最終更新日:2025年02月26日
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PMOとPMはどちらも、企業が成功を収めるために重要なプロジェクトマネジメントに関わる人たちを指します。ただ、名称が似ているので、どう違うのかわからない人は多いでしょう。
そこで本記事では、PMOとPMの違いや役割、必要なスキル、おすすめの資格などを紹介します。それぞれがプロジェクトのためにどのように働くのかを把握しましょう。
希望にあう案件がすぐに見つかる
おすすめの案件を受け取るPMとPMOはどちらも漠然とプロジェクト管理に関わりますが、どのような違いがあるのか分からない方もいるでしょう。ここでは、両者の役割や違いについて解説します。
PMはプロジェクトマネージャー(Project Manager)の略称です。プロジェクト全体の責任を負い、必要な人員の手配やスケジュール管理、顧客折衝など幅広い仕事をこなします。
プロジェクト実施に欠かせない主軸としての役割を担い、計画・遂行から成功に導くまでが仕事です。プロジェクトの責任者としてチーム全体の協力を促し、リスクを最小化し、トラブルがあった場合は率先して解決します。
PMOはプロジェクトマネジメントオフィス(Project Management Office)の略称です。PMのサポート役としてプロジェクト管理を行う組織とそのメンバーを指します。
規模の大きいプロジェクトではPMの仕事量が膨大になり、全体を管理することが難しくなります。そのようなプロジェクトで、PMを支援するのがPMOの役割です。
主にPM1人では手が回らない案件に対して起用されるため、小さなプロジェクト・会社では設置されないこともあります。
PMになる人が必ずしもプロジェクト全体に必要な専門知識を有しているとは限らないため、必要なスキルを持つ外部業者を利用するケースもあります。コンサルティング会社やフリーのPMOに委託する場合が多いようです。
PMOを外部委託すれば、社内に専門知識を有するスタッフがいなくとも即戦力になる人材の力を借りられます。人件費削減や業務の効率化につながるのもメリットです。
一方で、社内にノウハウを蓄積できないというデメリットがあるため、これらを比較したうえで使用するか否かを選びましょう。
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おすすめの案件を受け取るPMは、プロジェクトを成功させるために大きな役割を果たし、さまざまな仕事に取り組みます。ここでは、代表的な仕事を3つ紹介します。
PMはクライアントから寄せられた課題をどのような手法で解決するべきかを分析し、要件定義を行うにあたって、ベースとなるプロジェクトの目的を明確化します。
プロジェクトを進めるうちに、当初の目的からズレが生じたり、わからなくなったりすることがあります。そのようなときは、PMが軌道修正を図らなくてはなりません。プロジェクトを進める上で指針にすべき軸を設定することが、PMの最初の役割です。
プロジェクトの方針が決まったら、目的に沿ってチームを結成します。チームを結成するときは体制図を作成し、「誰が」「どのような役割」を担うのかを明確にしなくてはなりません。
プロジェクトの内容に応じて、メンバーの得意な分野や人間性を分析し、チームに加えるべき人物かどうかを判断します。社外へ依頼する場合でも、委託先の実績や傾向を把握することが重要です。
また、チーム結成には予算も意識する必要があります。
PMの特に重要な役割は、プロジェクト進行の責任を担うことです。PMは定期的にプロジェクトの進捗に関するミーティングを開催し、進行を管理する必要があります。
実務の管理はプロジェクトリーダー(PL)が行う場合もあるものの、その管理も含めてPMの責任範囲内です。PMはプロジェクトを俯瞰で把握し、全体を管理する役割を担います。計画通りに進んでいるか、問題はないかと常に気を配らなくてはなりません。
また、「PMとはどのような仕事?必要なスキルや年収について紹介」の記事ではPMについて詳しく紹介しています。
希望にあう案件がすぐに見つかる
おすすめの案件を受け取るPMOは大規模なプロジェクトにおいて、PMのサポートを担う組織です。ここでは、PMOが担う代表的な仕事内容を3つ紹介します。
PMOは、PMがプロジェクトを管理するためのサポートを担います。プロジェクトの規模が大きくなるとPMが担う仕事が増えるため、プロジェクトの全工程を把握し、管理するのは難しくなります。
そのようなときに行き届かない部分をサポートし、プロジェクトを完遂させ、成功に導くのがPMOの役割です。プロジェクトが本格的に始動する前に、PMとPMOそれぞれの役割分担を決めておくと良いでしょう。
PMOはPMだけでは手が回らない部分の事務処理や、スケジュールを管理します。また、トラブルの処理やリスク管理もPMOの仕事です。
そのほか、最適なプロジェクトチームを作るための人材開発を担うことも。PM向けの教育を用意したり、メンバーが能力を最大限に発揮できるよう必要な知識・スキルの習得を支援したりします。
総じて、PMOはプロジェクト全体の運営をサポートする立場だといえます。
PMOは要件定義で定めたプロジェクトの方針や品質が保たれているかをチェックしつつ、問題点に対して必要な提案をします。PMが苦手な分野を補完したり、PMに足りない専門知識や経験などを踏まえて何が必要なのか助言したりもします。
そのほか、プロジェクトを円滑に進めるために作業の品質を標準化するのもPMOの仕事です。プロセスを文書化したり、定着のためのフォローアップを行ったりもします。
PMOについては、「PMOとは?仕事内容や役割、導入するメリットなどをわかりやすく解説」の記事でもまとめているので興味のある方はご覧ください。
希望にあう案件がすぐに見つかる
おすすめの案件を受け取るPMOとPMに求められるスキルには、共通点と違いがあります。どちらに何が必要とされているのかを把握しておきましょう。
予算管理や人材管理などのマネジメント力は、PMにもPMOにも必要なスキルだといえます。
また、プロジェクトを進めるときはチームとして動くため、チーム運営を円滑に進めるコミュニケーション力もPM・PMOには必須です。どちらの立場でも、情報共有が不十分だとプロジェクトの失敗につながる可能性があります。
特にPMOは、プロジェクト間の調整を行ったり、PMの抱えている悩みを聞き出したりと、さまざまな場面でコミュニケーション力が必要です。
PMOはプロジェクトの資料や議事録を作成するため、文章力が求められます。特に外部のPMOの場合、顧客を定着させるためには、誰が見ても見やすく使いやすい文書を作成する力が必要です。
そのほか、プロジェクトに精通した知識やプロジェクト管理の能力も必要です。プロジェクト全体を俯瞰して観察し、評価したり改善支援をしたりするため、幅広い知識が必要とされます。
PMはプロジェクト全体のリーダーとしての振る舞いを求められるため、チーム全体から信頼されるマネジメント能力が必要です。そのためには、相手から信頼を得るためのセルフプロデュース力もあると望ましいでしょう。
また、プロジェクト全体を俯瞰し、必要な施策を考え実行する力も必要です。PMは顧客や委託先などの外部との窓口になるため、技術や業界の動向や法律に関する知識も求められます。
希望にあう案件がすぐに見つかる
おすすめの案件を受け取るここからはPMとPMOの立ち位置の違いに加え、なぜ両者が連携してプロジェクトを進める必要があるのかについても解説します。
プロジェクトのトップに立つのがPMで、PMOはPMのサポート組織として位置付けられます。PMOの立ち位置はケース次第で異なる部分もあるものの、大きく2種類に分けられます。
個別プロジェクトPMOは、大規模プロジェクトのサブプロジェクトをチームで担当し、PMを支える立場です。一方、全社的PMOは複数のプロジェクトに関わり、PMと対等な立場からプロジェクトを横断的に支援します。
PMとPMOは、どちらもプロジェクトの成功のために大きな役割を担います。PMとPMOは同じ情報を共有し、チームメンバーに対して同じ認識で対応しなくてはなりません。
PMとPMOの情報のすり合わせを行うために全体のミーティングとは別に、PMとPMO間でのミーティングをこまめに実施すると良いでしょう。連携によってプロジェクトが円滑に進み、顧客の要望解決に向けた適切な運用が可能になります。
希望にあう案件がすぐに見つかる
おすすめの案件を受け取るPMOやPMには、就職する上で役立つ専門資格がそれぞれ存在します。必須ではありませんが、就職や実力の証明に役立つでしょう。ここでは、PMOとPMに役立つ資格について紹介します。
PMOに必要なスキルを証明できる資格には、以下のようなものがあります。
プロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格
一般社団法人日本PMO協会が認定する資格です。主にプロジェクトマネジメントの概念を正しく理解しているか、必要なツールの知識・技術を取得しているかが問われます。
PMOスペシャリスト™認定資格
一般社団法人日本PMO協会が認定する資格です。プロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格と比べて実践に近く、高度な内容が問われます。
PMに必要な知識やスキルを証明できる資格は、プロジェクトマネージャ試験です。情報処理推進機構が運営する国家試験の1つです。
プロジェクトの責任者として必要な企画立案や人員・コストの管理、進捗状況のチェック、リスク回避の能力を問われます。合格率は15%程度と低いため、やや難しい試験だといえるでしょう。
希望にあう案件がすぐに見つかる
おすすめの案件を受け取るPMとPMOには役割の違いがありますが、どちらもプロジェクトを成功に導くために重要な役割を担います。PMがプロジェクト全体の責任を負う立場で、PMOはPMだけでは不十分な部分をサポートする立場です。
PMやPMOになるために必須の試験はありませんが、活動する上で必要なスキルを証明できる試験がそれぞれ存在します。必要なスキルを身につけ、PMやPMOとしての活動を目指してみましょう。
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