最終更新日:2025年03月21日
「ネットワークエンジニアになるために資格は必要?」と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。 資格を取らなくてもネットワークエンジニアになれますが、保有することで多くのメリットがあります。 本記事では、ネットワークエンジニアにおすすめの資格の種類や取得することで得られるメリットを紹介します。また、注意点や試験勉強の方法も解説。ネットワークエンジニアとして成功を目指している方は参考にしてください。
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まず最初に、ネットワークエンジニアの役割と、働くために資格が必要かどうかについて解説します。
ネットワークエンジニアとは、データのやり取りを行うネットワーク環境の設計・構築・運用・保守を担う技術者です。
データのやり取りを快適で安全な通信のもとできるのは、ネットワークエンジニアが構築・監視を行っているからであり、企業の業務フローや戦略にも影響を与える重要な役割を担っています。
ネットワークエンジニアの仕事内容について詳しく知りたい場合は、「ネットワークエンジニアとは?仕事内容・年収や必要なスキルを紹介」の記事をご覧ください。未経験者向けの情報も載っています。
資格がなくてもネットワークエンジニアになることは可能です。
必須ではありませんが、資格を保有することによってネットワークエンジニアは多くのメリットを得られます。
資格を持っていれば、採用の選考で評価されたり収入が上がったりする可能性があります。特に未経験者の場合はアピールできる実績がないため、資格の取得はネットワークエンジニアとしての知識・技能を客観的に証明する重要な手段となります。
また、資格を取得するための試験勉強をとおして、ネットワークエンジニアの仕事に役立つ知識を蓄えることができるでしょう。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取るここでは、ネットワークエンジニアにおすすめの資格を14個紹介します。
今回紹介する資格と主催・運営元は以下のとおりです。
資格名 | 資格の主催・運営元 |
---|---|
ITパスポート試験 | 独立行政法人情報処理推進機構(IPA) |
情報セキュリティマネジメント試験 | 独立行政法人情報処理推進機構(IPA) |
基本情報技術者試験 | 独立行政法人情報処理推進機構(IPA) |
応用情報技術者試験 | 独立行政法人情報処理推進機構(IPA) |
ネットワークスペシャリスト試験 | 独立行政法人情報処理推進機構(IPA) |
情報処理安全確保支援士試験 | 独立行政法人情報処理推進機構(IPA) |
CCNA認定 | シスコシステムズ合同会社 |
CCNP認定 | シスコシステムズ合同会社 |
CCIE認定 | シスコシステムズ合同会社 |
CCDE認定 | シスコシステムズ合同会社 |
CompTIA認定資格試験 | CompTIA, Inc. |
LinuC | 特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan) |
LPIC | Linux Professional Institute(LPI) |
JNCIA-DevOps | Juniper Networks, Inc. |
それでは、それぞれの資格について詳しく説明します。
ITパスポート試験とは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)によって認定される国家資格です。ITが根付いた社会に生きるすべての人が身に付けるべき基礎知識を証明できる資格です。
IT関連の知識のほか、マネジメント戦略やマーケティングなど、仕事に必要な多くの知識が問われます。
試験の出題分野はストラテジ系(経営全般)、マネジメント系(IT管理)、テクノロジ系(IT技術)の3つで、試験方式にはCBT方式を採用しています。
情報セキュリティマネジメント試験とは、IPAによって認定される国家資格です。業界・職種問わず、IT社会において情報の管理や個人情報の取り扱いなどに携わるすべての人におすすめの資格です。
試験方式はCBT方式です。
情報セキュリティマネジメント試験の重点分野は、セキュリティと法務の分野です。また、システム構成要素やデータベース、ネットワーク、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム戦略・企画、企業活動なども出題範囲に含まれます。
基本情報技術者試験は、IPAによって認定される資格です。IT製品・サービス・システムなどに携わる人に求められる基礎知識・スキル・実践力が問われます。
基本情報技術者試験はCBT方式で実施されます。
基本情報技術者試験は、情報技術者試験のなかでは初心者向けの試験です。エンジニア職を始めようとする人にもおすすめの資格です。
応用情報技術者試験はIPAが認定する、ワンランク上のIT人材向けの資格です。IT技術や経営戦略、システム設計、管理などに関する応用的な知識・技能が問われます。
応用情報技術者試験は筆記試験の方式で実施されます。
応用情報技術者試験では、基本情報技術者試験よりも一段階高い技術レベルの問題が出題されます。
ネットワークスペシャリスト試験は、IPAによって認定される国家資格です。企画から運用・保守まで、ネットワークに関する専門家としての知識やスキルが要求される試験で、ネットワークエンジニアであれば取得したい資格の一つだといえます。
ネットワークスペシャリスト試験の試験方式は筆記です。
ネットワークの分野とセキュリティの分野では、最高難易度の問題が出題されます。また、コンピュータ構成要素やシステム構成要素、システム・ソフトウェア開発などに関する高い知識・技能も問われます。
IT関連資格としては比較的難易度が高い試験で、挑戦の際は入念な準備が求められます。
情報処理安全確保支援士試験は、IPAが認定する国家資格です。情報処理安全確保支援士試験に合格することで、特に情報セキュリティに関して高い知識・技能を有していることを証明できます。
ネットワークエンジニアはセキュリティ面における能力を求められるケースが多いため、おすすめの資格です。
情報処理安全確保支援士試験は筆記試験の形式で実施されます。
試験の出題範囲のうち、ネットワークとセキュリティの分野は最も難易度が高くなります。また、データベースやシステム・ソフトウェア開発、サービスマネジメント、システム監査なども出題範囲です。
CCNA認定(Cisco Certified Network Associate)とは、世界最大のコンピュータネットワーク機器の開発会社であるシスコシステムズ社が認定する資格の一つです。ネットワークの専門家として仕事をするために必要な基礎が備わっていることを証明してくれます。
CCNAはネットワークに関するアソシエイトのレベルの資格です。
CCNAの試験内容は、ネットワークの基礎やセキュリティの基礎、IPサービス、自動化、プログラマビリティなどです。
CCNAはネットワークエンジニアにおすすめの資格です。
興味をお持ちの方は「CCNA資格とは?試験の難易度や合格するための学習方法を紹介」の記事も参考にしてください。
CCNP認定(Cisco Certified Network Professional)とは、シスコシステムズ社が認定する資格です。レベルはプロフェッショナルで、アソシエイトより高い能力が求められます。
ネットワーク技術の専門家を対象とした試験で、取得には幅広い知識が要求されます。
CCNP認定にはジャンルごとに5つの認定があります。
興味のある分野の認定試験に挑戦しましょう。
CCIE認定(Cisco Certified Internetwork Expert)とは、シスコシステムズ社が認定する資格です。レベルは最高位のエキスパートで、プロフェッショナルより高い能力が試されます。
CCIE認定を取得できる人材は、テクニカルリーダーとして活躍できるでしょう。
CCIE認定にはジャンルごとに6つの認定があります。
シスコ技術者認定のなかでもCCIEは上位の資格にあたり、転職やキャリアアップにおいて高い価値を持つ資格です。受験にあたって必要な資格は無いものの、5年~7年程度のセキュリティテクノロジー、ソリューションの設計・導入・運用・最適化の経験があることが推奨されます。
CCDE認定(Cisco Certified Design Expert)とはシスコシステムズ社が認定する資格で、エキスパートレベルの上級資格です。
CCDEを取得することで、ネットワーク設計の高度な設計スキル・経験が証明できます。
受験資格は定められていないものの、上級の試験であるため関連資格を事前に取得しておくことが推奨されています。
CCDE認定は業界のなかでも最も評価の高い認定の一つです。合格すればほかのエンジニアと差別化が図れるでしょう。
CompTIA認定資格は、国際的なIT業界団体であるコンプティアが認定している資格です。
CompTIA認定資格を取得すれば、IT業界において必要な実践力と応用力を評価してもらえます。
ネットワークエンジニアに特におすすめのCompTIA認定資格は下記の2つです。
ネットワーク環境における実践的な技術およびクラウドベースのITインフラ基盤に関するスキルが問われます。
Linux技術者認定のLinuCは、クラウド時代・DX時代において必要なシステム構築・運用に関する知識・スキルを持つことを認定する資格試験です。エルピーアイジャパンが認定を行っています。
LinuCの出題内容は業界において国際標準とされている領域を範囲にしているため、国内だけでなく海外でも活躍できるスキルを証明してくれます。
LinuCにはレベル1~3の試験と、上級エンジニア向けの「LinuCシステムアーキテクト」があります。
LPICは、非営利団体LPIが認定する資格です。Linuxを用いて仕事ができる技術者であることを認定します。
LPICにはレベルが3つあり、上位の資格に挑戦するためには下位の資格を取得することが必要です。段階的にレベルアップしていくことができます。
まず挑戦するのはLinux Professional Institute LPIC-1です。
LPIC-1では、コマンドラインでの保守作業やコンピュータのインストール・設定、基本的なネットワーク設定の技能が問われます。
JNCIA-DevOpsは、米国ジュニパー・ネットワークスが実施する認定資格の1つです。同分野の上位の試験として、「JNCIS-DevOps」があります。
通信機器を用いた自動化適用スキルについて問われ、「JNCIA-DevOps」では入門レベルの知識を持つ技術者が対象とされています。ジュニパー・ネットワークスの機器を使うネットワークエンジニアは、優先して取得した方がよいといえるでしょう。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取るネットワークエンジニアは、今後クラウドを使う場面が増えると予想されるため、クラウド系の資格も取得しておくとよいでしょう。
ここでは、ネットワークエンジニアにおすすめのクラウド系資格を4つ紹介します。
AWS認定資格は、Amazonの子会社によって提供されるクラウドサービス「AWS(Amazon Web Services)」に関する知識とスキルを証明する資格です。
取得することでAWSをはじめとするクラウドサービスに関するスキルの証明になり、大規模なプロジェクトに参画しやすくなるメリットがあります。
AWSを扱うために必要なスキルや知識についての問題が出題されます。
Foundational・Associate・Professional・Specialtyの4つの認定レベルがあり、初心者におすすめの基礎試験から専門的な試験まで幅広いレベルから自分のノウハウ・経験に合わせて受験が可能です。
AWSについては「AWSエンジニアの仕事内容は?必要とされるスキルや年収を解説」の記事でも詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
Microsoft Azure認定資格(Azure Fundamentals)は、代表的なクラウドサービスである「Microsoft Azure」についての基礎的な知識・スキルを問う試験です。
Microsoftが運営する認定資格において、4つのレベルに分けられているうちの初級レベルに相当する資格です。Azureについて体系的に知識や基礎的なスキルを学びたい方におすすめの試験だといえます。
Broadcom Inc.のVMware認定資格は、ビジネスを成功に導くためのテクノロジーを統合・管理するために求められる重要なスキルを認定する資格です。仮想化ソフトウェアに関する知識・技術やその実践スキルが証明できます。
クラウド環境下についての知識・スキルが要求されるネットワークエンジニアとして働くためには、VMwareについての専門知識は身につけておいた方がよいといえるでしょう。
認定レベルは「VMware Certified Professional」と「VMware Certified Advanced Professional」の2つです。
VMware認定資格の種類は、ネットワーク仮想化やクラウドの管理・自動化、アプリのモダナイゼーションアプリなどのいくつかのテクノロジー分野に分かれています。
Google Cloud認定資格は、「Google Cloud (Google Cloud Platform、GCP)」を用いるために必要な知識・スキルを証明する資格です。
Google Cloud 認定資格の難易度は、「Foundational」「Associate」「Professional」の3段階に分かれています。
クラウドサービスの需要の向上が予測される昨今において、ネットワークエンジニアに取得が推奨される重要な資格だといえます。
クラウドに関連した仕事について理解を深めたい場合は、「クラウドエンジニアの年収は高い!年収アップを叶えるために知っておくべき経験とスキルとは」の記事も併せてご覧ください。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取るここからは、ネットワークエンジニア向けの資格を保有することで得られるメリットを紹介します。
資格は、その分野において十分な知識や技能などが身に付いていることを証明してくれるものです。
資格取得に向けた勉強をする過程で、業務に活かせる知識・スキルを身に付けられます。
資格を取得するにあたっては、専用のテキストや講座を利用することが多いです。学習カリキュラムをこなしていくことで、専門性の高い知識・技術の吸収や体系的な理解がかなうでしょう。
資格を保有していることで収入アップにつながる可能性があります。
会社によっては資格手当を支給したり、昇給・昇格に資格取得を条件に設定したりするケースがあります。
また、高度な仕事を任せる職種・ポジションの求人では、特定の資格を保有していることが条件に含まれていることもあります。
ネットワークエンジニアの年収については、「ネットワークエンジニアの世代別の年収は?必要なスキルも紹介」を参考にしてください。
専門性の高い資格を取得すると、ネットワークエンジニアとしてキャリアアップを図りたいときに有利です。
キャリアアップをするためには、通常のネットワークエンジニアよりも優れた能力を持っていることを証明する必要があります。特定の分野や製品に関して突出した知識・技能を認定する資格を取得することで、その分野・製品に関係する仕事を安心して任せられるプロフェッショナルだと認めてもらえます。また、プロジェクトをまとめるリーダーに抜擢されることもあるでしょう。
業務委託やフリーランスでネットワークエンジニアの仕事をするケースでは、自ら案件を探してオファーを受けることが必要です。会社員として仕事を受注するわけではないため、企業のブランド力は活かせません。自分の能力が十分にあることを伝える必要があります。
仕事を安心して依頼できる人物であることを証明する手段の一つが、資格の保有です。案件内容に合致した資格を持っていることを伝えればクライアントからの信頼につながり、仕事を依頼してもらえます。
将来的にフリーランスエンジニアとして仕事をしようと考えている方は、「フリーランスエンジニアの種類は?会社員との違いやメリットとは」の記事も参考にしてください。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取る資格を取ったからといって、それだけで仕事に有利になるとは限りません。
ネットワークエンジニアの仕事は実務経験が重視される傾向にあります。資格があるからといって実務経験を積むことを疎かにすると、採用条件を満たせなかったり実際の業務でつまづいたりするおそれがあります。
資格を取得することで満足せず、習得した知識・技能を実際の仕事に活用し、実務経験を積み重ねましょう。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取るここでは、ネットワークエンジニア向けの資格を取得するための勉強方法を紹介します。生活スタイルや資格のランクなどから、自分に適した勉強方法を選びましょう。
多くの場合、資格を認定している運営元が資格勉強のためのプログラムを用意しています。プログラムの形式は、書籍やWebツール、オンライン講座など、資格によってさまざまです。
運営元が提供している公式のプログラムであるため、内容の信頼性が保証されます。また、効率的に学べるカリキュラムが構成されているため、自ら学習計画を立てる手間も省けます。
資格のための学習方法の一つは、書籍を用いて勉強することです。
読みながら知識を身につけられる参考書のほか、実践的な知識を身につけるために役立つ問題集もあります。
独学で勉強しようとしている方には「独学でプログラマーになるには?学習方法や収入について解説!」の記事もおすすめです。併せてチェックしてください。
資格のための学習方法には、パソコンやスマートフォンから学習サイトにアクセスして学ぶ方法が挙げられます。
学習サイトには多くの種類があり、扱う内容やサイトの方針は異なります。いくつかのサイトを比較して、自分の学習スタイルに合うものを探すとよいでしょう。
eラーニングとは、インターネット上で動画を視聴してスキルを学べるサービスです。解説動画と対策問題集を用いて、資格取得のための勉強を効率的に進められます。
動画で学べるため、分野によっては書籍のみで学習するよりもイメージしやすいことが利点です。場所を選ばず学習できる点も魅力で、外出や出張が多い人でも体系的にスキルを学べます。
確実に知識やスキルを身につけたいときは、スクールに通うことがおすすめです。実際に学校に通って学ぶほか、オンラインスクールを活用する方法もあります。
費用はほかの手段よりも高くなる傾向がありますが、プロフェッショナルから直接指導してもらえるのは大きなメリットです。また、講師に質問することができるため、疑問点や不明点をすぐに解決できます。
オンラインスクールの活用を検討している場合は、「おすすめのオンラインで学べるプログラミングスクール7選」をご覧ください。
資格を取得するための学習方法としては、エンジニアのコミュニティに参加することも有効な方法です。
コミュニティには、すでにスキルを習得している人が多くいます。コミュニティで質問すれば、分からない部分について有用な助言をもらえるでしょう。また、新たな知識やスキルを学んだり、最新の情報を共有したりすることも可能です。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取るネットワークエンジニアの仕事は資格がなくても取り組むことが可能ですが、取得することで多くのメリットを享受できます。
ネットワークエンジニアの仕事に関連する資格を取得することで、収入アップやキャリアアップ、案件の受注につながります。また、資格取得に向けて勉強をするうちに、業務に活かせる知識・スキルが備わっていきます。
資格には「ITパスポート試験」や「情報セキュリティマネジメント試験」などのIT入門レベルの資格のほか、「ネットワークスペシャリスト試験」や「CCNP認定」など、ネットワークエンジニアとして活躍できる高度な知識・技能を認定する資格があります。また、特定の製品・サービスを使いこなせるエンジニアであることを証明してくれる資格もあります。
数ある資格のなかから、自分の目的や現在のレベルに合った資格を選んで取得を目指しましょう。
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