AIエンジニアの年収は?高収入の理由と市場価値を紹介

スマートフォンやスマート家電、Webサイトのお問い合わせチャットボットなど、AIが活躍している分野は多岐にわたります。そうしたAIを開発しているのがAIエンジニアです。

現在徐々に需要が高まってきているAIエンジニアは、今後さらに求められ、不足していくとみられています。この記事では、そんなAIエンジニアの年収や仕事内容、市場の傾向や目指し方などを紹介します。

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AIエンジニアとは?

AIエンジニアとは、人工知能である「AI」を開発・育成するITエンジニアを指します。

AIとは、まるで人間のように思考できる仕組みやプログラムのことをいいます。そのAIを作り育てるために必要なのは、人の行動などさまざまな情報を記録した膨大な量のデータ(ビッグデータ)です。

AIエンジニアはそのビッグデータをもとに、データ解析や機械学習を行って企業や社会が求めるAIを開発し、活用していきます。

似た職種に、データサイエンティストがあります。AIエンジニアがAI自体を開発するのに対し、データサイエンティストはAIやビッグデータを活用して企業や社会の方向性を考えたり、新たな商品やサービスを開発したりします。

どちらもビッグデータなど膨大な量のデータを解析するため、Pythonなどのプログラミング言語やデータベースを活用するスキル・知識が求められることは共通点といえそうです。もちろん、どちらか一方から、もう一方へのキャリアチェンジを目指す人も少なくありません。

AIの歴史は意外と古い

AIといえば“時代の最先端をゆくハイテク機器”といった印象を持つ人もいるでしょう。それもそのはず、一般社会でよく耳にするようになったのはここ数年のことです。ですが、実はAIの誕生は1950年代で、意外と長い歴史があります。

AIの需要が急増してきた理由として、インターネットの進化が挙げられます。インターネットを使った情報のデータ化により、社会を構成する企業や組織が抱えるデータが大きくなってきました。

それに伴い、AIエンジニアの需要は現在とても高まっています。AI技術はまだまだ黎明期であるといわれており、人材不足も予測される状況です。参入を考えているなら、ぜひ行動に移しましょう。

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AIエンジニアの平均年収

AIエンジニアの年収はITエンジニアのなかでも高い水準にあり、AIエンジニアとして働くことができれば高年収を狙える可能性があります。

2021年に発表された経済産業省の調査によると、ある企業(製造系システム子会社)が出したAIエンジニアのオファー年収(転職・就職の際に提示される年収)は450~700万円でした。

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AIエンジニアの初任給・ボーナス

AIエンジニアの初任給は、前述した経済産業省の調査によるオファー年収450万円前後であると考えられるでしょう。もちろん、この金額は就職した時点で持っているスキルや資格、知識、経験によって変動します。

AIエンジニアの人口は将来にかけて大きく不足していくと予想されています。そのため、需要と供給の関係により、上記金額を大きく下回るということは少ないと考えられます。

しかし、現在はまだAIが進化している最中です。今後はさらに複雑かつ新しい技術を取り入れた開発が求められるでしょう。AIエンジニアの初任給やボーナスは今後も高水準になっていくことが予想されますが、同時に求められるスキルや知識も、より広く深くなっていくとみられます。

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AIエンジニアの年齢別年収

AIエンジニアもほかのITエンジニアと同じく、スキルや実務経験を増やすことによって年収が上がっていきます。また、企業に雇用されて働く場合であれば、管理職以上を目指すことで、年収は大きく上がっていく傾向にあります。

一般的には20代でいちばん年収が少なく、その後じわじわと年収を上げ、50代で最も高い年収となります。実務経験とスキルが評価されていることはもちろんですが、管理職に就いているために大きく収入が上がっている、という背景があることも理解しておきましょう。

管理職になると年収は上がりますが、それに伴って責任も大きくなります。業務内容もAI開発だけでなく、AIエンジニアやそれに関連する職種をまとめ上げるマネジメントが主になるでしょう。

その際は、経験やITスキルはもちろん、人の話をよく聞く、クライアントのニーズを把握するといったコミュニケーション力も重要になります。

関係者と連携し、より良い結果を出すことが管理職の仕事です。そのため年齢が上がると年収も上がりやすくなりますが、20代と50代では業務内容に大きな違いが出ると考えておきましょう。

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AIエンジニアの年収の特徴と傾向

AIエンジニアの年収の特徴として、前述したように初任給であっても、比較的高水準であることが挙げられます。

AIエンジニアとして活躍する人の多くが、あらかじめ大学などで機械学習や数学などの必要なスキルを身につけていることが理由であると考えられます。

就職・転職後に学んだり覚えたりすることはとても多くあります。しかし、基礎となる機械学習や数学の知識がすでにあり、それを活用することで実践的な仕事につなげられるのであれば、最初から高い年収になるのは決して不思議ではありません。

独学や転職でAIエンジニアを目指せる可能性もありますが、ハードルは高くなる傾向にあります。しっかりと基礎のできたAIエンジニアを目指すのであれば、まずは大学や専門学校、またはオンラインスクールなどに通うことも視野に入れてみましょう。

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AIエンジニアで高収入を得ることができるか?

AIエンジニアは、企業や社会全体が持つ膨大な量のデータを活用し、自分で考えて行動するAIというプログラムを開発する仕事を担います。専門性と難易度が高い業務であるといえます。

AIエンジニアの仕事をするために必要なスキルや知識はすぐに身につくものではないうえ、高い学力と理解力が求められます。AIエンジニアを目指しながらも、ハードルの高さゆえに途中で諦めてしまう人も多くいるでしょう。

そのため、求める業務を行えるAIエンジニア自体が貴重であり、提示される年収や報酬は自然と高くなる傾向にあるのです。

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海外のAIエンジニアの年収を比較

AIエンジニアが高収入であるといっても、日本国内で高額な報酬を提示する企業はまだまだ少ないのが現状です。

しかし、海外ではAIエンジニアがすでに多く求められているため、オファーとして提示される金額は日本よりも高額となる傾向にあります。

より大きなやりがいや高い報酬を求めて、海外へ渡るAIエンジニアもいるようです。ただし、日本企業は今後、深刻なAIエンジニア不足が予想されているため、大手企業を中心に高い年収を提示する企業が増えていくと考えられます。

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AIエンジニアになるために必要なスキル

AIエンジニアに必要なのは、主にPythonを中心としたプログラミングスキル、AIに学習させるための機械学習やディープラーニングの知識と理解、仮説を立てながらロジカルに業務を進めるための論理的思考です。

また、数字に強いことはもちろん、データベースを扱うための知識も必要です。常に新しい情報を取り入れる好奇心も求められます。AIが時代の最先端をゆく技術であるため、常に新しい情報を仕入れ、時代の流れを先取りしなければならないからです。

さらに、近年はフレームワークが活用されることも多いため、フレームワークの知識もあればなお良いでしょう。フレームワークはその後のメンテナンスを容易にしたり、多人数で開発を行う際に記述の統一性を高めたりするメリットがあります。

フレームワークの活用はその後のコストを抑えることにつながるため、今後さらに求められるシーンは増えてくると考えられます。

AIエンジニア向きの適性

適性としては、自身で仮説を立てて行動し、結果を出してはまた仮説を立てて…と繰り返し努力できる人が向いているといえます。

また、新しい技術や情報をどんどん取り入れ、より良いものを作っていく向上心があると、AIエンジニアとして活躍できる場は広くなるでしょう。

注意しておきたいのは、AIはただ知識と技術を駆使して開発すればOK、というわけではないことです。

AIが活用されるのは公的機関や自動車業界、ファッション業界、コンピュータ関連などさまざまです。

開発したAIが活用される業界の内部事情をAIエンジニアがしっかりと把握していれば、よりニーズに合った開発ができます。そのため、非エンジニアや全く畑違いの業界からAIエンジニアを目指すのはおかしいことではなく、むしろ可能性が広がるチャレンジだと捉えましょう。

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AIエンジニアの市場価値とキャリアパス

経済産業省によると、AIエンジニアを中心としたIT人材は、2030年には約79万人不足すると予測されています。そのため、AIエンジニアは今後、どんどん市場価値が上がっていくと考えられるでしょう。

AIエンジニアになるためのキャリアパスとしての王道は、大学の情報科学を専攻して必要な知識とスキルを身につけることでしょう。社会人がAIエンジニアへの転職を目指す場合は、ITエンジニアとしてプログラミングスキルを身につけると同時に、機械学習およびディープラーニングを学ぶことが必要です。

基礎が身についたら、未経験OKのAIエンジニアを募集している企業を探しましょう。未経験からのAIエンジニアは職探しのハードルが高くなることが予想されます。

選択肢の1つとして、オンラインスクールなどで基礎を学び、客観的にスキルや知識、レベルを判断してもらった後、レベルに合った企業へ就職・転職するといった方法も考えられます。

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AIエンジニアのやりがいや魅力

AIエンジニアが開発するAIは、スマートフォンや便利家電のほか、Webサービスの問い合わせチャットボットや自動車の自動運転など、さまざまな部分で活用されています。

今後の人口減少が懸念されている日本において、AIは人材不足にあえぐ介護業界や力仕事、その他さまざまな業務の効率化などに多く導入され、生活のなかになくてはならないものとなるでしょう。

そのようなAIを作り育てる仕事は、世の中、そして人々の役に立っているという大きな実感と満足感が得られそうです。

各家庭に浸透しつつあるGoogle Nestなどのスマートデバイスは、音楽を流したり人と話をしたりして、時には人を楽しませ、時には心のよりどころとなっています。

また、企業のお問い合わせフォームなどで活躍するAIチャットボットなどは、好きな時間での問い合わせを可能にし、人々の生活をより充実したものへと変えています。

今や日常のさまざまな場面で、AIの活躍がみられます。これはAIエンジニアにとって大きなやりがいを感じられるものであり、魅力であるといえるでしょう。

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AIエンジニアの働き方

AIエンジニアの開発や導入には大きな資金が必要となります。そのためAIエンジニアが働くのは、必然的に大企業となることが多いでしょう。

働き方としては、一般的な会社員と同じく朝から夕方までが基本です。ただし、企業によっては始業時間、終業時間共にずれることも考えられます。プロジェクト単位で業務を担うことが多く、期日がタイトであったり開発が予定通りに進んでいなかったりする場合は、残業などが増える可能性もあります。

場合によっては、リモートワークやフレックス制度が使えることもあり、柔軟に働ける可能性が高い職業であるといえます。

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AIエンジニアで高収入を目指す方法とは

AIエンジニアで高収入を目指すために確実に必要なことは、基礎的な知識やスキルを正しく身につけること、そしてクライアントを含む多くの人の話をきちんと聞くための聞く力を育てることです。

どんなにコミュニケーション力が高くても、業務を確実に行えなければ信頼して仕事を任せることはできません。反対に、業務遂行スキルは高いけれどやりとりに時間がかかり、何度も言葉を往復させなければならないのであれば、労力がかかります。

求められるAIエンジニアは、クライアントがイメージする完成図を同じようにイメージでき、さらにそれをより高いレベルの業務に落とし込める人です。相手の期待を上回る結果を出せるAIエンジニアは重宝され、高収入が期待できるでしょう。

また、高収入を目指すための選択肢としてフリーランスになる方法もあります。ITエンジニア向けの案件案内サイト「フリーランスHub」では、2022年5月13日時点で、111件のAIエンジニア案件を見つけることができます。

1つ注意しておきたいのは、フリーランスは即戦力として求められる傾向にあるため、すでにAIエンジニアとしてある程度の実務経験がある人に向く選択肢であるということです。

これからAIエンジニアを目指す人や、実務経験がまだ少ないという人は、まず会社員AIエンジニアとして実績と知識・スキルを積むことから始めましょう。

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今後が期待されるAIエンジニアを目指そう

AIエンジニアに興味を持っているなら、ぜひAIに関する勉強をし、AIエンジニアを目指しましょう。

ただし、AIエンジニアとして働けるようになるまでには、長い時間が必要になる可能性があります。しばらくの間は、ひたすら努力を続けることになる覚悟は必要です。

これからAIエンジニアの需要が増えていくことは間違いなく、実力があればITエンジニアのなかでも高い年収が見込めます。少しでも興味があるならすぐに行動を始め、チャンスを逃さないことが大切です。

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