最終更新日:2025年06月18日
「フリーランスで年収1000万円を稼ぐことができるのか?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。 戦略的にアプローチすれば、フリーランスは年収1000万円を目指すことが可能です。 この記事では、フリーランスが年収1000万円を稼げる可能性や、実際の手取り額、高収入を得やすい職種などを紹介します。年収1000万円を目指すための方法についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
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フリーランスで年収1000万円を稼ぐことは可能です。
内閣官房・公正取引委員会・厚生労働省・中小企業庁が公表した「令和4年度フリーランス実態調査結果」によると、フリーランスの年収の構成は以下のとおりです。
直近1年間のフリーランス収入 | 割合 | 回答数 |
---|---|---|
100万円未満 | 14.1% | 299人 |
100〜200万円未満 | 12.6% | 268人 |
200〜300万円未満 | 12.7% | 269人 |
300〜400万円未満 | 12.6% | 268人 |
400〜500万円未満 | 9.5% | 201人 |
500〜600万円未満 | 6.9% | 147人 |
600〜700万円未満 | 4.2% | 90人 |
700〜800万円未満 | 3.3% | 70人 |
800〜900万円未満 | 2.0% | 43人 |
900〜1,000万円未満 | 2.1% | 45人 |
1,000万円以上 | 3.4% | 72人 |
わからない・答えたくない | 16.4% | 347人 |
出典:内閣官房新しい資本主義実現会議事務局・公正取引委員会・厚生労働省・中小企業庁「令和4年度フリーランス実態調査結果」
年収が1000万円以上のフリーランスの割合は3.4%です。年収1000万円以上を稼いでいるフリーランスは実際に存在しています。
フリーランスは会社員と比べると自由な働き方が可能です。フリーランスは自分次第で収入を大きくアップさせられるため、年収1000万円も目指せるでしょう。
フリーランスと会社員の違いを知りたい方は、「フリーランスと正社員どっちが得?メリット・デメリットや兼業の可否も解説」の記事を参考にしてください。
フリーランスになるかの情報収集に
おすすめの案件を受け取る年収1000万円のフリーランスの手取り額の目安は、年収の6割~7割の金額です。
ここでは、年収1000万円のフリーランスの手取り額の計算方法と、支払う必要がある税金の種類について詳しく解説します。
フリーランスの年収は、1月~12月(1年間)の事業収入から経費を差し引いた金額です。
フリーランスの手取り額は、その年収から税金や社会保険料を差し引いた金額になります。
年収1000万円のフリーランスの手取り額の目安は、以下の項目を使って求められます。
項目 | 金額 |
---|---|
年収(事業収入-経費) | 1000万円 |
所得税 | 約112万円 |
住民税 | 約78万円 |
個人事業税 | 約35万円 |
国民健康保険 | 約92万円 |
国民年金 | 約21万円 |
差引金額は約338万円です。したがって、年収1000万円のときのフリーランスの手取り額は約662万円となります。
なお、上記は配偶者・扶養親族はなし、青色申告を利用したケースを想定しました。差引金額は配偶者や扶養親族の有無、確定申告の方法、各種控除の活用などによって変わります。
フリーランスの年収が1000万円のケース以外の手取り額の目安についても知りたい方は、「フリーランスの年収は?中央値や手取り相場、収入アップの方法を紹介!」の記事をご覧ください。
フリーランスは会社員とは異なり、自分で税金の計算と納付を行う必要があります。
年収1000万円のフリーランスが支払う主な税金には、以下のようなものがあります。
税金の種類 | 概要 | 税率 |
---|---|---|
所得税 | 個人の所得に対して課税される税金 | 課税対象額に応じて段階的に税率が上がる(累進課税制度) |
住民税 | 所得割と均等割で構成される地方税 | 所得割:課税対象の所得の10% 均等割:定額 |
個人事業税 | 個人事業のうち法定業種に課税される税金 | 第1種事業:5% 第2種事業:4% 第3種事業:5%、3% |
出典:
国税庁「No.2260 所得税の税率」
総務省「個人住民税」
東京都主税局「個人事業税」
上記に加え、課税事業者に該当するケースでは消費税がかかります。また、自宅の持ち家を仕事場にしているケースでは固定資産税がかかることがあります。
フリーランスにかかる税金の詳細や税金額を抑える方法を知りたい方は、「フリーランスが支払う税金の種類や節税対策について解説!」の記事を参考にしてください。
フリーランスになるかの情報収集に
おすすめの案件を受け取るここでは、年収1000万円を稼ぎやすいフリーランスの職種を4つ紹介します。それぞれの特徴や、高収入を得るためのポイントについて詳しく見ていきましょう。
ITエンジニアは、デジタル化が進む現代社会において需要の高い職種です。特に、以下のような専門性の高い分野で活躍するITエンジニアは、年収1000万円を達成しやすい傾向にあります。
これらのITエンジニアは、高度な技術力と経験が求められるため、相応の報酬を得ることができます。
ほかのITエンジニアの職種について知りたい場合は、「フリーランスエンジニアの種類は?会社員との違いやメリットとは」の記事もご覧ください。
コンサルタントは、高収入を得やすいフリーランスの職種の一つです。専門分野を持つコンサルタントは、年収1000万円を超える可能性が高いでしょう。コンサルタントには下記のような種類があります。
コンサルタントの仕事は、クライアントの課題解決に直接的な価値を提供するため、高額な報酬を得ることができます。
士業は、国家資格を持つ専門家として、安定した高収入を得やすい職種です。特に、以下のような士業は、フリーランスとして年収1000万円を超えやすい傾向にあります。
これらの職種は、高度な専門知識や豊富な経験があると報酬単価が高くなります。
特定の分野で高度な技術や知識を持つ専門職は、フリーランスとして年収1000万円を目指しやすいと考えられます。年収1000万円を超える可能性が高い専門職の例は、下記のとおりです。
これらの職種は、特殊なスキルや経験が求められるため、高額な報酬を得ることができます。
フリーランスになるかの情報収集に
おすすめの案件を受け取るここでは、年収1000万円を稼ぐフリーランスの4つの特徴を紹介します。
これらの特徴を理解し、自身のキャリアに活かすことで、高収入フリーランスへの道が開けるでしょう。
年収1000万円を稼ぐフリーランスの多くは、複数の専門スキルを持っています。これは、「T型人材」や「π型人材」と呼ばれる人材タイプに該当します。
複数のスキルを持つフリーランスの強みは以下のとおりです。
たとえば、フリーランスの経営コンサルタントが、セキュリティやコーディングのスキルも身につけることで、より幅広い案件に対応できるようになります。
年収1000万円を目指せる高収入フリーランスの多くは、優れた自己管理力を持っています。
フリーランスに求められる自己管理力の例は下記のとおりです。
管理するもの | 具体的な取り組み |
---|---|
スケジュール | 締め切りを守り、複数のプロジェクトを並行して進める |
作業環境 | 集中して作業できる環境を自ら作り出す |
健康 | 適切な睡眠、食事、運動を心がける |
財務 | 収支の把握、納税の準備、将来への投資を行う |
これらの自己管理能力があれば、効率的に案件をこなしたり、長期的なパフォーマンスの維持につながったりします。安定して高収入を得るための基盤となるでしょう。
年収1000万円を稼ぐフリーランスは、優れたコミュニケーション力を持っています。これは、クライアントとの信頼関係の構築や、プロジェクトの円滑な進行に不可欠なスキルです。
高いコミュニケーション力は、以下のような場面で活かすことができます。
案件獲得スキルを磨きたいと考えている方は、「フリーランスの営業のやり方10選!成功のポイントや案件獲得方法を解説」の記事もあわせてご覧ください。
年収1000万を稼ぐ高収入フリーランスの多くは、自身の利益だけでなく、顧客の利益を追求する姿勢を持っています。
顧客利益を追求するフリーランスは、以下のような行動を取ります。
これらの行動は、クライアントとの長期的な信頼関係を構築し、リピート案件や紹介案件を獲得するために重要な要素になります。フリーランスがこのような姿勢を持つことで、安定した高収入を得やすくなり、年収1000万円の達成に近づくことができるでしょう。
フリーランスになるかの情報収集に
おすすめの案件を受け取るフリーランスは適切な戦略と努力を重ねることで、着実に高収入への道を歩むことができます。
ここでは、フリーランスが年収1000万円を目指すための5つの方法を紹介します。
年収1000万円を目指すフリーランスにとって、まず重要なのは市場ニーズの高い仕事を選択することです。
フリーランスが市場ニーズの高い仕事を見つけるためのポイントは、以下のとおりです。
需要が高く、高単価が期待できる仕事を見つけることが、高収入フリーランスへの第一歩となります。
フリーランスが年収1000万円を目指すためには、明確なキャリアプランを立てることが重要です。
フリーランスがキャリアプランを立てる際のポイントは以下のとおりです。
年収1000万円の目標を達成するための道筋を具体的にイメージし、計画的に行動することで、効率的に収入を増やすことができます。
フリーランスとして年収1000万円を達成するためには、高い専門性とスキルレベルが不可欠です。市場価値の高い人材になることで、高単価なフリーランス案件を獲得しやすくなります。
フリーランスが専門性とスキルレベルを高めるためのアプローチは下記のとおりです。
アプローチの種類 | 具体的な方法 |
---|---|
継続的な学習 | オンライン講座、書籍、セミナーなどを活用し、新しい知識やスキルを継続的に吸収する |
実践経験の蓄積 | チャレンジングな案件に積極的に取り組み、実践的な経験を積み重ねる |
資格取得 | 業界で認められた資格を取得し、専門性をアピールする |
ネットワーキング | 同業者や異業種の人々と交流し、幅広い知見を得たり関係性を構築したりする |
最新トレンドのキャッチアップ | 業界の動向や新技術について常にアンテナを張る |
専門性とスキルレベルを高めることで、仕事の質が向上するほか、自信を持って高い報酬を要求できるようになります。また、クライアントからの信頼も得やすくなり、長期的な関係構築にもつながるでしょう。
フリーランスが高収入を稼ぐために有効な資格について知りたい方は、「フリーランスで有利な資格とは?その種類や難易度について解説!」の記事を参考にしてください。
年収1000万円を目指すフリーランスにとって、フリーランスエージェントの活用は効果的な戦略の一つです。フリーランスエージェントを上手に使うことで、高単価案件の獲得や安定した仕事の確保が可能になります。
フリーランスエージェントを活用するメリットは以下のとおりです。
営業活動と並行してフリーランスエージェントを活用し、案件獲得を効率的に進めて年収1000万円を目指しましょう。
フリーランスエージェントの利用を検討している方は、「フリーランスエージェント徹底比較 【2025年最新】」の記事をご覧ください。
年収1000万円を目指すフリーランスにとって、適切な節税対策は重要です。収入が増えるほど税金も増えるため、税金を抑える工夫をすることで、手取り額を最大化することができます。
フリーランスの主な節税対策の例は、下記のとおりです。
節税対策を行う際は、税理士や会計士などの専門家に相談し、適切なアドバイスを受けることがおすすめです。
フリーランスも活用できる節税対策の詳細は、「個人事業主の節税対策とは? おすすめの方法や活用できる制度を紹介」の記事を参考にしてください。
フリーランスになるかの情報収集に
おすすめの案件を受け取るフリーランスは働き方の自由度が高く、自分次第で年収1000万円を目指すことが可能です。2022年に実施された政府の調査においても、3.4%のフリーランスが年収1000万円を稼いでいます。
フリーランスが年収1000万円を稼ぐためには、戦略的なアプローチが必要です。アプローチには需要が高い仕事や高収入を狙える職種を選んだり、専門性・スキルを磨いたりするなどの方法が挙げられます。これらのアプローチを組み合わせて継続的に努力することで、高収入のフリーランスになれる可能性が高まるでしょう。
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