フリーランスエンジニアになりたい人必見!頼りになるエージェントを見つけるコツとは?

最終更新日:2024年11月28日


この記事のまとめ

  • フリーランスエンジニアにとって、エージェントは案件紹介、契約交渉、報酬トラブル対応など、さまざまな面で心強い味方となる
  • フリーランスエージェント選びには自分に合った案件を紹介してくれるか、サポート体制が充実しているかなど複数のポイントが重要となる
  • 複数のフリーランスエージェントに登録することで、より多くの案件から自分に最適なものを選択できるようになり、情報収集の幅も広がる

エージェントの数はたくさんあるので悩みますが、エージェント選びで失敗したくありません。本当に良い案件を紹介してもらえるのでしょうか。ここでは、フリーランスでやっていくためにエージェントは必要なのか、どんなことに注意したらいいのかを説明していきます。

フリーランスエージェントとは

フリーランスエージェントは、主にエンジニアやデザイナーなどの仕事を探しているフリーランスと、仕事を依頼したい企業をマッチングするサービスです。

エージェントでは、登録したフリーランス人材とヒアリングを行い、スキルや希望条件に合う案件を提案します。

エージェントの登録や企業リストの閲覧など、利用は無料であることがほとんどですが、案件に参画すると仲介手数料が発生する仕組みになっています。仲介手数料は案件によって金額が異なります。

フリーランスは、自分で取引先に営業したり、条件の交渉をしたり、個別に契約をしたりしなければなりません。

エージェントに登録すれば、自分で探すよりも案件を獲得しやすく、個人で行うときに発生する契約処理なども代行してくれるので、安心して仕事ができるようになります。

フリーランスHubでは、自分に合ったフリーランスエージェントを探すことができます。
フリーランスエージェント一覧

ITエンジニアやデザイナーは技術職ですから「これまで営業の経験がなく苦手」「独立したばかりで1人で仕事を獲得する自信がない」という人に心強いサポートとなってくれます。

クラウドソーシングやマッチングサイトとの違い

もう1つ、フリーランスが仕事を探す方法として、マッチングサイトがあります。「ランサーズ」「クラウドワークス」などのクラウドソーシングサイトがそれにあたります。

フリーランスと企業をマッチングするという意味では、エージェントとマッチングサイトは、同じ役割を担っています。ただ、エージェントと違うポイントは、自分で営業をかける必要がある点です。

クラウドソーシングは、案件や募集内容を閲覧し、その中から自分で見極めて選ぶ必要がありますが、スキルや実績をアピールするのは自分で行います。

エージェントで紹介する案件に比べ、単価相場は低めですが、初心者からチャレンジできるものや、在宅案件が豊富にあります。経験として副業から始めたい、時間や場所に縛られず、自由に活動したい人にはマッチングサイトが適しているといえます。

一方、エージェントで紹介する働き方には主に「常駐型」と「在宅型」の2つがあります。

常駐型は、クライアント企業の職場で作業をします。フリーランスエージェントで多く扱うのは、この「常駐型」です。企業ではこのタイプを求める傾向にあり、エージェントでも常駐型を多く扱っているため、案件を選びやすいのが特徴です。

またチームで作業をすることが多く、仕事に活気があるとやる気にもつながりますし、必要に応じて相談することも可能です。

近年は在宅型を中心に扱うエージェントや、教育プログラムを用意しているところもありますので、働き方の選択肢を広げたい人は登録してみましょう。

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フリーランスエンジニアという仕事にエージェントが必要なワケ

フリーランスエンジニアとして安定した収入を得るためには、エージェントの存在は必須です。その理由やメリットについて説明します。

仕事の受注が安定する

フリーランスに転身する際の一番の不安は「仕事を獲得できるか」ということでしょう。会社員と違い、フリーランスは1つの仕事が完了すると、次の案件を獲得しない限り収入がなくなってしまいます。

そのようなときエージェントなら、新しい案件を紹介してもらえます。案件終了を見越して新しい仕事を紹介してくれるなどの配慮もあり、収入の安定につながります。働き方や報酬など、エージェントが探しやすいように、条件や希望はできるだけ詳細に伝えましょう。

本業に集中できる

フリーランスは、営業活動で自分をアピールし仕事を獲得しますが、そのためにはコミュニケーションスキルやセンスが求められます。ですが実際には、交渉が苦手、コミュニケーションが上手くいかないというエンジニアは少なくありません。

営業に苦手意識がある人は、ぜひエージェントを利用しましょう。エージェントを介して行われれば、交渉の手間を省くことができます。案件を獲得するまでの時間を短縮し、案件のみに集中することができます。

そこで仕事が評価されれば、また仕事の依頼が来るようになり、案件の選択の幅も広がります。

単価の高い案件を受ける

フリーランスが収入を安定させるためには、条件の良い案件を見つける必要があります。エージェントに依頼すれば、個人では獲得できないような大手企業の業務や、非公開の案件を紹介してもらえることがあります。

またITエンジニアの不足により、企業の人材獲得は競争が激しくなっています。状況によっては、優秀な人材を獲得するため、20~30万単位であがるケースもあります。

プロジェクトには、複数の企業が介在する商的流通がありますが、フリーランスとクライアントの間に商的流通が1社のみの場合は「エンド直請け」と呼ばれ、商流が深い案件よりも手数料が減るため、高額案件になる可能性があります。

単価交渉はエージェントが行っているため、個人の交渉ではできないような報酬を期待することができます。

事務処理のサポートが受けられる

フリーランスでは契約書や報告書、請求書などすべて自分で行う必要がありますが、ひな形や書面などエージェントが用意してくれるため、初めて行う人でも安心です。

報酬によるトラブルが発生しにくい

エージェントは報酬に関する手続きも代行してくれます。個人でクライアントとやり取りするよりも入金トラブルなどが発生しにくく、企業に常駐して働いている間に何かあった場合でも相談できるので、安心してフリーランスの業務に取り組むことができます。

客観的な視点で仕事を紹介してもらえる

フリーランスは基本的に1人で行うため、キャリアについてのスキルや評価、市場動向などについての情報が不足しがちです。

エージェントは案件の仲介だけではありません。フリーランスにアドバイスをしてくれるコンサルタントであり、相談できるカウンセラーでもあります。

エージェントに登録してコンタクトを取っていれば、需要のあるスキルや市場、トレンド、役に立つセミナーなど、必要に応じて対応してくれます。今後の仕事の方向性なども計画できるようになります。

ほかにも、エージェントによりますが、福利厚生を受けられる場合もあります。健康診断やスポーツクラブ、ホテルの優待や働けなくなったときの所得保障保険サービス等もあります。対応してくれるエージェントに問い合わせてみましょう。

フリーランスエンジニアとして活動する際に気をつけるポイントについては、以下のレバテックフリーランスの記事も参考にしてください。
「フリーランスエンジニアになる際にやること。必要な準備や案件獲得法について」

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なぜ「選び方」が重要なのか

エージェントは、どこも同じではありません。それぞれの特徴ややり方があります。どのエージェントが良いのか、自分に合うのはどこなのか、エージェントを選ぶにあたりどのような点に注意したらいいか理解しておきましょう。

信頼できる担当者を見極めよう

エージェントに依頼する最大の魅力は「細やかなサポートを受けられる」ことです。しかし多くの希望者をかかえるエージェントにとって、すべての依頼者のベストなタイミングに対応しきれないことも想定のうちに入れておく必要があります。

またエージェントの質が高くても相性がよくない場合や、それぞれ得意とする分野や案件を持っているので、希望に合わない場合もあります。

フリーランスとエージェントの間も、ビジネスの関係ですからお互いが信頼できることが大切です。エージェントへできるだけ希望を明確にアピールする努力をしましょう。それでも自分が求めている対応が得られない場合は、担当者を変えてもらうのも方法の1つです。

さらに、大手エージェントは多数の登録者を扱っています。その場合、実務経験が豊富であったり、すでに何度も案件をこなして実績があったりする人などが優先される場合も有るようです。そのため、一定の基準を満たさないフリーランスには、案件が紹介されない可能性もあります。

一方で、契約している企業の数が多く、幅広い案件をたくさん紹介するタイプのエージェントも存在します。こちらの場合は、紹介されるものの中から、自分に合った案件をある程度自力で選び取るセンスを養うことが大切です。

登録者が比較的少ない、中小規模のエージェントにも注目してみるといいでしょう。小規模だから案件もあまりないだろうと考えるのは間違いです。数が少なくても、質の良いクライアント企業や良い案件を持っている可能性があります。

自分の「守備範囲外」の案件は受けない、無理をしない

通常決められた労働時間を超過した場合は、見合った報酬が支払われるのが一般的です。しかし思わぬトラブルでプロジェクトの進捗状況がひっ迫し延長、あるいは契約更改もやむを得ないということもあるものです。

業務を完遂するために臨機応変な対応を求められることもあるでしょう。このようなとき時間や契約の融通が利く、という点こそがフリーランスの利点と言えます。さらにエージェントや契約企業の期待に応え、信頼を得たい、と思う気持ちが多分に働くのもフリーランスの性でしょう。しかしだからといって、自分の能力以上、専門外の業務を依頼された際の無理は禁物です。体が資本のフリーランスですから、無茶をし体調を崩してしまっては元も子もありません。フリーランスは「体調管理も仕事のうち」と心に留めておきましょう。

もちろん「守備範囲外」の仕事にチャレンジすることで大きな成長が見込まれる場合や仕事の幅を拡げる足掛かりとなる場合もあります。慎重に、そのような時にこそ親身に相談にのってくれるエージェントと出会いたいものです。

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良いエージェントの見分け方

信頼できるエージェントを選ぶために、どのような点に注意すべきか、良いエージェントを見分けるポイントを説明します。まずその特徴をみていきましょう。

希望の案件を紹介してくれる

スキルや得意分野、経験と実績、希望条件、働き方、金額など、あらゆる角度から見極め、合致する案件を探してくれるエージェントなら、実際に仕事をするときもスムーズにいきます。

また、エンジニアとして今後続けていくのか、副業としてやっていくのか、会社に戻りたいのか、その人の人材価値を見極めて案件を提案するエージェントは信頼できます。

例えば「これは単価が低いけれど、次のステップにつなげやすい」「今後ニーズが高まる分野だから、やってみたほうがいい」など、方向性を提案してくれます。さらにエージェントによって案件の質も様々です。よく見て、よく聞いて、その人の人柄やどのような案件を提案してくるのかなどを見極めましょう。

サポートの充実と確実性

エージェントがどれくらいサポートをしてくれるのか、確認しておきましょう。例えば、案件を紹介されて、企業を訪問する際、エージェントは同行してフォローしてくれるのか、契約書の作成は手伝ってもらえるのか、ほかにもエージェントそれぞれ、独自のサポートがありますので知っておくと安心です。

良いエージェントは、参画後も定期的に連絡をしたり訪問したりしながら、上手くいっているか、困ったことがないかなど気にかけてくれます。フリーランスからの連絡にも、迅速に対応してくれる人が望ましいでしょう。

報酬の支払いタイミングが早い

案件を開始してすぐに報酬が発生するわけではありません。報酬の支払い日は、一般的には当月末締日の場合は翌月の20~25日前後ですが、エージェントによっては30日、またはそれ以上のところもあります。支払いが早いところは、信頼性も高い傾向にありますので、事前に確認しておきましょう。

続いて気をつけておきたいポイントを見ていきましょう。

単価報酬が適正か 交渉の余地があるか

エージェントが取りあつかう案件にはさまざまなものがあり、なかには相場と比べ単価が低いものもあります。フリーランスがエージェントと話を進める際注意したいポイントは、このような場合に単価アップの交渉や相談にこころよく対応してくれるかという点です。
フリーランスの希望や個々の事情なども考慮して対応してくれるエージェントかどうかを見極めましょう。

コミュニケーションがとれるか

思い通りの案件に出会えない時でも、コミュニケーションが円滑にとれるエージェントならばそれだけで不安は軽減されるものです。また、案件獲得後も参画中の急用に迅速に対応できるエージェントでなければ、思わぬトラブルに発展することもあります。まずはメールやチャットなどで質問を投げかけ、レスポンスの早さや対応などをみてみるのもよいでしょう。

報酬の支払いに関して明確か

いくら多くの案件を紹介してくれる信頼のできるエージェントでも、事前にしっかりと確認しておきたいのは「報酬の支払い」についてです。報酬の支払いが顕著に遅い、支払われないなどは論外ですが、契約の前に、請求から支払われるまでにかかる時間、報酬の受け取り方法などの説明を怠らないエージェントはやはり信用できます。
 
支払いの遅延については経理ミスならば許容範囲ですが、資金力の不足も考えられます。フリーランスは、案件の一つひとつが生活に影響してくるので、後でトラブルにならないよう、事前にエージェントの口コミや評判などをチェックしてみてください。

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エージェントは複数登録がおすすめ

エージェントに登録する場合、少なくとも3社は登録するようにしましょう。複数登録しておくほうが、案件が見つかりやすくなりますし、エージェントや案件に対して比較・検討もできます。

ほかにも理由があります。なぜ複数登録したほうがいいのか、具体的に解説していきます。

正しい情報か自分で判断できる

病気の手術や治療をする前に、セカンドオピニオンを受ける人がいます。専門家でも見解や治療の方法が異なるため、別の医師の意見を聞いてみるというものです。

同じように、1人のエージェントがすべて正しいというわけではなく、偏った意見を持って人がいることも否定できません。最終的に案件を選び、決断するのは自分です。正しい判断・決断をするためにも、複数のエージェントと相談することをおすすめします。

エージェントそれぞれに得意分野がある

エージェントはそれぞれに得意とするジャンル、拠点、独自の営業地域や人脈などを持っているため、紹介する案件が異なります。

外資系企業や金融系を得意としているところ、Web系やゲームを扱う会社を得意としているところなど、同じエンジニアの仕事でも、企業や職場によって条件が変わってきます。

エージェントの規模だけで選ぶのも避けましょう。紹介する案件が多い大手会社と、案件が少ない小規模な会社、どちらに自分に合う好条件の仕事を持っているかは分からないからです。例えば小規模でも、良い条件の案件を持っていることがあります。

連絡が来ないエージェントも存在する

エージェントは多くのフリーランスをかかえています。一人ひとりにきめ細かなサービスを行う丁寧なエージェントの中には、案件が豊富な時ほど対応が追いつかず、迅速なレスポンスが行えないこともあります。そのため「ヒアリングを行ったあとしばらく連絡がこない」と不安になることもあるかもしれません。しかしフリーランスの数が増えている昨今、ある程度想定内の事態と受け止め、対策を練ることが賢明です。
例えばこの事態を見こし、前もって10社のエージェントに登録しておけば、仮に2~3社のエージェントからしかレスポンスがなくても、そのなかから自分が受注したい仕事を「選びとる」ことは可能になります。反対に1~2社しか登録していなければどうでしょう、選択肢が極端に狭まるどころか、ひとつも仕事を受注出来ない事態におちいることも十分にあり得るのです。
多くのオファーがあれば、自分の条件に合うもの、効率的に収益を得られるものを選べる可能性が高くなり、好条件を抽出しやすくなります。フリーランスで効率的に収益を得るためには、できるだけ選択肢を広くもつため、エージェントの複数登録をおススメします。

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単価で交渉できる可能性がある

エージェントはたくさんあり、競争が激しい業界です。類似する案件で条件に合わないとき、「別のエージェントでは○○万円でオファーが来ている」「ほかの案件にある○○万円よりもう少し高ければお願いする」などと交渉すると、条件を聞いてくれるところもあります。

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まとめ

エージェントを通すと案件が多いのは関東・関西・中部などの大都市圏が多くなります。地方でフリーランスエンジニアをしている人には、常駐型の案件でエリアが限定されてしまいますが、地方でも条件の良い案件がある可能性はあり、また最近では地方人材に対応している企業もあるので、聞いてみるといいでしょう。

エージェントは、個人では交渉できない案件を多数揃えています。案件を獲得する近道になるので、まずは登録してみましょう。多くはエンジニアのみなさんと同じように、プロ意識を持って働いています。

面接やヒアリングを行う中で、どれくらいサポートしてくれるか、しっかりと見極めましょう。

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