インフラエンジニアの仕事内容とは?必要スキルやなり方を解説

最終更新日:2024年10月02日


この記事のまとめ

  • インフラエンジニアとは、ITインフラの設計・構築・運用・保守などを担う職種で、サーバー、ネットワーク、データベースの3つの専門分野がある。
  • インフラエンジニアにはネットワークやサーバーに対する専門知識に加え、コミュニケーション能力など幅広いスキルが求められる。
  • 需要が高い職種であり、ITスペシャリストやプロジェクトマネージャーなど、様々なキャリアパスがある。

ITエンジニアは実に多くの職種があり、それぞれに重要な役割を担って活躍しています。今回はその中でも「インフラエンジニア」と呼ばれる職種について、詳しくまとめました。

「求人情報などで目にしたことはあるけれど、どんな職業なのだろう?」、「関心はあるけれど、どうやったらなれる?」、「できるなら転職したいけれど自分に向いているかどうか分からない」そうした方はぜひ、ここでの情報を参考にしてみてください。

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インフラエンジニアとはITインフラを支える職種

インフラエンジニアの仕事内容を把握する前に、基礎知識を覚えておきましょう。

インフラとは基盤・土台・下部構造を指す

インフラとはインフラストラクチャー(infrastructure)の略語として浸透した言葉で、基盤や土台、下部構造といった意味を持っています。具体的には、日常生活における基盤を支えるもの全般です。道路や鉄道、港湾、電気、ガス、上下水道など主に公共的・公益的な設備や施設、構造物をいいます。

ITインフラになると、データを送受信する基盤や設備部分が該当するといえるでしょう。ITインフラは2種類に大別できます。1つはサーバーやネットワーク、PCなど各種通信デバイス類といったハードウェアです。

もう1つはハードウェア上で動くOSやデータベースサーバーなどのミドルウェアが該当するソフトウェアで、いずれも道路や電気のようにベースとなって活動やサービスの実現を支えています。

インフラエンジニアは、こうしたITインフラを支える役割を持つ職種です。

インフラエンジニアには種類がある

インフラエンジニアには「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」「データベースエンジニア」の3種類があります。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは導入するサーバーの仕様設計や配置、設定を行うインフラエンジニアです。メールを送受信するメールサーバー、情報ファイルを保管するファイルサーバー、データベースサーバー、サイト表示に必要なWebサーバーなどを対象として仕事を行います。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、企業内のネットワーク設計と構築などを主な業務とします。最適なルーターやスイッチといったネットワーク機器の選定からネットワークの敷設、運用開始後のメンテナンスも対象です。

ルーターやファイアウォール、クライアントとサーバーの間に設けるロードバランサーなどを扱うのもネットワークエンジニアの仕事に含まれます。

データベースエンジニア

データベースエンジニアは、データベースの構築や運用、管理を行うインフラエンジニアです。膨大なデータを上手く管理するための開発、設計から活用までをサポートします。

耳にしやすい他の職種との違い

IT、コンピュータ領域のエンジニアといえば、システムエンジニア(SE)をイメージする人は多いようです。SEはコンピュータ関連のシステムをクライアントからの依頼に基づいて設計・開発・運用します。

混同しやすい職種としてプログラマーを挙げる人も多いでしょう。プログラマーはSEの作成した設計書に沿ってプログラミングを行うことを仕事にする職種です。

クライアントから最終的に達成したい要望や要求を聞き出し全体の設計・進行を担うのがエンジニア、描かれた設計図となる指示書を基にコードを書いて実際の開発を担当するのがプログラマーと理解しておけば良いでしょう。

対してインフラエンジニアは、IT基盤にあたる部分の設計・開発・運用に関わる職種です。

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インフラエンジニアの具体的な仕事内容と流れ

インフラエンジニアはITインフラに関わるエンジニアで、基盤部分の設計構築、運用保守などを担っています。
実際に利用されるサービスやシステムの規模、特徴などを把握し、円滑に機能する基盤を適切に作り上げ、必要なメンテナンスも行うなど、縁の下の力持ちとなって支えていくのがインフラエンジニアです。

インフラエンジニアの業務は、大きく分けて以下の業務内容に分類されます。

要件定義

クライアントが求めるITインフラをニーズ通りに構築していくため、必要な機能・性能は何か、どう作成・実装していくべきか、全体像を把握し具体的プランとして要件に落とし込んでいく作業です。

クライアントとの意思疎通が不十分で完成イメージが的確に共有できないと、不適切な基盤を構築してしまいプロジェクトを台無しにしてしまう可能性が大いに高まります。失敗しないよう、インフラエンジニアはクライアントとの意見交換を綿密に繰り返し、丁寧に作業を進めなければなりません。

設計

求められるスペックと予算など、要件定義でのヒアリングから導かれる条件の中で、どのような機器を用いるのか、どういった構成、規模、設定値にするのが最適か詳細を決定し、設計書を作成していきます。

稼働後に想定される通信量やユーザー数などを踏まえ、サーバーランクやネットワークの経路の判断を下さなくてはなりません。また、現場のルールや起こりうるトラブルおよび発生時の対処方法、対策・準備として何が必要かなど、あらゆるシーンを想定した計画を立てることが求められます。

後のスケジュールも具体的に決定。完成形の設計書では、専門知識の有無にかかわらず、誰が見ても明確で分かりやすい状態を目指し、過不足なく必要情報を端的にまとめることが重要です。

構築

必要機器の搬入、組み立て・設置、配線、接続設定など、やるべきことは多くあります。サーバーではクラウドベースか物理的サーバーかで仕事が大きく変わりますが、物理的なものを用意する場合、組み立てから必要機能のインストール、ネットワークにつなぐための配線接続まで1つずつ行っていかねばなりません。
こうしたハードウェアとミドルウェアの設定を実際に行うのが構築作業になります。

動作テスト

基本的なプラットフォームとして構築ができたら、正常に要件通りの動作をするかテストチェックを行います。テストする動作や負荷を変更しながら、想定される動きに対応するインフラが構築できているか入念に確認し、必要があれば微調整・修正を施す作業です。

負荷に強く、安定して整備のしやすいインフラとすることが重要で、長期使用に耐えられる柔軟性も備えていることが理想的。膨大なデータを扱う場合のインフラ構築では、仮想化技術面が優れていると力を発揮しやすく、頼りになる強度の高いインフラとできるでしょう。

運用・保守・管理

構築したインフラが安定的に正常な状態で動作を続けているか、常に監視し定期的に問題のチェックを行っていくことが必要です。システムに何らかの不具合が生じた場合には、早急に原因を突き止めて対処する、障害対応が求められます。

たとえば、ハードウェアの故障や人為的ミス、想定外のアクセス集中などで生じるトラブルへの対応などです。ほかにも、設計時に予定されていた稼働容量と実際の使用容量に大きな差が生じた場合に容量を適切な規模へ増減させるキャパシティ管理、インフラ以外の箇所が原因である障害について該当部分を切り分けるトラブルシューティングなども行います。

定期的なメンテナンスで、変化する上部活動にも耐えられる環境、クライアントやユーザーがストレスなく快適に使える状態を長期間維持していかなくてはなりません。

トラブル発生時にはどれだけ短時間で復旧させられるか、問題発生による被害をいかに最小化できるかが、インフラエンジニアとして大いに手腕を問われるところとなります。

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インフラエンジニアに必要なスキル

インフラエンジニアには、幅広い知識とスキルが求められます。ここでは、インフラエンジニアとして身につけておきたい基本的なスキルについて理解しておきましょう。

ネットワーク機器やサーバーに関する幅広い知識

インフラエンジニアのスキルで求められるのは、ネットワーク機器やサーバーに関する知識です。運用中の不具合に対応する場合、原因はシステムばかりではなくネットワークの可能性もあります。

OSについては、クライアントによって使用しているものが異なりますが、代表的なものとしてLinux・UNIX・Windowsの知識は押さえておきましょう。

セキュリティに関する知識

情報技術の基盤となるITインフラの構築・整備を行うためにはセキュリティに関する知識も必要です。インフラ部分に脆弱性があるとコンピュータウイルスに攻撃されてしまいます。

システム全体が使えなくなってしまう、情報が漏えいしてしまうなどのリスクがあり、企業規模が大きいほど被害が大きくなりがちです。トラブルを未然に防ぐためにも、セキュリティに関する知識を身につけましょう。

クラウドに関するスキル

近年は、仮想化技術の発展によりサーバーやデータベース、ソフトウェアなどをインターネット経由でクラウド上に格納できるクラウドコンピューティングサービスがあります。

初期費用が抑えられる、コストパフォーマンスが良いなどのメリットから導入する企業は増えつつあり、これらに対応するスキルが必要と考えるクライアントは多いです。

英語力

英語を学んでおくと、IT業界の最新情報をキャッチしやすくなります。

ITエンジニアは技術を学ぶためにドキュメントやソフトウェア、ハードウェアのカタログなどを読み込まなければなりません。そうした情報は高頻度でアップデートされる上、多くの場合英語です。英語を学んでおけば、タイムリーに技術を学ぶことができます。

コミュニケーションスキル

インフラエンジニアは、クライアントやチームなど多くの人と働くため、コミュニケーションスキルも大切です。

また、プロジェクトに関わる人々は、同業者ばかりではなくITに関する知識のレベルもそれぞれ異なります。相手のITリテラシーに合わせて、誰に対しても分かりやすく円滑にコミュニケーションを取れる人が適しているでしょう。

マネジメント能力がある

サーバーやネットワーク開発では、チームリーダーとしてプロジェクトをまとめる能力も求められます。上流工程では要件定義や設計だけでなく、論理的思考を持ち、チーム全体の工数を減らして効率性を高める工夫も必要です。

責任感が強く、信頼できる

プロジェクトは長期にわたることが多いため、1つのプロジェクトを責任持ってやり遂げる気持ちが必要です。また、開発ではトラブルが発生する可能性もあり、常に問題と向き合う姿勢も大切になります。

すぐに投げ出すのではなく、忍耐を持って丁寧に作業をしてください。

エンドユーザーを意識できる

エンドユーザーを意識してインフラの構築を行うことも大切です。

インフラエンジニアの仕事は、Web開発のようにエンドユーザーの目に直接触れるものではありません。だからこそ、そこに何が使われるのかを想定し、その先にあるユーザーが使いやすいものになるか意識できる人は、仕事が丁寧で喜ばれる可能性があります。

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インフラエンジニアの仕事に役立つ資格

インフラエンジニアを目指す上で役立つ資格をいくつかご紹介します。

ネットワークスペシャリスト試験

国家資格ではIPAが認定するネットワークスペシャリスト試験があります。インフラエンジニアの中でもネットワークエンジニアが対象で、活動分野における幅広い知識とスキルが問われる試験です。

例年の合格率が10%台。すでにネットワークエンジニアを本職として活躍している人でも複数回のチャレンジを経て、合格となる人が多いレベルが高めの資格です。取得できればまさにネットワーク分野のスペシャリストとして、インフラエンジニアの仕事における評価と信頼度が大いに高まるでしょう。

システムアーキテクト試験

同じくIPA認定のものにシステムアーキテクト試験があります。情報システムや組み込みシステムの開発に必要な要件を定義し、それを実現するための全体を設計、システムに関わる開発を主導する人の能力とスキルを問う試験です。

主に上流工程における専門的な業務分析や知識・スキルなど、高度な能力を身につけることが必要で、小論文形式の論述試験も課されます。すでにインフラエンジニアなどの業務経験者がチャレンジして、なお10%代前半の合格率となっており難易度は高め。非常に信頼性が高く、保有できれば大きなブランド力となる資格です。

CCNA、CCNP

民間のベンダー資格のなかでも、シスコシステムズ社が認定するCCNACCNPは、ネットワークの知識や仕事で触れることの多いシスコ製品の操作方法を効率的かつ体系的に学ぶことができる資格です。

レベル別に資格が設けられており、CCNAが補佐的役割の技術力を保証するエントリーレベル、CCNPが専門分野として確立されたスキルを有し、まさにプロとして独力で活躍できる技能を認めるミドルレベルとなります。

Linux技術認定試験(LinuC)

Linux技術者認定試験(LinuC)も代表的なベンダー資格です。サーバーOSで高いシェアを持つLinuxに関する知識とスキルを証明するもので、ネットワークの基礎知識も問われます。

従来からのインフラスキルはもちろん、仮想化技術やクラウドセキュリティなどインフラエンジニアが現場で求められるスキルが問われる認定試験です。

レベル1~3までのグレードが設けられていますが、一定の指示のもと運用監視を担うエントリー段階ならレベル1、上流工程の設計や構築まで携わるならレベル2以上の取得が目指すべき目安となります。

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未経験から転職する場合の難易度は

インフラエンジニアは、ITインフラに関わる幅広い知識と高度な技術が必要とされることから、未経験からの転職は難易度が高くなりやすいようです。

ただし、全く採用されないということではなく、別のエンジニア職の経験があればインフラエンジニアとして採用されるチャンスはあります。

サーバーやネットワークは、止まらず安定的に稼働していなければなりません。インフラエンジニアはシフトを組み24時間体制で運用・保守業務を行うため人手を必要としていますが、新卒の希望者が少ない傾向です。

インフラエンジニアを必要としているにも関わらず、希望者が少ないことから、インフラエンジニアの育成もかねて未経験の転職者にも目を向けている企業が増えています。

経験がなくても、情報技術に関する資格などを持っていると、さらに採用に有利になるでしょう。

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インフラエンジニアの年収

フリーランスHubの平均月額単価は68万円です。最低単価は12万円、最高単価は150万円と単価に大きな差があります。十分なスキルを身につけ、自身の市場価値を上げてからフリーランスとして独立することで、高単価の仕事を受注することが出来るでしょう。

なお需要が高い一方、全体的な人材不足が恒常的に存在するため、年収水準は上昇傾向にあり、今後の待遇はよりプラスに移行すると期待されます。

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インフラエンジニアのメリット・デメリット

インフラエンジニアに就いた場合のメリットとデメリットについて、実情をご紹介しましょう。

インフラエンジニアになるメリット・魅力

インフラエンジニアの仕事は、およそ個人が接触する機会がないような、企業・組織における大規模プロジェクトまたは事業・開発環境の根幹に関わる部分の構築や運用が対象になることが多いです。

職場によっては、サービスの裏側に迫れるチャンスなど一般にはほぼない、自治体や大企業のビッグプロジェクトに組み込まれるなど他の職種に比べても稀な状況にあることもあります。社会貢献度としても非常に高い実感を得られるでしょう。

また、今やインターネットは使えて当たり前でITインフラのない暮らしは想像すらしにくい時代となり、職種がなくなる可能性は低いでしょう。

さらに、IT系の資格は専門性の高さゆえ、研修受講料だけで数十万円かかるなど、取得費用が高く個人では手が届きにくいものも少なくありません。インフラエンジニア関連の資格もその傾向がありますが、業務に必要なものとして費用は会社側で負担してもらえるケースが一般的になっているのもメリットです。

インフラエンジニアのデメリット

時間を問わない障害対応が必要になることが挙げられます。担当するインフラシステムに問題が生じた場合、24時間対応を迫られるケースがしばしばです。いったんトラブルが発生すると、迅速な対処はもちろん原因究明や再発防止策の策定・実行など、やるべき業務が山積し、容易に中断もできない苦労があります。

設定の変更やメンテナンスを行うタイミングは、なるべくユーザーに迷惑がかからない時を選ぶものとなるため、深夜作業や休日出勤が多くなりがちであることも覚悟しておかねばなりません。

1つの現場に対する担当が長期化しやすい点も、人によってはデメリットになる可能性があります。インフラエンジニアは構築、運用、その後の長期にわたるメンテナンスまで一貫して携わるため1つの現場を数年単位で担当するといったケースが珍しくありません。

同様の環境で似た作業を繰り返すことが求められる場合もあるので、変化が乏しいとモチベーション低下につながってしまう方には、デメリットとなるでしょう。

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インフラエンジニアに向いている人の特徴

インフラエンジニアの仕事に向いている人はどのような人か、特徴を紹介します。

好奇心が旺盛な人

システムの基本となるインフラには、新しい技術や作業をするうえでの効率的な方法が次々に登場します。
コンピュータのハード・ソフトの双方に強い興味があり、最新のITインフラに関する知識を積極的に吸収する好奇心と意欲がある人は、インフラに従事すれば能力を発揮できるでしょう。

学校で学んだ知識があったとしても、仕事に就いてからの実務は絶えず変化にさらされています。
その変化を楽しんで関わっていける人はインフラのみならず、エンジニアに向いているといえるでしょう。

慎重に仕事を進めるタイプの人

一般的に仕事にはスピードが求められますが、エンジニアには正確さも非常に重要です。
インフラはシステムの基本となるものであり、確実に支障なく動作することが求められます。問題を起こせば、広い範囲に影響を及ぼすでしょう。

インフラエンジニアには慎重な目線が必要で、システムの導入やアップデートの際には事前の検討・確認をしっかり行わなければなりません。

効率的に仕事を進められる人

日常の保守やアップデートはルーチンワークが多いといえます。
マニュアル通りに実施することは業務の基本ですが、それだけを漫然と行っていると、業務改善の糸口はつかめないでしょう。

より効率よく作業を実施するためには、たとえばツールを使って複数のルーチンを同時に実行することや、自動化を行うなどの工夫が必要です。
そのような効率化を考えて仕事を進められる人が、インフラエンジニアには向いています。

コミュニケーションスキルが高い人

インフラはネットワークや端末のハードウェアを含んでいるため、それらが設置されている部署とは関わりがあり、一般の社員や責任者とのやりとりもあります。
また、Webやデータベースなどのサーバーに携わる専門のSEと関わることも。場合によっては、システムのアップデートに関して全社的なアナウンスが必要になる場合もあるでしょう。

インフラエンジニアには、各部門や異なるレベルの人とのコミュニケーションが欠かせず、部門間の要望を調整しながらシステムに反映する能力が必要です。

ミスに気付く能力が高い人

インフラは、各種のサーバー・データベース・ネットワーク・各部署の端末など異なるシステムがネットワークを介して接続しています。気を配ることが多いために、勘違いや理解不足が原因のミスも発生しやすい環境です。

ミスが発生すると、主要なシステムに影響が出たり、全社的に業務が止まったりしかねません。インフラエンジニアは、トラブルが発生しても状況を冷静に捉え、ミスに気づき、原因を特定して対処する能力が必要です。
また、ヒューマンエラーが発生しないように作業を見直す力も必要だといえます。

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インフラエンジニアの将来性

インフラエンジニアの需要は安定して高く、さまざまな場にニーズがあります。ITインフラは社会に深く根づいたものとなり、今後もその必要性は変わらず増していくでしょう。

ITインフラの安全性、安定性はさらに高次元で問われるようになり、整備の必要性、専門性も高まり、今後はこれまで以上に幅広い現場でインフラエンジニアが求められると推察されます。

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インフラエンジニアのキャリアパス例

インフラエンジニアとしてキャリアを積み、さらにネットワーク分野やシステム管理分野、セキュリティ分野などの専門性を高め、ITスペシャリストになるという道もあります。IT関連部門の責任者・管理職にあたるプロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーを目指すことも可能です。

ITスペシャリストから経営的視点もプラスし、設計士たるITアーキテクトになる人もいます。企業や組織の経営課題を解決することに特化し、ITコンサルタントの道を歩むケースもみられるほか、フリーランスで働くインフラエンジニアも増えてきました。

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まとめ

インフラエンジニアという職業について、定義から具体的な業務内容、報酬目安、働くことの魅力ややりがい、目指す上での向き不向き、必要とされるスキル・知識、将来性まで、知っておきたいポイントを解説してきました。

高度な技術やスキルも必要ですが、何より重要なのは「なりたい!」という気持ち、興味関心をもって知識や技能を能動的に身につけていく姿勢です。ITなき生活、ITなき社会など想定できない世界となった今、ITインフラの重要性ははかりしれません。インフラエンジニアはそれを作り、支え続けるプロフェッショナルとして、強く求められる非常に重要な人材です。

情熱をもって取り組めるなら、報酬面もやりがいも高く、魅力的な仕事となるでしょう。未経験からでも過度な心配は不要です。関心をもたれたなら、ぜひ目指す一歩を踏み出してみてください。

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