フロントエンドエンジニアの副業案件で稼ぐ方法を解説！必要スキルや相場も

「フロントエンドエンジニアの副業は稼げる？」と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
フロントエンドエンジニアの副業は需要が高く、報酬単価も高い傾向にあります。

本記事では、フロントエンドエンジニアの副業市場でのニーズや報酬単価相場、副業案件の仕事内容について紹介します。加えて、副業案件の獲得方法や稼ぐコツも解説するため、これから副業を始める方は参考にしてください。

フロントエンドエンジニアの副業の需要と単価相場

まず最初に、フロントエンドエンジニアの副業の需要と単価相場について紹介します。

フロントエンドエンジニアの副業の需要

フロントエンドエンジニアとして十分な能力を持っている人は、副業市場で需要が高いといえます。
フロントエンドに関連する作業は案件数が多いです。2024年12月時点で、フリーランスHubで「フロントエンドエンジニア」で調べたときの案件数は19,061件です。豊富な案件から自分の希望に合ったものを見つけられます。

IT化が著しく進んでいく現代において、フロントエンドエンジニアの仕事は将来性があるといえるでしょう。

ただし、未経験者向けのフロントエンドエンジニアの副業案件は少数です。
未経験から副業を始めたいと考えている場合は、会社に就職して研修を受けたり、スクールに通って勉強したりするなどの準備をして、初心者向けの簡単な案件からスタートしましょう。
未経験からITエンジニアを目指したいと考えている方は、「ITエンジニアは未経験でもなれる？仕事の種類やスキルを紹介」の記事も参考にしてください。

フロントエンドエンジニアの副業案件の相場

フリーランスHubにおいてフロントエンドエンジニアの案件を調べると、月額単価相場は月70～80万円や月60～70万円の案件の割合が多くなっています。月額報酬が100万円以上の案件も1,000件以上あり、高収入が狙えることがわかります。

報酬額は、稼働日数や業務内容、求められるスキルレベル、実務経験年数などに応じて変動します。
また、作業に上流工程が含まれていたり、マネージャーポジションなどを任されたりする案件において、報酬額が高くなる傾向があります。

フロントエンドエンジニアの副業の仕事内容

フロントエンドエンジニアとは、ユーザーと直接データをやり取りする領域（フロントエンド側）を担当するエンジニアを指します。

ここからは、フロントエンドエンジニアの副業案件の仕事内容について、代表的なものを紹介します。

システム開発

フロントエンドエンジニアの副業案件の代表的な作業として挙げられるものが、システム開発です。システム開発は、収入面でもキャリアアップの点でも、積極的に引き受けたい副業案件といえます。

基本的なWeb技術や、ReactやVue.jsの知識が求められます。本業でアプリ開発やCMS構築、運用改善などの業務経験がある人は重宝されるでしょう。
案件によってはバックエンドに関する知識・技術や、APIに関する知識も必要です。

Webサイト・LP制作

WebサイトやLPの制作も、フロントエンドエンジニアがする副業案件の代表的なものです。
主にプログラミング言語やUI/UXに関する知識などが求められます。視覚的なデザインを理解して、技術的に実装する能力が必要です。
なお、報酬単価相場は下がりますが、プログラミングのスキルが不要なLP制作案件が募集されていることもあります。

また、IllustratorやPhotoshop、Sketchなど、デザインツールを扱えるスキルが求められるケースもあります。

Webデザインスキルの学び方については、「Webデザイナーを目指せ！座学でもオンラインでも学べるWebデザインスクールまとめ」で詳しく解説しています。興味がある方はぜひご覧ください。

Webアプリ開発

フロントエンドエンジニアが行う副業案件には、Webアプリの開発もあります。
主にWeb上で動作するアプリケーションを開発する仕事です。制作物の例としてはブラウザゲームや求人検索システムなどが挙げられます。

フロンドエンドに関するスキルだけでなく、プログラミングのスキルも必要で、難易度はやや高いといえます。報酬も高い傾向があるため、経験やスキルに自信があるエンジニアは挑戦しましょう。
長期の案件に参加できれば、大きな収入源になります。

Webサイトやアプリの運用と改修

フロントエンドエンジニアの副業には、Webサイトやアプリの構築だけではなく、運用や改修を任される案件もあります。
主に既存のサービスの機能を向上させたり、変更を加えたりする作業です。また、バグが発生したときやトラブルが起こったときの対処など、運用支援も担当します。

サービスやアプリを一から作る仕事ではないため、開発経験がない人でも挑戦できる点が魅力です。ただし、作業には、プログラミング言語の知識・スキルが必要です。

フロントエンドの設計からリリースまで

フロントエンド開発とは、Webサイト・アプリケーションにおける、ユーザーから見える部分を担当する仕事です。デザイン回りやアニメーション、Webサイト、アプリケーションの見た目などを設計します。

設計からサービスのリリースまでに一貫して関わるには、豊富なスキルと実務経験が要求されます。コーディングのスキルだけでなく、設計書の作成、案件によってはデザインなど多くの工程を熟知しなくてはなりません。

PM・PL

フロントエンドエンジニアの経験を持つPM（プロジェクトマネージャ－）やPL（プロジェクトリーダー）を副業案件の募集サイトで募っている企業もあります。プロジェクトの推進やプロジェクトの管理業務を担当する仕事です。

実務経験やスキルだけではなく、コミュニケーション能力やリーダーシップも重視されます。本業としてPLやディレクターなどを担当した経験があると、現場で重宝されるでしょう。

ライター

フロントエンドエンジニアの経験を生かして、IT・エンジニア系の会社でライターとして副業案件を受注することも可能です。専門性の高い記事はその分、報酬単価が高くなる傾向があります。

ライティングの副業は在宅ワークの案件も多く、パソコンさえあれば仕事ができるため、隙間時間でも取り組みやすい点がメリットです。

講師

フロントエンドエンジニアで得たスキルや知識を他の人に伝えてお金を稼ぐ副業もあります。次世代のエンジニアに自分が持っている知識を伝授する、重要な仕事です。

実践的なスキルのほか、業界の動向に関するアドバイスなどもできると信頼が厚くなります。
人に伝えられるだけの知識と実務経験や、情報を相手に分かりやすく伝えるコミュニケーション能力なども要求されるため、仕事の難易度は高いといえます。

フロントエンドエンジニアの副業に必要なスキル

ここからは、フロントエンドエンジニアの副業に必要なスキルを紹介します。

プログラミングスキル

フロントエンドエンジニアに必要な基本的なスキルの1つが、プログラミングスキルです。
プログラミングには、HTML・CSS・JavaScriptなど、多くのプログラミング言語を使います。プログラミング言語はそれぞれ特徴があり、状況に適したものを使うことが重要です。

また、プログラミング言語によって案件数が多いものや、単価が高いものがあります。
たとえば、TypeScriptやSassなど、需要の高い言語を身につけると、自分の市場価値の向上につながります。

TypeScriptについては「JavaScriptとの違いは？TypeScriptの特徴を解説」の記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。

Webデザインスキル

Webデザインのスキルは、特にフロントエンドエンジニアがUIやUXの設計に関わる際に必要になります。

デザインに関する知識のほか、多くのデザインツールを使いこなす技術も求められます。デザインツールはツールごとに特徴があり、使うツールを指定される案件も多いため、複数のツールを使いこなせるようにするとよいでしょう。

コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルは、フロントエンドエンジニアがクライアントとの打ち合わせをする際や、進捗の報告を行う場面において必要です。
また、クラウドソーシングサイトやエージェントを通さずに仕事を獲得する場合、営業活動でも重要になるでしょう。

近年は、メールやチャット、オンライン会議ツールなどのコミュニケーションツールを使いこなせるかどうかも重要です。
クライアントからの信頼を維持するためにも、円滑なコミュニケーションができるようにしましょう。

CMSを構築するスキル

CMSとは「Contents Management System（コンテンツ・マネジメント・システム）の略です。サイト内のコンテンツを保存したり、管理したりするシステムを指します。

CMSを活用できれば、プログラミングの知識がなくてもWebサイトを構築することが可能です。
代表的なCMSにはWordPressがあります。
このようなツールに関する知識があれば、企業と共同でWebサイトを設計する際、担当者と連携を取りやすくなります。

SEOの知識

SEOとは、「Search Engine Optimization（サーチ・エンジン・オプティマイゼーション）」の略です。検索エンジン最適化の意味で、Webサイトを検索結果の上位に表示させることを指します。

多くの人が検索エンジンからWebサイトに辿り着くため、SEOを意識してWebサイトを構築することは重要です。
SEOに関する知識を反映させつつWebサイトを作れるエンジニアは、企業から高く評価されるでしょう。

フロントエンドエンジニアの副業の始め方

ここでは、フロントエンドエンジニアが副業を始めるときの流れについて紹介します。

1.本業の副業ルールを確認する

フロントエンドエンジニアが副業を始めたいと思ったら、働いている企業が副業を禁止していないかを確認しましょう。

近年、副業を認める動きが広がってはいるものの、未だに副業を禁止する企業は数多くあります。エンジニアをはじめとしたIT系の企業では、情報漏洩を防ぐ点から副業を禁止するところも少なくありません。

副業禁止の企業で隠れて副業をすると、懲戒処分を受ける恐れがあります。税務手続きの際に発覚する可能性が高いため、本業の就業規則で禁止されている場合、副業はやめましょう。

副業がバレたときのリスクや対策については、「副業禁止の理由とは？会社にバレる可能性や本業の仕事と両立するコツを解説」の記事を参考にしてください。

2.副業の目的を明確にする

フロントエンドエンジニアが副業をする目的は、スキルアップや収入の向上、時間の有効活用など、人によって異なります。
目的を決めずに副業をすると、時間の浪費になりかねません。副業を始める前に、目的を整理しましょう。

副業をしたい理由を認識したうえで、どのような条件の案件を受けるか考えてください。

3.スキルや実績を積み上げる

フロントエンドエンジニアとして副業をする場合、全くの未経験の状態では案件を受注するのは難しいです。副業案件に必要とされるスキルを身に付けたり、実績を積み重ねたりしましょう。

スキルや実務経験が不十分だと感じたら、副業を始める前に学び直す時間を設けることを検討してください。

4.ポートフォリオを作る

フロントエンドエンジニアとして副業を始めるときにはポートフォリオの作成に取り掛かりましょう。
ポートフォリオとは、自分の実績や経験について分かりやすくまとめたものです。構成や情報の網羅性に留意して作成してください。

ポートフォリオの詳しい作り方や重要性などについては、「ポートフォリオとは？作る意味やビジネスでの必要性、構成例などを解説」をご参照ください。

5.やりたい仕事内容を決めて案件を探す

ここまでの準備ができたら、担当したい作業を決めて副業案件を探しましょう。

フロントエンドエンジニアの副業案件の仕事内容は、システム開発やWebデザイン、PM・PLなど多くのものがあります。自分の目的や生活スタイルに合う仕事内容を選び、案件に応募してください。
副業案件に応募し、無事に受注できたら副業がスタートします。

フロントエンドエンジニアの副業案件を獲得する方法

フロントエンドエンジニアが副業案件を受注する方法には、多くの種類があります。それぞれの受注方法に長所があるため、各方法の特徴を把握することが重要です。

ここでは、フロントエンドエンジニアが副業案件を獲得する方法を紹介します。

エージェントサービスを利用する

高単価の副業案件が狙える方法としておすすめなものが、副業エージェントの利用です。

エージェントサービスとは、利用者の希望や経歴に応じて仕事の紹介を受けられるサービスです。
紹介する仕事や提供するサービスは、エージェントによって異なります。たとえば、IT系案件を中心に紹介するエージェントを利用すれば、フロントエンドエンジニアのスキルや経験を生かせる副業が多く見つかるでしょう。

クラウドソーシングを利用する

副業初心者や、フロントエンドエンジニアとしての活動歴が短い人におすすめしたい方法は、クラウドソーシングサイトの利用です。

クラウドソーシングサイトは仕事を探す人とクライアントが出会うためのサービスです。
クラウドソーシングサイトは希望する条件から仕事を検索できる点が魅力です。また、トラブル発生時はサイトにやり取りの仲介を依頼可能です。
初心者・未経験者向けの案件は単価が安い傾向がありますが、安心してスタートできます。

クラウドソーシングの詳細情報は「クラウドソーシングの仕事内容とは？必要なスキルや受注のコツも紹介」の記事を参考にしてください。

スキルシェアサービスを利用する

スキルシェアサービスでは、自分のスキルを登録して案件を得られます。案件に対して応募をする形式であるクラウドソーシングに対して、仕事を受ける人がスキルを出品する形式がスキルシェアサービスです。

誰でも登録できるサービスが多く、フロントエンドエンジニアとしての経験が浅い人でも仕事が受けられるケースもあります。自分のスキルや働き方に合うスキルシェアサービスを選びましょう。

企業に直接応募する

フロントエンドエンジニアの副業を探す方法には、クラウドソーシングサイトやエージェントを介さずに、企業に直接営業をかける方法もあります。ただし、交渉や税務手続きなどは全て自分でしなくてはならないため、税金についての知識をつける必要があります。

また、企業のWebサイトやSNSに掲載されている求人情報から応募することもできます。応募要項に従って申し込みましょう。

知人や友人からの紹介を受ける

家族や友人、仕事を通じて知り合った人などの人脈を頼って、フロントエンドエンジニアの副業案件を受けられます。周囲からの信頼が厚いと仕事を紹介されやすいでしょう。

信頼のおける知人から紹介された仕事では、トラブルが起きにくい点がメリットです。
一度仕事を通じてつながった人とは長く関係を続けられるようにすると、継続して仕事を受けられる可能性が高まります。

スクール経由で案件の提案を受ける

フロントエンドエンジニアの副業案件は、スクール経由で仕事の紹介を受けることで始められるケースもあります。

副業に必要なスキルを教えるスクールには、スキル習得後のサポートまで対応しているところがあります。そのようなスクールでは、案件の紹介を受けたり、仕事の進め方に関するレクチャーを受けたりできます。
スクールに通う場合は、スキル習得後のサポートがあるかどうかも確認しましょう。

フロントエンドエンジニアの副業をするメリット

副業には多くのメリットがあります。
ここからは、フロントエンドエンジニアが副業をすることで得られるメリットを紹介します。

収入が増える

フロントエンドエンジニアの副業をする大きなメリットは、総収入額を増やせることです。
フロントエンドエンジニアの副業は専門性が求められる分、報酬相場が高めです。会社の給料だけでは不満という人は、副業への挑戦を検討しましょう。

なお、副業で一定以上の金額を稼いだ場合、確定申告が必要になります。
確定申告に関する情報は「Web制作の副業はどのようなもの？仕事の獲得法や確定申告の必要性も紹介」の記事にも記載しているので、併せて参考にしてください。

スキルと経験が蓄積し、チャンスが増える

フロントエンドエンジニアの副業で本業とは違う企業や種類の仕事をすると、新たなスキル・経験が蓄積されます副業では自分で仕事を選んで応募できるため、実力次第でチャンスが広げられる点も長所です。

本業で自分のスキルや適性に合った仕事ができていないと感じる人は、副業に挑戦するとよいでしょう。副業で新たな経験をすることで、自分に向いている仕事が見つかったり、転職の足がかりになったりする可能性があります。

リモートワークができる

フロントエンドエンジニアの副業案件は、リモートワーク可能な作業が多いといえます。
フリーランスHubによると、公開されているフロントエンドエンジニアの案件情報のうち、64.7％がリモートワークの案件です。件数にして12,319件となり、在宅でできる案件が多数あることが分かります。（2024年12月時点）

リモートワークであれば自分の都合に合わせて副業をしやすいため、本業に支障が出ない範囲で働けるでしょう。

在宅でフロントエンドエンジニアの副業をしたいと考えている場合は、「リモートワークでエンジニアは就業可能？メリットや注意点について解説！」の記事も参考にしてください。

独立の準備ができる

フロントエンドエンジニアの副業をやるメリットの一つは、将来的にフリーランスとして独立する準備ができることです。

クラウドソーシングサイトやエージェントから仕事を得て、成果物を納品して報酬を受け取るまでの流れは、フリーランスで働く場合の流れとほぼ同じです。そのため、副業を経験するとフリーランスとしての働き方を把握でき、独立を目指しやすくなります。

また、本業の内容に縛られずにスキルや経験を積むことも、独立に良い影響を与えます。そのほか、副業を通じて人脈を広げられる点も魅力です。

いつかフリーランスとして独立することを検討している方は、「フリーランスの始め方は？必要な準備・手続きや独立するメリットを解説」の記事も併せてご覧ください。

最新のトレンドに触れられる

フロントエンドエンジニアの仕事を副業ですると、1つの企業に縛られずに仕事ができます。今業界でも求められている技術や作業の把握に役立ちます。
多くの企業で仕事をすることで、自分のスキルの需要も見えてくるでしょう。

また、副業をとおして最新トレンドを経験すると、本業でできることが多くなり、昇給や昇格が期待できます。

フロントエンドエンジニアで役立つ資格3選

フロントエンドエンジニアの副業をするときは、知識やスキルを証明できる資格があると役立ちます。
ここからは、フロントエンドエンジニアとして副業をする人におすすめの資格を紹介します。

HTML5 プロフェッショナル認定

HTML5プロフェッショナル認定は、HTML5・CSS3・JavaScriptなどのマークアップに関する知識を問われる資格です。
Webコンテンツの制作や、アプリケーション開発の場において取得すると高く評価されるため、フロントエンドエンジニアにおすすめの資格といえます。

レベル1とレベル2があり、レベル2の方が難易度の高い問題が出題されます。最初はレベル1に挑戦し、合格したらレベル2を受験しましょう。

Webクリエイター能力認定試験

Webクリエイター能力認定試験は、Webサイト制作に携わるフロントエンドエンジニアにおすすめの資格です。

Webクリエイター能力認定試験は、Webサイト制作におけるデザインスキルやコーディングスキルを認定する試験内容になっています。
スタンダードとエキスパートがあり、エキスパートの方がより専門的な知識が要求されます。この資格を武器にしたい場合は、エキスパートを取得しましょう。

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定は、Webデザインに関する国家資格です。概論からWebデザインの技術まで、Webデザインにおいて必要な知識を問う問題が出題されます。
この検定を持っていると、自分の知識やスキルを伝えられます。採用に有利になりやすい検定の1つです。

3級から1級までが存在し、最も専門性が高い資格は1級です。3級は受験資格が問われないため、未経験の場合は3級から挑戦しましょう。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、ITに関する幅広い知識が問われる試験です。ITの分野について一定の知識を持っている証明になり、エンジニアであれば取得したい資格といえます。

出題される分野は、コンピュータシステム関連やセキュリティ関連などが中心です。副業だけではなく、フロントエンドエンジニア以外のエンジニアやIT関連職に転向する場合にも役立つでしょう。

フロントエンドエンジニアの副業で稼ぐコツ

フロントエンドエンジニアの副業で安定した額を稼ぐには、コツを把握する必要があります。
ここからは、フロントエンドエンジニアの副業で稼ぐために押さえたいポイントを紹介します。

スキルのレベルアップを図る

副業市場で高単価案件を受けるには、専門性の高い技術と豊富な実績が要求されます。特に、最新のWeb技術に精通している人や、優れたデザイン能力を持つ人は重宝されます。
クライアントのニーズを満たす、優秀な人材を目指してレベルアップしましょう。

マネジメント力を身につけ、管理職を目指す

マネジメントスキルとは　プロジェクトを運営する際に必要なスキルです。
PMやPLはチームのリーダーとしてプロジェクトを引っ張る立ち位置であり、責任が重大なポジションだといえます。責任が重い分高単価の案件が多く、案件を受注できれば一気に収入向上が狙えるでしょう。

PMの仕事については、「プロジェクトマネージャの年収と将来性は？高い年収を維持できる人の共通点を分析」の記事をご覧ください。

バックエンド開発のスキルを身につける

システム開発などの案件に携わりたい場合、フロントエンドの知識・技術だけではなく、ユーザーに見えない部分のバックエンドに関する知識・技術も求められるケースが多いです。対応力を高めましょう。

バックエンド開発に関する理解をさらに深めたい場合は、「「フロントエンド」と「バックエンド」の違いは？求められるスキルを解説」の記事も参考にしてください。

フルスタックエンジニアになる

「フルスタックエンジニア」とは、幅広い知識を持って広い範囲で活躍できる技術者を指し、「マルチエンジニア」とも呼ばれます。フルスタックエンジニアは副業市場での価値が高く、多くの案件で求められることから、単価向上が期待できます。

フロントエンドエンジニアからフルスタックエンジニアを目指す場合は、インフラ構築やバックエンド開発などの、フロントエンド以外の技術も身につけましょう。下流工程から上流工程まで経験することも重要です。

まとめ

フロントエンドエンジニアは副業市場での需要が高く、比較的多くの案件が公開されています。スキルやマネジメント力を磨いたり、幅広い技術を身に付けたりすれば、高収入を目指すことも可能です。

フロントエンドエンジニアの副業は収入の向上やスキルアップ、将来的な独立の糧になるなど多くのメリットが得られますが、企業によっては禁止するところもあります。副業を始める前に、働いている会社が副業を禁止していないかを確認してからスタートしてください。