Webディレクターの年収は?会社員とフリーランスの相場や案件例を紹介

最終更新日:2025年07月22日

Webディレクターの仕事に興味がある方は、年収や将来性が気になるでしょう。 Webディレクターは将来性があり、年収1,000万円も目指せる仕事です。 本記事では、Webディレクターの年収相場をフリーランスと正社員に分けて紹介します。また、年収を上げるための方法や必要なスキルについても解説するので、収入アップを目指すWebディレクターの方はぜひ参考にしてください。

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Webディレクターの年収は低い?働き方別の相場

フリーランスと正社員の働き方別に、Webディレクターの年収相場を見ていきましょう。

フリーランスWebディレクターの年収相場

フリーランスのエンジニア・クリエイター向けの案件・求人を多数掲載している「フリーランスHub」によると、2025年5月に募集中のWebディレクター案件の月額単価は60〜70万円の層が最も多くなっています。年収換算すると、720〜840万円が相場です。

フリーランスのさまざまな職種別の年収について知りたい場合は、「フリーランスの年収は?職種別の平均手取り相場や収入アップの方法を紹介」の記事もチェックしてください。

正社員Webディレクターの年収相場

ITエンジニア・クリエイター専門の転職支援サービス「レバテックキャリア」によると、正社員として働くWebディレクターの平均年収は517万円、年収中央値は550万円です(2025年1月時点)。

また、厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によると、令和6年賃金構造基本統計調査の結果をもとにしたWebディレクターの年代別の年収は以下のとおりです(小数点以下切り捨て)。

年齢 平均年収
20〜24歳 345万円
25〜29歳 472万円
30〜34歳 521万円
35〜39歳 607万円
40〜44歳 678万円
45〜49歳 689万円
50〜54歳 736万円
55〜59歳 692万円

Webディレクターの収入は豊富な実績があると上がる傾向があり、年齢が上がるにつれ年収もアップしていく傾向があります。

出典:厚生労働省「職業情報提供サイト jobtag」

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Webディレクターが年収アップを狙う方法

Webディレクターとして年収アップを目指す方法は、別企業への転職だけではありません。
ここでは、Webディレクターが年収アップを狙う方法を3つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。

年収相場が高い企業に転職する

Webディレクターとして年収を上げるための基本的な方法は、現在よりも高い年収を提示している企業に転職することです。Webディレクターとして勤め先の企業で年収アップが見込めない場合は、転職を視野に入れましょう。同一業界・業種の会社への転職は即戦力として歓迎される傾向にあり、給与水準が上がります。好待遇な会社に採用されれば、年収1,000万円以上を目指せる可能性もあります。

また、高いスキルが求められる企業に転職すると給料が上がるだけでなく、異なる風土や働き方に触れ、新しいことにチャレンジできるなどのメリットもあります。

上流の職種にキャリアアップする

上流の職種にキャリアアップすることも、Webディレクターが年収アップを図る方法の一つです。

Webディレクターのまま経験を積むだけでは、年収が頭打ちになることもあります。
年収を上げるためには、Webプロデューサーやコンサルタントなど、上流職種へのキャリアアップがおすすめです。より重い責任を負うポジションに就くことで、年収1,000万円を超える高収入を稼ぐWebディレクターを目指せるようになります。

フリーランスに転向する

Webディレクターとして年収アップを図るためには、フリーランスへの転向もおすすめです。フリーランスは収入を自分次第で増やすことが可能で、保有するスキルや経験によっては高単価な案件に挑戦できます。案件の種類も案件数も自分の裁量で決められるため、年収1,000万円を稼ぐフリーランスWebディレクターもいます。

参画する案件を自由に選べるため、スキルアップを狙ってややハードルが高い案件に挑戦することも可能です。Webディレクターとしての今後のキャリア形成にも貢献するでしょう。

フリーランスになるための準備や手続きについては、「フリーランスになるには?必要な手続きや始め方の5ステップを解説」の記事を参考にしてください。

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Webディレクターの仕事内容

Webディレクターは、WebサイトやWebコンテンツの構築・運用における責任者です。
ここでは、Webディレクターの仕事の流れと業務で関わる職種について解説します。

Webディレクターの仕事の流れ

Webディレクターは、WebサイトやWebコンテンツのプロジェクトの企画から運用まで、一連のプロセスを担います。

  • 企画(ヒアリング・戦略立案・企画書作成)
  • 制作(ワイヤーフレーム作成・進行管理)
  • 検証・公開
  • 運用(アクセス解析・改善)

まずはプロジェクトの開始にあたってクライアントにヒアリングし、Webサイト・Webコンテンツの構想を練り上げます。そしてWebサイトやWebコンテンツを制作し、制作後はSEO対策やコンテンツの更新などを通じてクライアントの成果につなげるまでがWebディレクターの仕事です。

Webディレクターの仕事の魅力や向いている人の特徴については、「Webディレクターとは?仕事内容・年収や必要な資格・スキルなどを解説」の記事を参考にしてください。

Webディレクターが業務で関わる職種

Webディレクターはさまざまな職種のメンバーと協力してプロジェクトを進めるのが一般的です。Webディレクターが仕事をするなかで関わる職種として、主に以下が挙げられます。

職種名 主な仕事内容
Webデザイナー Webサイトのデザインを担当する
Webエンジニア デザイン以外のWebサイト開発全般を担当する
Webコーダー Webサイトを構築するためのコーディングを担当する

Webディレクターはこれらの職種と連携しながら、プロジェクト全体を円滑に進行させる重要な役割を担っています。

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Webディレクターの将来性

Webサイト開設数の増加やEC市場の拡大などを理由に、Webディレクターの需要は今後もあり続けると考えられます。

総務省が公表している「令和4年 通信利用動向調査報告書 (企業編)」の「第2章 インターネットによる情報発信」によると、近年の企業における全体のホームページ開設率は9割超です。2020年には90.1%、2021年には90.4%、2022年には91.8%と、ホームページを開設している企業は増加しています。
また、経済産業省の「令和5年度 電子商取引に関する市場調査 報告書」の「図表 1-5」では、2023年のBtoC-EC市場規模が24兆8,435億円となり、前年2022年から2兆986億円増加していることが示されています。

Webディレクターの活躍の場となる分野の発展は続いているため、将来性は引き続き明るいものだといえるでしょう。

参照:
総務省「令和4年 通信利用動向調査報告書 (企業編)」
経済産業省「令和5年度 電子商取引に関する市場調査 報告書」

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Webディレクターの年収アップに必要なスキル・知識

Webディレクターとして年収を上げるためには、スキルアップや知識の習得が必要です。
ここでは、Webディレクターの年収アップにつながるスキル・知識を5つ紹介します。

アクセス解析のスキル

アクセス解析は、Web系職種に欠かせないスキルの一つです。アクセス解析は、Webサイトの訪問者の属性やアクセス方法、興味のあるコンテンツなどを知るために役立ちます。

アクセス解析ツールを使ってユーザーの行動を把握できると、Webサイトからの流入をコンバージョンにつなげるための施策を講じることも可能です。Webサイトの分析に留まらず、あらゆる課題を洗い出せるようになるWebディレクターは評価されます。

課題解決のための提案力

Webディレクターには、洗い出した課題の解決策を提案するスキルが必要です。課題解決にかかる費用や時間を正確に算出したうえで解決策を提案できると、職場やクライアントからの信頼を得られます。

なかには、仕様や納期に関して、リスクがある要求をしてくるクライアントも珍しくありません。リスクを最小限に抑えながら、クライアントの要求を実現するための提案ができれば、評価につながりやすいでしょう。

コミュニケーション力

Webディレクターとして年収アップを目指すためには、コミュニケーション力が不可欠です。Webディレクターはチームのまとめ役を担います。そのため、チーム内で積極的にコミュニケーションを図り、互いに尊重し合える関係性を築くことが大切です。

また、クライアントへのヒアリングやチーム内の調整など、社内外を問わず関係者と良好な関係を築くのもWebディレクターの重要な役割だといえるでしょう。

UI・UXの知識

デザイン制作自体はWebデザイナーが担いますが、Webディレクターとして仕事の幅を広げるためにはUI・UXに関する知識を身につけておく必要があります。

Webサイトは操作性や視認性が重要です。WebディレクターがUI・UXの知識を持っていれば、操作性や視認性に優れたサイトを作るための指示ができるようになります。UI・UXの知識を活かして、ユーザーの使いやすさにつながるサイト構築を目指しましょう。

法律に関する知識

WebディレクターとしてWebサイトの制作・運営に携わる場合は、法律に関する知識が必要です。代表的な関連法規として、以下などが該当します。

  • 個人情報保護法
  • 景品表示法
  • 著作権法
  • 知的財産基本法
  • 薬機法

損害を生じさせないよう、法律に関する知識を深めておきましょう。

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Webディレクターの仕事に役立つ資格

Webディレクターになるために必須の資格はありませんが、以下をはじめとする関連資格を取得することは、Webディレクターとしてスキルを証明するために役立ちます。

資格名 概要
Web検定 Webディレクター Webディレクションの基礎知識が問われる
マーケティングやWebサイトについて出題される
Web検定 Webアソシエイト Webを使用するうえで必要なリテラシー能力が問われる
公式テキストに基づいて出題される
マーケティング・ビジネス実務検定 実務レベルのマーケティング知識が問われる
A級からC級まで3段階のレベルあり
Googleアナリティクス認定資格 Googleアナリティクスの知識やアクセス解析スキルが問われる
初級者向けと上級者向けに分かれており、Google上で無料で受験できる
ウェブ解析士 Web解析やWebマーケティングに関する知識が問われる
講座の種類が豊富で、初級からプロフェッショナルまで段階的な認定レベルあり

そのほかの関連資格について知りたい方は、「Webディレクター向けの資格22選|必要なスキルや勉強方法も紹介」の記事を参考にしてください。

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フリーランスWebディレクターの案件例

「フリーランスHub」の求人情報のなかから、2025年5月時点で募集中のWebディレクターの案件例を紹介します。

大手週刊誌のメディアグロース

下記は、大手週刊誌のメディアグロースの案件です。

項目 内容の詳細
作業内容 ・制作進行、品質管理
・WebメディアおよびCMS運用
・プロジェクト管理
・数値分析、サイト改善
必須スキル ・toC向けサービスのWebディレクター経験3年以上
・デザイナーやエンジニアと協力し、施策立案から制作進行までを担当した経験
・数値分析やサイト改善の実務経験
単価 月額65万円

Webディレクターとして、出版社の開発部門においてサイトの制作進行に携わる案件です。ディレクションスキルに加えて、デザイナーやエンジニアとしての実務経験があると、応募できる案件の幅が広がります。

チャンネルWebサイトのディレクション

以下は、チャンネルWebサイトのディレクション案件です。

項目 内容の詳細
作業内容 ・番組チャンネルサイトの運用ディレクションや運用作業
・素材請求やスケジュール調整、更新作業
・効果検証や分析
・新規サイトやコンテンツ制作のディレクション
必須スキル ・Webディレクターの実務経験
・HTML/CSS/JavaScriptの知見
・Officeツールの使用経験
単価 月額40万円

Webディレクターとして、チャンネルサイトのディレクション作業に携わる案件です。案件によっては、Webディレクターとしての実務経験だけではなく、簡単なプログラミング知識が求められる場合もあります。

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まとめ

Webディレクターの仕事は、スキルや経験次第で高い年収を目指せます。現在の年収に不満がある場合は、好条件の企業に転職したり、フリーランスとして独立したりして年収アップを図るのもおすすめです。

また、ディレクションスキルに加えて、マーケティングやマネジメントのスキルを身につけることで、高単価案件にもチャレンジしやすくなります。Webディレクターとして将来性があるキャリアを築くためにも、スキルアップを意識して行動を続けましょう。

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