業界で差をつける！エンジニアにおすすめのIT資格・検定まとめ

SNSエキスパート検定（一般社団法人SNSエキスパート協会）

現代社会において、SNSは情報発信やコミュニケーションの重要なツールとして広く普及しています。企業活動はもちろん、個人の活動においても、効果的なSNS活用は欠かせません。
そこで、SNSマーケティングの専門知識を体系的に学び、実践的なスキルを身につけることができる資格として注目されているのが、「SNSエキスパート検定」です。

この検定は、一般社団法人SNSエキスパート協会が提供する、企業・団体向けのSNS活用に特化した検定プログラムです。SNSマーケティングの基礎から実践までを網羅したカリキュラムで構成されています。

検定は、初級と上級の2つのレベルが設けられています。

【初級】
SNSの基本を学びたい、運用初心者の方向け。SNSの基本用語や概念、企業におけるSNS活用の基礎、実践的な運用ステップなど、SNSマーケティングに必要な基礎知識を習得できます。約150分のオンデマンド講座、または約135分のライブ講座を受講後、30分の選択式試験を受験します。

【上級】
初級SNSエキスパート検定合格者（または同等のSNS知識をお持ちの方）向け。初級で学んだ知識を土台に、KGI・KPI設定、コンテンツ制作、広告配信、効果測定、運営体制構築、リスクマネジメントといった、より実践的で高度なスキルを習得できます。2日間の集中講義（ライブ版のみ）を受講し、講義への参加と課題提出に加え、記述式試験を受験します。

合格者には、レベルに応じた「SNSエキスパート」認定ロゴ使用権が付与されます。履歴書、名刺、Webサイトなどへの掲載で、スキルを強力にアピールできます。
学習サポートとして、初級・上級ともにテキストを提供。オンライン試験のため、全国どこからでも受験可能です。費用など詳細については、公式サイトにてご確認ください。

この資格を取得することで、SNSマーケティングのスキルアップを実現し、より効果的な情報発信とコミュニケーションを図り、自身のキャリアアップ、ビジネス拡大に繋げることができるでしょう。

■SNSエキスパート検定
https://www.snsexpert.jp/sns-expert/

ITスキルアセスメント「GAIT」（JTP株式会社）

技術の進歩が加速する現代において、自身のITスキルを客観的に把握したいエンジニアに注目していただきたいのが、JTP株式会社が提供する「GAIT（ゲイト）」です。
GAITは「Global Assessment of Information Technology」の略称で、ITエンジニアのスキルを定量的に評価するアセスメントツールとして、多くの企業や個人に利用されています。

GAITの最大の特徴は、幅広いITスキルを効率的に測定できる点です。インフラストラクチャ、OS＆ミドルウェア、アプリケーション、クラウド、セキュリティ、DX技術、DX利活用という7フィールド20カテゴリーにわたる技術領域のスキルを、わずか60分で評価できます。
出題問題は最新の技術動向を反映し定期的に更新されるため、常にその時々のニーズに即したITスキルを確認することが可能です。

「GAIT2.0」は、160問を60分で解答する試験構成となっています。出題レベルは、実務で求められるスキルレベル（用語理解、基本的な使い方、応用的な使い方、トラブルシューティング・チューニング）を網羅。これにより、各技術領域において、机上の知識の段階なのか、使える段階なのか、使いこなせる段階なのかを明確に判定できます。

試験結果は990点満点のスコアで表示され、各フィールド・カテゴリーの詳細な分析により、得意分野と課題を明確にできます。オンライン形式のアセスメントツールのため、受験者の都合に合わせて、24時間、どこでも受験が可能です。受験後は3日以内にスコアレポートをダウンロードでき、迅速なスキル評価が実現します。
企業におけるGAIT活用では、組織内のIT力を把握し、データに基づく人事施策を行うことにより、採用プロセスの効率化、人員配置の最適化、人事評価の公正化、人材育成効果の最大化を実現します。

ITスキルの可視化により、自身の強みと課題を把握したうえで戦略的なスキルアップを目指すエンジニアにとって、GAITは有力な選択肢といえるでしょう。

■ITスキルアセスメント「GAIT」
https://www.gait.org/

自動認識技術者資格（一般社団法人日本自動認識システム協会）

デジタル化が進む現代において、自動認識技術は物流から小売業まで幅広い分野で活用されています。バーコードやRFID、生体認証などの技術は、業務効率化や精度向上に欠かせない存在となっており、これらの技術を体系的に理解することは、フリーランスエンジニアとして活躍する上で他社と差別化を図れるほどの強みとなるでしょう。

一般社団法人日本自動認識システム協会（JAISA）は、自動認識技術の普及と発展を目的として設立されました。自動認識技術に関する標準化活動や調査研究、人材育成事業を通じて、業界全体の技術向上と健全な発展に貢献しています。機器メーカーやシステムインテグレーター、ユーザー企業などの多くが会員として参加しており、産業界における自動認識技術の中核的な役割を担っている団体です。

同協会が実施する自動認識技術者資格認定講習・試験は、［自動認識基本技術者資格］と［RFID専門技術者資格］の2段階で構成されています。

基本技術者資格では、「バーコード・二次元シンボル」「RFID」「生体認証」「標準化」の基礎知識が問われます。想定される受験者は、自動認識システムに関わる企業の従業員、学生、一般社会人です。

一方、RFID専門技術者資格では、「RFID」の専門的な知識が問われます。受験対象は基本技術者資格の保有者となっており、基本技術者資格よりも高度な技術知識と実践的なスキルを身につけられる点が特長です。

同協会では、資格取得をサポートする「自動認識の基礎知識セミナー」も定期的に開催しています。このセミナーの特長は、各技術分野における専門家の講義を受けられること。実務に直結する知識を効率的に学習できます。会場開催はもちろん、オンライン形式での受講に対応しており、全国どこからでも参加が可能です。

自動認識技術の重要性が高まる中、体系的な知識習得を目指す方にとって、同協会の資格制度は技術力向上と専門性証明の有効な手段といえるでしょう。

■自動認識技術者資格
https://www.jaisa.or.jp/license.php