最終更新日:2024年10月03日
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この記事のまとめ
近年インターネットや通信技術の向上に伴って、IoTを利用した組み込みや便利なスマホアプリ、より複雑で楽しめるゲームの開発などが注目を浴びています。
これらの開発にはC++が多く利用されていますが、C++での開発環境のひとつとしてVC++というものがあります。
今回はそのVC++について、どんなものであるかといった基礎知識から、C++も含めた学習難易度、VC++を学ぶための方法、環境作りの知識や、併せて身に付けておきたいスキルまで簡単にご紹介します。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取るVC++とは、Visual Studioという統合開発環境(IDE)にパッケージングされている付属のIDE、「Microsoft Visual C++」のことを指します。
そもそもVisual Studioは、幅広いプログラミング言語をサポートしつつ、Webアプリケーションやゲームなどさまざまな開発を可能にする便利な統合開発環境です。非常に便利かつ、多くの開発案件で求められるものなので、どんな開発を行うエンジニアでも使いこなせるようにしておきたいもののひとつです。
Visual StudioはMicrosoftが開発した統合開発環境ですが、Windowsの他にもmacOSやLinux、iOSやAndroidにも対応可能となっています。できることが非常に多く、使いこなせれば開発できるジャンルや分野がかなり増えると考えてよいでしょう。
Visual Studio には有料と無料のものがありますが、基本的なサービスとなるCommunityは無料で利用可能です。そのCommunityの中にVC++は含まれているので、学び始めようと思えばコストをかけずに始められるのが魅力のひとつです。
また、macOSでVisual Studioを使う場合はfor macOSをダウンロードすればすぐに使うことができます。
ただしWindowsやmacOS用の各Visual Studioではできないこともあります。macOSではC++を使ったデスクトップアプリケーション開発が、WindowsではC++を使ったスマホアプリケーション・ゲーム開発が難しいなど、それぞれにできないことがあるためあらかじめ確認しておきましょう。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取るVC++には「C++」という文字が入っていますが、前述したようにVC++は統合開発環境(IDE)であり、プログラミング言語ではありません。ではVC++を使うことでどんなメリットがあるのでしょうか?簡単に説明します。
統合開発環境(IDE)とは、開発を行う際に必要となるツールがひとまとめにされた、非常に便利な開発用のツールパッケージのことを言います。通常、プログラミングを行う際はエディタやコンパイラ、デバッガなどのツールを必要としますが、IDEが開発される以前は、それらのツールを別々に探し、利用していました。
しかし言語に合わせて必要なツールがひとまとめになったIDEを利用すれば、それぞれのツールを探し、個別で利用したりする手間と労力が省けます。
C++で開発を行う際も、IDEを使わない場合はコードエディタやデバッガ、コンパイラやリンカなどを自分でそろえる必要がありますが、それだけでも時間と労力がかかってしまいます。特にプログラミング言語を学び始めたばかりの人は、環境構築の時点で挫折してしまうでしょう。
エンジニアが関わる開発業界は、どれだけ早くサービスを世に出せるかという部分がほかの企業との競争にもなりやすいほか、より早くシステムを完成させて、すぐにでも業務を効率化したいなどの思いもあります。
そのため、より早い開発に向けて多くの企業がさまざまな工夫を行っており、そのひとつがIDEであると言えます。
近年ではプロトタイピングが可能なIDEも公開されていますが、このプロトタイピングも開発を効率化させるために必要なものです。先にプロトタイプを作っておけば、プロジェクトのチームメンバーと情報共有がしやすくなるため、大規模な開発を効率的に進められるようになります。
VC++に必要なものとしてランタイム(再頒布可能パッケージ)が挙げられます。ランタイムはプログラムを実行する時に必要なもので、ランタイムを利用することでバージョンが古いアプリケーションでも正常に動作させることができます。
ただし、ランタイムが必要なシステムやアプリケーションは、実際にシステムやアプリケーションを使用するパソコンに、それぞれに対応したランタイムのインストールが必要になります。
もしインストールされていない場合は、Microsoftから無料ダウンロードして対応することができます。
ただし、アプリケーションを利用する人がその都度、アプリケーションに対応したランタイムを入手するのは非常に手間と労力がかかります。そのため、基本的にVC++で開発したアプリケーションなどには、ランタイムを同梱しておくのがおすすめです。
VC++はランタイムに対応したプログラミングを行い、開発したアプリケーションにランタイムを同梱できます。同梱すればユーザーがわざわざランタイムを入手する時間と手間を省けるので、効率的だと言えるでしょう。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取るVC++を使って開発を行ううえで欠かせないのが、C++に関する知識とスキルです。VC++は、Visual StudioでC言語とC++を使えるIDEであるため、VC++を活用するならC++のスキルは必要不可欠です。
C++は、非常に歴史の古いプログラミング言語であるC言語のオブジェクト指向型として1983年に公開されました。
それまでは高速で動作し、大規模開発が可能なC言語が多く使われていました。しかしその反面、記述が複雑で難解であるため習得にも開発にも時間がかかる、という難点がありました。また、自由度が高い反面、メモリやCPUなどを気にして作業する必要があり、制御が難しいという一面もあります。
C++はC言語のよいところ(実行速度の速さ、汎用性の高さ、大規模開発に向いている、など)をそのままに、記述しやすいオブジェクト指向型を取り入れています。
C言語と互換性がありながらも習得のハードルが低く、使いやすいということで、多くの大規模開発にC++が使われるようになりました。
C++を習得済みのエンジニアであれば、VC++の導入ハードルは低くなると考えてよいでしょう。参画できる案件を増やすために、ぜひVC++にチャレンジしてみましょう。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取る記述を「もの」「物体」として認識し、組み替えやすくしたオブジェクト指向型は、習得が比較的容易だとされています。しかしC++の基礎となっているのは難解な記述を必要とするC言語であるため、やはり簡単に習得するのは難しいと考えた方がよいでしょう。
また、C++はできることが多い反面、そのすべてを習得するのは非常に難しいと考えられます。VC++を使った開発を行いたいなら、組み込み系やゲームなど目的とジャンルに合ったスキル・知識を集中して学ぶとよいでしょう。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取る大規模開発に向いていて、汎用性の高いC++やVC++は、活躍する業界を選びません。しかしやはり需要が多くなりがちなのはシステム開発や、VC++が得意とする組み込みスキルを活かした分野です。
製造や自動車、金融から医療系、ゲーム関連などさまざまな業界に携われるため、エンジニア以前のキャリアを活かすチャンスもあると言えるでしょう。
IT・Web業界のエンジニア・デザイナーのフリーランスハブを見ると、2024年9月2日時点で8,841件ほどの求人があります。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取るVC++で行う仕事内容の例として、画像処理プログラムの開発、金融システム開発、さまざまな装置の制御システムやアプリケーション開発などが挙げられます。たずさわるのは設計からテスト、評価までという案件が多く見られます。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取るC++のスキルと知識を必要とするVC++ですが、ITエンジニアの単価・年収としてはあまり高くない水準であると言えます。
レバテックフリーランスのVC++求人・案件の月額単価相場(2024年9月2日時点)を見ると、平均単価64万円、最高単価120万円、最低単価37万円となっています。
レバテックキャリアでは年収300万円から700万円ほどの求人が多く、高単価・高年収を狙うなら2~3年以上のVC++・C++を使った実務経験や、上流工程の経験が必要になります。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取るVC++の案件は、システム開発や組み込み系、ゲーム開発などの案件が主になります。比較的大規模な開発が多いため、VC++のスキル単体のみで求められることはほぼなく、C++の深い知識やJava、C#、VB.NETなどが併せて求められることが多いでしょう。
案件受注につながりやすくなる歓迎要件としては、開発を行うプロジェクトのリーダー経験やマネジメント経験など、上流工程に関わった経験があればどのような業界・分野でも歓迎されるでしょう。
また、開発で関わる業界で働いた経験や深い知識があると、コミュニケーションや開発がスムーズに進められる可能性もあり、有利かもしれません。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取るVC++は幅広い開発の可能性が広がるIDEです。新しいツールを使って新たな案件を獲得するのは非常に大変なものですが、一度身に付いてしまえば長く役立つため、学んでよかったと思えることは間違いないでしょう。
VC++の導入にはコストがかからないため、挑戦のハードルはかなり低くなっています。もしC++を習得したけど案件探しに困っている、IoTなどの新しい開発ジャンルに挑戦したいなどの課題があるなら、まずはVC++を触ってみることをおすすめします。
VC++は、Microsoftからダウンロードができます。公式サイト内のVisual Studio Community 2022を無料ダウンロード・インストールすれば、VC++を利用できるようになります。
Microsoft公式サイトのVisual Studioページでは、インストールの手順からクイックスタートガイド(チュートリアル)、追加でダウンロードできる付属品(Azureや.NETデスクトップ開発)も併せて紹介されています。
C++に関しては、デスクトップ開発の付属品のみ、インストール時に追加することができます。C++のモバイルやゲーム開発、Linux開発といった付属品は、あらためて必要なもののみインストールするといいでしょう。
Microsoft公式サイトのVisual Studioページには、Visual Studioを使った開発のアイデアやヒント、テクニックなどが動画で紹介されています。さまざまな開発が可能なVisual Studioだからこそ、VC++を始めとしたさまざまな開発に挑戦することができます。
Visual Studioをインストールしたらぜひ、VC++以外の付属品にも触れてみるとよいでしょう。VC++での開発で注意しておきたいのは、ほかのパソコンで開発したシステムやアプリケーションを動作させるには、同じバージョンのランタイムが必要だということです。
ランタイムはVC++での開発を行った際に同梱することが可能なため、忘れずに対応しておくようにしましょう。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取るVC++は、C++をVisual Studioで活用するためのIDEです。そしてC++はC言語と並んで大規模なシステム開発やアプリケーション開発に利用される言語であり、今までも多く利用され、今後も利用され続けると見られています。
C++は今需要が高まっている組み込み開発を得意としているため、インターネットや家電製品、さまざまなアイテムの技術進化により、さらに活用されるシーンは増えると考えられます。
特に自動車や家電製品(スマート家電)、農業の管理サポートアイテムなど、IoTの活用がすでに進んでいるものも多くあります。情報化社会がさらに進む今後、この流れはさらに加速してさまざまなものにIoTが導入されていくでしょう。
そのため、さまざまなOSやプラットフォームに対応できるVC++は、ぜひ身に付けておきたいスキルだと言えます。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取るC++はこれからも高い需要が見込まれる言語ですが、プログラミング言語やそれに付随するツールなどは時代と共にどんどん新しいものへと置き換わっていく傾向にあります。
VC++とC++、そして少しのスキルだけしか身に付けていない場合、もしトレンドが変わってしまった時に対応できず、案件獲得に支障が出る可能性があります。
VC++やC++を活かして安定的に仕事を続けていくなら、やはりプラスアルファでさまざまな言語やスキル、上流工程やリーダー経験を身に付けておくことが必要です。
上流工程やマネジメントスキルを学ぶのであれば、企業常駐はもちろんですが一度どこかの企業に所属して、段階的に経験を積んでみるのも一案です。フリーランスでは身に付けにくいスキルや知識があれば、独立前に必要な準備期間として、キャリアチェンジのためのプランの一つにいれておいてもいいでしょう。
VC++やC++にプラスアルファで身に付けるなら、たずさわりたい開発ジャンル・業務の内容を見て、必要としているスキルをチェックしてみるのがおすすめです。
VC++案件はシステム開発や組み込み系が多いので、プラスアルファで身に付けるならJavaやVB、C#などのプログラミング言語がよいでしょう。また、[LinuxやmacOSを扱える知識とスキル、.NETやSQLなども学んでおくと、業界や分野問わず幅広く活躍できるでしょう。
VC++とC++は、今までに作られたシステムの保守や改修、新規のシステム開発やアプリケーション開発を含めると案件は非常に多く、需要はまだまだなくなることはないと見られています。
しかしトレンドの移り変わりが早いプログラミング言語やツールに関しては、常に新たなものを学び続け、案件獲得のチャンスやスキルアップのきっかけを逃さないようにすることが大切です。
特にVC++が得意な組み込み系は、技術の進歩をいち早く感じられるジャンルです。
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