セキュリティエンジニアの副業事情は?業務内容や必要なスキルを解説

最終更新日:2025年01月29日

セキュリティエンジニアのスキルが活かせる副業を始めたいと考えていても、案件の探し方が分からず一歩が踏み出せない人もいるでしょう。 本記事では、セキュリティエンジニアの副業案件の仕事内容や探し方、必要なスキルについて解説します。ひと月あたりの単価の相場や副業で稼ぐコツもまとめています。 自分に合った方法で案件を探し、セキュリティエンジニアのスキルを活かした副業を始めましょう。

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セキュリティエンジニアの副業事情

セキュリティエンジニアの副業を始めるにあたって、単価相場や将来性が気になる人も多いでしょう。
ここでは、セキュリティエンジニアの具体的な副業事情について解説します。

セキュリティエンジニアの副業の単価相場

2025年1月時点のフリーランスHubの案件情報によると、セキュリティエンジニアの報酬単価の相場は比較的高めです。月額70万~80万円の案件や月額60万~70万円の案件が数多くあります。
毎月途切れずに案件を受けられれば、年収720万円~960万円の収入を得られる見込みがあります。

週3日までの勤務の案件もあり、副業として取り組むことも可能です。

セキュリティエンジニアの需要と将来性

セキュリティエンジニアの需要は年々高まっています。考えられる要因は以下のとおりです。

  • サイバー攻撃の件数の増加
  • サイバー攻撃の高度化
  • セキュリティに特化した人材の不足

近年、セキュリティに関する案件は、サイバー攻撃の高度化によって増加傾向にあります。また、企業のDX推進でセキュリティ対策をできる人材が求められています。
今後もセキュリティエンジニアの副業の需要は高まると予想され、将来性のある仕事といえるでしょう。

セキュリティエンジニアの仕事について詳しく知りたい方は、「セキュリティエンジニアはどんな仕事をしている?その重要性や適性を徹底解説」の記事をご覧ください。

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セキュリティエンジニアの副業の仕事内容

セキュリティエンジニアは、外部の攻撃やウイルスの感染からシステムを守る仕事です。名前のとおり、セキュリティに特化した仕事が多く挙げられます。
ここでは、セキュリティエンジニアの副業の仕事内容を紹介します。

セキュリティの設計・構築

セキュリティエンジニアの副業の一つに、セキュリティの設計・構築があります。

外部のサイバー攻撃に有効なセキュリティ対策を設計し、構築します。
セキュリティ要件を洗い出し、要件定義書を作成し、必要なセキュリティを設計します。そして設計書に従い、セキュリティ対策を実装します。
設計から携わる場合は中長期の依頼が多く、納期を守るためにスケジュールの管理が求められます。

インシデントへの対応

セキュリティエンジニアの副業の仕事内容には、インシデントへの対応が挙げられます。

インシデントとは、不正アクセスやマルウェアの感染など、企業の安全を脅かすような事象です。
サイバー攻撃やセキュリティ侵害を検知したら、情報を収集して分析し、被害拡大を防ぎましょう。クライアントには、事象についての報告と再発防止策の提案をします。

セキュリティポリシーの立案・施行

セキュリティエンジニアの副業の一種に、セキュリティポリシーの立案・施行があります。

セキュリティ対策に関して企業や組織が定める方針を、セキュリティポリシーと呼びます。クライアントが持つ情報資産を管理・保護するための規範を立案します。
実効性の高いポリシーを制定し、従業員がそれに従うことで、ウイルス感染のリスク低減が可能です。

セキュリティツールの提案・導入支援

セキュリティエンジニアの副業案件の一つは、セキュリティツールの提案・導入支援です。

セキュリティツールの導入だけであれば、会社からするとアウトソーシングした方がかかる費用を抑えられます。
セキュリティ導入支援は副業として案件が獲得しやすく、単発の案件が多い傾向があります。本業の制約が厳しく、中長期での副業が難しい人におすすめです。

コンサルティング

セキュリティエンジニアの副業案件に、コンサルティングの仕事があります。

セキュリティ対策の設計・構築だけでなく、コンサルティングもセキュリティエンジニアの仕事です。クライアントのIT環境や情報セキュリティの観点から問題点を洗い出し、セキュリティを向上させる提案やアドバイスをします。

コンサルティングの仕事は、セキュリティに関する知識のほかに、コミュニケーション力や提案力、問題解決力も必要です。クライアントとの信頼関係を築ければ、継続して依頼を受けられるでしょう。

脆弱性の評価と改善点の提案

セキュリティの脆弱性をチェックし、導入が必要なセキュリティソフトを提案します。こうした提案もセキュリティエンジニアの仕事です。

セキュリティにあまり詳しくないクライアントには、基礎知識から伝えることが重要です。難しい専門用語は分かりやすい言葉に変えて説明することが望まれ、コミュニケーション力や言語化力が求められます。
導入後も新たに脆弱な点がないかの定期的なチェックが必要です。

セキュリティ教育

セキュリティエンジニアの副業の仕事の一種として、セキュリティ教育があります。

セキュリティ対策が万全でも、情報の取り扱いを間違えるとトラブルが発生します。そのため、システムを利用する従業員全員を対象としたセキュリティ教育が大切です。

システムの利用方法や、サイバー攻撃の手口と対処法などをマニュアル化して、研修を実施します。システムやセキュリティについて詳しくない人でも理解できるような、分かりやすい研修にするための事前準備が重要です。

セキュリティエンジニアの仕事をして稼ぎたいと考えている場合は、「セキュリティエンジニアの年収は高い?高収入を目指すのに必要なスキルとは」の記事も参考にしてください。

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セキュリティエンジニアが副業案件を獲得する方法

セキュリティエンジニアの副業の探し方には、多くの方法があります。
自分の営業力や人脈に自信がある人や、逆に売り込みやアピールが苦手な人、それぞれに合わせた探し方があります。案件探しにあまり手間をかけたくない人は、エージェントサービスの利用がおすすめです。

ここからは、セキュリティエンジニアの副業案件の獲得方法を解説します。

クラウドソーシングサービスで案件を探す

クラウドソーシングは、クライアントが不特定多数の人に向けて業務を発注できるオンラインのサービスです。
セキュリティエンジニアの仕事を探している人がサービスを活用し、希望の条件を選んで検索し、気になる案件があればすぐに応募できます。誰でも簡単に登録でき、副業初心者にもおすすめです。

クラウドソーシングサービスで公開されている案件の単価相場は幅広く、高単価な案件を獲得するにはある程度の実務経験が求められます。
また、応募可能な案件が少なかったり、相場よりも報酬額が低い悪質な案件が混ざっていたりするおそれもあるため、複数のサービスを併用することがおすすめです。

業務委託の契約については「業務委託で副業をするには?始め方や注意点について解説!」の記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。

副業エージェントで紹介を受ける

副業のエージェントサービスを利用すれば、サポートを受けながらセキュリティエンジニアの案件を探せます。経歴やスキルを元に自分に合った仕事を紹介してもらえます。
副業エージェントのサービスを利用すれば、商談の日程調整や受注後の契約手続きなど、仕事探しのうえでの面倒な手続きを代行してもらえる点がメリットです。

副業エージェントで高単価の案件を紹介してもらうには、ある程度の実績や実務経験が求められます。
一方で、実務経験が浅いと案件を紹介してもらいにくいので注意しましょう。

知人・友人からの紹介を受ける

知人・友人の紹介からセキュリティエンジニアの副業につながることもあります。
エンジニアの知人や友人がいる場合、セキュリティ関連でリソースが不足していないかを聞いてみることも、副業を探す1つの方法です。

セキュリティエンジニアは人材不足の傾向にあり、仕事が獲得できる可能性は十分にあります。紹介の案件であればトラブルになりにくく、条件面の交渉もしやすいです。

SNSで案件を検索する

近年は、SNSもセキュリティエンジニアの副業を探す手段の一つです。
企業側にとっては費用をかけずに優良な人材に直接アプローチできる手段となるため、採用ハードルが低くなります。

ハッシュタグやキーワードで検索して、希望する案件がないかを定期的にチェックしましょう。
SNSを活用する場合、セキュリティエンジニアとしての専用アカウントの作成をおすすめします。プロフィールや投稿内容を充実させることで、企業の目に留まる可能性が高まります。

企業へ直接営業をする

セキュリティエンジニアの副業としてやりたい仕事や働きたい企業が明確に決まっているケースでは、直接企業にアプローチする方法もあります。クラウドソーシングやエージェントを介さないため仲介手数料がかからない点がメリットです。

費用を抑えられる反面、面接の日程調整や税務手続きなどをすべて自分でこなす手間はかかります。また、サービスを利用するよりも案件獲得のハードルは上がり、自分の営業力が試されます。実績を載せたポートフォリオがあるとスムーズに進められるでしょう。

営業のやり方は「フリーランスの営業のやり方とは?成功させるコツや戦略も紹介」の記事を参考にしてください。

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セキュリティエンジニアが副業するために必要なスキル

セキュリティエンジニアの副業をするにあたり、技術や知識に加え、対人能力や課題対応力など多くのスキルが必要です。
ここでは、副業でセキュリティエンジニアとして仕事をする際に求められるスキルについて具体的に解説します。

ITやセキュリティの基礎・最新知識

エンジニアの副業には、ITの基礎知識が求められます。セキュリティエンジニアは、さらにセキュリティに関する知識も必要です。

IT業界は日々アップデートされています。最新の情報を常にキャッチアップできるように、ITに関するニュースや記事のチェックを習慣づけることが大切です。

クライアントの依頼や質問に対して、最新情報をもとに対応できれば、信頼度が高まります。

施策を立案して実行した経験

セキュリティエンジニアとして副業をするにあたり、セキュリティ施策の立案や実装の経験は重要です。受注できる案件には、実務経験の有無が大きく影響します。

座学で身につけた知識だけではできる業務が限られてしまい、なかなか収入に結びつかない可能性があります。実務経験が浅いときは、先に本業で経験を積み、臨機応変に対応できるスキルを身につけてから副業を始めることがおすすめです。

プログラミングスキル

セキュリティエンジニアには、プログラミングスキルも必要です。
セキュリティの構築や脆弱性の判断などで取り扱うシステムは、プログラミング言語で開発されています。プログラミング言語が理解できなければセキュリティ対策ができず、複雑なサイバー攻撃への対処も困難です。

よく使われるPython・JavaScript・C++・PHPなどの言語は、ひととおり学習しましょう。

ネットワークやサーバーの知識

ネットワークやサーバーの知識もセキュリティエンジニアには必須です。

たとえばリモートワークでVPN接続をして作業をしなければならないときは、プロトコルやIPアドレスに関する知識があればスムーズに対応できます。
通信プロトコルに関するTCP/IPやOSI参照モデルなどの基礎知識を身につけておきましょう。サーバーについても、ウェブサーバー・メールサーバー・データベースサーバーなどの仕組みを正しく理解しておくことが大切です。

クラウドの知識

リモートワークをする人の増加とともに、クラウドの利用は欠かせないものになりました。社内のネットワークに接続しなくても、データや資料の共有、データのバックアップなどができます。
代表的なクラウドサービスは以下の3つです。

利用するサービスはクライアントによって異なります。使い方やアクセス制限の仕組みなどの知識を身につけておくと役立ちます。

問題解決能力

セキュリティエンジニアの仕事は、インシデントへの対応もあります。何かトラブルが発生した際は、以下の手順で解決します。

  • 問題が起きた要因を分析
  • 仮説を立てて検証
  • 解決策を提案・実行

問題が起きた要因を特定するには、対象システムの分析が重要です。特定できないときは、仮説を立てて1つずつ検証しましょう。

法律に関する知識

セキュリティ対策には、法律に関わる作業もあります。
たとえばセキュリティポリシーの策定や、サイバー攻撃への対処に、以下のような法律の知識が役に立ちます。

  • 個人情報保護法:個人の権利や利益を守る法律
  • サイバーセキュリティ基本法:サイバーセキュリティに関する施策を推進する法律
  • 著作権法:著作者の権利を守り、著作物を正しく利用する法律

個人情報や著作物を取り扱う機会があれば、法律に違反しないかを確認しましょう。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、どの副業にも共通して求められるスキルです。

副業のセキュリティエンジニアには、クライアントや一緒に作業をする人との連携が必要です。特にリモートワークで文面のやり取りをする際は、お互いの状況が把握しづらいため、相手に分かりやすく正確に伝わる、端的な文章が求められます。
また、こまめな連絡やトラブルの発生時の迅速な報告も大切です。

マネジメント力

プロジェクトの進行管理やプロジェクトメンバーの統括には、マネジメント力やリーダーシップが大切です。

本業で管理職やリーダーなどの経験がある人は、セキュリティエンジニアの副業でもクライアントからマネジメントを依頼される可能性があります。その場合、納期やスケジュールの管理・作業の進捗確認・メンバーのサポートなど、業務は多岐にわたります。
自分の作業だけでなく、周りの作業進捗まで把握する力が必要です。

責任感や高い倫理観

セキュリティエンジニアは会社の情報資産を取り扱う、責任の重い職業です。
高い倫理観を持って判断を行う必要があります。また、情報を取り扱う際はルールを守り、情報漏洩をしないように十分に対策します。
そのほか、納期がある業務は期限に間に合わせることや、依頼された業務は最後までやり遂げることなど、責任を持って仕事に取り組むことが重要です。誠実な対応を心がけると、クライアントからの信頼度を高めることにもつながります。

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セキュリティエンジニアが副業で稼ぐコツ

セキュリティエンジニアの副業で安定して高収入を得るには、スキル向上や資格取得に尽力することがおすすめです。
ここでは、セキュリティエンジニアが副業で継続して稼ぐためのポイントを解説します。

専門性を高める

セキュリティエンジニアの仕事内容は幅広く、多くの分野の業務に対応できることが求められます。

ただ対応するだけでなく、各分野の専門性を高めることも大切です。他の人にないスキルを持っていれば、副業市場で差別化できます。より高度で複雑な業務にも対応でき、単価の高い案件の獲得が目指せます。

知識や経験を積んで学び続けることが、単価向上への近道です。

複数のスキルを組み合わせる

セキュリティのスキルと他のスキルを組み合わせることで、業務の幅が広がります。
組み合わせるスキルの例は以下の通りです。

  • クラウド技術
  • AI/機械学習
  • 法務知識

例えばクラウド技術があれば、クラウドサービスにおける不正アクセスや情報漏洩などのセキュリティ対策に対応できます。やりたい仕事と紐づけて新たな知識の習得を心がけましょう。

資格を取得する

セキュリティエンジニアのスキルを証明するために、資格の取得がおすすめです。資格を持つことで技術や知識のレベルが担保され、クライアントからの信頼度向上につながります。
特に取得しておいた方がよい資格を、以下に紹介します。

情報処理安全確保支援士は国家資格であり、資格取得に向けて学習するだけでも専門的な知識が得られます。

セキュリティに関する資格については、情報セキュリティ管理士とは?メリットや試験内容を解説を参考にしてください。

実績をポートフォリオでアピールする

自分の実績がアピールできるポートフォリオを作成しましょう。
以下は、ポートフォリオに載せる内容の例です。

  • セキュリティ設計・構築の実績
  • セキュリティ診断レポート
  • インシデント対応事例
  • 開発したセキュリティツールの内容

他にもプログラミングスキルや、扱えるツール、取得済みの資格などを記載できます。オンラインでポートフォリオが作成できるサービスの活用もおすすめです。

ポートフォリオの作り方や作成例について知りたい方は、「ポートフォリオとは?作る意味やビジネスでの必要性、構成例などを解説」の記事も参考にしてください。

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セキュリティエンジニアが副業をするメリット

ここでは、本業だけでは得られない、セキュリティエンジニアとして副業をするメリットについて紹介します。

多くの経験を積むことができる

同じ会社に長く勤めていると、成長できる機会が減るケースがあります。たとえば管理職になって現場から離れると、エンジニアとしての経験を積む機会が限られます。

副業は、今までやりたくてもできなかった仕事に挑戦できる点がメリットです。会社での立場は関係なく、実績やスキルを活かして仕事ができます。上流工程に関わる機会を掴むことも可能です。

選べるキャリアの幅が広がる

副業でスキルを磨くことで、将来的に選べるセキュリティエンジニアとしてのキャリアの幅が広がります。

キャリアパスの例は以下のとおりです。

  • セキュリティコンサルタント:セキュリティに関する問題点を見つけて解決する
  • セキュリティアナリスト:システムやネットワークの脆弱性を見つけて対策する
  • セキュリティアーキテクト:セキュリティのシステムを設計して構築する
  • CISO(Chief Information Security Officer):情報セキュリティ責任者として全体を統括する

セキュリティエンジニアとしてキャリアアップするために、副業で新たな領域の仕事に挑戦することもおすすめです。
また、副業の仕事で多くの経験を積むことは、人脈作りにもつながります。人脈が広がれば、仕事を紹介してもらえる可能性があります。

業界の傾向や自分の市場価値が分かる

本業で携わる業務内容が限られていると、視野が狭くなる恐れがあります。
セキュリティエンジニアの市場のトレンドや最新情報をキャッチアップするには、社外の人との積極的な交流がおすすめです。

副業で多くの現場に関わることによって、人脈や知見が広がります。
また、自分の実績やスキルを武器に仕事探しをすると、副業市場における自分の市場価値を把握できます。

独立や転職に役立つ

副業の働き方は、フリーランスに似ています。仕事の受注から契約の手続き、報酬の受け取りなど、すべての流れにおいて自分自身によるクライアントとのやり取りが必要です。

副業でセキュリティエンジニアの業務委託の経験をひととおりすることで、独立後もスムーズに対応できます。
転職する際も、副業の経験があることで他の求職者との差別化が可能です。副業での実績もアピールできるように、ポートフォリオや職務経歴書の準備が大切です。

セキュリティエンジニアとして独立することを検討している方は、「セキュリティエンジニアでフリーランスになるには?どんな人が活躍できる?将来性は?」の記事も併せてご覧ください。

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セキュリティエンジニアが副業をするデメリット

ここでは、セキュリティエンジニアとして副業することで起こるデメリットを紹介します。ポイントを押さえ、副業を無理なく続けましょう。

本業への影響が出る恐れがある

セキュリティエンジニアの副業を始めると、慣れない手続きや作業が増えて、本業とのバランスをとることが難しくなります。
また、セキュリティエンジニアの仕事内容には不正アクセスやマルウェアの感染などへの対応があり、不規則な生活に陥るリスクもあります。

副業でも納期は厳守であるため、期限を守るために休息時間を削って作業するような状況も考えられます。
特に副業を始めたばかりの時期は余裕がなくなるおそれがあります。最初は余裕を持たせたスケジュールで進めるように計画し、慣れてきたら徐々に作業量を増やすように調整することがおすすめです。

副業が原因で本業でトラブルになるリスクがある

副業禁止の会社に隠れて副業をすると、税金の支払いで気づかれ、トラブルに発展するリスクがあります。
また、副業が許可されていても詳細なルールを確認することが必要です。同業他社の副業を禁止していたり、職務専念義務に関する規則を設けていたりするパターンがあります。
副業をする前に、本業の会社における副業のルールをよく確認しましょう。

副業と本業の兼ね合いについては、「ダブルワークがばれる理由は?会社と揉めないための対策も解説」の記事も参考にしてください。

確定申告が必要になる

副業で得た所得が年間20万円を超えるときは、確定申告が必要です。

確定申告は主に所得税を納税するために実施します。収入額から経費や控除額を差し引いて所得税を計算し、自分で納税するための重要な手続きです。
節税をするために、経費や控除の知識を身につけましょう。確定申告の時期が来てから焦ることのないように、早めに備えてください。

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まとめ

セキュリティエンジニアの仕事内容は幅広く、セキュリティ設計や構築、コンサルティングなど多岐にわたります。
副業案件を獲得するには、セキュリティに関する実務経験や、業務内容に見合うスキルが必要です。さらにスキルの専門性を高め、特定分野の知識を深めることで、単価の向上が期待できます。自分のスキルや経験をクライアントにアピールして、質の高い案件の獲得を目指しましょう。

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