GCP資格の種類一覧や取得までの流れは?受験のメリットや勉強方法も解説

最終更新日:2024年10月09日

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クラウドスキルの習得やキャリアアップの目的から、GCP資格に興味を持っている人は多いでしょう。資格を取得して活用するには、種類や対策を知るのが大切です。

そこで本記事では、GCP資格一覧や取得までの流れ、効果的な勉強方法などを紹介します。資格の取得を検討している方や仕事でGoogle Cloudを使用している方は、ぜひ参考にしてください。

GCP資格一覧と受験する条件

GCP資格(Google Cloud認定資格)は、Google社が提供するクラウドサービス「Google Cloud」を扱う知識が身につく資格です。最初に、受験資格や資格一覧について紹介します。

GCP資格一覧

GCP資格を一覧表にまとめました。

試験名・資格区分 受験料 対応言語 試験時間
Cloud Digital Leader(基礎的な認定資格) 99ドル(税別) 日本語・英語・スペイン語・ポルトガル語・フランス語 1時間30分
Associate Cloud Engineer(アソシエイト認定資格) 125ドル(税別) 日本語・英語・スペイン語・ポルトガル語 2時間
Professional Cloud Architect(プロフェッショナル認定資格) 200ドル(税別) 日本語・英語 2時間
Professional Cloud Database Engineer(プロフェッショナル認定資格) 200ドル(税別) 英語 2時間
Professional Cloud Developer(プロフェッショナル認定資格) 200ドル(税別) 日本語・英語 2時間
Professional Data Engineer(プロフェッショナル認定資格) 200ドル(税別) 日本語・英語 2時間
Professional Cloud DevOps Engineer(プロフェッショナル認定資格) 200ドル(税別) 日本語・英語 2時間
Professional Cloud Security Engineer(プロフェッショナル認定資格) 200ドル(税別) 日本語・英語 2時間
Professional Cloud Network Engineer(プロフェッショナル認定資格) 200ドル(税別) 日本語・英語 2時間
Professional Google Workspace管理者(プロフェッショナル認定資格) 200ドル(税別)) 日本語・英語 2時間
Professional Machine Learning Engineer(プロフェッショナル認定資格) 200ドル(税別) 英語 2時間

受験したい認定資格によって言語が英語のみの場合があります。希望する認定試験の対応言語は事前に確認しましょう。対策については、「Google Cloud認定試験の受験対策におすすめの合格体験記を紹介!」をご覧ください。

受験資格

受験に際して特別な条件は必要ありません。18歳以上でGoogleのアカウントを所有する方であれば誰でも受験可能です。

受験するときは、自身のGoogleアカウントから資格申し込みサイトへアクセスします。試験日・試験会場・受験料の支払いを完了すると申し込み完了です。

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GCP資格の種類とレベル

GCP資格には大きく分けて、ユーザー認定資格・アソシエイト認定資格・プロフェッショナル認定資格の3種類があります。各レベルの特徴を紹介します。

仕事に役立つIT資格を知りたい方は、「フリーランスで有利な資格とは?その種類や難易度について解説!」もご覧ください。

基礎的な認定資格

GCP資格の中でも基礎知識を問う内容になっているのが特徴です。試験ではクラウドのコンセプトやサービスに関する知識が求められます。受験するにあたって必要な技術的前提はありませんが、専門家と連携した経験があると望ましいです。

アソシエイト認定資格

中級レベルに該当し、Google Cloud環境でアプリケーションを展開・維持する基礎スキルを評価する資格です。クラウドエンジニア経験が6ヶ月~1年ほどある人に適しています。ただし、推奨される実務経験年数を満たさなくても受験は可能です。

プロフェッショナル認定資格

GCP資格では上級レベルに該当し、職務ごとに9種類の認定資格があります。Google Cloudのプロダクトの設計・実装・管理など、より高度なスキルが必要です。実務経験がある程度ないと合格は難しいでしょう。

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GCP資格を取得するまでの流れ

GCP資格を取得するまでの流れを紹介します。流れを大まかに把握すれば、スムーズに進められるでしょう。実際に合格した人のストーリーを知りたい方は、「クラウドエンジニア向けの資格取得を目指すなら★まずは合格体験記をチェックしよう!」も参考にしてください。

受験するGCP資格の種類を選ぶ

CGP資格を取得する場合、実務経験の有無や自分の実力を考慮して基礎・中級・上級レベルから受験する資格を選びましょう。受験する資格の種類によっては日本語非対応のものもあるので、英語力が必要です。

受験するGCP資格が決まったら受験料を支払います。受験料はおおむね99〜200ドル(税別)です。

申し込みをする

認定資格はオンライン申し込みが可能で、以下の手順で進めます。

  • Google CloudのWebサイトで、受験する試験を選択し登録
  • 自分に適した言語を選択
  • リモート受験またはテストセンター受験のいずれかを選択
  • 受験料の支払い

受験料は資格の種類によって異なる点に注意してください。

受験をして合否を確認する

受験後は合否のみが通知されます。点数や誤っている箇所などの細かなフィードバックはありません。

なお、資格には有効期限があり、認定を維持したい場合は再度受験する必要があります。詳しくは後述します。

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GCP資格を取得するメリット

GCP資格取得の代表的なメリットを4つ紹介します。クラウドサービス自体のメリットについて知りたい方は、「クラウドエンジニアの年収は高い!年収アップを叶えるために知っておくべき経験とスキルとは」をチェックしてください。

GCP関連のコミュニティへ参加できる

資格取得を目指すことで、GCP関連のコミュニティへ参加できます。コミュニティに参加するメリットは以下のとおりです。

  • 専門スキルのアピール
  • メンターシップ機会の獲得
  • Google Cloudの知識やビジネスアイディアの共有

また、Google Cloudが提供するサービスの一つ「Google Cloud Certifiedコミュニティ」では、GCP資格取得を目指した学習支援を受けられます。

スキル向上につながる

合格に向けた学習によって、自分のスキルが向上するでしょう。GCP資格は、最新のクラウドテクノロジースキルの保有を認定する資格です。資格に関連する学習をすると、自身の知識を深められます。

また、GCP資格に合格すると、クラウドにまつわる高い水準の知識を持っていると評価されます。キャリアアップや転職に活用でき、年収アップにも役立つでしょう。

限定アイテムがもらえる

認定資格に合格すると、限定アイテムがもらえます。もらえるアイテムは資格のレベルによって異なるのがポイントです。上級レベルのプロフェッショナル認定資格なら、マグカップやパーカーなどの限定グッズがもらえるでしょう。

限定アイテムにより、資格取得へのモチベーションが向上します。

割引サービスが受けられる

資格を取得すると、割引サービスが受けられるのがメリットです。たとえば、一度合格した人が再認定試験を受験する場合、受験料が50%安くなります。引サービスを使えば、資格を維持する費用も抑えられるでしょう。

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GCP資格を取得するための勉強方法

GCP資格取得に向けた勉強方法を紹介します。自分に合った方法を選んで、効率的に学習を進めてください。資格勉強に対するモチベーションを高めたい場合は、「各方面で活躍するエンジニアの資格合格体験記まとめ」を参考にしてください。

公式の情報に目を通す

勉強を始める前に、公式サイトに記載されている情報に目を通しましょう。

公式サイトにはGCP試験に関する情報だけでなく、Google Cloudのユーザーガイドも掲載されています。Googleが開催する模擬試験の受験もできるため、試験の練習に活用しましょう。

オンライン講座を利用する

オンライン講座を利用すると、自宅で学習に取り組めます。

GCP資格の試験対策に特化したオンライン講座が多数あります。費用やサービスをもとに、自分に適したものを選びましょう。
オンライン講座には、eラーニング教材や動画だけでなく、チャットで質問できる講師が在籍しているサービスも存在します。ます。

オンライン講座の最大のメリットは、少しの空き時間でも勉強ができることです。また、早朝や深夜など時間を問わずに学べる点も魅力です。

GCPのサービスを利用する

GCPのサービスを利用すると、理解が深まります。問題演習や動画での学習と併用して、実際にサービスを活用しましょう。

勉強中に出てきた不明点も、GCPサービスに触って確認することで、知識の定着を促進できます。

受験に関して、公式は一定年数の使用期間を望んでいます。GCPサービスの利用は、勉強に優位に働くでしょう。

模擬試験を活用する

模擬試験の活用も欠かせません。Google社が展開するAssociate Cloud Engineer 模擬試験を受験しましょう。

Associate Cloud Engineer模擬試験は、実際の試験での問題形式を模しています。試験に出題される可能性がある問題に慣れたいときに最適です。

関連する書籍を読む

GCP資格に関連する書籍を読むのもおすすめです。初心者は図解があり専門用語の解説が記載されている書籍を選びましょう。

注意したいのは、出版から年数が経過した書籍には最新情報が掲載されていない可能性があることです。IT業界では技術の進歩が速く、情報も頻繁に更新されます。書籍を購入するときは出版年を確認してください。

あなたならどう活かす?開発現場で参考にしたい情報まとめ」でも開発に役立つ書籍を紹介するブログ情報を記載しているので、あわせて参照しましょう。

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GCP資格を受験する際の注意点

GCP資格を受験する際の注意点を4つ紹介します。受験前に把握しておきましょう。

毎回試験範囲や出題形式を確認する

受験の際は試験範囲や出題形式を確認しましょう。GCP資格の試験範囲や問題の出題形式は変わる可能性があります。「前回と同じ」と思い込まず、常に最新の情報を参照してください。

また、受験した人の声を参考にすると、受験当日に注意する点がより具体的に理解できるでしょう。試験の変化にも柔軟に対応できます。

日本語に対応していない試験がある

日本語に対応していない試験があるので注意してください。日本語に対応していない試験は英語で受験します。英語のみの試験は以下のとおりです。

  • Cloud Database Engineer
  • Machine Learning Engineer

語学力に不安がある人は、GCP資格の模擬試験を受験して英語レベルを確認しましょう。

オンライン試験の要件を確認する

オンライン試験の要件は事前に確認しましょう。特に、初めてのオンライン試験の場合、受験方法に戸惑う可能性があります。「フリーランスにも役立つ!資格の合格体験記まとめ」で実体験を参考にしたり、時間に余裕を持って入室したりなどの対策をしましょう。

資格には有効期限がある

GCP資格には有効期限があり、取得後2年間です。ただし、「Cloud Digital Leader」「Associate Cloud Engineer」の有効期間は3年間になっています。資格認定が失効する90・60・30日前に通知が届くため、見逃さないようにしましょう。

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GCP資格の取得がおすすめな人

GCP資格取得が向いている人の特徴を紹介します。もし当てはまっていたら、資格取得を前向きに検討すると良いでしょう。

クラウドエンジニアを目指す人

クラウドエンジニアを目指す人は、GCP資格の取得がおすすめです。「Google Cloud certification impact report」によると、GCP資格合格者の87%がクラウドの知識に自信が芽生えたと回答しています。GCP資格の勉強を通じて知識が体系的に身につくので、クラウドエンジニアを目指す人が学べばキャリアアップにつながるでしょう。

IT業界でフリーランスを目指す人

*IT業界でフリーランスを目指す人もGCP資格の取得がおすすめです。**GCP資格を取得していれば、クラウド全般の知識を持っていることを証明でき、仕事を獲得しやすくなるでしょう。

独立に興味がある方は、「フリーランスの始め方は?必要な準備や手続きを解説」をチェックしてください。

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まとめ

本記事では、GCP資格の概要や勉強方法、取得がおすすめな人などについて紹介しました。これから受験する方にとって参考になるでしょう。

GCP資格はGoogle Cloudが活用できるスキルのみならず、クラウドに関する幅広い知識を身につけられます。スキルアップをしたい方は資格取得を目指しましょう。

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