最終更新日:2025年03月19日
「インフラエンジニアはどのような仕事?」と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。 インフラエンジニアとは、ITサービスの基盤の設計や保守などを担う重要な仕事です。 この記事では、仕事の種類や業務内容、想定年収、業界の将来性などを解説。また、必要なスキルや資格、未経験からインフラエンジニアになる方法も紹介しています。これからインフラエンジニアを目指したい人は、ぜひ役立ててください。
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インフラエンジニアとは、IT分野におけるインフラの設計・構築・運用・保守などを行う仕事です。
社会で利用されているサービスやシステムの縁の下の力持ちとなって支えていくのがインフラエンジニアです。
インフラとは「インフラストラクチャー(infrastructure)」の略語として浸透した言葉で、基盤や土台、下部構造といった意味を持っています。インフラの例は、道路や鉄道、公共施設、港湾、電気、ガス、上下水道などです。
ITの分野のインフラには、データを送受信する基盤や設備部分が該当します。
ITインフラの例は、サーバーやネットワーク、各種通信デバイス類、OS、データベースサーバーなどです。
システムエンジニア(SE)はコンピュータ関連のシステムをクライアントからの依頼に基づいて設計・開発・運用します。
プログラマーはSEの作成した設計書に沿ってプログラミングを行うことを仕事にする職種です。
クライアントから最終的に達成したい要望や要求を聞き出し全体の設計・進行を担うのがシステムエンジニア、描かれた設計図となる指示書を基にコードを書いて実際の開発を担当するのがプログラマーです。
そして、インフラエンジニアはそれらのIT基盤にあたる部分の設計・開発・運用に関わる職種です。
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おすすめの案件を受け取るインフラエンジニアはいくつかの種類があり、それぞれ業務内容や担当する領域が異なります。
ここでは、インフラエンジニアの種類を紹介します。
サーバーエンジニアは、導入するサーバーの仕様設計や配置、設定を行うインフラエンジニアです。
メールを送受信するメールサーバー、情報ファイルを保管するファイルサーバー、データベースサーバー、サイト表示に必要なWebサーバーなどを対象として仕事を行います。
ネットワークエンジニアは、企業内のネットワーク設計と構築などを主な業務とします。
最適なルーターやスイッチといったネットワーク機器の選定からネットワークの敷設、運用開始後のメンテナンスも対象です。ルーターやファイアウォール、クライアントとサーバーの間に設けるロードバランサーなどを扱うのもネットワークエンジニアの仕事に含まれます。
ネットワークエンジニアについては「ネットワークエンジニアの世代別の年収は?必要なスキルも紹介」の記事でも解説しています。
データベースエンジニアは、データベースの構築や運用、管理を行うインフラエンジニアです。膨大なデータを上手く管理するための開発、設計から活用までをサポートします。
セキュリティエンジニアは情報セキュリティに特化しており、サイバー攻撃やウイルス感染からネットワークやシステムを守るエンジニアです。
組織や企業のITセキュリティを強化する仕事で、セキュリティ機器を導入・設定したり、導入したセキュリティの使用に関する指示を出すなど、攻撃やリスクを未然に防ぐ役割を担います。
情報技術が進化し続ける現代社会において、ITシステムを安全に使用するために、需要が高まっているエンジニアです。
クラウドエンジニアは、クラウド環境を管理してシステム設計や構築・運用、セキュリティ対策まで行うエンジニアです。
顧客のニーズを満たすクラウド環境を設計・構築して、必要に応じて調整しながら運用します。サイバー攻撃やウイルス感染への防御策を更新し、セキュリティを維持することも、クラウドエンジニアの重要な仕事です。近年クラウド環境を使ったインフラ開発が急増しているため、クラウドエンジニアの需要も高まっています。
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おすすめの案件を受け取るインフラエンジニアはITインフラに関わるエンジニアで、基盤部分の設計構築、運用保守などを担っています。
インフラエンジニアの業務は、大きく分けて以下の業務内容に分類されます。
要件定義とは、クライアントのニーズを汲んで実現させる方法を決定する工程です。
クライアントが求める必要な機能・性能は何か、どう作成・実装していくべきか、全体像を把握し、具体的プランとして要件に落とし込んでいきます。
設計とは、要件定義でのヒアリングから導かれる条件のなかで、どのような機器を用いるのか、どういった構成、規模、設定値にするのが最適かなどの詳細を決定し、設計書を作成する工程です。
稼働後に想定される通信量やユーザー数などを踏まえ、サーバーランクやネットワークの経路の判断を下す必要があります。また、現場のルールや起こりうるトラブルおよび発生時の対処方法、対策・準備として何が必要かなど、あらゆるシーンを想定した計画を立てることが求められます。
構築の工程では、必要機器の搬入、組み立て・設置、配線、接続設定などを行います。機器の組み立てから必要機能のインストール、ネットワークにつなぐための配線接続などの作業が含まれます。
こうしたハードウェアとミドルウェアの設定を実際に行うのが構築作業になります。
構築の工程は、ある程度経験を積んでから携わるケースが多いでしょう。一般的には3年程度の経験を積めば、構築に携われるチャンスが増えるとされています。
基本的なプラットフォームとして構築ができたら、正常に要件通りの動作をするかテストチェックを行います。
テストする動作や負荷を変更しながら、想定される動きに対応するインフラが構築できているか入念に確認し、必要があれば微調整・修正を施す作業です。
構築したインフラが安定的に正常な状態で動作を続けているか、常に監視し定期的に問題のチェックを行っていくことが必要です。システムに何らかの不具合・障害が生じた場合には、早急に原因を突き止めて対処する、障害対応が求められます。
1〜2年目の駆け出しエンジニアは、下流工程の運用保守から始める傾向にあります。先輩の指導やアドバイスを受けながら経験を積んで、将来は設計や構築にも携われるような技術をこつこつと身につけることが大切です。
インフラエンジニアの仕事内容については、「インフラエンジニアがきついって本当?業務とやりがいを理解しよう!」もご参照ください。
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おすすめの案件を受け取る2025年3月時点でのフリーランスHubの案件情報によると、インフラエンジニアの案件は月収60万円~70万円が最も多くなっています。その次に多いのは月額70万円~80万円の案件です。
安定的に案件を受注することができれば、年収720万円~840万円を稼ぐことも期待できます。
十分なスキルを身につけ、自身の市場価値を上げれば、高単価の仕事を受注することができるでしょう。
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おすすめの案件を受け取るここでは、インフラエンジニアの市場動向と将来性を解説します。
近年クラウドサービスの普及によって、クラウドの実務経験があるインフラエンジニアを求める企業が急増しています。AWSやMicrosoft Azureの経験者は、依然として高いニーズがあるでしょう。
近年のトレンドとして、オンプレミス環境からクラウドへの移行や、ハイブリッドクラウド・マルチクラウドの対応、サーバーのクラウド化に伴う「ゼロトラスト」などが挙げられます。これらの経験やスキルがある人は、インフラエンジニアとして価値が高まると考えられます。
インフラエンジニアの需要は安定して高く、さまざまな場にニーズがあります。
2025年3月におけるフリーランスHubに公開されている案件数は16,011件と、多数の案件があります。また、インフラエンジニアの案件はサービス業界やIT業界、通信業界、EC業界、金融業界など、幅広い業界で需要があります。
ITインフラは社会に深く根づいたものとなっており、今後もその需要は増していくでしょう。
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おすすめの案件を受け取るここでは、未経験者向けにインフラエンジニアの難易度や転職するためのポイントを紹介します。
インフラエンジニアは、ITインフラに関わる幅広い知識と高度な技術が必要とされることから、未経験からの転職は難易度が高くなりやすいようです。
ただし、全く採用されないということではなく、別のエンジニア職の経験があればインフラエンジニアとして採用されるチャンスはあります。
インフラエンジニアは稼働時間の関係で、新卒の希望者が少ない傾向にあります。そのため、インフラエンジニアの育成もかねて未経験の転職者にも目を向けている企業が増えています。
また、クラウドの知識や資格を保有していれば市場価値が上がり、未経験であっても採用率がアップするでしょう。
未経験からでもインフラエンジニアを目指すことは可能です。
未経験者がインフラエンジニアになる手順は下記のとおりです。
プログラミングの経験がない方は、エンジニア経験者に比べると専門スキルの習得が難しいと考えられます。
未経験者がインフラエンジニアを目指す際は、初歩的な知識の習得から始めて、確実に知識とスキルを身につけましょう。
未経験からインフラエンジニアとして転職する際には、志望動機が非常に重要です。なぜインフラエンジニアになりたいのか・なぜこの企業を選んだのか・自分を採用することでクライアントが得られるメリットなどを取り入れながら志望動機を作成し、選考に臨みましょう。
保有するスキルや貢献できる部分、熱意や積極性を具体的にアピールし、面接官に共感してもらえるような志望動機を、ストーリーとして語ることがポイントです。
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おすすめの案件を受け取るインフラエンジニアの仕事には、幅広い知識とスキルが求められます。
ここでは、インフラエンジニアとして身につけておきたい基本的な知識やスキルについて解説します。
インフラエンジニアには担当領域によってはプログラミングスキルは必須ではありませんが、プログラミングスキルがあると活躍できます。プログラミング言語の知識やスキルがあれば、エンジニアの仕事に加えてプログラミングも自ら担当できるため、業務の幅が広がります。
近年クラウド環境の利用率は高まり続けており、環境設定にはコードをまとめて記述・反映させる形が主流です。そのため、コードを読んだり記述したりできるよう、プログラミングスキルを身につけておくことがおすすめです。
インフラエンジニアにおすすめの言語にはShellやPython、Rubyが挙げられます。
プログラムを動かすためには、Shellの知識やスキルが必要です。ShellとはLinuxで命令や実行ができる言語のことで、ユーザーとOSをつなぐ役割を担います。ユーザーのコマンドをOSに伝えることでコンピューターが動作する仕組みです。
インフラ開発においては、サーバーを適切に管理したりネットワーク設定を自動化するために、Shellがよく使われています。
Pythonは、AIや機械学習の分野でよく使われる言語です。インフラ開発では主にネットワークの自動化に活用されており、活用できる開発分野が広く汎用性の高い言語であるといえるでしょう。
また、ネットワークに何らかの障害が生じた際は、障害に対応するためのログ分析にも使用されます。アプリケーションの開発も含め多くの用途で使われるため、インフラエンジニアを目指す人は習得しておいたほうがよい言語です。
Pythonについての詳細は、「Pythonとは?主な活用領域やサービス事例を紹介」をご参照ください。
Rubyは、Webアプリ開発でよく使われる言語です。インフラ開発の仕事では、インフラサービスの管理ツールや自動化で使われます。
インフラエンジニアにとって必須の言語ではありませんが、習得しておけばWebアプリの開発に活用できます。活躍の幅を広げられて、将来のキャリアアップに役立つでしょう。
Rubyは未経験からでも学びやすいシンプルな言語であるため、これからインフラエンジニアを目指してスキルを習得したい人にもおすすめの言語です。
Rubyの詳しい仕事内容については、「Rubyの仕事内容は?活用される場面や将来性を紹介」の記事を参考にしてください。
インフラエンジニアの仕事では、情報セキュリティや個人情報を多く取り扱います。機密情報や個人情報の流出を防ぐためには、法令の知識が不可欠です。
個人情報保護法やサイバーセキュリティ基本法、IT基本法、サイバー犯罪に関連する刑法などの知識は身につけておくとよいでしょう。
機密情報や個人情報の流出は信用問題に大きく関わるため、法令を理解し、その内容に沿った適切な運用が求められます。
インフラエンジニアの仕事に求められるのは、ネットワーク機器やサーバーに関する知識です。知識を備えておくことで、円滑な作業やトラブル対応が可能になります。
通信規格プロトコルやLAN(ローカルエリアネットワーク)などのネットワーク関連の知識を身に付けましょう。
また、サーバーの基本知識としてLinux・UNIX・WindowsのOSを把握しておくことがおすすめです。
情報技術の基盤となるITインフラの構築・整備を行うためには、セキュリティに関する知識も必要です。インフラ部分に脆弱性があると、コンピュータウイルスに攻撃されてしまいます。
システム全体が使えなくなる、情報が漏えいするなどのリスクがあり、企業規模が大きいほど被害も大きくなる傾向があります。トラブルを未然に防ぐためにも、セキュリティに関する知識を身につけましょう。
近年は、仮想化技術の発展によりサーバーやデータベース、ソフトウェアなどをインターネット経由でクラウド上に格納できるクラウドコンピューティングサービスがあります。
「初期費用が抑えられる」「コストパフォーマンスが良い」などのメリットから、導入する企業が増加しています。クラウドに関するスキルを持っていれば、インフラエンジニアとしての市場価値が上がります。
英語力があれば、IT業界の最新情報をキャッチしやすくなります。
インフラエンジニアは技術を学ぶために、製品のカタログやWebサイト、コミュニティへの投稿などから情報を得ることが必要です。そうした情報は多くの場合、英語表記でアップデートされます。英語を学んでおけば、タイムリーに技術を学ぶことが可能です。
インフラエンジニアはクライアントやチームなど多くの人と働くため、コミュニケーションスキルが大切です。
また、プロジェクトに関わる人々は同業者ばかりではなく、ITに関する知識をあまり持っていない人もいます。相手のITリテラシーに合わせて分かりやすくコミュニケーションを取る能力も求められます。
サーバーやネットワーク開発では、チームリーダーとしてプロジェクトをまとめるマネジメントスキルが求められます。将来的に上流工程に関わりたいと考えている場合は、マネジメントスキルも身に付けましょう。
IT分野の基盤に関わるインフラエンジニアには、強い責任感が必要です。
インフラエンジニアが関わるプロジェクトは大規模であることが多く、1つのプロジェクトを責任持ってやり遂げる気持ちが大切です。また、トラブル発生の際には早急に適切な対応をする必要があるため、常に問題と向き合う姿勢が求められます。
インフラエンジニアとして活躍するためには、自主性・行動力が必要です。
自主性を持って行動し、業務改善のために工夫した経験や成果は、エンジニアとしてのスキルアップにつながります。
また、業務効率の向上や品質向上のために、自ら考えて行動に移す行動力が大切です。
インフラエンジニアの仕事はIT基盤に携わる仕事であり、エンドユーザーの目に直接触れるものではありません。だからこそ、用途やユーザーを意識することが大切です。
エンドユーザーを意識してインフラエンジニアの仕事を行うことで、クオリティが高まるでしょう。
日々進化し続けるIT業界においては、スキルアップし続ける姿勢は非常に重要です。
新しい技術を学んだり、上位の資格を取得したりするなど、常にインプットを続ける必要があります。また、トレンドの業界や技術に関する知識・スキルを身に付けることも有効です。
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おすすめの案件を受け取るここでは、インフラエンジニアを目指すうえで役立つ資格を紹介します。
資格を保有することによって、インフラエンジニアとして採用されやすくなったり、活躍の場が広がったりします。
自分のスキルを証明するためのIT資格として、IPAが認定している基本情報技術者試験があります。
基本情報技術者試験はITエンジニアに必要な基礎知識や技術を問うものであり、難易度はそれほど高くありません。
基本情報技術者試験を取得することで、IT業界で活躍するために必要な基本が身に付いたことを証明できたり、ほかの上位資格に挑戦する際の基礎がかたまったりするメリットがあります。
IPAの応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験のワンランク上の資格です。ITエンジニアとしてレベルアップが図れます。
応用情報技術者試験はより高度なIT人材を対象とした試験であるため、難易度は高めです。より高度なレベルの知識や技術のほかに、ビジネススキルも求められます。
ネットワークスペシャリスト試験は、IPAが認定する資格です。
例年の合格率は10%台とされており、難易度が高い資格です。目的に合ったネットワークシステムを構築・維持するための幅広い知識とスキルが問われます。
取得できればネットワーク分野のスペシャリストとして、インフラエンジニアの仕事における評価と信頼度が大いに高まるでしょう。
IPA認定のシステムアーキテクト試験は、情報システムや組み込みシステムの開発に必要な要件を定義し、それを実現するための全体を設計、システムに関わる開発を主導する人の能力とスキルを問う試験です。
主に上流工程における専門的な業務分析や知識・スキルなど、高度な能力が必要で、小論文形式の論述試験も課されます。インフラエンジニアなどの業務経験者がチャレンジしても10%台の合格率であり、難易度は非常に高めです。しかし、その分非常に信頼性が高く、保有できれば大きなブランド力となるでしょう。
民間のベンダー資格のなかでも、シスコシステムズ社が認定するCCNAとCCNPは、インフラエンジニアにもおすすめです。CCNAとCCNPは、ネットワークの知識や仕事で触れることの多いシスコ製品の操作方法を効率的かつ体系的に学ぶことができる資格です。
CCNAは、補佐的役割の技術力を保証するエントリーレベルの資格です。CCNPは専門分野として確立されたスキルを有し、プロとして独力で活躍できる技能を認めるミドルレベルとなります。
Linux技術者認定試験(LinuC)は、サーバーOSで高いシェアを持つLinuxに関する知識とスキルを証明するベンダー資格です。
ネットワークの基礎知識やインフラスキル、仮想化技術、クラウドセキュリティなど、インフラエンジニアが現場で求められるスキルが問われます。
試験にはグレードが設けられており、一定の指示のもと運用監視を担うエントリー段階ならレベル1、上流工程の設計や構築に携わるならレベル2以上の取得が目指すべき目安となります。
オラクルマスター(ORACLE MASTER)は、日本オラクル株式会社が提供するデータベースに関するスキルを証明する認定資格です。
基礎であるBronzeからSilver・Gold・Platinumと段階が分かれており、Silver以上の資格を取ることで、案件獲得の際に有利となります。
Silverで証明されるスキルとしては、DBやSQLの基礎知識やDBの運用管理が挙げられます。インフラエンジニアのなかでも、特にデータベースエンジニアにおすすめの資格です。
AWS認定は、Amazonが提供するクラウドサービス「AWS」に関する知識やスキルを証明する認定資格です。
「AWS」を扱うインフラエンジニア案件の獲得を考えている人は、取得しておくことをおすすめします。
AWS認定は中級レベルの難易度であるといわれています。AWS認定はFoundational・Professional・Associate・Specialtyの4コースがあります。Foundationalは事前の経験は不要です。Professional・Associate・Specialtyにはそれぞれレベルに合った経験が求められます。
Microsoft Azure認定試験は、Microsoft Azureに関する知識やスキルを証明する認定資格です。クラウドサービスを利用する企業が増えているため、Microsoft Azureを使いこなせるエンジニアの需要も高まっています。
Microsoft Azure認定試験にはさまざまなものがあり、レベルは初級・中級・上級に分かれています。数ある認定試験のなかから職種やサブジェクトで絞り込み、自分の目標やレベルに合った認定資格を見つけましょう。
インフラエンジニア向けの資格についてさらに詳しく知りたい人は「インフラエンジニア向けの資格|案件の単価や必要なスキルも紹介」の記事も参考にしてください。
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おすすめの案件を受け取るここでは、インフラエンジニアを選ぶメリットや、仕事に感じられるやりがいについて紹介します。
インフラエンジニアの仕事は、ITシステムの根幹となるサーバーやネットワークの整備に携わる仕事です。ITシステムを安定して稼働させるうえで非常に重要な役割を担っています。
ITシステムの多くの機能を支える根幹を自分で整備できる点は、インフラエンジニアのやりがいの一つです。
インフラエンジニアの仕事は、システムの根幹に関わるものです。アプリ開発やゲーム開発、プログラミングなど、ITに関するほぼすべての土台作りともいえます。
そのため、インフラエンジニアは、大企業や公的機関の大型プロジェクトに参加できる機会があります。
インフラエンジニアの業務には、ネットワークやサーバー、OSにセキュリティと、幅広い知識・スキルが必要とされます。近年ではクラウドに関する知識や技術も普及しているため、業務を通じて汎用性が高い多くのスキルを身につけられるでしょう。
幅広いスキルを身につけることで自己成長につながり、転職に有利にはたらいたり収入が上がったりする可能性があります。
インフラエンジニアの仕事は、社会貢献している実感を得やすい仕事です。
インターネットが普及している現代社会において、インフラエンジニアが作るITシステムの土台は、公共インフラとともに、不便のない生活を送るために不可欠な存在です。何千・何万もの人の生活や仕事を支えている責任感が、大きな達成感とやりがいにつながります。
インフラエンジニアは、開発から運用・保守まで幅広く業務に携わるため、長期間の契約を交わすことが多いです。ほかのエンジニアよりもクライアントと密に付き合うことが多く、直接感謝を伝えてもらいやすいこともやりがいにつながります。
インフラエンジニアは、ITシステムの根幹を担っています。そのため、案件が獲得しやすいこともメリットの一つです。
WebアプリやWebサービス関連の企業だけでなく、IT業界以外のITインフラを扱う企業で働くこともできます。ITに囲まれた人々の生活基盤を支えるインフラエンジニアの仕事は、安定して活躍し続けられる環境だといえるでしょう。
未経験でも、独学で勉強しやすい環境が整いつつある点は、インフラエンジニアを目指すメリットの一つです。
近年クラウドサービスの普及によって、未経験者でも独学でスキルの習得がしやすくなっています。オンラインスクールや教材なども充実してきているため、これらを活用することで、未経験でも独学でインフラエンジニアを目指すことが可能です。
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おすすめの案件を受け取るインフラエンジニアには多くのやりがいやメリットがある一方、デメリットもいくつかあります。
ここでは、インフラエンジニアを目指す際に考えられるデメリットをご紹介します。
ITインフラは人々の生活に不可欠であるため、トラブルが発生した際には、時間に関係なく対応を求められます。そのため深夜作業や休日出勤になることも考えられます。
日中サービスを提供するシステムでは、障害対応やメンテナンス作業ができる時間帯は、業務終了後の深夜です。深夜作業や残業、休日出勤が多い点で「きつい」といわれることがあります。
インフラエンジニアに求められるスキルは幅広く、IT技術の発展スピードは速いため、常に勉強し続ける姿勢が求められます。資格の取得や新しい技術の習得など、最新情報は欠かさずキャッチし、自分のスキルアップに活かしましょう。
ときには業務時間以外の時間を使って勉強することが求められる点は、インフラエンジニアの大変な一面といえるでしょう。
オンプレミス環境の企業で働くインフラエンジニアは、常時サーバーが稼働するサーバールームで作業します。しかし、サーバールームは人間に合わせた環境ではないため、快適とはいえないでしょう。
機械熱によってサーバーが故障したり劣化したりすることを防ぐため、サーバールーム内は常に強めの冷房で冷やされ、温度が低い状態が保たれています。そのため人間にとっては過酷な環境です。
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おすすめの案件を受け取るインフラエンジニアの仕事に向いている人はどのような人か、特徴を紹介します。
好奇心が旺盛な人は、インフラエンジニアに向いています。
システムの基本となるインフラには、新しい技術や作業をするうえでの効率的な方法が次々に登場します。そのため、コンピュータのハード・ソフトの双方への強い興味や、最新のITインフラに関する知識を積極的に吸収する姿勢を持つ人は、インフラエンジニアとして活躍できるでしょう。
インフラエンジニアには正確さも重要です。
ITインフラにトラブルがあると、広範囲に重大な影響が出ます。インフラエンジニアには慎重な目線が必要で、システムの導入やアップデートの際には事前の検討・確認をしっかり行わなければなりません。そのため、インフラエンジニアには、慎重に仕事を進められる人が向いています。
インフラエンジニアには、コミュニケーションが得意な人が向いています。
インフラエンジニアはプロジェクトを進める過程で、クライアントや同僚、責任者、一般社員など、さまざまな人と関わる必要があります。各部門や異なるレベルの人とのコミュニケーションが欠かせず、部門間の要望を調整しながらシステムに反映する能力が必要です。
ITインフラに問題が生じると、多くのITシステムに多大な影響を及ぼします。そのため、インフラエンジニアは迅速にミスに気づいて対応することが必要です。
インフラエンジニアはミスに気づき、原因を特定して対処する能力が必要です。また、ヒューマンエラーが発生しないように作業を見直し、ミスの原因になりうる要素を取り除く必要もあります。
インフラエンジニアの仕事は、創意工夫をすることが好きな人に向いています。
指示されたことだけをする受け身の姿勢ではなく、自発的にフローを効率化するために工夫して行動できることが大切です。自ら創意工夫して、業務効率の改善や生産性・品質の向上ができる人は、インフラエンジニアの適性があるといえます。
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おすすめの案件を受け取るインフラエンジニアとして将来成功するためのキャリアパスには、いくつかの道があります。ここでは、インフラエンジニアのキャリアパスの例を3つ紹介します。
インフラエンジニアとして、ある程度経験を積んだ人は、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーなどのマネジメント職を目指すのもよいでしょう。
マネジメント職では、エンジニアとしてのスキルだけではなくプロジェクトの計画や管理も求められます。要件定義や見積もりを作成したり、プロジェクトを円滑に進行するためにマネジメントスキルが不可欠です。
インフラエンジニアの仕事のキャリアパスの一つに、ITスペシャリストが挙げられます。
ITスペシャリストは、IPAが管理するITスキル標準(ITSS)に定められている専門分野のいずれかにおいて、レベル3以上のスキルを保有する必要があります。インフラエンジニアとしての業務を一通り経験して、特に自分の関心が強い・得意分野に特化したITスペシャリストを目指します。
インフラエンジニアとしての経験を活かして、ITコンサルタントになることも可能です。
ITコンサルタントは、企業の課題解決策にITを切り口とした提案をし、課題解決へと導く仕事です。
IT関連の知識だけではなく、幅広い業界における知識や経営スキルが不可欠です。クライアントのニーズに合った提案ができるだけの豊富な知識や経験が求められます。常に最新のトレンドも把握しておく必要があるでしょう。
ITコンサルタントの仕事については「ITコンサルタントが高単価な理由は?必須スキルと目指し方をご紹介」でも解説しています。
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おすすめの案件を受け取るインフラエンジニアは、IT分野のインフラを支える重要な仕事です。大規模なプロジェクトに参画できたり、現代社会に不可欠なIT基盤に携われたりするため、大きなやりがいを感じられるでしょう。
インフラエンジニアは、サービス業界やIT業界、通信業界、EC業界、金融業界など、幅広い業界で活躍できます。また、報酬単価相場も高額な傾向があり、将来性が高い仕事です。
インフラエンジニアの仕事に興味がある方は、求められるスキル・知識・姿勢を身に付けて挑戦しましょう。
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