デザイナーの年収を紹介!スキルアップの方法や将来性もチェックしよう

スマートフォンで毎日利用するアプリケーションや、身の回りにある机や椅子、住んでいる家にいたるまで、ありとあらゆるものに適用されているのが“デザイン”です。そして、そうしたデザインを考えるのが“デザイナー”という職業です。

原材料が同じものでも、デザイン1つで売り上げが大きく変化する場合があります。また、同じような製品でもデザイン次第でイメージが変わり、活用されるシーンが異なる場合もあるでしょう。

デザイナーは世の中に大きな影響を与える、責任とやりがいが大きい職業であるといえます。本記事ではそんなデザイナーについて、職種別の年収やスキルアップの方法、将来性などを紹介します。

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デザイナーとは?

デザイナーといえば、洋服やインテリアなど、おしゃれで美しいと感じるものをデザインする人を思い浮かべるかもしれません。しかし、デザインはそれだけではなく、私たちが生活のなかで触れるあらゆるものに適用されています。

デザインという言葉の語源はラテン語のDesignareから来ているといわれており、「計画や設計を記号で表す」という意味があります。

デザインの対象はWebサイトや日用品など多岐にわたり、その手法も多種多様です。デザインとは、“ユーザーに商品・サービスを心地良いと感じてもらうための設計作業”であるといえるでしょう。

一口にデザイナーといっても、グラフィックデザイナーやファッションデザイナー、ゲームデザイナーなど分野が異なるさまざまな職種があります。

どの分野のデザイナーを目指すかで、身につけるべきスキルや知識は変わります。デザイナーを目指すなら、まずは“何を作りたいか、何に関わりたいか”を考えましょう。

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デザイナーの平均年収

2019年の日本政府による統計賃金構造基本統計調査・職種DB第1表を見ると、「企業規模計10人以上」におけるデザイナーの月額給与は約30万円(手当や超過労働給与額を含む)となっています。ここに賞与約64万円を含めると、年収は400万円ほどとなるでしょう。

ただし、年齢や勤続年数、勤める企業の規模、IT系デザイナーか否かによって金額は変わる、注意が必要です。

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デザイナーの種類

デザインは大きく4つのタイプに分けることができます。とはいえ、明確に分類できない場合もあるため、ざっくりとした分け方であると認識しておいてください。

ビジュアルデザイン

ビジュアルデザインは、紙媒体の広告やWeb広告、書籍、Webサイト、商品パッケージなどのデザインを指します。

ビジュアルデザインに大切なのは、消費者に魅力を感じてもらい、購入・利用してもらうための要素です。そのために必要なのは、魅力を的確に伝えるための色使いやテキスト、パッケージの形などです。Webデザインであれば、分かりやすく使いやすいボタン配置が挙げられます。

イメージをより的確に表現するためには、PhotoshopやIllustratorを使いこなす技術が求められます。これはビジュアルデザイナーに限らず、デザイナー全般で必要となるスキルです。

ビジュアルデザイナーは、グラフィックデザイナーやWebデザイナー、UI/UXデザイナーなどに分類できます。

ファッションデザイン

デザイナーというと、ファッションデザインを行う人を真っ先に思い浮かべる人もいるでしょう。ファッションデザインは洋服や服飾雑貨などをデザインする華やかな職業ですが、求められるスキルや感性はハイレベルです。

企業に勤めるファッションデザイナーであれば、企業が持つブランドコンセプトに合わせつつも、流行を念頭に置いた他にはないデザインの制作が求められます。

思い通りのものを作ろうと思えば、自身で服を作る裁縫スキルも必要です。加えて、自分が思い描いたイメージをチームメンバーに伝えるための表現力やコミュニケーション力も求められるでしょう。

ファッション分野のデザイン担当者は、ファッションデザイナーやテキスタイルデザイナーなどに分類されます。

プロダクトデザイン

家具や家電、自動車、文房具など、生活を支える身近なアイテムのデザインは、プロダクトデザインと呼ばれます。プロダクトデザイナーに求められるのは製品の使いやすさや美しさの追求です。

プロダクトデザインの難しさは、日々進化していく機能と流行を考慮し、その良さをデザインで表現していくことにあります。

プロダクトデザイナーは、人々がどのように暮らし、何を考えて生活や仕事をしているのか、どうすれば便利さと美しさを表現できるのかなどを考えます。新しくも共感性の高い、日常になじむデザインを考案しなければなりません。

立体的なデザインを担うため、模型やCADソフトを扱うスキルが求められるでしょう。プロダクトデザイナーに分類される職業としては、インダストリアルデザイナーやカーデザイナーなどがあります。

スペースデザイン

スペースデザイン(空間デザイン)はその名のとおり、空間や建築物などを総合的にデザインする役割を担っており、空間デザインとも呼ばれます。

スペースデザイナーがデザインするのは、ホテルのロビーや店舗、イベント施設の内装といった空間です。空間はユーザーの第一印象や満足度を決める大きな要因となるため、スペースデザイナーは重要な役割を担っているといえるでしょう。

建物や内装を取り扱う仕事であるため、直接現場に出向いて指揮をとることが多くなります。デザインを形にするために多くの人とコミュニケーションをとることが必要な、活動的な仕事であると理解しておきましょう。

スペースデザイナーは専門性の高い職業であることから、スペースデザイナーまたは空間デザイナー以外の分類はほぼないと考えられます。

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デザイナーの種類別年収

デザイナー全体の年収は前述のとおり、(賃金構造基本統計調査・職種DB第1表のデータから想定した場合)400万円程度となります。しかし、年収はデザイナーの種類やスキル、経験、働き方によって大きく変わる可能性があります。

デザイナーのなかでも高年収を狙いやすいのは、現在需要が急激に高まっているWebデザイナーやUI/UXデザイナー、専門的な知識とスキルを必要とするプロダクトデザイナーなどです。

いずれも新しい技術を取り入れやすい職種であるため、新しいタイプの案件がどんどん生まれてくると予想されます。

経験が少ないうちはあまり高い年収は期待できませんが、経験やスキルが増えれば最新技術を導入するデザイン業務にも参画できる可能性が高まります。実績を積めば、それに伴って年収も上がっていくでしょう。

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デザイナーの年収を上げる方法

デザイナーが年収を上げるためには、業務を確実に行うスキルを持ち、求められている水準よりも高い成果を出すことが重要であるといえます。ただし、これだけでは年収アップにはつながらないと考えられます。

年収を大きく向上させるために必要なのは、マネジメントを行う立場になったり新しい事業を生み出したりと、企業により大きな利益を与えるためのスキルを身につけることです。

また、管理職などの責任ある立場に昇進することも、年収を上げる方法の1つであるといえるでしょう。

もしそのようなスキルを持っているにも関わらず年収が大きく上がらないのであれば、相応の評価をしてもらえる企業へ転職するのも手です。また、キャリアチェンジを見据えて取得するスキルや資格の範囲を広げれば、多様な案件に参画しやすくなり、年収アップにつながるでしょう。

プログラミングスキルや3Dといった専門的なスキルを身につければ、レベルの高いデザイナー職へキャリアアップ、もしくはキャリアチェンジできる可能性が高くなります。スキルを身につけたら、それを実践で活用できる場所に身を置くことも大切です。そのための努力も惜しまないようにしましょう。

実務経験やスキルがある程度身についたら、フリーランスデザイナーとしての活動を検討するのも良いでしょう。フリーランスになれば幅広い企業と取引ができるため、さらなる知識と経験が得られる可能性があります。

フリーランス案件では、数年の実務経験が求められることも。フリーランスを目指す場合は、やはりデザイナーとして企業に勤め、実績を積んでから転向するのが現実的でしょう。

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デザイナーの年収は低いのか?

デザイナーの年収は、低い人と高い人の差が大きくなってきていると考えられます。特に、にWebデザイナーやグラフィックデザイナーでは、その差が顕著に表れています。

その理由としては、インターネットやクラウドソーシングサイトなどの充実により、誰でも気軽にデザイナーの勉強を始められるようになったことが挙げられます。スキルが低い人でも仕事を受けることができる反面、対価は低くなる傾向にある、ということです。

反対にしっかりと基礎を身につけた実務経験の豊富なデザイナーは、より大きな案件にたずさわることが多くなり、年収は高くなる傾向にあると考えられます。求められる技術も高くなるため、スキルと経験に合った高年収が期待できるでしょう。

また、そういったデザイナーはフリーランスとして活躍する場合でもニーズが多くなる傾向にあります。フリーランス案件の案内サイト「フリーランスHub」のWebデザイナー案件を見ると、2022年5月18日時点で3128件の案件が掲載されていました。

企業に勤めるデザイナーの年収は低くはないものの、あまり高いともいえないのが現状です。ただし、スキルと経験を身につけたデザイナーは、活動範囲を広げれば高年収が期待できるでしょう。

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デザイナーとして活躍するために必要な心構えとは

デザイナーはクライアントや企業の目的を実現し、なおかつユーザー(消費者)を満足させるためにデザインを行います。

デザイナーとして長く活躍していくなら、誰が何を求めているのかを正しく理解し、それをうまく具現化するアイデアと技術を身につけることが必要です。

色合いや形が奇抜でとても目を惹くデザインでも、それを利用する場所で浮いてしまうのであればニーズはあまり生まれないでしょう。また、美しさが際立つ最先端のデザインでも、使い心地が良くなければ売れる可能性は低くなると考えられます。

デザイナーが持つべき心構えとは、その目的を達成するために付属するメリットをいかに生み出すか、ということに尽きるでしょう。

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デザイナーの将来性とキャリアパス

今後は既存のデザインを基にリニューアルしたり、全く新しいものを生み出したりする“デザインニーズ”が求められていくでしょう。

そのため、デザイナー全体の将来性は高く、なかでもWebデザイナーやUI/UXデザイナーは需要が増えていくと考えられます。

デザイナーになるためのキャリアパスとしては、ファッションデザイナーやプロダクトデザイナー、スペースデザイナーであれば専門学校へ通い、基礎的な技術と知識を身につけたのち企業へ就職するのが一般的です。

ビジュアルデザイナー(とくにWebデザイナーやグラフィックデザイナー)に関しては、努力次第では独学で知識やスキルを身につけることが可能です。

まずは自身でWebサイトやグラフィックデザインといったポートフォリオを作成し、それを持って未経験OKの企業に応募すると良いでしょう。

長く活躍できるハイスキルなデザイナーになるためには、会社の先輩や上司と仕事をしていくなかで、実践的な業務スキルや必要なやりとりを学んでいくことが大切です。

良いデザインが作れるからといきなりフリーランスにチャレンジしても、取引の仕方や単価相場、業界で当たり前とされているルールなどが分からず案件獲得につながらない恐れがあります。

高収入のデザイナーになるなら、まずは会社に勤めて実務経験を積みましょう。

センスと資質を磨いてデザイナーを目指そう

「デザイナーにはセンスが必要」「センスがないとデザイナーにはなれない」と考える人は多いでしょう。しかし、本当にデザイナーに必要なのは、センスを磨くための努力であるといわれています。

これはデザイナー以外の職業にもいえることですが、良いものはマネをして良いところを取り入れ、それを自分のスキルに落とし込むことで新しいアイディアが生まれます。

良いものを“良い”と思える感性があれば、デザイナーの資質を持っているといえるでしょう。

そこからはどれだけ努力をするか、自分自身にかかっています。たくさんの良いデザインを見て経験し、考え、自身のデザイナーとしての資質を磨いていきましょう。

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