Python資格にはどんなものがある?取得するメリットと勉強方法を紹介

最終更新日:2024年10月24日

320,000件の中から 希望に合う案件を探せる

  • 20社以上のエージェント案件をまとめて検索
  • 新着案件をメールで受け取れる


この記事のまとめ

  • Python関連資格には、PythonZen&PEP8検定試験やPython3エンジニア認定基礎試験、Python3エンジニア認定データ分析試験など様々な種類がある
  • Python資格を取得することで、学習効率の向上、幅広い分野での活躍、年収アップ、スキルレベルの証明、転職活動に有利になるなどのメリットがある
  • 資格取得の勉強方法には、書籍、学習サイト、動画、スクール、過去問などがあり、自分に合った方法を選ぶことが重要である

Python関連資格には、「PythonZen&PEP8検定試験」や「Python3エンジニア認定データ分析試験」などがあります。こうした資格を取得するためには、Pythonエンジニアの仕事や案件に必要なスキル・知識を身につけなければなりません。そこで本記事では、資格を取得するメリットや勉強方法を紹介します。Pythonの資格について知りたい方はぜひご覧ください。

スキルを活かせる案件が見つかる

希望にあう案件を受け取る

Pythonとは

PythonはAI開発やWeb開発に使用されるプログラミング言語です。AI分野の必須言語として注目されています。

他にもシステム開発やスマホアプリ開発、データ分析など幅広い分野で利用される言語です。Pythonスキルが活かせる開発現場は大小問わずあり、求人・案件は充実しています。

Pythonはコードがシンプルなので、初心者でも学びやすい言語だといえるでしょう。スキルを証明する資格試験が数多くあるのも特徴です。

スキルを活かせる案件が見つかる

希望にあう案件を受け取る

Pythonのおすすめ資格試験8選

国内の「一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会」が主催する資格試験と海外の団体「OpenEDG Python Institute」が実施するものがあります。ここでは、おすすめのPython資格試験の概要と難易度を8つ見ていきましょう。

PythonZen&PEP8検定試験

PythonZen & PEP 8検定試験は、PythonZen(The Zen of Python)の知識とPEP 8(ペップエイト)の知識を問う試験です。

「PythonZen」は、Pythonの設計や心得について記載されたイディオム集で、「PEP 8」はPHP 8で定義された標準のコーディング規約です。PythonZen & PEP 8検定試験の受験料金は無料で、出題問題数は20問。合格ラインは正答率70%です。

PythonZen & PEP 8 検定試験を受験するには、「PythonZen & PEP 8 検定試験の公式ページ」にある「お名前」と、受験用URLを受け取る「メールアドレス」の欄に情報を入力します。送信する前に必ず利用規約を確認しましょう。

その後、入力したメールアドレスで「受験用試験のURL」を受け取ります。

Python3エンジニア認定基礎試験

Python3エンジニア認定基礎試験は、Pythonの基礎文法を問う試験です。

経済産業省が策定した「ITスキル標準(ITSS)」の「ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ」で、レベル1にあたります。初心者でも取得しやすい試験だといえるでしょう。

Python3エンジニア認定基礎試験の受験料金は一般価格が税込11,000円で、学割価格が税込5,500円です。出題問題数は40問の選択式で、合格ラインは正答率70%となっています。

Python3エンジニア認定基礎試験を受験するには、公式ページの「試験会場を探す」から都道府県や詳しい条件などから試験会場を検索し、会場に直接申し込みます。試験の実施日や詳しい申し込み方法は会場により異なります。

また、事前に「Odyssey ID」の登録(無料)が必要です。試験当日は顔写真付きの身分証明・Odyssey ID・パスワードの控え・受験票を持って行き、会場で受験します。

Python3エンジニア認定データ分析試験

Python3エンジニア認定データ分析試験は、Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法が問われます。Python3 エンジニア認定基礎試験の応用編となる試験です。

「ITスキル標準(ITSS)」の「ソフトウェアディベロップメント、専門分野:応用ソフト」で、レベル1の資格試験となっています。

Python3エンジニア認定データ分析試験の受験料金は一般価格が税込11,000円で、学割価格が税込5,500円です。出題問題数は40問となっており、合格ラインは正答率70%。受験までの流れはPython3エンジニア認定基礎試験と同様です。

Python 3 エンジニア認定実践試験

Python3エンジニア認定実践試験は、Pythonを実践的に使う上で重要な仕様やライブラリの使い方を問う試験です。

「ITスキル標準」のスキルレベルは公表されていませんが、Pythonを使用して開発する際の全方位的な試験内容になっています。そのため、国内のPython資格では特に難易度が高いといわれるようです。

Python3エンジニア認定実践試験の受験料金は一般価格が税込13,200円で、学割価格が税込6,600円です。出題問題数は40問となっており、合格ラインは正答率70%。受験までの流れは、Python3エンジニア認定基礎試験と同様です。

Certified Entry-Level Python Programmer

Certified Entry-Level Python Programmerは、Pythonのプログラミングの基本能力を測定します。試験は英語とスペイン語でのみなので、Pythonの知識以外に語学力も必要です。

PCEPの受験料金にはいくつかの種類があります(USD=米ドル)。

  • USD59(試験:単発)
  • USD76.70(試験:1回再受験あり)
  • USD71.00(試験:単発+模擬試験)
  • USD29(模擬試験)

出題問題数は30問となっており、合格ラインは正答率70%です。

Certified Entry-Level Python Programmerを受験するには、試験プログラムページにアクセスし、「ユーザー名」と「パスワード」を登録してアカウントを作成します。

「OpenEDG Voucher Store」でPCEPの試験バウチャーを購入し、テストセンターと受験日時を選べば申し込みが完了します。試験を受ける際はパソコンが必要です。

Certified Associate in Python Programmingの概要と難易度

Certified Associate in Python Programming(PCAP)は、Pythonで中級レベルのコーディングタスクを実行する能力を測定します。Pythonの技術力が問われるため難易度は高く、試験は英語のみです。

PCAPの受験料金にはいくつかの種類があります(USD=米ドル)。受験料の支払いにはクレジットカードが使用可能です。

  • USD295(試験)
  • USD319(試験+模擬テスト)
  • USD49(模擬テスト)

出題問題数は40問となっており、合格ラインは正答率70%。試験を受ける流れは、Certified Entry-Level Python Programmerと同様です。

Certified Professional in Python Programming 1

Certified Professional in Python Programming 1(PCPP-32-1)は、高度なプログラミングとテクニックに関連するタスクを完了するスキルを測ります。PCPP-32-1ではより高い知識や理解力が求められ、受験するにはPCAPの合格が条件となっています。PCPP-32-1の受験料金はUSD195で、出題問題数は45問となっており、合格ラインは正答率70%です。

Certified Professional in Python Programming 1を受験するには、「pearsonvue.com/pythoninstitute」にアクセスし、試験用のPearson VUE Webアカウントを作成します。「OpenEDG Voucher Store」に移動してPCPP-32-1の試験バウチャーを購入し、受験日時を予約すれば申し込み完了です。試験を受ける際はパソコンが必要です。

Certified Professional in Python Programming 2

Certified Professional in Python Programming 2(PCPP-32-2)には、Pythonプログラミングに関わる高い専門知識が必要です。そのため、PCPP-32-2の試験内容は難易度が高く、受験するにはPCPP-32-1の合格が条件となります。

PCPP-32-2の受験料金はUSD195で、出題問題数は45問。合格ラインは正答率70%です。PCPP-32-1の受験時に試験用のPearson VUE Webアカウントを作成しているため、PCPP-32-2を申し込む際に新しくアカウントを作る必要はありません。

スキルを活かせる案件が見つかる

希望にあう案件を受け取る

Python資格を取得するメリット

前述したように、Pythonの習熟度を証明する資格は数多くあります。ここでは、Python資格を取得するメリットを5つ見ていきましょう。

学習効率が向上する

Pythonの資格を取得する大きなメリットは、学習効率が向上することです。プログラマーやエンジニアを目指す上で何の知識があれば有利か、どのような順序で学習すれば良いか悩まなくても、資格取得に向けた学習で体系的に知識を学べます。

資格はPython初心者でも経験者でも学習の目標になります。Pythonの資格試験は範囲が区切られており、次の目標が立てやすいため、モチベーション維持に役立つでしょう。

さまざまな分野で活躍できる

シンプルで読みやすく、大手の企業でも採用されるPythonを取得すると、幅広い分野で活躍できます。

PythonはWebアプリやインフラシステムの構築、データベースに使われるケースが増えており、AI技術やディープラーニングなどと連携した業務を任されることがあります。人間に近い行動パターンを作れるので、今後もPythonを活用する場は増えるでしょう。

年収アップにつながる

PythonはAI技術や機械学習、ネットワークインフラなど幅広い分野で利用されるプログラミング言語です。そのため、多くの求人・案件があり、Pythonエンジニアを好待遇で募集する企業も少なくありません。

Pythonの資格はスキルの証明になるため、今よりも高年収で希望する職種に転職できる可能性があります。高度な資格があれば、難易度が高く報酬も期待できる案件に声がかかる場合もあるでしょう。

また、企業の中には資格取得を昇進・昇給の要件にするところもあります。

スキルレベルを証明できる

Pythonの資格は、Pythonの基礎知識やデータ分析の知識を持っている証明になります。

たとえPythonを学びスキルを持っていたとしても、どの程度の業務ができるか、本当にスキルを持っているかを客観的に証明するのは難しいです。また、業務委託の依頼者や企業の採用担当者も人材のスキルが分かる明確な基準を求めます。

フリーランスがPythonの資格を取得すると、案件獲得に有利になるでしょう。認定試験に受かれば、レベルに応じた具体的なスキルをアピールできます。

転職活動に有利

先述したように、Pythonのスキルを求める現場は多いです。それだけ希望に合った条件の求人・案件が選びやすくなります。

現在の働き方に満足していないなら、思い切って転職活動に踏み切るのも手です。転職活動の際、資格は他のエンジニアとの差別化を図る手段になります。自分のスキルを証明するだけでなく、スキルアップを目指して努力してきた証になるのもポイントです。

スキルを活かせる案件が見つかる

希望にあう案件を受け取る

Pythonが活躍する職種

Pythonを使えば、多様な分野のアプリケーションやシステムの開発が可能です。ここでは、Pythonを使って活躍できる職種を4つ紹介します。

AIエンジニア

Pythonが強い分野の1つに、AI(人工知能)に関わる業種が挙げられます。フレームワークやライブラリが豊富で、AIに関わる複雑なプログラミングをシンプルに記述できるため、PythonはAI開発向けの言語とされています。

AIの研究・開発に従事したり、AIを使用したシステムを開発したりするのがAIエンジニアです。AIは多くの分野で活用されており、今後ますます市場拡大すると予測されます。

マーケター

Pythonはデータ分析や解析に強いプログラミング言語です。マーケティングにはPythonが得意とするデータの抽出・分析・可視化が欠かせません。

Pythonはデータを分析・解析をするライブラリが豊富で開発スピードが速く、実行と確認をしながら進められます。ユーザーの属性や行動データなどを集計して分析するマーケティングに適しているでしょう。

人の手で行っていたデータの処理に関わる作業をPythonに任せれば、作業の効率化が計れます。ミスが発生するリスクを減らせるのがメリットです。

データサイエンティスト

データサイエンティストは、ビッグデータの分析・解析をしたり機械学習に携わったりする職種です。最先端分野に関わる職種の1つであり、それだけ多様な知識とスキルが要求されます。

Pythonには機械学習やディープラーニングのためのライブラリが揃っています。機械学習を扱うシステム、IoTを使用したシステムの開発が可能です。

Webアプリケーションエンジニア

Webアプリケーションエンジニアは、WebアプリケーションやWebサービスの開発をする職種です。企業のWebページやECサイトのほか、効率的に業務をこなすための業務アプリケーションも開発します。

業務内容によっては企業に常駐し、企業が抱える問題や悩みを解決させるシステムの開発やサーバの構築や保守、運用を担うこともあります。

Pythonはフレームワークやライブラリが豊富で開発スピードが速いため、今後もスキルがあるWebアプリケーションエンジニアの需要は高まると予想されます。

ただし、Webアプリケーションの開発にはJavaやC++、JavaScriptなどのプログラミング言語も使われます。Python以外のさまざまなスキルや知識が必要です。

スキルを活かせる案件が見つかる

希望にあう案件を受け取る

Python資格の勉強方法

Pythonの資格を取得するための勉強方法には、自学自習やスクールなどがあります。以下で詳しく見ていきましょう。

本・参考書で知識を補強する

本や参考書で知識を補強するのが手軽な方法だといえます。Pythonエンジニア育成推進協会が提供している試験には指定参考書があり、基本的な文法から応用的な内容まで記載されているのが特徴です。

市販の本や参考書には電子書籍もあり、スマホを持っているだけでどこでも学習できます。

学習サイトで勉強する

学習サイトを利用してeラーニングで勉強するのもおすすめの方法です。時間や場所を問わずに勉強ができ、生活スタイルに合わせやすく、理解できるまで何度でも視聴できるのがメリットです。

動画で勉強する

プログラミングの動きが確認できる動画を見ながらPythonを習得するのも手です。有料の動画講座だけではなく、無料動画配信サイトでもPythonの基礎をレクチャーしてくれる配信者もいます。

分かり難かったところやもう1度見たい箇所に戻って見直せるのが動画のメリットです。動画を見ながらコードが書けるため、初心者に向いています。

スクールで勉強する

参考書や動画などを使用した自学自習に不安があるときや専門的なアドバイスが欲しいときには、スクールでの学習がおすすめです。

スクールでは分からないところや詳しく説明を聞きたい箇所があったときにすぐ質問ができます。疑問点を放置せずに済み、モチベーションの維持につながるでしょう。

過去問で勉強する

Python3の試験は試験の範囲が決まっており、試験範囲は受講者に公開されています。そのため、どのような問題が出たのかが分かる過去問や、Pythonチュートリアルを利用した学習も重要な試験対策です。

PythonチュートリアルはPythonの基本的な概念と機能について書かれたテキストで、Pythonの公式ページで公開されています。また、Python3の各試験では模擬試験が受けられます。

スキルを活かせる案件が見つかる

希望にあう案件を受け取る

Python資格を取得するとスキルの証明になります

Pythonの資格を取得すると、Pythonスキルの証明になります。

学習方法はオフラインのものとオンラインのものがあり、前者では過去問を利用したり、本や参考書を活用したりします。本や過去問はデジタルでも提供されているため、通学・通勤時間や休憩中など時間や場所を問わず勉強できるのが魅力です。

後者はスクールに通学して学ぶ方法です。スクールは分からない箇所があった際、すぐに質問できるのがメリット。自分に合った学習法を身につけ、Pythonの資格を取得しましょう。

スキルを活かせる案件が見つかる

希望にあう案件を受け取る

次の案件探しの
情報収集ができる!

掲載数は320,000件!

あなたの適性単価がわかる!

エンジニア単価診断

エンジニア単価診断

あなたにピッタリ
フリーランス案件が見つかる

  • 132万件以上のフリーランス案件から一括検索

    324,445の案件を保有しており、エンジニアやクリエイター向けを中心にたくさんの案件を一括検索可能です。

    ※ 2月6日(Thu)更新

    32万件以上のフリーランス案件から一括検索

  • 2あなたの経験やスキルに適した案件をメールでお知らせ

    マイページに入力して頂いた経験や希望条件に合わせて、ご希望にマッチした案件をメールでお送りするので効率的な案件探しが可能です。

    あなたのプロフィールからおすすめの案件・求人

今すぐ無料登録

フリーランスの案件を検索する

都道府県を選択
  • 関東

  • 北海道・東北

  • 甲信越・北陸

  • 東海

  • 関西

  • 中国

  • 四国

  • 九州・沖縄

人気の記事

フリーランスの始め方は?必要な準備・手続きや独立するメリットを解説

フリーランスの始め方が分からない方に向けて、独立する方法や仕事の見つけ方、必要な準備・手続きを解説。また、フリーランスになるメリットや適性、...

フリーランス個人事業主人気

最終更新日:2024年11月25日

フリーランスとして仕事を得るには?代表的な職種や案件探しの方法を紹介

フリーランスで仕事を請け負いたいと考えている方に向け、活躍しやすい職種や案件の獲得方法などをご紹介。平均年収や収入アップの方法、事前にやって...

フリーランス人気

最終更新日:2024年11月28日

フリーランスとはどんな人?言葉の意味や働き方の種類、始め方を解説

この記事では、フリーランスの基礎知識や働き方の種類、活躍していくために必要な手続き、ノウハウなどを幅広く解説しています。フリーランスとして働...

フリーランス人気

最終更新日:2024年11月25日

業務委託で副業をするには?始め方や注意点について解説!

この記事では、業務委託で副業をしたいと考えている人に向けて、メリットやデメリット、注意点や税金に関する情報、そして副業として行いやすい業務委...

業務委託副業人気

最終更新日:2024年11月25日

あわせて読みたい関連記事

Pythonでフリーランスに!目指す方向性とスキルとは?

たくさんあるプログラミング言語のなかで、今もっとも注目を集めているのがPythonです。この記事ではPythonが人気を集めている理由、そし...

フリーランスPython

最終更新日:2023年01月27日

ネットワークエンジニアに役立つ資格|仕事内容や必要スキルも

本記事では、ネットワークエンジニアに関する資格を中心に、仕事内容や習得するべき知識やスキルをまとめました。資格を取得するメリットやネットワー...

ネットワークエンジニア学習仕事内容資格

最終更新日:2024年10月02日

Ruby技術者認定試験とは?勉強方法や時間の目安も紹介

Rubyの資格について詳しく知りたいと考える人は多いでしょう。Rubyの資格には「Ruby技術者認定試験」があります。取得すると実力証明にな...

Ruby学習

最終更新日:2024年10月02日

HTMLの資格でおすすめなのは?種類や取得するメリット、勉強方法を紹介

この記事では、HTML関連の資格を紹介します。HTMLコーダーの働き方や身につけるべきスキル、目指すべきキャリアパスなどもあわせて解説するの...

HTML学習

最終更新日:2024年10月03日

サーバーエンジニア向けの資格とは|特徴や勉強方法を紹介

本記事では、サーバーエンジニアの資格や仕事内容などにスポットを当てます。年収や将来性などにも言及するので、サーバーエンジニアとはどのような職...

サーバーエンジニア学習

最終更新日:2024年10月03日

おすすめのフリーランスエージェントの紹介記事