最終更新日:2025年03月12日
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この記事のまとめ
PMOは、プロジェクトを円滑に進める際に活躍する組織です。近年コンサルティングにおいて重要視されているので、聞いたことがある方もいるでしょう。
本記事では、PMOの概要や仕事内容、年収などを紹介します。フリーランスとして活躍するために役立つ資格も紹介しているので、PMOに関心がある方はぜひチェックしてみてください。
希望にあう案件がすぐに見つかる
おすすめの案件を受け取るPMOとは「Project Management Office」の略称です。名前を聞いたことはあるものの、具体的にどのようなものか知らない方も多いでしょう。ここでは、PMOの概要と役割、PMやITコンサルタントとの違いについて解説します。
PMOとは、組織内でプロジェクトマネジメントの支援を行う部門、または構造システムのことです。近年コンサルティング業界で特に重宝されており、現場でコンサルティングをする人を「PMO」や「PMOコンサルタント」と呼びます。
単一プロジェクトのみを担当するわけでなく、複数のプロジェクトを管理するため、高いマネジメント能力を必要とします。
現場でPMOが担う役割は以下の通りです。
このように、PMの後方支援やプロジェクトの品質管理をするのがPMOの役目です。
PMOは、コンサルティングにおいて特に重要なポジションです。PMOが必要とされる理由は、経営戦略をより確実に履行したり、生み出される価値を最大化できたりするからです。
自社のプロジェクトの品質を標準化させるだけではなく、企業トップやプロジェクトチーム、取引先らとの架け橋になることもあります。
PMOと似た名称としてPMがありますが、両者は大きく異なります。
PM(プロジェクトマネージャー)はプロジェクトの責任者です。1つのプロジェクトの意思決定者であり、全体を率いるリーダーの役割を担います。PMOは、PMが意思決定したり、プロジェクトの質を上げたりできるようサポートするのが役目です。
2つの違いについては、「PMOとPMの違いは?プロジェクトで求められる役割や必要なスキルを解説」の記事でも詳しく解説しています。
PMOとITコンサルタントも混同されがちですが、これらも全くの別物です。
ITコンサルタントとは、クライアント企業にヒアリングをし、IT投資計画の策定や必要なツールの導入・支援をする人を指します。費用対効果やスケジュールも考慮しつつ、システムの分析や選定をするのが役目です。
PMOはクライアント企業とのパイプ役になることもありますが、あくまでも品質管理のサポートが役目です。システムの分析や選定以外に、プロジェクト全体の品質も管理する点に違いがあります。
希望にあう案件がすぐに見つかる
おすすめの案件を受け取るPMOが担当する仕事は、会社や案件ごとに異なります。しかし、主に任せられるのは以下の2点です。
それぞれの仕事内容について解説します。
PMOはプロジェクトを成功させるために、各種サポート業務をします。たとえば、プロジェクトで発生する業務代行、プロジェクトの障害となる要因の究明、問題解決を行うコンサルティングなどです。
また、プロジェクトマネジメント関連の研修の実施など、人材育成もPMOの業務に含まれることがあります。
PMOは、プロジェクトマネジメント経験やIT業界の知識を持っています。これらの経験や知識を活かし、プロジェクトがスムーズに進むようにサポートします。
そもそも多くのプロジェクトは、複数の開発者が共同で進めるものです。そのため、開発者の意思決定やコミュニケーションに難があると、業務が円滑に進みません。
意思決定やコミュニケーションの円滑のためにすべきことは、内部指標や基準の作成です。内部指標や基準を数値化し、各開発者に伝えることもPMOの大切な業務だといえます。
希望にあう案件がすぐに見つかる
おすすめの案件を受け取るPMOは役割ごとに職種が細分化されているのが特徴です。PMOに関連する職種としては、以下があげられます。
それぞれ詳しく解説します。
PMOアドミニストレータは、事務的な管理業務でPMをサポートします。具体的には、プロジェクトに関する資料の作成、進行管理や情報管理などの業務です。PMOアドミニストレータが調整役になることで、スムーズにプロジェクトを進行しやすくなります。
大規模なプロジェクトの場合、内部でさらにプロジェクトチームが編成され、それぞれにPMOアドミニストレータが配属されることもあります。
複数のプロジェクトの環境整備やルールを作成し、プロジェクトを標準化します。
組織内で複数のプロジェクトを同時進行していると、PM次第で進捗や品質にバラつきが生じることも珍しくありません。この際、PMOエキスパートを配置してプロジェクトを標準化すれば、品質保持につながります。
また、プロジェクトの標準化にはコスト削減などの効果も期待できます。
PMマネージャは、主にPMのサポートをするのが役割です。企業や案件によってはITプロジェクトマネージャーとして、予算管理や人事管理といった複数のプロジェクトの統括を任されることもあります。
プロジェクトの円滑な進行のために、企業の経営層とPMの架け橋となることも少なくありません。
PMアナリストは、プロジェクト進行のためにチームやグループ、組織間の問題を解決する職種です。プロジェクト全体を見ながらリーダー層を支えます。たとえば、PMやPLの相談役になったり、プロジェクト計画を推進して分析やレポートを作成したりして、プロジェクト進行をサポートします。
プロジェクトが抱えている課題に対し、リスクの分析や対応をします。プロジェクトの現状を分析してリスク対策するだけでなく、PMをサポートしながら業務を推進することも重要な役目です。PMのメンタルケアや悩み相談を受けることもあります。
プロジェクトコントローラは、プロジェクトを徹底管理し、状況を可視化する職種です。進捗状況の把握やリスク管理、マネジメントの意思決定において、プロジェクトの状況可視化は不可欠。プロジェクトコントローラの腕前次第で、プロジェクトの成功率が変わるといっても過言ではありません。
希望にあう案件がすぐに見つかる
おすすめの案件を受け取るPMOの仕事はPMより多岐にわたるケースがあります。プロジェクトの進捗管理だけではなく、関連部署やチームメンバー同士のパイプ役、課題への対応、リスク管理などを担うことも珍しくありません。そのため、PMOには幅広い業務の知識が不可欠です。
また、PMOはプロジェクトメンバーや企業の経営陣、取引先など多くの人とコミュニケーションをとります。円滑にプロジェクトを進行するためには、高いコミュニケーション能力が必須です。
報告書なども作成するので、文章力やドキュメント作成スキルも求められます。PMO関連の職種を希望する場合は、こうしたスキルを身につけましょう。
希望にあう案件がすぐに見つかる
おすすめの案件を受け取るPMOに向いているのは以下のような人です。
それぞれ解説します。
コミュニケーション能力の高い人は、PMOに向いています。多くの人と関わる上でコミュニケーションは避けられないからです。
PMOは、プロジェクトメンバー以外に経営陣や取引先と関わることも少なくありません。状況次第では、プロジェクトメンバーと経営陣、または取引先とのパイプ役となることもあるでしょう。
SEやPMなどでIT経験の豊富な人にも向いています。PMOはIT経験を活用できる職種だからです。
PMOは、ITプロジェクトマネージャーとして予算管理や人事管理などを任されることもあります。他にも、課題を見つけたり解決策を提案したりするのも重要な役割です。このような課題の洗い出しや解決のためには、豊富なIT経験が不可欠でしょう。
常に広い視野を持ってプロジェクトに関われる人もPMOに適しています。PMOはプロジェクト全体を把握しなければならないからです。全体の進捗状況を把握し、必要に応じてサポートをしたりリスク管理したりすることで、プロジェクトの進行を円滑化しなければなりません。
また、PMOは複数のプロジェクトを同時に管理することもあります。常に広い視野を持っていないと品質の標準化は不可能でしょう。
希望にあう案件がすぐに見つかる
おすすめの案件を受け取る1つのプロジェクトや現場にこだわる人はPMOには向いていないと考えられます。PMOは複数のプロジェクトを同時に管理しなければならないこともあるためです。じっくりと1つの事柄に向き合いたい人、小規模プロジェクトにこだわる人には不向きでしょう。
また、事務作業や進行管理が苦手な人も難しい可能性があります。そもそもPMOは、プロジェクトを円滑に進行するのが役割です。付随する事務作業もしなければなりません。事務作業や進行管理が苦手な人はPMOの業務を苦痛に感じるでしょう。
希望にあう案件がすぐに見つかる
おすすめの案件を受け取る2024年9月時点でのフリーランスHubの案件を参照すると、PMOの月額単価は15~250万円ほどと幅があります。年収換算すると、180~3,000万円になります。
PMO案件の単価は本人のスキルレベルのほか、開発言語や業界によっても変わるのが特徴です。また、フリーランスのPMOとして働くには、ある程度の経験や実績が要求されます。
希望にあう案件がすぐに見つかる
おすすめの案件を受け取るPMOになるのに必要な資格はありません。ただ、持っておくと役立つ資格はあります。PMOのスキル証明に役立つ資格は以下の通りです。
それぞれの資格の概要を紹介します。
一般社団法人 日本PMO協会が実施している資格試験です。PJM-Aなど関連資格を取得した人のみ試験を受けられるので、スキルアップを目指したい方向けの資格だといえます。
資格取得後は2年に1度更新が必要です。NPMO認定のeラーニング、またはセミナーを受講すれば更新資格を得られます。
IPAの資格試験の中でも難易度の高い資格です。PMOとしての知識やスキル、文章の読解力や作成力が問われます。更新期間は特にありません。しかし、合格率は低いため、しっかり勉強しなければ合格は難しいでしょう。
一般社団法人日本PMO協会が実施している資格試験です。資格の習得を通し、PMOの実務に役立つ基礎的な知識とスキルが身につきます。資格を取得すればPMOとして基礎知識が証明できるので、フリーランスとして活躍したい方にもおすすめです。
アメリカに本部を置くプロジェクトマネジメント協会が実施している資格試験です。初学者向けなので、スキルを証明する資格としてはやや弱いといえます。
しかし、PMを始めとする基礎知識が学べるのはメリットです。知識やスキルがない方は、初めにCAPMの取得を目指すと良いでしょう。
PMR資格試験は、プロジェクトマネジメントとプログラムマネジメントに関する資格体系「P2M」の中でも難易度が高めです。受験には実務経験が3年以上必要なので、初心者やPMOになりたての人は受けられません。
試験では、プロジェクトマネジャーとしてチームをリードする実践力が問われます。他の資格試験とは違い、筆記試験に合格した人のみが面接試験を受験できます。
P2Mの中では難易度の低い資格です。P2Mにおけるプロジェクトマネジメントに関する知識が出題されます。取得すれば、プロジェクトマネジメントの基礎知識が身につくでしょう。受験資格として、24時間以上の講習を受けなければなりません。
プロジェクトマネジメントに関する知識の保有を証明できる資格です。プロジェクトマネジメントに特化した資格であり、PMS試験の応用とされています。PMC資格登録者、または指定のPM関連資格保有者のみが受験可能です。
アメリカに本部があるプロジェクトマネジメント協会が実施している資格試験です。PMの資格として世界的に有名なため、日本国内だけではなく海外で活躍したい場合にも役立ちます。
一方で、受験資格として35時間のトレーニングを受ける必要がある、英語で申し込まなければならないなど、受験自体のハードルは高めです。
詳しくは、「PMO資格のおすすめは?試験の種類や難易度、必要な知識も解説」の記事でもまとめているので興味のある方はご覧ください。
希望にあう案件がすぐに見つかる
おすすめの案件を受け取るPMOの導入は、現場側にも経営側にもメリットがあります。
現場側のメリットとしては、負担が軽減されてPMが高度な意思決定に集中できることがあげられます。判断速度が向上すれば、プロジェクト進行が円滑になるでしょう。経営側のメリットは、人材育成や課題解決のノウハウが蓄積できることです。
希望にあう案件がすぐに見つかる
おすすめの案件を受け取るPMOを導入すると、コミュニケーション不全を起こすリスクがあります。進捗管理を重視しがちになるためです。
PMOが進捗管理に気を取られすぎると現場の細かい部分まで見えず、結果的に進行が遅れる場合もあります。PMOは進捗管理が主な役割ではありますが、こだわりすぎずにプロジェクト成功を第一に考えることが大切です。
希望にあう案件がすぐに見つかる
おすすめの案件を受け取るプロジェクトの進行を支えるPMO。PMOはコンサルティング業界において重要視されており、将来性は高めです。活用できる資格を取得したり経験を積んだりして、フリーランスPMOとして活躍しましょう。
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