VC++関連の仕事とは?C++との違いや年収・需要・将来性なども解説

最終更新日:2025年08月21日

VC++とは何で、どのような仕事ができるか気になっている方もいるでしょう。VC++とは、Microsoft社のVisual Studioに含まれるC++の総合開発環境です。主に組み込みソフトウェアや業務システムの開発に使われます。

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VC++の基礎知識

VC++とは、Visual Studioという統合開発環境(IDE)にパッケージングされている付属のIDE「Microsoft Visual C++」を指します。以下で概要や特徴を見ていきましょう。

Visual Studioとは

Visual Studioは幅広いプログラミング言語をサポートし、Webアプリやゲームなどの開発を可能にする統合開発環境です。Windowsのほか、macOSやLinux、iOS、Androidにも対応できます。使いこなせれば、開発できるジャンルがかなり増えるでしょう。

ただし、macOSではC++を使ったデスクトップアプリ開発が、WindowsではC++を使ったスマホアプリ・ゲーム開発が難しいなど、それぞれにできないことをあらかじめ確認するのは大切です。

Visual Studioには有料と無料のものがありますが、基本的なサービスとなるCommunityは無料で利用できます。Communityの中にVC++が含まれているので、学ぼうと思えばコストをかけずに始められるのも魅力です。

VC++の特徴

VC++はグラフィカルな画面構成で、初心者にも分かりやすく使いやすい開発環境です。さらには、最小限のコード利用で動作を高速にする機能も搭載されています。VC++の特徴を以下で詳しく見ていきましょう。

画面がグラフィカルで扱いやすい

VC++の画面はグラフィカルで扱いやすく作られているのが特徴です。開発環境が整っているため初心者でも使いやすく、容易にプログラムを作成できるよう工夫されています。

VC++はコンパイルエラーが発生した際も、どこに問題があるのかをグラフィカルに表示してくれるため、すぐに修正可能です。プログラムは通常、高度になればなるほど数千単位で行数が増えます。そのため、エラー箇所がパッと見て分かるのは重要な機能です。

ネイティブプログラミングが可能

VC++には、動作を高速にするネイティブコードによるプログラミング機能が搭載されています。

ネイティブコードとは、不要な部分を切り取って最小限にしたコードです。プログラムは実行前にはディスク上に存在していますが、呼び出されることでROMと呼ばれるメモリー上に読み込まれたうえで実行されます。プログラムが小さければ使うメモリーの容量も少なくなり、動作が素早くなる仕組みです。

VC++とC++との違い

C++はプログラミング言語の一つで、原型のC言語の機能を拡張したオブジェクト指向の言語を指します。VC++はC++の標準機能に加え、開発をサポートするライブラリやツールが多数提供されている環境です。

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VC++はプログラミング言語ではない

ここではIDEの概要と、VC++の重要な機能であるランタイムについて解説します。

IDEとは

統合開発環境(IDE)は、開発の仕事に必要となるツールがひとまとめになったパッケージです。

通常プログラミングを行う際はエディタやコンパイラ、デバッガなどのツールが必要で、IDEが開発される以前はツールを個別に探していました。言語に合わせて必要なツールがひとまとめになったIDEを利用すれば、個別に探す手間と労力が省けます。

ランタイムとは

VC++に必要なものとして、ランタイム(再頒布可能パッケージ)が挙げられます。ランタイムはプログラムを実行するときに必要なもので、バージョンが古いアプリでも正常に動作させられるのが特徴です。

VC++はランタイムに対応したプログラミングを行い、開発したアプリにランタイムを同梱できます。同梱すればユーザーがわざわざランタイムを入手する時間と手間を省けるので効率的です。

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VC++の種類

ここでは、VC++の種類について解説します。使用目的に合わせて、最適なものを選択しましょう。

Visual Studio Community

Visual Studio Communityは、個人がプラットフォームのアプリを作成する前提で提供されるソリューションです。一部の機能は利用制限があるものの、無償で開発や勉強に使用できます。

有用なコーディングツールを備えているのがVisual Studio Communityの特色です。問題があればすぐに発見・修正できるので、自信を持ってコーディングできます。

Visual Studio Professional

Visual Studio Professionalは、個人の開発者や小規模チームが業務で使用することを前提に作られた有料の総合開発ソリューションです。

Visual Studio Professionalには、各種のプロジェクト管理に使用するツールや、共同で作業をするために便利な機能が搭載されています。

Visual Studio Enterprise

Visual Studio Enterpriseは、幅広い規模のチームに向けた高機能なソリューションです。業務開発において多様なニーズに応え得るでしょう。

Visual Studio Professionalの機能に、監視やテスト作業の計画や実行を自動化できる機能が追加されているのが特色です。最新で高品質なアプリの開発に寄与します。

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VC++を使う仕事に欠かせないC++の知識

VC++を使って開発するうえで欠かせないのが、C++に関する知識とスキルです。VC++はVisual StudioでC言語とC++を使えるIDEだからです。

C++は、歴史の古いC言語のオブジェクト指向型として1983年に公開されました。C++はC言語の長所(実行速度の速さや汎用性の高さなど)をそのままに、記述しやすいオブジェクト指向型を取り入れています。

C言語と互換性がありながら習得のハードルが低く、使いやすいので、大規模開発でよくC++が採用されるようになりました。C++について詳しく知りたい方は、「C++を使った仕事の内容は?平均年収や需要についても解説」を参考にしてください。

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VC++を活用した仕事内容

ここでは、VC++を使う仕事内容の例を紹介します。
###業務システムの開発
VC++を利用したプロジェクトは、業務システムの開発で頻繁に用いられます。業務システムとは、企業が効率良く業務を遂行するシステムです。医療・金融業界をはじめ、多くの分野でVC++を使用した業務システムが開発されています。

組み込みソフトウェアの開発

VC++は、制御系の組み込みソフトウェア開発でも用いられます。特に電気機器や家電メーカーでは、DX政策に則った技術開発が活発になるのに伴い、C++ の需要も高まっているようです。現在の制御系システム開発ではC言語とC++ が主流なので、制御系エンジニアにとっては身近で便利な言語といえます。

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VC++を使う仕事の単価相場・年収

フリーランスHubのVC++案件を見ると、月単価は60~70万円のものが多い傾向にあります(2025年7月25日時点)。12ヶ月をかけて年収とすると、720万~840万円です。

高単価・高年収を狙うなら、2〜3年以上のVC++・C++を使った実務経験や、上流工程の経験が必要になると考えられます。「エンジニアの単価相場とは?計算の仕組みや報酬額アップの方法を解説」では単価の計算方法や金額に影響する要素も解説しているので、あわせて参考にしてください。

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VC++の仕事に求められる歓迎要件

VC++の案件は、システム開発や組み込み系、ゲーム開発などの案件が主になります。比較的大規模な開発が多いため、VC++のスキル単体のみで求められることはほぼありません。C++の深い知識やJava、C#などが併せて求められるケースが多いでしょう。

案件受注につながりやすくなる歓迎要件は、プロジェクトのリーダー経験やマネジメント経験などです。また、開発に関わる業界で働いた経験や深い知識があると、コミュニケーションや作業がスムーズに進む可能性もあります。

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未経験でVC++の仕事を始めるステップ

VC++を扱ったことがない方向けに、仕事を始めるステップを紹介します。

1.書籍やサイトで勉強して知識を身につける

初心者向けの入門サイトやチュートリアル、書籍などでVC++の基礎知識を学びましょう。書籍は自分のレベルに合ったものを購入し、徐々にレベルを上げながら学習するのがおすすめです。

独学に興味がある人は、「独学でプログラマーになるには?学習方法や収入について解説!」も参考にしてください。

2.大まかな開発の流れを知る

VC++で仕事をするには、アプリ開発における大まかな流れを知るのも大切です。開発は主に以下のような流れで進みます。

  • 1.プロジェクトを作成する
  • 2.アプリ画面をデザインする
  • 3.プログラム入力用のコードエディターを利用してプログラミングする
  • 4.コンパイルでエラーがなくなるまで修正とビルド作業を繰り返す
  • 5.ビルド作業完了後にアプリを実行する
  • 6.動作確認で不具合があればデバッグする

修正箇所があればコードを直し、コンパイルを実行して動作確認し、不具合を見つけたらデバッグ作業という流れを繰り返します。最終的に問題がなくなればアプリの完成です。

3.公式ページから無料ダウンロードする

VC++は、Microsoft社のページからダウンロード可能です。公式サイトの「Visual Studio Community 2022」をインストールすれば、VC++を利用できるようになります。

4.チュートリアルを進める

Microsoft公式サイトでインストールの手順が紹介されているので、参考にしてください。

C++に関しては、デスクトップ開発の付属品のみインストール時に追加できます。C++のモバイルやゲーム開発、Linux開発といった付属品は、あらためて必要なもののみインストールするといいでしょう。

5.公式サイト内の動画を参考にする

Visual Studioページには、Visual Studioを使い始める人向けの動画があります。Visual Studioをインストールしたらぜひ、VC++以外の付属品にも触れてみましょう。

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VC++の仕事を獲得する方法

ここからは、VC++を使う仕事の獲得方法を紹介します。環境や状況と照らし合わせながら、自分に適した方法を選びましょう。

知人・友人から提案してもらう

VC++の仕事を獲得する手段として、職場の同僚や友人などに仕事を提案してもらう方法があります。VC++のスキルを持ち、案件を探していることを周囲に予め伝えておきましょう。

紹介を介した案件は、契約に至りやすい傾向があります。一方で、友人や知人からの信頼をもとに紹介してもらうため、責任も大きくなります。紹介者の顔を立てるためにも、精一杯のパフォーマンスで仕事をするのが大切です。

SNSで情報発信してスカウトを待つ

VC++の仕事を得るために、SNSアカウントやWebサイトを通して企業からの問い合わせやスカウトを待つのも手です。アカウントページやサイトに、実績やスキルを分かりやすくアピールしたポートフォリオのリンクを設置します。

新しい実績や知識を得られたら、ポートフォリオやアカウントの内容を最新情報に更新するのが大切です。興味を持ったクライアントがすぐに参照できるよう、事前に準備するのをおすすめします。

ポートフォリオの作成のコツを知りたい人は、「ポートフォリオとは?作る意味やビジネスでの必要性、構成例などを解説」を参考にしてください。

クラウドソーシングを利用する

VC++の仕事探しにクラウドソーシングを利用する方法もあります。クラウドソーシングとは、仕事を依頼したい企業や個人が、仕事を受けたい不特定多数の人に仕事を依頼できるWeb上のマッチングサービスです。

登録する際は、VC++のスキルを持っていると明記しましょう。初心者向けの案件もあるため、VC++案件にこれから挑戦する人におすすめです。

クラウドソーシングの仕組みについて詳しく知りたい方は、「クラウドソーシングの仕事内容とは?必要なスキルや受注のコツも紹介」を参考にしてください。

エージェントを利用する

VC++の仕事は、エージェントサービスを利用することでも得られます。エージェントは、転職やフリーランスの案件を紹介してもらえるサービスです。自分で営業活動をしなくても、実績次第で質の高い案件が獲得できます。

エージェントによっては確定申告のサポートや勉強会、福利厚生サービスなども提供するため、内容を事前に調べてから登録するのがおすすめです。「フリーランスエージェント徹底比較【2025年最新】」ではエージェントの選び方を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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VC++の仕事の将来性

VC++は、C++をVisual Studioで活用するためのIDEです。C++は今需要が高まっている組み込み開発を得意としているため、インターネットや家電製品、さまざまなアイテムの技術進化により活用シーンは増えると考えられます。

特に自動車や家電製品(スマート家電)、農業の管理サポートアイテムなど、IoTの活用がすでに進んでいるものも多くあります。情報化社会がさらに進む今後、この流れはさらに加速してさまざまなものにIoTが導入されていくでしょう。

そのため、多様なOSやプラットフォームに対応できるVC++は、ぜひ身につけておきたいスキルだといえます。

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VC++とプラスアルファのスキルで仕事を増やす

C++はこれからも高い需要が見込まれる言語ですが、プログラミング言語やそれに付随するツールなどは時代と共にどんどん新しいものへと置き換わっていく傾向にあります。

VC++やC++を活かして安定的に仕事を続けていくなら、プラスアルファでさまざまな言語やスキル、上流工程やリーダー経験を身につける必要があるでしょう。

上流工程やマネジメントスキルを学ぶなら、一度どこかの企業に所属し、段階的に経験を積んでみるのも一案です。フリーランスでは身につけにくいスキルや知識があれば、独立前に必要な準備期間と考えてもいいでしょう。

おすすめのプラスアルファスキル

VC++案件はシステム開発や組み込み系が多いので、プラスアルファで身につけるならJavaやVB、C#などのプログラミング言語がいいでしょう。携わりたい開発ジャンル・業務に必要とされるスキルをチェックするのもおすすめです。

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まとめ

本記事では、VC++の仕事について解説しました。VC++はシステム開発やアプリ開発に幅広く用いられる重要な開発ソリューションです。

初心者にも視覚的に分かりやすく、動作を高速にする機能が搭載されているのがVC++の特徴です。VC++の需要は今後も継続して伸びることが予想されます。VC++の仕事に興味がある人は、ぜひ挑戦してみましょう。

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