最終更新日:2024年10月23日
この記事のまとめ
JavaとPythonとは、エンジニアや初心者のプログラマーにとって身近なプログラミング言語です。幅広い案件で使われており、Javaはシェア率の高さが特徴です。一方、Pythonは書きやすいため、他の人が書いたプログラムも読みやすいという特徴があります。プログラムを学習する際にどちらを学ぶかは、何を開発したいかによるでしょう。そこで本記事では、JavaとPythonの特徴や違いについて紹介します。
希望にあう案件がすぐに見つかる
おすすめの案件を受け取るJavaは、C言語を基に開発されたプログラミング言語でシェア率が高く、三大言語の一つとして知られています。
Javaでプログラムを作る際には、オブジェクト指向の考え方に基づいて作成します。オブジェクト指向とは、モノとモノを組み立てるように表現することです。
また、どのようなOSでも使用できるため、開発環境が違っていても書いたコードが実行できます。Javaは、Java仮想マシン上で動作しており、Java仮想マシンが動作するデバイスであれば利用できるためです。
Javaで開発されるプログラムには、以下のようなものがあります。
・家電製品やカーナビなど身近な物
・ゲームの開発
・Androidアプリ
・Webアプリ
・Webサイト
・IoT機器
Javaは、家電やカー用品など次々に進化していく身近な機械に組み込みやすいよう設計されています。その自由度の高さから、広く使われるようになりました。カーナビゲーションシステムやブルーレイディスクプレーヤーなどの機器はもちろん、洗濯機や冷蔵庫などの身近な家電製品にもJavaが使用されています。
また、ものとインターネットをつなげるIoT機器やAIの開発にも使用され、生活の中で活躍する言語です。
Javaは需要があり、高い汎用性を持つ言語です。Java仮想マシンで実行されるため、一度書いたコードはプラットフォームを問わずあらゆる環境に対応して実行できます。セキュリティの高さもメリットです。また、処理が速く安定しており、基幹システムでの使用に適しています。
Javaはその汎用性の高さから、学習の参考となるサイトや参考文献が多く、日本語の参考情報も豊富です。簡単なエラーや疑問などは、インターネットを活用すれば日本語で検索をするだけで解決できるでしょう。
JavaはC言語を元にしているため、初めてプログラミング言語を学ぶ方には難しく感じる可能性があります。
Javaで作成されたプログラムは、Java仮想マシンが動作するデバイスであれば実行できる反面、Java仮想マシンが入っていないデバイスでは実行できません。
また、Javaはオブジェクト指向の考えを身につけなければならないため、単純な機能を作成する際には、余計な手間がかかる可能性があります。
希望にあう案件がすぐに見つかる
おすすめの案件を受け取るPythonは、オープンソースで運営されており、ライブラリと呼ばれるプリセットが豊富に存在するプログラミング言語です。
ライブラリとは、開発の役に立つプログラムのまとめであり、ライブラリの数が多ければその分プログラムが容易になり、少ないコードで作成できます。
Pythonはコードの書きやすさだけではなく、描かれたコードを読みやすい言語として作られたプログラミング言語のため、誰がコードを書いても同じようになります。書きやすく読み取りやすいため、学習の難易度もJavaよりも低く、初心者の方に適した言語です。
Pythonで開発されるプログラムには、以下のようなものがあります。
・Webアプリケーション
・組み込み開発
・人工知能開発
・データ分析
・ゲーム
Pythonは、アプリケーションの開発に適しており、YouTubeやInstagram、DropBoxなどに使用されています。
また、データ分析にも適しており、企業のビッグデータを解析してビジネスにおける課題解決や売上向上などの施策ができます。
Pythonにはオフサイドルールや実用的なライブラリがあるため、プログラミングがシンプルで書きやすく、読みやすいことが大きなメリットです。オフサイドルールとは、処理のまとまり(ブロック)ごとに字下げして、見やすく表現することを指します。
また、文法がシンプルでソースコードが少ないことも書きやすい理由です。ソースコードが少ないことで読みやすさが増し、誤字脱字によるエラーの発生を防げます。
Pythonの大きなデメリットは、実行速度が他の言語と比較して遅いことです。Pythonは広く使用されている言語ですが、実行速度が遅いため基幹システムには利用しにくいでしょう。
また、ブロックごとに字下げして表現し、ブロックをひとつの処理と判断するため、インデントが必要です。インデントとは、行頭に空白を入れて字下げすることをいいます。インデントせずにプログラムを作成すると、正しいブロックの判断ができずにエラーが発生します。
希望にあう案件がすぐに見つかる
おすすめの案件を受け取るJavaとPythonは、どちらもライブラリやフレームワークが豊富であるため、開発がしやすいプログラミング言語です。よく使われるプログラムがまとまったライブラリを活用すると、ゼロから開発するよりも簡単に開発ができます。
Javaは、画像処理に役立つプログラムやJacksonなど汎用性の高いライブラリが多く、Pythonは、統計や計算処理に活用できるライブラリが数多くあります。
双方ともに公式サイトから日本語のドキュメントが提供されているのも共通の特徴です。
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おすすめの案件を受け取るJavaは昔から使われているため安定感があり、需要の高いプログラミング言語です。
歴史が長く世界中で使用されてきた実績を持つJavaは、2020年にレバテックキャリアが発表した「プログラミング言語別求人ランキング」で求人全体の35%近くを占めました。
オブジェクト指向の考えは応用しやすいため、今後も需要が高い状態が続くと考えられます。
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おすすめの案件を受け取るPythonは、AIやデータ分析に活用されており、将来性が高いといわれているプログラミング言語です。
数値計算や統計処理、データ解析に優れているPythonは、Webの検索結果表示やAlexa・Siriのような音声認識、カーナビなどにも使われています。
他にも、YouTubeやGoogleなどの大手WebサービスもPythonを使用しており、Dropboxでは、膨大なソースコード(93万行)のすべてがPythonで書かれています。
希望にあう案件がすぐに見つかる
おすすめの案件を受け取るエンジニアとして、どのプログラミング言語を選ぶかによって仕事の職種や内容に影響があります。ここでは、習得する言語の選び方を見ていきましょう。
Javaはシステム開発などの大きな開発に使われており、簡単なプログラムの作成には向いていません。
また、官公庁や金融機関など、安定性が重要なシステムの多くはJavaで作られています。
Pythonはビッグデータの分析やAI産業などに用いられるのが特徴です。
JavaとPythonはどちらも需要があるため、アプリや書籍などの教材が多く存在します。
ただし、JavaはC言語を基にしており、オブジェクト指向の考えを身につけなければならないため学習難易度は高めです。すでにC言語が身に付いている方にとっては、学習しやすいでしょう。
PythonはJavaに比べると学習難易度は低めですが、データ分析やAI、機械学習の開発に携わる際には、より専門的な知識を身につけなければなりません。
JavaとPythonの需要は高く、求人で求められているプログラミング言語の上位に位置していると考えられます。
特に、Javaは日本での需要が高い傾向にあるようです。汎用性が高く、身近な家電製品からIoT機器やAIまで幅広く開発できるのが理由だと考えられます。
Pythonは国内ではJavaほど大きな需要はないものの、海外に目を向ければ大きな市場があるでしょう。
Pythonエンジニアは他の言語を扱う場合と比較して、平均年収が高いといわれるようです。シンプルながら専門知識が重要とされること、Pythonエンジニアがまだ少ないことなどが理由だと考えられます。
また、AIや機械学習の先端技術の分野で活用されるため、IT業界だけではなく、多様な分野の企業がPythonエンジニアを募集しています。
希望にあう案件がすぐに見つかる
おすすめの案件を受け取るエンジニアとして働くためにはプログラミング言語や専門的な知識を身につける必要がありますが、資格は必ずしも取得しなければならないものではありません。
とはいえ、資格にはスキルの客観的証明になるという利点も。エンジニアとしての実績がまだなくても、取得した資格を掲示すれば保有スキルが一目瞭然になります。また、資格の勉強を通じて、プログラミング言語の知識を体系的に学べるのもメリットです。
Javaの資格には多くの種類があり、特に「Oracle認定Javaプログラマ」「Javaプログラミング試験」「基本情報技術者試験」の3つが有名です。
Oracle認定Javaプログラマは、Javaの開発元であるOracle社が運営するベンダー資格です。ベンダー資格とは、自社製品に関する知識や技術があると認定する民間の資格を指します。
Oracle認定Javaプログラマーの試験区分は、入門者向けのブロンズ、開発初級者向けのシルバー、開発中上級者向けのゴールドに分かれています。
ブロンズは国内でのみ通用する資格で、基礎知識の問題やループ文、クラス定義とオブジェクト生成・使用などの基礎的な分野から出題されます。
Javaプログラミング能力試験は、株式会社サーティファイが運営する日本国内の民間資格です。
Javaプログラミング能力試験の試験区分は、Java入門者を対象とした3級、簡単なプログラムが組めるレベルの2級、実技試験が実施される1級に分かれています。
3級では、オブジェクト指向の基本的概念や配列などの基礎知識問題や演算子、制御文などが出題されます。
基本情報技術者試験は、情報処理技術者としての知識や技術が一定以上であることを経済産業省が認定する国家試験です。エンジニアとしての基本的な知識があることを証明できるため、就活の際には企業へのアピール材料として役立ちます。
試験の難易度は入門レベルよりも少し高めに設定されており、合格率は40%~50%。2023年の4月からは、試験の実施方式や出題範囲が大幅に改訂されました。
国内で受けられるPythonの実力を示す資格は 「Python 3 エンジニア認定基礎試験」「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」の2つです。
なお、4段階の難易度に分けられる「PCEP」という試験もありますが、受験言語が英語のみであるため本記事では割愛します。
Python 3 エンジニア認定基礎試験は、Pythonの技術を評価する基礎的な試験です。一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が運用している試験で、通年での受験が可能です。認定教材やスクールが設定されているため、学習しやすいでしょう。
Pythonの文法や基本的な知識が問われる試験内容になっており、合格ラインは正解率70%です。
Python 3 エンジニア認定データ分析試験は、Pythonを使ったより応用的な資格試験です。一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が運用している試験で、2020年から開始されました。
主教材が決められており、特設サイトもあるため、Pythonを用いたデータ分析に関する体系的な知識を学習できます。
出題されるのは、Pythonの基礎や数学の基礎、ライブラリによる分析実践など。合格ラインは正答率70%です。
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おすすめの案件を受け取るJavaとPythonは、共に広く使用されているプログラミング言語ですが、学習の難易度や日本語での参考情報の量などに違いがあります。どちらの言語を学ぶかは、作りたいプログラムや年収、学びやすさなどから決めましょう。
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