インフラエンジニアの年収は?年収1000万を目指す方法や案件例も解説

最終更新日:2025年06月17日

「インフラエンジニアの年収はどのくらいか」と気になる方もいるでしょう。 企業の情報活動を支える重要な役割を担うインフラエンジニアは比較的年収が高く、働き方次第では年収1,000万円以上を目指すことも可能です。 本記事では、インフラエンジニアの年収についてフリーランスと正社員に分けて解説します。また、年収アップの方法や案件例、スキルアップに役立つ資格などもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

340,000件の中から 希望に合う案件を探せる

  • 20社以上のエージェント案件をまとめて検索
  • 新着案件をメールで受け取れる

フリーランスインフラエンジニアの年収

インフラエンジニアは、インターネットやシステムを使用するために必要なサーバーやネットワークの設計・構築・運用を担う職種です。大規模案件になると、ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアなど、それぞれの分野に特化したインフラエンジニアが分担して作業にあたるケースも少なくありません。

フリーランスエンジニア・クリエイター向けの案件・求人を多数掲載している「フリーランスHub」の月額単価相場をもとに算出すると、インフラエンジニア系職種の想定年収は以下のとおりです(2025年5月時点)。

職種名 想定年収
インフラエンジニア 720〜960万円
ネットワークエンジニア 720〜960万円
サーバーエンジニア 720〜840万円
データベースエンジニア 720〜960万円
セキュリティエンジニア 720〜1,080万円
クラウドエンジニア 720〜1,080万円

フリーランスのインフラエンジニアは職種を問わず、年収の水準が高い傾向にあります。

フリーランス全体の年収について詳しく知りたい方は、「フリーランスの年収は?職種別の平均手取り相場や収入アップの方法を紹介」の記事も参考にしてください。」

フリーランスなら今より年収アップも

おすすめの案件を受け取る

正社員インフラエンジニアの年収

インフラエンジニアの仕事をするためには、フリーランスのほかに正社員として働く方法もあります。
ここでは、正社員インフラエンジニアの年収の目安を紹介します。

全体的な年収相場

ITエンジニア・デザイナー向けの転職支援サービス「レバテックキャリア」で扱っている求人情報をもとに算出すると、正社員として働くインフラエンジニアの平均年収は443万円、年収中央値は450万円です(2025年1月時点)。

なお、国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査 調査結果報告」によると、2023年の給与所得者数の平均年収は460万円でした。正社員として働くインフラエンジニアの年収は、平均的な水準であることが分かります。

出典:国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査 調査結果報告」

職種別の年収相場

「レバテックキャリア」で扱っている求人情報をもとに算出すると、正社員のインフラエンジニア系職種の想定年収は以下のとおりです(2025年1月時点)。

職種名 平均年収
ネットワークエンジニア 437万円
サーバーエンジニア 445万円
データベースエンジニア 483万円
セキュリティエンジニア 702万円
クラウドエンジニア 643万円

エンジニアとしての実際の年収は、実務経験やスキルによって幅があります。
エンジニアの単価の算定の仕組みや収入を上げる方法については、「エンジニアの単価相場とは?計算の仕組みや報酬額アップの方法を解説」の記事をご覧ください。

年代別の年収相場

厚生労働省の「職業情報提供サイト jobtag」によると、インフラエンジニアを含むシステムエンジニア(基盤システム)の年代別の年収は以下のとおりです。
なお、データは「令和6年賃金構造基本統計調査の結果」をもとにしており、小数点以下切り捨ての数値です。

年齢 平均年収
20〜24歳 433万円
25〜29歳 570万円
30〜34歳 680万円
35〜39歳 807万円
40〜44歳 904万円
45〜49歳 874万円
50〜54歳 851万円
55〜59歳 894万円

インフラエンジニアとしての経験が浅いうちは、平均年収が比較的低い傾向にあります。しかし実務経験を積んでスキルを高めていけば、年収アップが期待できる職種です。

出典:厚生労働省「職業情報提供サイト jobtag」

フリーランスなら今より年収アップも

おすすめの案件を受け取る

インフラエンジニアの年収が高くなる理由

インフラエンジニアの年収が高くなる理由の一つとして、市場における需要と供給のバランスが挙げられます。
ITインフラは、サービスやシステムの開発に欠かせない基盤です。そのため、企業のIT活用が進む現代社会においてインフラエンジニアの需要はますます高まっています。しかし、インフラエンジニアは専門性が高い職種であり、即戦力となる人材が不足しているのが現状です。
高い需要に対して供給が足りていないため、インフラエンジニアの年収は高く設定されています。

また、インフラエンジニアはネットワークやデータベース、セキュリティなど、企業の根幹を支える領域を担当します。実際にこれらの領域で障害が発生すると、企業にとって大きな損失につながりかねません。
インフラエンジニアに対する企業からの信頼と期待の大きさや、責任の重さなどが年収の高さに反映されているともいえるでしょう。

インフラエンジニアのやりがいや大変さについては、「インフラエンジニアがきついって本当?業務とやりがいを理解しよう!」の記事もご覧ください。

フリーランスなら今より年収アップも

おすすめの案件を受け取る

インフラエンジニアが年収1000万を実現する方法

インフラエンジニアは比較的年収が高く、年収1,000万円を目指すことも可能です。

IT業界では勤続年数よりも実力が重視される傾向にあり、年収1,000万円以上を稼いでいるエンジニアも珍しくありません。しかし、単に経験を積んで実力をつけていくだけでは大幅な年収アップは期待できないでしょう。
以下で、インフラエンジニアとして年収1,000万円を実現するための具体的な方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

大手企業に就職する

インフラエンジニアとして企業で経験を積んだら、大手企業への転職を視野に入れましょう。大手企業は中小規模の会社と比べて年収が高めに設定されているケースが多く、採用されると年収アップが見込めます。

大手企業は規模の大きさから情報セキュリティに注力しており、インフラエンジニアの需要が高い傾向にあります。また、役職に就いてマネジメントスキルを身につけ、上流工程を担当できるようになると、さらなる年収アップが期待できるほか、将来的な選択肢も増えるでしょう。

外資系企業に就職する

インフラエンジニアとして年収1,000万円を目指すためには、外資系企業への就職も選択肢の一つです。外資系企業は実力主義のため、成果を出していけば大幅な年収アップが期待できます。

グローバルに展開する外資系企業は、ITインフラへの投資に積極的なケースも多く、エンジニアの需要は高いといえるでしょう。大手の外資系企業への就職は簡単ではないものの、インフラエンジニアとしての十分なスキルや経験に加えて高い英語力を身につければ、採用チャンスはあります。

フリーランスになる

インフラエンジニアとして年収1,000万円を目指すためには、フリーランスに転身して高単価案件を受注するのも方法の一つです。実績を積んで高単価案件を獲得できるようになると、正社員として働くよりも高収入を得られる可能性があります。

フリーランスエンジニア・クリエイター向けの案件・求人を多数掲載している「フリーランスHub」によると、2025年5月時点で募集中のインフラエンジニアの案件数は1,020件です。数多くのフリーランス案件が存在しています。

ただし、フリーランスは収入が安定しにくい点に注意が必要です。フリーランスのインフラエンジニアとして活躍し続けるためには、ITスキルや営業力を高める必要があります。しっかり準備してから独立しましょう。

フリーランスになるメリットとデメリットについては、「フリーランスのメリットとデメリットとは?向いている人も解説」の記事を参考にしてください。

フリーランスなら今より年収アップも

おすすめの案件を受け取る

フリーランスインフラエンジニアの案件例

フリーランスのエンジニア・クリエイター向けの案件・求人を多数掲載している「フリーランスHub」の求人情報のなかから、2025年5月時点で募集中のインフラエンジニアの案件例を紹介します。

情報システム部門インフラの運用保守

項目 内容の詳細
作業内容 ・Windowsサーバ運用、アラート対応
・VDI基盤運用、アラート対応
・ファシリティ(会議室機器等)管理
必須スキル ・Windowsサーバ運用、アラート対応
・AD/DNS/DHCPサーバ運用
・MECM(WSUS)運用
・AVD構築、運用
・アラート対応:シフト制
・VDI基盤運用、アラート管理
・ESXi/Citrix/その他
・ファシリティ管理
・WyseThinOS9〜/WMS
・会議室機器等
・MDMでの運用経験
単価 月額60万円

ITインフラに関する幅広いスキルやシステム運用経験が求められる、中〜上級者向けの案件です。
インフラエンジニアの案件では、会議室機器やファシリティ管理などの対応力が必要になる場合もあります。

新規事業アプリのインフラ構築

項目 内容の詳細
作業内容 ・モバイル向けブラウザゲームのインフラ構築・保守、アプリケーション開発
・AWS環境を用いたIaC、インフラ設計および構築
・CIパイプラインの整備、Jenkinsを使った自動化
・既存コードのリファクタリング、負荷分散、軽量化対応
必須スキル ・AWS環境下でのゲーム開発におけるインフラエンジニア経験3年以上
・IaCを用いたインフラ構築/運用経験
・Kubernetesを使ったインフラ構築経験
・PHP、Shell での開発経験
・Git/GitHub/dockerの使用経験
単価 月額70万円

モバイル向けブラウザゲームのため、AWSとKubernetesを活用したクラウドネイティブなインフラ構築をメインとする案件です。
案件によって応募条件は異なりますが、インフラ構築の実務経験や開発経験があると応募できる案件の幅が広がり、高単価案件にチャレンジしやすくなります。

インフラエンジニアの仕事内容や必要なスキルについて知りたい方は、「インフラエンジニアの仕事内容とは? 必要な知識や未経験でなる方法を解説」の記事もご覧ください。

フリーランスなら今より年収アップも

おすすめの案件を受け取る

未経験からインフラエンジニアになれる?

インフラエンジニアは、ITインフラに関わる幅広い知識と高度な技術が求められるため、未経験からの転身は難易度が高い傾向にあります。

ただし、未経験だからといって案件を獲得できないわけではありません。たとえば別のエンジニア職の経験があれば、インフラエンジニアとして転職したり、フリーランスとして活躍したりできるチャンスもあります。

前述のとおり、多くの企業がエンジニアを必要としているにもかかわらず、IT業界全体で人材が不足しているのが現状です。そのため、インフラエンジニアの育成もかねて、未経験の転職者にも目を向けている企業もあるでしょう。
未経験の場合は、情報技術に関する資格などを取得して客観的にスキルを証明するほか、副業で経験を積んでから挑戦するのが採用されるポイントです。

インフラエンジニアの副業を始めたい方は、「インフラエンジニアが副業するには?案件の種類や必要なスキルについて解説」の記事も参考にしてください。

フリーランスなら今より年収アップも

おすすめの案件を受け取る

インフラエンジニアのスキルアップに役立つ資格

インフラエンジニアとして働くために必須の資格はありません。しかし、インフラエンジニアに関連する資格を取得しておくと、スキルの証明になり、今後の転職やキャリアアップ、案件獲得に有利になる可能性があります。

インフラエンジニアに関連する資格は、主に以下の6つです。

資格名 種類 特徴
基本情報技術者試験 国家試験 IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施する国家試験の一つ
IT人材に必要な基礎知識を証明する試験
初心者〜若手エンジニア向け
応用情報技術者試験 国家試験 基本情報技術者試験の上位試験
ITサービスの開発者に必要な応用知識やスキルを証明する試験
中堅エンジニア向け
LinuC ベンダーニュートラル 無料で利用できるOS「Lunix」を扱うスキルを証明する資格
初心者向けの基本操作から、上級者向けのシステム設計・構築スキルを認定する資格まで、4段階のレベルあり
シスコ技術者認定 ベンダー資格 シスコシステムズ社のネットワークサービスに関する知識やスキルを証明する資格
エントリーからエキスパートまで4段階のレベルあり
ORACLE MASTER ベンダー資格 オラクル社のデータベースに関する基礎知識から管理スキルまでを証明する資格
ブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナの4段階のレベルあり
AWS認定 ベンダー資格 クラウドサービス「AWS」の知識やスキルを証明する資格
Foundational・Associate・Professional・Specialtyの4つのレベルがあり、計12種類の認定バッジがある

インフラエンジニア向けのほかの資格については、「インフラエンジニアに資格はいらない?おすすめ一覧や年収も解説」の記事もチェックしてください。

フリーランスなら今より年収アップも

おすすめの案件を受け取る

まとめ

IT活用が進む現代社会において、インフラエンジニアは欠かせない職種です。IT人材の需要の高さから、スキルや働き方次第で年収1,000万円も目指せます。

インフラエンジニアの仕事は所属先の企業や働き方、案件によって、年収に幅があります。
年収をアップさせたいインフラエンジニアは、大手企業や外資系企業への転職を検討しましょう。

また、フリーランスとして独立することも年収アップへとつながる道の一つです。
フリーランスのインフラエンジニアとして年収アップを実現するためには、常に向上心を
持ってスキルを磨くほか、高単価案件を獲得する行動力が不可欠です。関連資格の取得も視野に入れながら、自分の市場価値を高めましょう。

次の案件探しの
情報収集ができる!

掲載数は340,000件!

あなたの適性単価がわかる!

エンジニア単価診断

エンジニア単価診断

あなたにピッタリ
フリーランス案件が見つかる

  • 134万件以上のフリーランス案件から一括検索

    348,315の案件を保有しており、エンジニアやクリエイター向けを中心にたくさんの案件を一括検索可能です。

    ※ 7月4日(Fri)更新

    34万件以上のフリーランス案件から一括検索

  • 2あなたの経験やスキルに適した案件をメールでお知らせ

    マイページに入力して頂いた経験や希望条件に合わせて、ご希望にマッチした案件をメールでお送りするので効率的な案件探しが可能です。

    あなたのプロフィールからおすすめの案件・求人

今すぐ無料登録

フリーランスの案件を検索する

都道府県を選択
  • 関東

  • 北海道・東北

  • 甲信越・北陸

  • 東海

  • 関西

  • 中国

  • 四国

  • 九州・沖縄

人気の記事

フリーランスとは?意味・仕事の実態や必要な準備をわかりやすく解説

フリーランスとはどのような意味なのかを知りたい方に向けて、定義や似た用語との違いを解説します。また、フリーランスの収入・満足度の実態や関連性...

フリーランス人気

最終更新日:2025年06月23日

フリーランスになるには?必要な手続きや始め方の5ステップを解説

フリーランスになるにはまず何から始めるべきか分からない方に向けて、本記事では、独立するための準備や手続きを解説します。フリーランスのメリット...

フリーランス個人事業主人気

最終更新日:2025年05月15日

業務委託で副業をするには?メリットや案件の探し方を解説!

業務委託の副業を検討している方に向けて、メリット・デメリットや始める際の注意点などを紹介します。また、業務委託の副業でおすすめの職種や案件の...

業務委託副業人気

最終更新日:2025年03月07日

フリーランスとして仕事を得るには? 代表的な職種や案件の探し方を紹介

フリーランスの仕事に関心を持つ人は多いでしょう。エンジニア・クリエイター・コンサルタントなどは、フリーランスの仕事が多く存在します。この記事...

フリーランス人気

最終更新日:2025年03月06日

あわせて読みたい関連記事

インフラエンジニアの仕事内容とは? 必要な知識や未経験でなる方法を解説

インフラエンジニアの仕事について知りたい方に向けて、業務内容や種類、年収、将来性などを解説します。また、インフラエンジニアのメリットや必要な...

インフラエンジニア仕事内容年収将来性

最終更新日:2025年03月19日

デザイナーの仕事内容の種類は?必要なデザインスキルや活かせる資格も解説

デザイナーの仕事をしたい方に向けて、職種や年収の目安、デザイン職を始める方法などを紹介します。また、デザイナーの仕事に必要なスキルや活かせる...

デザイナー仕事内容年収

最終更新日:2025年03月19日

Pythonを仕事に活かそう!できることや将来性は?

この記事では、PythonでできることやPythonを活かした仕事にはどんなものがあるのか、Pythonプログラマー・エンジニアになる方法や...

Python仕事内容年収将来性

最終更新日:2025年01月31日

フリーランスの年収は?職種別の平均手取り相場や収入アップの方法を紹介

フリーランスの年収がどのくらいか気になっている方に向けて、本記事では、働き方別・職種別の平均年収や手取り相場などを紹介します。フリーランスと...

フリーランス年収

最終更新日:2025年05月15日

エンジニアの単価相場とは?計算の仕組みや報酬額アップの方法を解説

エンジニアの単価を知りたい方に向けて、職種別・言語別の相場額や業界における平均年収を紹介します。また、エンジニアの単価が決定される仕組みや算...

エンジニア年収

最終更新日:2025年04月02日

おすすめのフリーランスエージェントの紹介記事