Java案件は減っていく?求められ続けるエンジニアの特徴とは

3 years ago

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エンジニアとして活動していきたいと思ったら、まずは学ぶ開発言語を選び、プログラミングを習得することから始めます。

プログラマーとエンジニアの違いとしては、プログラマーは設計書をもとにプログラミングをおこなうのに対し、エンジニアはクライアントの求めるシステムやアプリなどの全体像を理解して設計書を作成する立場にあることです。

そのためエンジニアに求められるのはプログラミングスキルだけではなく、クライアントの意向をうまく成果物に反映させるための理解力やコミュニケーション能力などであることも知っておきましょう。

また、長く活動していけるかどうかは選ぶ開発言語によるともいわれており、ニーズの高い言語を使えることが大きなメリットになります。今回はJavaの特性や強み、今後の需要についてまとめています。これからも必要とされ続けるJavaエンジニアであるために、できることを考えていきましょう。

Javaとは?

Javaは、1996年にアメリカのSun Microsystems社よりリリースされた開発言語です。2010年にOracle社に買収されましたが、その後も常に新しいバーションアップが続けられています。

世界中の開発者のうち、Javaをメイン、もしくはセカンダリ言語として利用している人は680万人近くいるといわれており、特にアジアでは利用人口が高くなっています。

記述が長く習得が難しい言語だといわれているため、スキルを身につけるまでは簡単とはいえませんが、利用人口が多いためにライブラリやフレームワークが多く、オープンソースも多いために学びやすい部分もあるといえます。

Javaは現在、システム開発やインフラ関係、スマートフォンのゲーム・アプリから家電やIoTなど、さまざまな製品・ジャンルで活用されています。用途が幅広いために多くの人がスキル習得を目指し、さらに活用されていくために人気が衰えないのでしょう。

また、Javaは検索エンジン大手のGoogleでも最も利用されている言語のひとつであり、Java・C++・Pythonの3つはGoogle三大言語とも呼ばれています。世界的な大手企業で使われている主要な言語であることも、人気を後押ししているといえます。

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なぜJavaは強い?その特性とは

Javaが開発された背景として、そもそもどんなハードウェアでも動作することを目的として作られていることがあります。プログラムを作るうえで、作成したものがどんな環境で動くかを考えながら変化させていくというのは非常に大変な作業です。

しかしJavaはJava Virtual Machine(JVM・Javaのプログラムを動かすソフトウェア)を使うことにより、OSの環境に左右されずスムーズに動作させることができます。これはエンジニアにとって大きな負担軽減となる要素だといえます。

また、Javaはオブジェクト指向と呼ばれる言語であるために作業を分割しやすく、複数人でも作業しやすいといわれています。このオブジェクト指向は作業を単位で考えるために、習得すると作業が格段にスムーズになるのが大きなメリットです。

後でプログラムを変更しないといけなくなった場合にも、普通なら1・2・3の流れをすべて書き換えなければならないところ、オブジェクト指向であれば2だけを変更すればOKということになります。大きな時短・簡素化につながるため、作業量が多いほどメリットは大きくなるでしょう。

ただ、言語の選び方において「自分が作りたいものを作れる言語を選ぶ」のは非常に大切です。Javaは広く使われている言語ですが、もちろん対応していないものもあります。まずは自身がやりたいことは何かをしっかりと整理し、それを叶える言語を学びましょう。

そしてさらなるスキルアップを目指して、プラスアルファでJavaを学ぶのも非常に有効な方法です。

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Javaの需要状況

世界中で需要のあるJavaですが、利用されるシーンは大きく分けて3つあります。それぞれの需要状況を確認してみましょう。

クライアントサイド

クライアントサイドとは、ユーザー側(クライアント側)で動くプログラムのことです。サーバサイドのプログラムと密接な関係を持つため多くの知識が必要なことはもちろんですが、フレームワークなども充実しているため比較的担いやすい部分だといえるかもしれません。

クライアントサイドでの作業は、目に見える成果が出るのでモチベーションも上がりやすい傾向にあります。しかしクライアントサイドに関しては案件の需要に対してエンジニアの数も少なくないため、今後の需要としてはあまり多くないと考えられます。

サーバサイド

サーバサイドとはクライアントサイドとは逆にサーバ側で動くプログラムのことであり、企業や組織を運営するための見えない部分を担います。

高いプログラミングスキルが必要なことはもちろんですが、サーバサイド・クライアントサイドの両方、それ以外にもデータベースやシステムなどに関する広く深い知識を持っていることが重要です。

需要は非常に多いものの、サーバサイドを担うエンジニアの数は多くない状況です。今後の伸びはかなり期待できますが、やりがいが大きい反面、大変さや責任も非常に大きい業務だといえます。

スマホアプリサイド

スマートフォンアプリは今世界中で利用されていますが、OSで見ると圧倒的にAndroidのほうが多い状況です。Androidのアプリ開発で利用される言語は主にJava、そしてiOSではSwiftとなっているため、Javaエンジニアのスマホアプリサイドにおける需要は今後も高いといえるでしょう。

ただしスマホアプリサイドではサーバを使ったWebアプリ、端末へインストールして使うネイティブアプリの開発などをおこなうため、スマートフォン端末についての深い知識も必要です。

また、近年は情報技術の進化と共に、連携するさまざまなアイテム(スマートウォッチ、ドローンなど)への対応も求められる場合もあり、やはりハードルが高いことは間違いありません。

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Java案件の業務内容

習得が難しい言語である反面、できることの多さから活躍の場はかなり広いとみられるJava。実際にどのような業務があるのかを見ていきましょう。

Webシステム・基幹系システム

情報技術の進化や業務効率化指向により、近年は企業内のイントラや経理などをシステム化する動きが増えてきています。Javaはそのような企業に合わせたシステム構築に利用されることが多く、Javaエンジニアは開発環境の導入から基盤の設計までをおこないます。

ただしこのような業務はJava以外の言語でもおこなわれることが多く、Java特有のものではありません。ただしJavaにおいては歴史のある言語であるため、以前に導入されたシステムの運用や保守、さらに独自性の高いフレームワークへの対応が求められることもあります。

これはすべてのシステム構築にいえることですが、ほんの小さなミスが企業への大打撃となってしまう場合もあります。そのため非常に大変な業務であることは間違いありません。

Androidアプリ

Androidスマートフォンで利用されるアプリは、主にJavaが利用されていることがほとんどです。Javaが多く利用される理由としては、作業を分割できるため複数人で作業しやすいこと、Androidアプリ用のライブラリ(プログラム作成に使う部品的なものの集まり)が多くあることなどが挙げられます。

Androidではアプリストアからインストールして使うネイティブアプリなど、スマートフォンを理解するスキルも求められます。そのためスマホアプリを担うエンジニアはAndroidエンジニアと呼ばれることもあります。

Android技術は現在、便利家電などにも活用されており、今後もさらに業務の幅は広がっていくとみられます。

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単価相場と高額案件を狙うためのスキル

ITフリーランス専門エージェント「レバテックフリーランス」のJava求人・案件の月額単価相場で単価相場を見ると、Java求人・案件の平均単価は65万円、最高単価は145万円、最低単価は25万円となっています(2021年4月15日現在)。

金額に差が大きいのは働き方によること、そして持っているスキルに関連する部分はもちろん、納得の交渉ができているかという部分もあるといえるでしょう。

フリーランスは自分ひとりで仕事を探し、獲得する必要があります。しかし自身のスキルに合った高額案件を探し出すのはなかなか難しく、時間がかかります。そのため求人サイトやエージェントを利用するのは時間的・労力的にも非常に有効です。ぜひ活用してみるとよいでしょう。

フリーランスの働き方としては自由な働き方ができる請負契約と、社員と同じようにクライアント先に常駐して働く準委任契約があり、選ぶタイプによって時間と収入の関係性が変わります。

また、クライアント・サーバサイドエンジニアか、Androidエンジニアかによっても単価は変わる傾向にあり、扱える言語や可能な作業が豊富で、任せられる部分が多いほどやはり単価は高くなりがちです。

フリーランスといえど、Javaエンジニアのニーズの多くは常駐して働く案件が多いのが現状です。長く必要とされるエンジニアを目指すならまずは常駐して個人やチームで働きつつ、企業で働く流れや求められる技術を学んでスキルアップしていきましょう。

焦らずコツコツと実績を積み、収入を上げながら働き方を変えていくのがおすすめです。

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将来性のあるJavaエンジニアになるために必要な経験

実力主義であるフリーランスエンジニアの世界では、やはりスキルや資格を身につけているだけではすぐに受注に結びつかず、初めのうちは1件受注することすら大変だと感じるかもしれません。

継続的に案件を受けられる安定感のあるJavaエンジニアになるためには、以下の4点を意識することが大切です。

実務経験を積む

独学やスクールで学び、スキルを習得していざフリーランスのJavaエンジニアとなっても、実際の作業の流れや必要とされるスキルなど細かい部分までは分からないことがほとんどです。

しかしシステム構築などの仕事が主になるJavaエンジニアは「分からない」や「簡単なミス」などあってはならず、まして企業の運営やコスト・労力を大きく左右する仕事内容であれば、なおさら確実に作業をおこなってくれる実力のある人が選ばれます。

そのため実務経験のないエンジニアはまず仕事探しから大変になることは間違いありません。長く働き続けられるフリーランスのJavaエンジニアになるために、まずはエンジニアチームの一員として仕事をしたり、企業に属する形で働いたりして実務経験を積むことをおすすめします。

一般的な働き口の探し方としては求人募集に応募する、クラウドソーシングサイトやエージェントを利用するなどの方法があります。その他、可能であれば知人に声をかけ、案件を紹介してもらうのもおすすめです。

実際に技術の高いエンジニアは、信頼があるほど口コミで評判を呼び案件が絶えない傾向にあります。初めのうちはあまり高単価案件を望めないので、とにかくクライアントにとってのメリットと自身のスキルアップ・学びを大切にすることです。高単価案件を受注しやすくなるのは実務経験5年が目安となります。

責任のある業務を担当する

複数人でひとつの案件を担当することも多いJavaエンジニアですが、規模によってはプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーといった管理者・責任者を置く場合があります。

特にプロジェクトマネージャーは、プロジェクトの予算・スケジュール管理からクライアントとのコミュニケーションまで、プロジェクト全体をスムーズに進めるための役割を担います。

コミュニケーションスキルやプログラミングスキル、幅広く豊富な知識などが必要な責任ある役職であり、一般的にエンジニアやプロジェクトリーダーを経た、経験豊富な人が就くポジションとなります。

小さな規模の案件より大きな規模の案件を取り扱うほうが単価はもちろん大きいうえ、責任の大きい仕事になるため収入も高くなります。また、プロジェクトマネージャーとして全体を俯瞰する力が身につくため、さらなるステップアップへとつながりやすくなるでしょう。

プロジェクトマネージャーを目指すためには、まずは小さな案件からコツコツと進め、実績を作り評価をもらってスキルアップしていくことが大切です。

さまざまな業務を経験する

Javaエンジニアの仕事といっても、常に同じ作業を繰り返すわけではなく、常駐先の業務内容や請ける案件によって仕事の内容は変わってくるでしょう。また、可能であればサーバサイドやクライアントサイドの業務はもちろん、Androidアプリなど違うタイプの案件を経験することで、知識や技術も広がります。

経験はその人だけが培ってきた強みでありスキルです。「あの人に任せれば大丈夫」と思われるエンジニアになることができれば、収入はおのずと上がっていくでしょう。

役立つ資格を取得する

Javaエンジニアとして活動していくなかで、やはり他の言語や資格などの習得はしておくべきだといえます。特にこれから需要が増えるであろう流行の言語や、信頼のある資格は持っておくと新たなジャンルにも挑戦しやすくなります。

言語であればJavaに加えて、ScalaやPython、PHPやJavaScriptなども積極的に学んでおきたいところです。資格としてはOracleのJava SE8認定資格(ブロンズ・シルバー・ゴールド)が一定の知識を持っている証明となるためおすすめです。

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経験とスキルセットで長く必要とされるエンジニアになろう

長い歴史のあるJavaがずっと使い続けられていることには理由がありますが、IT業界は日々進歩し、定番言語のいいとこ取りをした新しい言語も絶え間なく生まれていきます。

Javaの需要はまだまだ多いですが、今後はJavaだけでなくさまざまな言語を合わせて使えるようになれば案件の幅はぐっと広がるでしょう。

まずはたくさんの案件をこなし、しっかりと技術と経験を身につけることが大切です。そしてさらなる収入とやりがいの向上を目指すなら、指示を受けて作業をおこなう側から、プロジェクトを管理・指示する責任ある立場へとステップアップしましょう。

※JavaはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。
※GoogleはGoogle LLC の登録商標です

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