、「ポートフォリオとは？作る意味やビジネスでの必要性、構成例などを解説」の記事を参考にしてください。

初心者がWordPressを使う副業で稼ぐ方法

ここでは、初心者がWordPressを使う副業で稼ぐ方法を紹介します。
月収5~10万円を目指すケースと月収10万円以上を目指すケースに分けて解説するので、目標に応じて参考にしてください。

初心者が副業で月収5～10万円を目指す方法

初心者がWordPressを使った副業で月収5～10万円を稼ぐためには、まずWordPressの基本操作を確実に身に付けることが必要です。
WordPressの基本的な操作ができるようになれば、WordPressの入稿作業の案件や、WordPressのみを使用するLP制作・Webサイト制作の案件を受注できます。報酬単価額は低めですが、副業案件を掛け持ちすることによって月収5～10万円を目指すことが可能です。

また、HTMLやCSSなどのフロントエンド関連のスキルを習得することで、受注できる副業案件の幅が広がります。WordPressに加えてHTML・CSSのスキルが必要となるLP制作・Webサイト制作の副業案件は、月収5～10万円を稼げる可能性があります。

初心者が副業で月収10万円以上を目指す方法

WordPressのスキルのみで月収10万円以上を目指すのは、簡単なことではありません。
初心者がWordPressを使った副業で月収10万円以上を効率良く稼ぎたい場合は、WordPress・HTML・CSSのほか、PHPやJavaScriptなどのプログラミングスキルを習得しましょう。

WordPressに加えてPHPやJavaScriptのスキルを身に付けることによって、Webサイトの新規構築や高度なカスタマイズ、大規模な開発案件などを受注できるようになります。これらのWordPressの副業案件を受注できれば、月収10万円以上を稼げるでしょう。

プログラミング言語を習得して副業収入を得たい方は、｢副業のプログラミング案件で初心者が稼ぐには？7つのステップを解説｣の記事も参考にしてください。

WordPressの副業案件を受注する方法

ここでは、WordPressの副業案件を受注する方法を6つ紹介します。

クラウドソーシングサイトで検索する

WordPressの副業案件の探し方として、クラウドソーシングサイトの利用が挙げられます。
クラウドソーシングサイトとは、インターネット上で不特定多数の個人・企業に業務を委託するサイトです。
クラウドソーシングサイトには、幅広いレベルの案件が公開されています。初心者向けのWordPressの案件も探しやすいでしょう。

クラウドソーシングサイトの詳細については、｢クラウドソーシングの仕事内容とは？必要なスキルや受注のコツも紹介｣をご覧ください。

副業サイトで検索する

WordPressの副業案件を受注する方法の一つは、副業サイトで検索することです。

副業サイトでは、自身が望む条件で絞り込んでWordPressの案件を検索できます。初心者向けの案件も探せます。多種多様なWordPressの案件から、自分の希望やスキルに合った副業の仕事を探すことが可能です。

エージェントサービスを利用する

WordPressの副業案件を受注する方法には、エージェントサービスを利用することが挙げられます。エージェントサービスで取り扱っている案件は高単価のものが多く、自力では見つけられない非公開案件を紹介してもらえる可能性があるのも魅力です。

エージェントサービスでは、担当エージェントが付いてWordPressの副業案件探しを手厚くサポートしてくれます。担当エージェントはスキルや実績をもとに、適切なWordPressの副業案件を紹介してくれるでしょう。

フリーランス向けエージェントに興味のある方は、｢フリーランスエージェント徹底比較　【2025年最新】｣をご覧ください。

スキルマーケットで販売する

WordPressの副業案件は、スキルマーケットを活用することで受注することが可能です。

スキルマーケットとは、自分のスキルを商品として販売できるプラットフォームです。登録するプロフィールやポートフォリオを充実させて、WordPressやWeb制作関連のスキルをアピールしましょう。
また、スキルマーケットに登録する際は相場を調べて適正価格を設定することが重要です。

SNSで見つける

近年はSNSを使ってWordPressの副業案件を受注するケースもあります。
プロフィールや投稿によって、スキルや実績が分かる情報を発信しましょう。

SNSでWordPressの副業案件を見つけたいときは、仕事用のアカウントを作成してプライベート用のアカウントと分けるのがおすすめです。クライアントが依頼のために参考にする情報のみを伝えられます。また、副業に関する重要な連絡が埋もれることを防げます。

知人から案件を紹介してもらう

WordPressの副業案件を受注するためには、知人から仕事の紹介を受ける方法もあります。

エンジニア職の知人やWeb制作関連の仕事をする知人、事業を営む知人などに対して、WordPressの副業案件を探していることを伝えておきましょう。ニーズが発生したときに声をかけてくれる可能性があります。

WordPressの副業に必要な知識・スキル

ここでは、WordPressの副業をする際に必要なスキルを紹介します。
WordPressの副業を始めることを検討している方は、求められる知識・スキルを把握しておきましょう。

WordPressの基礎知識・スキル

WordPressを用いて副業をするには、Webサイト構築・更新するためのWordPressの基礎知識・スキルが必要不可欠です。
WordPressの基礎知識には下記のものがあります。

• WordPressの管理画面の操作スキル
• WordPressのインストール手順の把握
• WordPressのサーバー設定方法
• WordPressのテーマ構造の理解
• WordPressのプラグイン導入の知識
• HTMLファイルをWordPress化する技術

これらのスキルを習得することで、WordPressを使った副業案件に対応できるようになります。

コーディングスキル

WordPressを用いる副業案件には、コーディングスキルが役立ちます。Webサイト制作に必要な基本技術の代表例は、HTMLとCSSです。
HTMLとCSSの特徴は下記のとおりです。

言語名	タイプ	主な役割	できること
HTML	マークアップ言語	Webページの構造・内容の定義	見出し、段落、画像、リンクの配置
CSS	スタイルシート言語	Webページの見た目・デザインの指定	文字色、フォント、背景色、レイアウト調整

HTMLとCSSを使いこなせる高いコーディングスキルがあれば、効率的で保守しやすいコードを書くことができるようになり、ソフトウェアやWebサイトの品質向上に寄与します。
WordPressの副業で一定以上の額を稼ぎたい場合は、コーディングスキルを身に付けましょう。

コーディングスキルについて詳しく知りたい方は、｢コーディングとプログラミングの違いとは？学習方法や将来性も解説｣を参考にしてください。

プログラミングスキル

WordPressの副業で高収入を目指すのであれば、プログラミングスキルを磨きましょう。特に、JavaScriptとPHPのプログラミングスキルは動的なWebサイト制作に必要です。
JavaScriptとPHPのそれぞれの特徴は下記のとおりです。

言語名	タイプ	主な役割	できること
JavaScript	プログラミング言語（スクリプト言語）	フロントエンド開発、サーバーサイド、アプリ開発	Webページの動的操作、非同期通信、リアルタイム更新、サーバーサイド開発
PHP	プログラミング言語	バックエンドWeb開発	サーバーサイドでの動的ページ生成、データベース連携、フォーム処理、ユーザー認証

JavaScriptとPHPのプログラミングスキルがあれば、WordPressだけではできない高度なWeb制作が可能になります。WordPressを使う副業案件においても、高単価なものを受注できるようになるでしょう。

JavaScriptとPHPの詳細は「JavaScriptとPHPの違いとは？初心者向けにわかりやすく解説」の記事を参考にしてください。

インフラ関連の知識

WordPressの副業で大規模案件に携わりたい方は、インフラ関連の知識を習得することがおすすめです。企業の大規模案件には、インフラ関連のサーバー・データベース・セキュリティの知識を身につけておくと有利になります。

インフラ関連の知識を用いることによって、単なるWeb制作だけでなく、Webサイトの安定運用やセキュリティ、クラウド環境構築など幅広い副業案件を受注できるようになります。特にクラウド技術やサーバー運用のスキルは需要が高く、高収入を狙いやすい分野です。

インフラ関連の知見を深めたい方は、「インフラエンジニアに資格はいらない？おすすめ一覧や年収も解説」の記事も併せてご覧ください。資格取得に向けて試験勉強をすることで、体系的に学習できます。

コミュニケーション能力

WordPressの副業で長期的に稼ぐには、コミュニケーション能力も重要です。

コミュニケーションのスキルは、副業の仕事における顧客やプロジェクトのチームメンバーとのやりとりなどの場面で必要になります。
また、コミュニケーションスキルが高い人は、WordPressの副業案件を獲得する際に有利になります。コミュニケーション能力を駆使して、魅力ある営業・提案を行いましょう。

WordPressの副業に必要な知識・技術の学び方

ここでは、WordPressの副業に求められる知識・技術の学び方を4つ紹介します。

専門書籍を使って独学で学ぶ

費用を抑えながらWordPressの基礎知識を学びたい場合は、WordPress専門の書籍を購入して独学する方法がおすすめです。書籍での学習は金銭的な負担が少ないうえ、隙間時間を活用できます。本業の休憩時間を有効活用できるのもメリットです。

まったくの未経験の状態からWordPressの副業を始めようとする際には、専門書籍で基礎知識を固めて準備しましょう。

講座・スクールで学ぶ

WordPressの副業に必要な知識・スキルを確実に身に付けるためには、講座やスクールで学ぶ方法が有効です。講座・スクールは実際にある専門学校に通うほか、オンライン上で実施している講座・スクールで勉強することも可能です。
WordPressの講座・スクールを活用すれば、専門的なノウハウを持つ講師から教えてもらえます。また、分からない点があればすぐに講師に質問できるため、迅速な理解につながるでしょう。

スクールで学習することを検討している場合は、「スキルを磨いてステップアップ！おすすめプログラミング・ITスクール特集」の記事をご覧ください。

実務経験を積んで学ぶ

WordPressの副業に求められる知見を得るためには、企業に転職して実務経験を積む方法があります。企業で働きながらWordPressの仕事に携わることができれば、実践的な知識・スキルが身に付きます。
企業で働くと、コミュニケーション能力やプロジェクトマネジメント力なども磨くことが可能です。

また、未経験者でも応募可能な難易度が低いWordPressの副業に取り組み、業務を通じて知識・技術を磨いていくこともおすすめです。

サイトを自作して学ぶ

WordPressでWebサイトを個人的に構築して運営するのも、副業に向けたスキルアップに有効です。テーマの選択やカスタマイズ、サイトの構築完了まで経験すると、副業で作業をするときに流れをつかみやすくなります。

Webサイトを作成するだけでなく、運営と管理も経験するのがおすすめです。SEOやパフォーマンスを踏まえた改善やアクセス解析などの作業を通して、より実践的なスキルが得られます。

Web制作について詳しく知りたい方は、｢Web制作の副業案件は稼げない？初心者の始め方や単価相場を解説｣をご覧ください。

WordPressの副業を始める際の注意点

ここでは、WordPressの副業を始める際の注意点を3つ紹介します。
注意点を押さえて、トラブルなくWordPressの副業に取り組みましょう。

本業の企業が副業可能か確認する

企業によっては副業を禁止しているケースもあるため、WordPressの副業を始める前に本業の会社の就業規則を確認しましょう。禁止されているにもかかわらず副業を始めると、トラブルに発展するおそれがあります。懲戒処分や減給などの罰則を科される可能性もあります。

また、副業は許可していても、競合関連の仕事を禁止しているケースもあります。就業規則の内容を事前によく確認しておきましょう。

本業の会社が副業を禁じている場合は、｢副業禁止の理由とは？会社にバレる可能性や本業の仕事と両立するコツを解説｣も参考にしてください。

必要に応じてインボイスの登録申請をする

WordPressの副業を始める際は、必要に応じてインボイス（適格請求書）の登録申請をしましょう。
インボイスの登録申請を行うことによって、「適格請求書発行事業者」として認められて、取引先にインボイスを発行できるようになります。これにより、取引先が消費税の仕入税額控除を適用できるようになり、スムーズな取引につながるでしょう。

インボイスに登録していなくてもWordPressの副業は可能です。しかし、インボイス登録をしていない相手とのやりとりはクライアントにとって消費税の負担が大きくなるため、WordPressの副業案件の獲得時に不利になるおそれがあります。

インボイス制度について詳しく知りたい方は、｢インボイス制度とは？個人事業主に必要な対応をわかりやすく解説｣を参考にしてください。

本業に支障が出ない範囲で副業をする

WordPressの副業を始める際は、本業に支障がない範囲で行いましょう。
WordPressの副業を始めたことが原因で本業に支障が出てしまっては本末転倒です。副業によって睡眠不足になったり、疲労が蓄積して体調を崩したりしないように注意する必要があります。

無理のない範囲の作業量になるよう、受注する副業の案件数や仕事内容を調整してください。また、スケジュール管理を徹底し、本業と副業のバランスをうまく保てるようにしましょう。

まとめ

WordPressを使った副業は、入稿作業や画像・動画のアップロードなどの簡単な作業から、高度なプログラミングスキルを必要とする業務まで、さまざまな案件があります。
幅広い難易度の案件が豊富にあるため、WordPressの副業は初心者でも始めやすいといえます。また、レベルの高い案件であれば、高収入を目指すことも可能です。

WordPressの副業を始めるには、基礎知識を身に付けたり、コーディングスキルを磨いたりする必要があります。また、WordPressの仕事の実績を積み重ねて、ポートフォリオを充実させましょう。