Pythonでフリーランスに!目指す方向性とスキルとは?

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近年、子どもたちの学習にも取り入れられ始めたプログラミング。その考え方や技術は非常に論理的であり、学ぶことで考える力が育つほか、新しい視点から学べることはたくさんあります。

大人が何か新しい挑戦をしたいと思ったときも、やはり挑戦してみてほしいのはプログラミングです。少し難しくて複雑に感じますが、選ぶ言語によっては比較的スムーズに取り入れることもできます。

そこでぜひおすすめしたいのがPythonという言語なのですが、その理由としてコードが短く覚えやすい言語であること、将来性があることが挙げられます。海外ではPythonは入門言語として取り扱われることもあります。

これから初めてプログラミングを学ぶという方も、メイン言語にプラスするセカンダリ言語を探しているというかたも、すでにPythonを学んで働き方を考えているかたも。Pythonの活用方法や案件状況を詳しく知り、今後への生かし方を考えてみてください。

Pythonエンジニア、会社員とフリーランスの違いは?

プログラマーやエンジニアといえば、労働時間が長い、作業が大変…などといったイメージがあるかもしれません。しかしそれらは契約する企業や案件の内容による場合が多いのが事実です。

もちろん作業や業務の大変さ、責任はかなり大きいですが、上手にスキルを生かせれば比較的高収入かつ安定した働き方も可能です。

ただし、働き方や収入は会社員かフリーランスかで大きく変わります。それぞれの傾向をみていきましょう。

働き方の違い

Pythonエンジニアとして会社員で働く場合、エンジニアといえども一般的なサラリーマンと同じ働き方になると考えてよいでしょう。

しかしIT業界は自由な働き方を推奨する企業も多く、フレックスやリモートワークなどが積極的に取り入れられている場合もあります。

とくにPythonは新規事業に積極的に取り組むベンチャー企業に需要があることが多く、自由な風潮の企業が多いためにあまり一般的な会社員のイメージには当てはまらないかもしれません。

フリーランスで働く場合は、まずどの案件を選ぶのかに始まり、休みや稼働時間などを含め、すべて自由に決定することができます。

しかしフリーランスになって自宅でゆったり作業…はなかなか難しく、そのような働き方ができるのは実務経験をたくさん積んだ、技術と信用とコネクションがある人のみだと考えておくほうがよいかもしれません。

さらにPythonは専門職を含むさまざまなジャンルがあるため、選ぶジャンルによっては企業に勤めることが必須になります。フリーランスとして自宅で受けられる案件は低単価のものも多く、基本的に企業に常駐して会社員のような働き方をすることが主となります。

報酬・年収の違い

Pythonエンジニアが会社員として働くことの大きなメリットは、やはり収入が安定していること、そして福利厚生やボーナスなどの保証が手厚く、資格手当が付くこともあります。

また、ひとりではなく企業のなかで仕事をするため、技術力のある人から学べたり、視野が広がる情報を得られたりすることもあるでしょう。

とくにPythonは専門性が高い仕事内容になるため、将来フリーランスになることを前提としても、会社員で働いて知識や技術を身につけるメリットは大きいといえます。

反対に会社員として働くデメリットは、収入に安定感がある反面伸び悩んでしまいがちなこと、そして企業によってはやりたい仕事ができないこと、などがあります。

フリーランスであれば一定の安定感ある収入は望めませんが、働く時間や身につけたスキルなどがそのまま収入に変わります。頑張れば頑張るだけ、努力すれば努力するだけ報酬も上がるので非常にやりがいを感じられるでしょう。

ただし、収入が大きくなれば支払うべき税金も増えていきます。会社員であれば企業が給料から引いてすでに税金を支払ってくれるため手間がなく、保険料などは負担してくれる分もあります。

しかしフリーランスはすべてを自分でやらなければならず、会社員からフリーランスになった場合は、支払いや手間が増えたと感じる人も多いようです。

ITエンジニア・フリーランスの転職エージェントレバテックによると、Pythonエンジニアの年収は350万~1500万円ほどとなっており、受注単価では平均単価77万円、最高単価145万円、最低単価は32万円となっています。

ジャンル別の年収では、データサイエンティストの年収帯は600〜1200万円、AI(機械学習)エンジニアの年収帯は600〜1000万円、SEの年収帯は500〜700万円、プログラマーの年収帯は300〜500万円となっています。

比較的高単価といわれるPythonですが、やはり専門性が高いほど年収は高くなり、プログラマーの場合はあまり高単価といえる金額ではないようです。

この年収からも分かるように、Pythonエンジニアが会社員・フリーランス共に他の言語より高年収といわれる理由は、専門的な分野での需要があるためだといえます。

しかしシステム開発やスクレイピングなど、あまり専門性は高くないといえる分野でもPythonの活用シーンは多くあることから、今後さらに案件が増え、年収増加につながる人も増えるとみられます。

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Pythonエンジニアの案件状況

世界的に人気の高いPythonは、GoogleYouTubeなど大手企業でも需要の高い言語です。日本でのPython案件は現在あまり多くはありませんが、今後はAI技術の発展やベンチャー企業などのWeb開発による需要、さらにプログラミングを学びたいと考える人のための講師などさまざまな選択肢が出てくるでしょう。

Pythonでできること

プログラミング言語はそれぞれできること・関わるジャンルが違う傾向にありますが、Pythonを使ってできることとして代表的なのは、あらゆることを自動化する・簡単にすることです。

また、業務や案件でいえばWebサービスなどのシステム開発、ゲーム制作、AIやIoT・ロボット制御に関連する開発、ブロックチェーン開発、膨大な量のデータから必要なものだけを取得するスクレイピングや画像解析などが挙げられます。

こうみると利用されるシーンはとても多くあります。なかにはまだまだこれから盛り上がりが期待されるジャンルも含まれています。ただしPythonではできないこともあるので、エンジニアとしてどんな仕事がしたいかをまずはよく考えることが大切です。

とくに人工知能に関連する開発はPythonが強く、便利家電やGoogleのサービスなどにも主として利用されていて、今後はさらにさまざまな職業の作業をサポートするもの、人の作業にとって変わるものに多く利用されるようになるとみられています。

できることは多い反面、案件の内容は限定的

Pythonを利用できるジャンルは多岐にわたりますが、実際に募集がおこなわれている現在の案件をみると、Webシステム開発、データ分析や業務自動化などの案件が比較的多くみられます。

採用のために求められるスキルはPythonを用いた開発経験のほか、その他の言語での開発経験や案件に応じたデータベース、クラウドサービスの知識などで、システムエンジニアやプログラマーとしてある程度の経験があれば、受けられる案件は少なくないといえるでしょう。

ただし在宅で働ける案件は今のところあまり多くなく、フリーランスの場合でも基本的には企業に常駐する形での作業となることが多いかもしれません。

しかしPythonは大きな業務だけでなく、日常のなかの「ちょっとした面倒を改善したい」という部分にも応用できる言語です。使い方によっては、在宅や副業として活躍できるシーンが開拓できるかもしれませんね。

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Pythonはフリーランスに向いている?

開発言語のなかでも単価が高く、ニーズのわりにプロフェッショナルがまだまだ少ないPythonはフリーランスに向いていると考えてよいでしょう。ただし他の言語を合わせて使いこなせるようになる、データベースやAIなどの知識を深めるなど、企業が求めるスキルは合わせて持っておくことが大前提となります。

また言語に関わらずフリーランス全般にいえることですが、大切なのは、クライアントが求めるものを正しく理解し、こちらの思いや意見を分かりやすく伝えるための「コミュニケーション力」です。

これはフリーランスとして企業と直接交渉をする際はもちろん、転職エージェントなどを利用するときにも重要になるので、Pythonエンジニアであっても会社員に向いているタイプとフリーランスに向いているタイプに分かれるところでしょう。

Pythonエンジニアがフリーランスになるために必要なスキルは?

Pythonエンジニアとしてフリーランスで活躍するなら、Pythonに加えてJavaやJavaScriptなどの言語が使えると圧倒的に受注できる案件が増えます。

とくにJavaは習得が難しい言語だといわれていますが幅広いジャンルで利用されるため、あまり多くないPython案件を補うことが可能であり、ぜひ身につけておきたい言語のひとつであるといえます。

また、Pythonの需要は日本よりも海外のほうが高いために、英語などの外国語スキルを身につけておくと日本だけでなく世界中に活躍のフィールドが広がります。企業に縛られないフリーランスだからこそ、さまざまな場所で働けるのは大きな強みです。

Pythonは覚えやすい反面、習得が難しい面も

コードの記述が短く始めやすいといわれるPythonですが、実際に業務で使用される場面では、ジャンルに応じたさまざまな知識・理解が必要になります。

とくにPythonが多く使われる機械学習においては、数学の正しい理解や機械学習ライブラリ(プログラミングをおこなうための情報・部品が集まったもの)の知識、SQLやAWSといったデータベース・クラウドの知識・理解が求められます。

つまりPythonの言語が使えても、実際の業務に生かすには関連するその他のスキルが必要であるため、完全に習得したとはいえないということです。専門性が高く比較的高単価であるのはこういった理由があり、学習したからといって簡単に仕事につなげられるわけではないことを理解しておきましょう。

資格に挑戦してみよう

Pythonには、一定の知識とスキルを有することを証明できる資格があり、持っておけば転職などの際、有利に働くこともあるかもしれません。また、試験を受けることで自身のスキル・知識を振り返ることにもなるため、機会があればぜひ挑戦してみることをおすすめします。

資格試験としては、Pythonエンジニアとしての基礎力を問われる、入門レベルの資格Python3エンジニア認定基礎試験、そして基礎文法に加え、実際の業務で用いられる「データ分析」「数学」「ライブラリ(pandas)」に関する知識が問われるPython3エンジニア認定データ分析試験があります。

さらに主催は変わりますが、国際的に通用する資格となるPython Certificationsというものもあります。

上記2つは日本の「一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会」が主催する民間資格で、3つ目はポーランドのNPO「OpenEDG Python Institute」が主催している資格です。

Python3エンジニア認定データ分析試験は2020年春にスタートした、比較的新しい資格です。受験料金はどちらも11,000円(学割もあり)、全国にあるオデッセイコミュニケーションズCBTセンターで通年受験することができます。Python Certificationsは出題等すべて英語になるため、ある程度の英語力が必要です。

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未経験からPythonエンジニアになるには?

Pythonエンジニアとして仕事をするためには、まずはPythonを学んだあと、企業でPythonプログラマー・エンジニアとして実務経験を積み、スキルアップ・ステップアップしていくことが必要です。

Pythonが使われるジャンルはさまざまですが、サーバーサイドで動作する言語であるためサーバーサイドの知識はもとより、クライアントサイド知識やしっかりとしたプログラミングスキルを身につけておきたいものです。

ただ、より高単価なデータサイエンティストなどの専門ジャンルを目指すなら、データ分析やディープラーニングを学んでいくのがおすすめです。また、目指すジャンルに合わせたスクールに通うことも視野に入れましょう。

やる気とプレゼン力次第ではポテンシャル採用も?

どうしても受けたい案件があるけど、今の実力ではもう一歩届かない。将来的にはこんなことをやってみたい!

そんなやる気あふれるエンジニアであれば、応募してしっかりとアピールすれば採用してもらえる可能性がゼロではないのが、エンジニア業界でよくあるポテンシャル採用というものです。

将来性を買われて採用される魅力的な採用方法で、企業によってはいろんな業務を経験でき、やりたいことを試す機会に恵まれるチャンスかもしれません。

どんどん上を目指すなら、スキルや経験が足りないからと遠慮せず、どんどんいろんな案件に応募してみるのがおすすめです。

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まずは挑戦することが大切!経験を積んでスキルアップを目指そう

ここまでみると、Pythonエンジニアとして働くのは少しハードルが高そう…と感じてしまうかもしれません。しかし初めて挑戦する言語や2番目・3番目に学ぶ言語としては向いているため、ぜひ挑戦してみることをおすすめします。

大切なのは「常にスキルアップを続けること」「より多くの案件を経験すること」「実務経験を積むこと」です。とくにエンジニアは実務経験が長いこと、実績を持っていることによる信頼がなければ新しい案件の受注につながりにくい仕事です。

少しずついろんな案件にチャレンジして働きながら知識を増やし、コツコツとスキルを磨きましょう。

他の言語も使用できるうえで実務経験が3年、もしくは5年以上になれば、フリーランスになっても比較的安定的に受注ができるようになります。将来の活躍を目指して今からできることをやれば、フリーランスとして後悔しない働き方ができるはずです。

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