Unityの資格の種類は?認定試験の難易度や受験料、勉強方法などを紹介

6 months ago

Unityはゲーム向けの開発環境で、ゲーム業界以外の開発者からも広く注目を集めています。一方で、Unityについて詳しく知らない、どのような資格があるか分からない人も多いでしょう。

そこで本記事では、Unityのスキルアップに有効な資格の種類を紹介します。各資格の難易度や勉強方法もあわせて解説するのがポイントです。Unityの資格について知りたい方はぜひチェックしてください。

簡単60秒!あなたにピッタリの案件が届く 無料会員登録

Unity認定資格の種類

Unity関連の資格には、「Unity認定資格」があります。認定試験の種類は以下の4つです。

  • CERTIFIED User
  • CERTIFIED Associate
  • CERTIFIED Professional
  • CERTIFIED Expert

それぞれの難易度と試験内容を紹介します。

CERTIFIED User

UserはUnityの基本的な知識や技術を証明する試験です。難易度は低めで、初心者向けの内容になっています。Unityを最低150時間使っているユーザーの受験が推奨されます。

科目はプログラマーアーティストVR開発者の3種類で、好きな分野を選んで受験できます。受験料は1科目につき34,055円です。

プログラマー

プログラマー試験では、ゲーム開発やアプリ開発、VRの技術が問われます。受験に際しては、主に以下のポイントを押さえましょう。

  • C#を使用してプロジェクトが作れる
  • インターフェースの操作力、APIへの解釈力がある
  • プログラミング課題の解決力やデバッグスキルがある
  • 機能ステートマシンが作れる

Unityの基礎知識とC#を使用したプログラミングスキルを証明できるため、初心者が最初に受験するのにおすすめです。

アーティスト

User難易度のアーティスト試験では、2D・3Dデジタルアーティストとしての能力が問われます。アートアセットの管理やエクスペリエンスの作成、シーンコンテンツのデザインなど、Unityの基礎知識に関するスキルが証明可能です。Unityソフトウェアを最低150時間使用(トレーニング)しているのが前提条件となります。

VR開発者

User難易度のVR開発者試験では、ARやVR技術の基礎的な知識を問われます。以下は受験に際しての主な前提条件です。

  • Userのプログラマー試験に合格した
  • Unityでゲームやアプリ、VR体験などの設計や開発ができる
  • スケールの重要性が理解できる
  • 位置オーディオの主要機能とその活用方法への理解力がある

合格すれば、UnityによるAR・VRの知識やスキルを証明できます。

CERTIFIED Associate

Associateは、ビジネスレベルでUnityを使いこなせる中級者や意欲的なプロフェッショナル向けの試験です。専門家レベルの知識やスキルの準備が完了したユーザーの受験が推奨されます。

ゲーム開発者プログラマーアーティストから、取得したい科目が選べます。受験料は1科目につき34,055円です。

ゲーム開発者

Associate難易度のゲーム開発者試験では、ゲーム開発に関わる幅広いスキルを問われます。Unityを使って1人でゲームを開発するスキルが証明ができるのがメリットです。以下が受験の前提条件となります。

  • UnityでC#を使用し、複雑なゲームが作れる
  • 公開用のゲームを作った経験がある
  • エンドツーエンドのゲーム制作への理解力がある
  • プロトタイプ作成とデバッグでプログラミング課題を解決できる

事前に勉強や実践をし、上記をクリアしましょう。

プログラマー

Associate難易度のプログラマー試験では、プログラミングやUI管理、デバッグなどのスキルが問われます。取得すれば、Userのプログラマーよりも高いスキルが証明できるでしょう。以下は主な前提条件です。

  • Unityの授業を2~3学期受講した
  • 幅広いUnityプロジェクトを経験した
  • アセットやコードを追加した際に発生する競合に対処できる
  • 複雑ではない問題のデバッグができる
  • 文書化された既存コードの解釈や統合、変更ができる
  • プレハブの作成や編集ができる

自分のスキルを確認し、各ポイントを押さえましょう。

アーティスト

Associate難易度のアーティスト試験では、アセット管理やカメラ、エフェクトなどの能力を問われます。取得すれば、2D・3Dアーティストとしてのスキルが証明できるでしょう。受験の前提条件は以下のとおりです。

  • Unityの授業を2~3学期受講した
  • Unityプロジェクトのポートフォリオ作成経験がある
  • Unityのソフトウェアをインストールし、設定できる
  • デジタルアートや芸術理論への理解力がある
  • 3Dモデリングと関連ファイルへの理解力がある

各ポイントを確実に押さえて受験に臨みましょう。

CERTIFIED Professional

ProfessionalはAssociateよりも専門性が高く、プロのデザイナーや開発者を対象としています。深い専門知識が求められるため、試験の難易度は高めです。受験できるユーザーの条件はより厳しくなります。

Professional試験の科目はプログラマーアーティストの2種類で、取得したい方を選んで受験できます。受験料は1科目につき34,055円です。

プログラマー

Professional難易度のプログラマー試験では、製品の作成力やプロジェクトの遂行能力が問われます。取得すれば、プログラミングの専門的な問題の解決力、開発現場でリーダーとして働く能力が証明できるでしょう。以下は受験の前提条件です。

  • Unityを使ったゲームなどのプログラミング実務経験2年以上
  • ソフトウェア開発の工程全般にかかわった経験がある
  • アプリケーションへの深い理解力がある
  • キャラクターや環境の設定についての基礎知識がある
  • ユニットテスト、バージョン管理など各プラクティスへの理解力がある
  • Unityサービスの知識がある
  • 3Dインタラクティブ開発に必要な数学の知識がある

Professional試験は難易度が高く、必要とされるポイントが多めです。漏れがないよう注意しましょう。

アーティスト

Professional難易度のアーティスト試験では、アーティストとしての高い技術力が問われます。メタバース関係の技術者、プロダクト設計者を目指している方に向いています。受験の前提条件は以下のとおりです。

  • Unityで作ったビデオゲームなどの3D実装経験2年以上
  • ソフトウェアの初期構想から完成まで携わった経験がある
  • プロトタイプの作成経験がある
  • 2Dレンダリングやアニメーションの基礎知識がある
  • Unityの専門用語の基礎知識がある
  • リアルタイム3Dアプリケーションを開発した経験がある

インプットだけでなくアウトプットにも力を入れ、効率的に学習しましょう。

CERTIFIED Expert

Expertは、Unity認定資格で最も難易度が高く、基礎知識からコアスキルまで問われる熟練プログラマー向けの試験です。

種類はプログラマーのみで、プロジェクトのアーキテクチャやワークフロー、コーディングなど、包括的な能力が求められます。受験料は45,845円と他の試験よりも高めです。

プログラマー

Expert難易度のプログラマー試験では、Unityの幅広い知識と経験、技術が問われます。5年以上の開発経験を持つプログラマーが対象で、取得すればUnityに関わる高度な知識や経験、能力を証明できます。主な前提条件は以下のとおりです。

  • プログラマーチームと連携した経験がある
  • Professionalのプログラミング経験5年以上
  • 設計ドキュメントの技術面での実装知識がある
  • 開発の各段階でソリューションを設計できるスキルがある
  • コードの正確さや構造、品質のレビューと評価の経験がある
  • 業界のトレンドやテクノロジーに関する新しい知識がある

取得前に自分が受験対象になっているか必ず確認しましょう。

簡単60秒!あなたにピッタリの案件が届く 無料会員登録

Unity資格の勉強方法

Unityの試験対策には、無料で提供されている公式の総合学習サイトが便利です。公式の情報なので、参考になる内容が多いのが特徴。基本操作を覚えたい初心者から上級者向けまで、幅広い講座が用意されています。

Unityに関する参考書や書籍も多く販売されています。本には、インターネットには書かれていない情報も含まれるでしょう。ただし、難易度の幅が広いため、自分のレベルに合っているか・楽しく学べそうかを確認してから購入してください。

簡単60秒!あなたにピッタリの案件が届く 無料会員登録

Unityエンジニアにオススメのその他の資格

Unityエンジニアのスキルアップに適した資格は他にもあります。ここでは、Unityエンジニアにおすすめの資格を3つ紹介します。

情報処理技術者試験

情報処理技術者試験は、高度なIT技術を持っていることを証明する国家試験です。試験内容は10以上の分野に分かれています。

Unityエンジニアを目指している方は、基本情報技術者試験応用情報技術者試験を取得がおすすめです。ゲーム開発にも役立つITの基礎知識が得られるでしょう。

C言語プログラミング能力検定試験

C言語プログラミング能力検定試験は、C言語を使用したプログラミングスキルを測る資格です。C言語に特化したスキルが証明できます。

レベルは1級から3級まで。3級はプログラミングを始めたい初心者向けの試験、1級はパソコンを使ってコーディングやデバッグをする実技試験になります。合格基準は1級・2級・3級すべて得点率60%以上です。

簡単60秒!あなたにピッタリの案件が届く 無料会員登録

まとめ

Unityはユニティ・テクノロジーズが開発、提供している世界最大級のシェアを誇るゲームエンジンです。Unityエンジニアになるのに資格は特に必要ありません。ただ、資格があればスキルを客観的に証明できます。資格を取得する際は、無料で提供されている公式の総合学習サイトを利用するのがおすすめです。

簡単60秒!あなたにピッタリの案件が届く 無料会員登録

あなたにピッタリ
フリーランス案件が見つかる

  • 110万件以上のフリーランス案件から一括検索

    10万件以上のフリーランス案件から一括検索

  • 2あなたの経験やスキルに適した案件をメールでお知らせ

    あなたのプロフィールからおすすめの案件・求人

今すぐ無料登録

あなたにピッタリ
フリーランス案件が見つかる

  • 110万件以上のフリーランス案件から一括検索

    260,398の案件を保有しており、エンジニアやクリエイター向けを中心にたくさんの案件を一括検索可能です。

    ※ 5月25日(Sat)更新

    10万件以上のフリーランス案件から一括検索

  • 2あなたの経験やスキルに適した案件をメールでお知らせ

    マイページに入力して頂いた経験や希望条件に合わせて、ご希望にマッチした案件をメールでお送りするので効率的な案件探しが可能です。

    あなたのプロフィールからおすすめの案件・求人

今すぐ無料登録

フリーランスの案件を検索する

都道府県を選択
  • 関東

  • 北海道・東北

  • 甲信越・北陸

  • 東海

  • 関西

  • 中国

  • 四国

  • 九州・沖縄

あわせて読みたい関連記事

ネットワークエンジニアに役立つ資格|仕事内容や必要スキルも

本記事では、ネットワークエンジニアに関する資格を中心に、仕事内容や習得するべき知識やスキルをまとめました。資格を取得するメリットやネットワー...

ネットワークエンジニア学習仕事内容資格

9 months ago

AWSジャパンの年収はジョブレベルが重要!転職するための手段や有利な資格も紹介

この記事では、世界中であらゆる企業をサポートするクラウドプラットフォームサービスAWS(Amazon Web Service)における仕事内...

年収AWS資格

2 years ago

G検定とは?試験の難易度や勉強方法、メリットについて解説

G検定(ジェネラリスト検定)は、AI(人工知能)系の資格の一つとして知られています。AIの技術はあらゆる分野で活用されているため、将来を考え...

エンジニア資格学習

a year ago

データサイエンティスト検定を受けるメリット|検定概要や合格ラインを解説

データサイエンティスト検定は、学生や就活中の方など初学者へ向けた検定試験です。合格すればデータサイエンスの知識が深まるだけでなく、就職時にも...

資格データサイエンティスト学習

a year ago

Webクリエイター能力認定試験とは?難易度や取得するメリットを解説

Webクリエイター能力認定試験は、Web制作に必要な知識やスキルが問われる入門資格。この記事では、難易度や試験を受けるメリットについて解説し...

資格Webデザイナー

a year ago