NEW アプリ作成は無料で簡単にできる?開発に必要な知識やツールを紹介

最終更新日:2024年11月21日

「無料でアプリを作成することはできる?」と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
無料のアプリ作成ツールは数多く存在します。なかにはコーディング不要で簡単に作成できるツールもあります。

本記事では、無料プランやトライアルを用意しているアプリ作成ツールを紹介。無料のアプリ作成ツールを選ぶ際のポイントも紹介するので、参考にして適切なツールを選びましょう。

アプリ作成は無料でできる

アプリ作成は無料でできます。

アプリ作成には専用の開発ツールを使うことが一般的です。アプリ作成に求められるツールは、作るアプリの種類ごとに異なります。アプリの種類や機能によっては、完全無料で作ることもできるでしょう。

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無料アプリ作成は副業になる

無料で作成したアプリで副業収入を得ることは可能です。
主な収入源は、アプリの販売や機能追加の課金、広告収入、受託開発などです。
広告収入は少額である傾向があります。受託開発は高収入が狙えるものの、実務経験や納期厳守が求められます。

アプリの購入や機能への課金を促すには強みが必要です。
そのため、簡単に高収入を稼げるというわけではありません。ただし、成功すれば大きな報酬を得ることが可能です。

副業としてのアプリ開発について詳しく知りたい方は「アプリ開発を副業にするには?|案件の種類と必要なスキル」をご参照ください。

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アプリを作成するために必要な知識

ここからは、アプリを無料で作成するにあたって知っておくべき分野を3つ紹介します。

プログラミング言語

プログラミング言語はアプリ開発の基本的なツールの1つであり、作成するアプリの種類に合わせて選ばれます。Java・Python・JavaScript・Swiftなどがよく使われ、それぞれ異なる特性と用途があります。

言語によって習得難易度やできることが違うため、適切なプログラミング言語を選び、知識を深めることが重要です。たとえば、JavaはAndroidアプリ、SwiftはiOSアプリに適しています。Pythonは多用途で、初心者にも学びやすい言語として人気です。

プログラミング言語についてさらに詳しく知りたい方は、「Swiftの仕事でできることは?未経験からの目指し方も解説」や「JavaとPythonの違いは?どちらを学ぶべき?」の記事もご覧ください。

開発するアプリの種類

アプリ開発には主に3つの種類があります。モバイルアプリ、Webアプリ、デスクトップアプリの3つです。

モバイルアプリはスマートフォンやタブレット向けに開発され、iOSやAndroidプラットフォームで動作します。ソーシャルメディアやゲーム、健康管理アプリが代表例です。

WebアプリはWebブラウザ上で動作するアプリのことです。HTML・CSS・JavaScriptを使用して構築されます。オンラインショッピングやSaaS・ブログプラットフォームが含まれます。

デスクトップアプリはパソコンなどのデバイスにインストールされ、特定のOS上で動作するアプリです。

利用するツール

アプリ開発の難易度は、利用するツールによって異なります。
レベルや用途に合わせてツールを選んで、アプリを作成しましょう。

また、プログラミングをせずにアプリ作成ができる「ノーコード開発ツール」というものもあります。ノーコード開発ツールは、プログラムがパーツとして用意されており、部品の種類・配置を決めて組み合わせればアプリを作成できます。
目的やスキルに応じた選択が重要です。

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無料のアプリ作成ツール

無料のアプリ作成ツールにはプログラミングの知識が不要なものが多く、初心者でも簡単に扱えます。
ここからは、無料プランや無料トライアルが用意されているアプリ作成ツールを8つ紹介するので参考にしてください。2024年11月時点での料金も紹介しています。

Appy Pie

Appy Pieは、3つのステップで直感的にスマートフォンアプリを制作できるプラットフォームです。

好みのデザインやレイアウトを選び、必要な機能を追加し、アプリを公開するだけで簡単に作成できます。プログラミングの知識は不要で、ドラッグアンドドロップで開発できる点が特徴です。初心者でも、幅広い機能を持つアプリを作成できるでしょう。

料金プラン

Appy Pieの料金プランは下記のとおりです。

プラン名 月額料金 提供内容
Basicプラン ¥3,600 アプリの基本機能を提供、Androidに対応、カスタマーサポートは電子メール対応のみ
Goldプラン ¥7,200 基本機能のほかにプレミアム機能が使用可、Androidに対応、カスタマーサポートはメールとチャットが可能
Platinumプラン ¥12,000 基本機能のほかにプレミアム機能が使用可、AndroidとiOSの両方に対応、カスタマーサポートはメールとチャットに加えて電話が可能

Appy Pieには無料トライアルが用意されています。まずは無料で機能を試してみましょう。
また、Appy Pie割引キャンペーンを実施していることがあります。期間限定オファーをチェックしてください。

SAP Build Apps

SAP Build Appsは、ビジネス向けのアプリケーション開発に役立つツールです。

プログラミングの経験が少ない人でも、簡単にアプリを作成できます。たとえばビジュアルなプロトタイピングツールを使って、顧客管理アプリや在庫管理システムなどのニーズに合わせたカスタマイズが可能です。
ユーザビリティテストやフィードバック収集も容易であり、サービス上でのアプリ構築やテスト・配布がシームレスにできるでしょう。

料金プラン

SAP Build Appsの料金プランは以下のとおりです。

パッケージ名 価格 契約期間 提供内容
Base Package 1,934,280円 3~36ヶ月 SAP Build Apps を使用するために必要な最小限の権限
Standard User 4,836円 3~36ヶ月 Workzoneスタンダードエディションの構築、Webアプリ・モバイルアプリへのアクセスが可能
Advanced User 21,276円 3~36ヶ月 アプリの作成、変更、削除をはじめとする全ての機能が使用可

アプリを作成するためには、基本となる「Base Package」に加えて、「Advanced User」のプランに加入する必要があります。

SAP Build Appsでは、30日間のベーシックトライアルが利用可能です。

AppInstitute App Builder

AppInstitute App Builderは、顧客獲得や商品の販売など目的に応じたテンプレートを選び、4つのステップでアプリを簡単に作れるビジネス向けのサービスです。
レストランやテイクアウト、美容室などのビジネスタイプごとにテンプレートが用意されているため、簡単にアプリを作成できます。

料金プラン

AppInstitute App Builderの料金プランは以下のとおりです。

プラン名 価格(月額) 提供内容
Instant 49ドル アプリの開発、ドメイン接続、プッシュ通知、ユーザー管理などの基本機能
App Stores 99ドル Instantプランの機能のすべて、Apple App StoreおよびGoogle Playストア向けアプリ、無料投稿サービス等
App Stores Premium 149ドル InstantプランとApp Storesの機能のすべて、サポート、選任のアカウントマネージャー等

契約は月次と年次の支払いが用意されており、年次での契約の場合は上記の料金の15%オフで利用可能です。

AppInstitute App Builderは30日間の無料トライアルを提供しているため、無料でアプリの構築をスタートできます。アプリ作成を試してみて使い続けたいと思ったら、アプリ公開の際にプランを選択して継続利用します。

Visual Studio

Visual Studioは、Windows・Android・iOS 向けのアプリを作成できるツールです。

Microsoft社が提供しており、高い信頼性があります。
ノーコード開発はできませんが、簡単にリファクタリングできる機能やデバッグ機能が付いていたり、共同編集に適した機能が備わっていたりします。

料金プラン

Visual Studioの料金プランは下記のとおりです。

プラン名 対象 価格(月額) 提供内容
Visual Studio Community 個人の開発者、学生 無料 アプリ開発に必要な基本的な機能
Visual Studio Professional 小規模から中規模なチームのプロフェッショナルな開発者 1ユーザーあたり45ドル 基本的な機能、Azure DevOps、開発やテスト用の他のMicrosoft ソフトウェアを使用する権利、コラボレーションツール、プロフェッショナルサポート等
Visual Studio Enterprise 大規模なチームのプロフェッショナルな開発者 1ユーザーあたり250ドル 「Professional」のプランに加えて、Azure DevOps(Basic
+ Test プラン)やPower BI Proの機能

無料で使用可能な個人向けのサービスから、プロフェッショナル向けの高度な機能を備えた有料版まで用意しています。
また、Visual Studio ProfessionalとVisual Studio Enterpriseは無料試用版が利用可能です。

Buildbox

Buildboxは、部品やオブジェクトを組み合わせて本格的なゲームを開発できるプラットフォームです。簡単に多機能なゲームを作成できます。

2Dゲームや3Dゲーム、オーディオゲームなどに対応しており、ゲーム開発に興味がある方におすすめです。

料金プラン

Buildboxには複数のゲームビルダーを用意しています。
たとえば、2Dゲームビルダーの製品の「Buildbox Classic」の料金プランは以下のとおりです。

プラン名 価格 提供内容
Beginner 29.98ドル(月額) 2Dゲームを作成するための基本機能(作成できる世界やシーンなどに上限あり)
Pro 399.98ドル(年額) 2Dゲームを作成するための基本機能、無制限の作成が可能、AIアクセス、iOS・Android・パソコンにエクスポートできる、収益還元など
Ultimate Bundle 1149.98ドル(年額) Buildbox Classicをはじめとするすべてのゲームビルダー製品のProプランが利用可能

Buildboxは割引キャンペーンを実施していることがあります。興味がある方は公式サイトをチェックしましょう。

Glide

Glideは、コーディングなしでプロフェッショナルなカスタムアプリを数日で作成できる開発ツールです。豊富なテンプレートがあり、ビジネス効率化を目的とした多様なアプリを簡単に開発できます。

直感的なプラットフォームが用意されているため、コーディングの知識がない人でも問題なく使用可能です。

料金プラン

Glideの料金プランは以下のとおりです。

プラン名 料金(月額) 可能なデータソース 提供内容
Free 無料 グライドテーブル、ビッグテーブル 1つのアプリを作成できる、40以上のコンポーネントが使用可能、コミュニティサポート等
Maker 69ドル グライドテーブル、ビッグテーブル、Googleスプレッドシート Freeプランのすべての機能が使える、3つのアプリが作成できる、35以上のサードパーティ統合、グライドAI、グライドサポート等
Business 199ドル グライドテーブル、ビッグテーブル、Googleスプレッドシート、Excel、エアテーブル Makerプランのすべての機能が使える、無制限でアプリが作成できる、グライドAPI、APIを呼び出す、Glide Express サポート等

無料プランは、Glideの使い方について知りたい人を主な対象としたプランです。
有料プランでは多くの機能が利用可能になるほか、さまざまな数・回数の制限も解除されます。また、上記のプラン以外に、企業向けに応相談でカスタムでのプラン策定も受け付けています。

Businessプランには30日間の無料トライアルが用意されています。使用感が気になる場合は試してみましょう。
なお、年間での契約は20%オフになります。

bubble

bubbleは、コーディングなしで独自性の高いWebアプリを開発できるツールです。PWAに対応しています。
部品化されたボタンやアイコンを組み合わせるだけで、初心者でも本格的なWebアプリを作成できます。

料金プラン

bubbleの料金プランを以下に示します。

プラン名 目的 料金(月額) 提供内容
Free Bubbleの使い方を学ぶ 無料 開発版、APIコネクタ、コンポーネントライブラリ、1つのアプリエディター等
Starter アプリのリリースとテスト 32ドル Freeプランの機能すべて、ライブアプリ、カスタムドメイン、定期的なワークフロー、基本的なバージョン管理など
Growth ユーザーベースの拡大 134ドル Starterプランの機能すべて、アプリ編集者 2 名、プレミアムバージョン管理、10個のカスタムブランチ等
Team チームとビジネスの拡大 399ドル Growthプランの機能すべて、5人のアプリ編集者、サブアプリ、25 個のカスタムブランチ等

bubbleには無料でアプリ作成できるプランがあります。
また、上記のプラン以外に企業向けに「Enterprise」のプランを用意しており、自由度の高いサービスを受けることも可能です。

有料のStarterプランには無料トライアルがあります。アプリのリリースを行いたい場合は、まずはStarterプランを利用することがおすすめです。

Adalo

Adaloは、高品質なビジネス向けのモバイルアプリやWebアプリを構築できるツールです。直感的なビジュアルエディターを使用していて、ドラッグアンドドロップで操作できます。
予約ソリューションやSNS、購入サービスなど、ポピュラーなUXを備えたビジネスアプリを簡単に作成できます。

料金プラン

Adaloの料金プランは下記のとおりです。

プラン名 対象 料金(月額) 機能
Free 初心者 無料 基本的な機能、アプリエディタ1つ、テストアプリが無制限など
Starter 創業者・起業家 45ドル Freeプランのすべての機能、公開アプリ1つ、カスタムフォント・ドメイン、Webへの公開、App storeへの公開など
Professional 中堅・中小企業 65ドル Starterプランのすべての機能、公開アプリ2つ、アプリ編集者5人、カスタムインテグレーション、デザインバージョン、ジオロケーション等
Team フリーランサーと代理店 200ドル Professionalプランのすべての機能、5つのパブリッシュド・アプリ、アプリ編集者10人、プライオリティサポート、Xano 統合、コレクションAPIなど
Business 企業・団体 250ドル Professionalプランのすべての機能、公開アプリ10、アプリの編集が無制限、アドオン特別価格など

上記の料金は月払いの場合の金額です。年払いにした場合、上記金額から20%割引された料金になります。

無料トライアルも提供しており、トライアルアカウントではほとんどのプレミアム機能を試せます。

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アプリ作成で無料ツールを使うメリット・デメリット

ここでは、無料ツールを使用してアプリを作成する際のメリットとデメリットを紹介します。

ツールを使うメリット

アプリ開発ツールを使うメリットは、開発のスピードと効率が向上することです。

直感的なインターフェースやドラッグアンドドロップ機能によって、プログラミング知識がなくてもアプリを作成できます。ツールはテンプレートやモジュールを提供しており、デザインや機能のカスタマイズも簡単です。
多くのツールは無料で始められます。また、必要に応じて有料プランに移行できます。

環境構築を省略できる

アプリ開発ツールを使用すると、環境構築にかかる手間や時間を大幅に削減できます。

アプリ作成のために必要なプログラミング環境やフレームワークのセットアップが備わっており、すぐにプロジェクト作成を開始できます。
開発者は本質的なコーディングや開発に集中できます。プロジェクトを迅速かつ効率的に進められる点が魅力です。

フレームワークに関して知識を深めたい方は「アプリ開発の強い味方!フレームワークの学習記事まとめ」の記事を参考にしてください。

専門知識不要で作れる

アプリ開発ツールを使えば、専門的なプログラミング知識がなくても簡単にアプリを作成できます。テンプレートや視覚的プログラミングインターフェースを活用し、直感的に操作できるツールが多いためです。

ツールによっては、プログラミング知識がなくてもプロ並みのWebサイトを構築・カスタマイズできます。テンプレートやウィジェットを利用すれば、機能的でデザイン性の高いサイトも作れるでしょう。

プログラミング知識があれば、さらに希望に沿ったアプリ開発が叶います。

開発期間や費用を削減できる

アプリ開発ツールを使用することで、開発期間と費用を大幅に削減できます。

ツールを使うと、ゼロから開発する必要がありません。また、専門的なスキルを持つ開発者を雇う必要がないため、費用も削減される点も魅力です。

ツールを使うデメリット

アプリ開発ツールのデメリットは、自由度の制限と大規模プロジェクトへの適応性の低さです。

多くのツールはテンプレートや元々の機能に依存していて、高度なカスタマイズが難しいケースがあります。

また、大規模なアプリケーションの開発では、複数の開発者による協力作業や大量のコード管理が求められるため、ツールの機能が不足する恐れもあります。特定のセキュリティ要件やデータ処理能力に対応できないこともあるでしょう。

自由度は下がる

アプリ開発ツールのデメリットの1つは、カスタマイズの自由度が限られている点です。

ツールは特定のテンプレートや搭載されている機能に依存していて、カスタマイズの余地が限られています。特定の要件やデザインに合わせた独自のアプリを構築するには、より高度な機能・スペックが必要となるでしょう。

大規模開発には向いていない

アプリ開発ツールは、小規模プロジェクトや個人開発者には適していますが、大規模な開発プロジェクトには不向きです。

大規模アプリケーションでは多くのコードや機能を管理し、複数の開発者が協力する必要があります。高度なカスタマイズ、セキュリティ要件、大量のデータ処理が求められ、無料のツールでは対応できないことがほとんどです。

プロジェクトの性質や要件に応じて、適切な開発ツールや料金プランの選択が求められます。

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無料でアプリ作成する際のツールを選ぶポイント

無料でアプリを作成するときのツール選びは、開発目的や必要な機能に合わせることが重要です。
ここでは、無料でアプリ作成する際のツール選びのポイントを紹介します。

開発するアプリの方向性・目的

アプリ開発では、目的やコンセプトの明確化が重要です。

作りたいアプリが解決する問題や提供する価値を考え、機能を決定します。例えば、シンプルなタスク管理アプリには、タスクの並び替え機能やリマインダー機能があると便利でしょう。

また、ターゲットユーザーのニーズや要求を理解する必要もあります。パソコン向けかスマートフォン向けか、どの層に向けた機能なのか、見やすいデザインはなにかなどを考慮しましょう。

ツールの使いやすさ

アプリ作成ツールの使いやすさは、効率に大きく影響します。ツールの操作が直感的であり、必要な機能が揃っていれば、完成までの時間が短縮されるでしょう。

また、自分のプログラミングスキルに合った難易度のツール選択もポイントです。

プログラミングスキルの向上を目指したい方は、「学習のコツがずらり!プログラミング学習方法まとめ」をご覧ください。

利用プランの種類と内容

アプリ作成ツールを選ぶ際は、利用プランの種類と内容をチェックしましょう。
無料プランやその他の有料プランがそれぞれどのようなサービスを提供しているのかを確認します。プランは機能や利用人数を左右することが多いです。

日本語対応の有無

アプリ作成ツールが日本語に対応していれば、使いやすさがさらに向上します。
英語が苦手な人は、日本語対応のツールを選びましょう。

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アプリ作成・開発の流れ

ここでは、アプリの作成・開発の流れを紹介します。

要件定義

アプリ開発は要件定義から始めます。要件定義とは、アプリの全体像や方向性を決め、目的や必要な機能を明確化する作業です。

この要件定義では、アプリが満たすユーザーニーズの明確化が欠かせません。取りこぼしがないように議論をしましょう。
要件定義をしっかり行うことができれば、ユーザーの要求を反映したアプリ開発が可能です。

基本設計

要件定義の次に行う基本設計は、アプリ開発の「地図」となる段階です。

主に決めた機能をもとに「どのようなデザインにするのか」や「どのプラットフォームで作動させるのか」を設計します。具体的には、機能や画面レイアウト・デザイン・使用プラットフォームなどを決定します。

基本設計が正確であれば、開発がスムーズに進み、アプリの品質も向上するでしょう。

詳細設計

詳細設計とは、プログラマーが開発できるレベルまで具体的に設計することです。詳細設計は、「プログラム設計」とも呼ばれます。
たとえば、ログイン画面でパスワードが一致した際の表示内容や、処理順序の説明などが挙げられます。

分かりやすいデータやプログラム、モジュールの分割が欠かせません。この設計によって、プログラマーはアプリを正確に開発できる基盤を得ます。
詳細設計は、アプリの機能ごとの内部動作を明確化する段階ともいえます。

開発

これまでの手順をもとに、ツールやプログラミングを駆使して開発を進めます。この工程では、設計に基づいてプログラミングし、機能を実装します。

開発段階で急な変更を加えると設計が崩れてしまうため、あらかじめ決められた設計通りに忠実に開発することが重要です。設計通りに進めることで、整合性の取れたアプリ開発が実現できるでしょう。また、あとの工程での問題を防ぐ効果もあります。

動作テスト

アプリ開発が完了したら、動作テストをします。この手順では、設計に従って開発したコードが正常に動くかを確認します。

各モジュール・画面の表示・ページの遷移などを細部までチェックし、見た目だけでなく、データの処理部分も見落とさないことが大切です。

個々の機能をテストした後は、一連の流れを総合的にテストします。ユーザーと同じ目線で、アプリが意図どおりに動作するか、見づらくないか、ユーザーエクスペリエンスが優れているかどうかなどの確認をしましょう。

リリース

アプリ開発の最終ステップはリリースです。

リリース方法はアプリの種類によって異なります。モバイルアプリ・Webアプリ・デスクトップアプリのそれぞれに応じた手続きをして、審査に通過すれば公開は完了です。

公開後は、バグ報告やユーザーからのフィードバックをもとに、適宜アップデートや保守作業をします。
リリース後の継続的なメンテナンスが重要です。アプリの品質とユーザー体験を維持するための対応が求められます。

アプリ開発を検討している方は、「どんなアプリを開発したい?理想を確実にカタチにするために読んでほしい記事まとめ」をご参照ください。

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まとめ

アプリ作成は無料で簡単に始められます。プログラミング不要のツールも豊富にあり、初心者でも手軽に開発できるでしょう。無料ツールで作成したアプリで収益をあげて、副業収入を得る人もいます。

無料でのアプリ作成を成功させるには、適切なツール選びが重要です。また、アプリ作成・開発の流れを理解し、ポイントを押さえることも必要になります。
本記事を参考にして、自身のアイデアを形にするアプリの開発に挑戦してみてください。

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