最終更新日:2024年10月18日
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この記事のまとめ
SQLの知識やスキルを有するデータベースエンジニアは不足しており、多くの企業から求められています。業務委託の案件も充実しており、フリーランスとして独立を目指す方も、多いでしょう。
本記事では、データベースエンジニアに必要なSQL関連資格のおすすめ4選を、資格取得のメリット・注意点などとともに紹介します。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取るSQL(Structured Query Language)は、データベースを操作する言語です。SQLを用いたデータベースへの構文を、「SQL文」と呼びます。このSQL文を組み合わせることによって、あらゆる操作を指示できます。
たとえば、データベースから特定の文字列を検索や抽出できるほか、データの書き換えなどが可能です。IT分野で人気の高いSQLの学習や資格取得を進めることは、スキルアップにつながり、案件を獲得するための武器になるでしょう。
SQLが使えるデータベースの中で、主要なものは以下のとおりです。
・Oracle Database
・MySQL
・Microsoft SQL Server/Access
・PostgreSQL
それぞれのデータベースを紹介します。
Oracle Databaseは、Oracle社が開発・販売している、リレーショナルデータベース管理システム(以下RDBMS)です。
リレーショナルデータベース管理システムとは、関連するデータを表に似た形で管理する形式のデータベースを指します。たとえば、顧客名簿から名前の記された列をリストアップするなどの操作が可能です。
Oracle Databaseには、無償版と有償版が存在します。特徴は、高い堅牢性や同時に複数人が編集できないロック機能、Oracle社からの充実したサポートなどです。
MySQLは、Oracle社が開発したオープンソースソフトウェア(以下OSS)のRDBMSです。処理速度が速く使いやすいため人気があります。柔軟性や拡張性があり、複数のテーブル結合が容易に行えるのが特徴です。
大まかな使い方はOracle Databaseと同じで、Oracle DatabaseからMySQLに移行するケースもしばしば見られます。
無償ライセンス版と商用ライセンス版があり、基本的に無償で使用可能です。MySQLを使用したソフトウェアを配布する際など、MySQLの再配布を行う際には商用ライセンス版が必要となります。
ほかにも、商用ライセンス版ではOracle社による技術サポートを受けられるため、サポートが必要な場合は商用ライセンス版を利用しましょう。
Microsoft SQL Server/Accessは、Microsoft社が提供するRDBMSです。SQL ServerとAccessは類似していますが、Accessは個人向けの簡易データベースで、SQL Serverは多人数向けのより本格的なデータベースというイメージです。
メリットとしては、Windows製品との親和性が高いことが挙げられます。Windows ServerやWindows製品と連携させる場合には、選択肢の一つに入れると良いでしょう。
PostgreSQLは、無償利用できるOSSの、オブジェクトRDBMSです。
オブジェクトRDBMSは、通常のRDBMSよりもプログラミングに組み込みやすいよう変更が加えられているシステムです。そのため、プログラマはPostgreSQLを好んで使用する傾向にあります。MySQLよりも操作が難しい一方、プログラムに組み込みやすい点はメリットだといえるでしょう。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取るSQL関連資格を取得することには、多くのメリットがあります。具体的に見ていきましょう。
SQL関連資格を取得することで、SQLを使用できるデータベースの動作原理や、運用管理に関する知識を身につけられます。より専門的な知識が必要な難しい資格に対しても、試験範囲に沿って勉強すれば効率よく知識を得られるでしょう。
また、SQLについて学習する中で、ITエンジニアに必要となるデータベース全体の知識を網羅し、体系的に理解できます。
SQL関連資格の取得は、自らのSQLに関するスキルレベルを可視化する事に役立ちます。
自身のポートフォリオにSQL関連資格を掲載できるため、商談の際クライアントに強くアピールできるでしょう。クラウドソーシングやSNSで、興味を持ったクライアントからオファーが届く可能性があります。
また、スキルを客観的に証明できることは、自分の能力に対する自信にもつながります。
SQL関連資格には多くの種類があり、扱うソフトウェアが異なる場合があります。複数の資格を取得すれば、多様なソフトウェアが扱えるようになり、活躍の場を増やせるでしょう。扱えるソフトウェアの種類が増えれば、対応できる案件の種類も増え、報酬アップにもつながります。
SQL関連資格を取得することは、障害対応にも役立ちます。RDBMSを扱う際、トラブルやエラーが起こることがよくあります。資格取得の際に学んだ知識をもとに、問題の原因を素早く特定できれば、被害が広がる前に適切な処置を施すことが可能です。
また、案件の継続や新規案件を受ける上で、クライアントとの信頼関係は大切です。問題を円滑に解決することは、クライアントからの信頼を得ることに繋がります。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取るSQL関連資格の取得においては、気を付けなればならない点も。以下に説明します。
SQL関連資格の取得において、受験する資格のレベルが自身のスキルに見合っているかを確認することは大切です。初心者の方が高難易度の資格に挑戦しても、難しすぎて学習が捗らず、合格することは困難でしょう。自身が持つスキルについて適切に把握し、簡単な資格から取得して、徐々に難易度を上げていくのが得策です。
SQL関連資格の種類によって、出題範囲や傾向は異なります。出題範囲は必ず確認しておきましょう。出題範囲の広い資格に対しては、多くの内容を理解する必要があるため計画を事前に立て、効率良く学習することが重要です。試験問題には一定の出題傾向があるため、参考書や過去問題などを通して、試験問題の傾向を把握しておきましょう。
SQLはデータベースを利用するための言語です。SQL関連資格を取得するためには、SQLに関する知識だけではなく、データベースにかかわる知識も重要です。特に、中級者以上に向けた資格は、基本的なデータベースの知識を持っていることを前提に問題が作成されています。
反対に、中級者以上のSQL関連資格があれば、ある程度データベースに関する知識を有している前提になっています。SQL構文とデータベースの知識は、切っても切り離せない関係のため、データベース全般の知識も習得しましょう。
SQL関連資格を何のために取得するのかは、明確にしておく必要があります。せっかく苦労して難しい資格を取得しても、その後の方向性が決まっていなければ、宝の持ち腐れです。
フリーランスとしてどのように活動したいか明確な方向性を決めて、必要な資格を取得しましょう。取得した資格をどのように活用するかを明確にすることは、学習におけるモチベーションの維持にも繋がります。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取るここでは、4つのSQL関連資格を紹介します。
ORACLE MASTER
OSS-DB技術者認定試験
MySQL 8.0 Database Administrator
データベーススペシャリスト
一つずつ見ていきましょう。
ORACLE MASTERは、データベースやSQLの資格として、世界的に認知度が高い資格です。テキストや対面講座、オンライン講座などが豊富で、学習のしやすさが特徴です。
・ORACLE MASTER Bronze DBA
・ORACLE MASTER Silver DBA
・ORACLE MASTER Gold DBA
・ORACLE MASTER Silver SQL
スキルレベルに応じて、4つの資格が用意されています。
ORACLE MASTER Bronze DBAは、Oracleデータベースの用語や管理の基本的な知識が問われる試験です。基礎レベルの知識やスキルを問われるため、初心者でも理解しやすいとされます。
試験範囲はデータベース管理の概要・データベースの作成などで、データベース管理者(DataBase Administrator)として必要なスキルが問われます。
ORACLE MASTER Silver DBAは、Bronzeよりも深い業務レベルでのOracleデータベースの運用・管理スキルが求められる試験です。また、SQLの基礎知識も求められます。
ORACLE MASTER Silver DBAおよびSQLはどちらも、受験のための前提条件はありません。しかし、バックアップやリカバリな実用面でのデータベースの知識が必要で、実務経験なしで試験に臨むには困難な内容です。
ORACLE MASTER Gold DBAは、SilverとORACLE MASTER Gold Oracle Databaseに合格すると受験資格が得られる試験です。データベース管理者として多様な状況に対応し、助言を行える知識・スキルが求められます。
試験では、データベースの構築やバックアップやリカバリにかかわる知識のみならず、アップデートやパフォーマンス管理についての知識も問われます。
以前は受験前に、Oracle認定の要履修コースを受講する必要がありましたが、現在は不要です。
ORACLE MASTER Silver SQLは、SQLに関する知識や基礎的なスキルを要求される試験です。開発者やデータアナリスト、またはそれらを目指す方に向きます。
初心者の方でも試験範囲を確認し、問題集によって理解を深めれば、取得できる可能性があります。ただし、実務経験を積んでいる方のほうが、現場でのSQLに関する知識を有しているため、合格しやすいといえます。
ORACLE MASTERの学習方法を紹介します。
一つは、参考書や問題集を活用した学習です。各レベルの資格に対応した書籍が、用意されています。もう一つは、eラーニングを活用した学習方法です。「Oracle Database ラーニング・サブスクリプション」と呼ばれ、それぞれの資格に対応するコースが提供されています。
参考書やeラーニングを活用して学習を行ったとしても、実際にOracle環境でSQLを利用するためには、実際に環境を構築する必要があります。Oracleが無料で提供しているOracle Live SQLを使えば、Webブラウザ上でSQL構文の動作確認が行えるため、ぜひ学習に役立ててください。
OSS-DB(オープンソースソフトウェア-データベース)技術者認定試験は、技術者認定機関のLPI-Japan(エルピーアイジャパン)が実施するIT技術者認定試験です。
OSS-DBの中でもPostgreSQLをRDBMSとして使用しており、PostgreSQLの技術力と知識が問われます。比較的取得がしやすいといわれており、初めてSQLを学ぶ方にもおすすめの資格です。
OSS-DB技術者認定試験は、OSS-DB-Silverと、OSS-DB-Goldの二段階に分けられます。
OSS-DB-Silverは、OSS-DBの基礎知識、小規模なデータベースの運用管理、SQLに関する理解が問われます。資格取得により、以下のスキルを証明できます。
・SQL、RDBMSに関する知識を有する
・OSS-DBに関する基礎的な知識を有する
・小規模なデータベースの運用管理、開発ができる
・PostgreSQLを使った、データベースシステムの運用管理ができる
・PostgreSQLを用いた開発で、データベース部分を担当できる
データベースシステムの設計や開発や導入、運用のできる技術者を対象とした資格となっています。
OSS-DB-Goldは、OSS-DBの深い知識、比較的大がかりなデータベースの運用管理が問われる試験です。資格によって証明できる内容は以下のとおりです。
・SQL、RDBMSに関する知識を有する
・OSS-DBの深い知識を有する
・オープンソースを利用し、大規模なデータベースの運用管理、開発ができる
・OSS-DBの内部構造を深く理解している
・OSS-DBの利用方法・データベースの状態を検証し、トラブルシューティング、パフォーマンスチューニングが可能
パフォーマンス管理の高度な知識が要求されるのが特徴です。
OSS-DB技術者認定試験の学習方法について紹介します。一つは、LPI-Japan認定の参考書を活用した学習方法です。OSS-DBの知識を体系的かつ効果的に学習できます。もう一つは、OSS-DBアカデミック認定校のOSS-DB対策有料講座の受講です。
MySQL 8.0 Database Administratorは、MySQL 8.0 を管理するために必要な専門知識があることを証明する資格です。
MySQLのインストール
MySQLのアーキテクチャ
MySQLの設定
MySQLの監視
MySQLのセキュリティ
ユーザー管理
システムの安定状態の維持
クエリパフォーマンスの最適化
バックアップ方法
トポロジ・レプリケーションの設定
試験の出題範囲が広く、上記のすべてをカバーしておく必要があります。
MySQL 8.0 Database Administrator試験の学習方法を紹介します。一つは、認定資格に対応した参考書と問題集を活用する学習方法です。もう一つは、オラクル社のMySQL認定試験に対応した公式のeラーニング研修コース「MySQL ラーニングサブスクリプション」の受講です。
また、MySQLはOSSのため、自宅環境へのインストールが無料で行えます。コマンドプロンプトを利用するため注意が必要ですが、学習用に環境を構築しても良いいでしょう。
データベーススペシャリストは、情報処理推進機構が実施している情報系の国家試験です。国家試験ということもあり、問われる内容は高度かつ専門的です。データベースに関する基本的な概念から、応用的な知識やSQLは勿論、企画開発や経営戦略に至るまでが問われます。
・コンピュータ、システム開発全般
・データベースの企画や要件定義、開発、運用保守
・テーブルの正規化
・SQLに関する知識
このように、幅広い範囲から出題されます。
データベーススペシャリスト試験の学習方法を、紹介します。
一つめは、参考書や問題集を活用した学習です。多数発行されているため、自分に合った本を選びましょう。出題傾向が毎年比較的似通っているため、過去問題を反復して解くことで、感覚を掴みやすい試験です。
二つめは、専門学校や有料講座などで、試験対策講座を受講する方法です。独学での学習が苦手な方や、疑問点を質問したい方におすすめします。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取るデータベースエンジニアとして生計を立てる際、SQL関連資格の取得は大きな武器になるでしょう。SQL関連資格を生かせるデータベースエンジニアの業務について、紹介します。
データベースエンジニアは、データベースを開発・設計し、運用や管理を行うエンジニアのことです。
・クライアントやシステム開発担当者にヒアリングを行い、データベースシステムの設計と開発を行う
・開発したデータベースを長期的に円滑に使用できるよう効率化、最適化する
上記の業務を行うためには、SQLの知識が必要です。データベース専門のエンジニアの人口は少なく、フリーランスとしての需要も上昇しているとされます。
データベースエンジニアの主な業務は、下記の3タイプに分けられます。
・データベース設計・開発者
・データベース管理者
・データベース運用者
どのようなデータを集め、分析すれば企業の経営戦略に活かせるかを考えることも、データベースエンジニアの腕の見せ所です。そのほか、データのバックアップやリカバリ、データベースへのアクセス権の管理も担当業務に含まれます。
データベースエンジニアとして、設計や開発、運用や保守などの実務経験を積んでいることは理想的です。SQL関連資格を取得していることも、自身の知識やスキルを証明するうえで大きな武器となります。
また、クライアントとの協力が必須となるため、高いコミュニケーション能力が求められます。データを戦略的に活かすために、ビジネス全体を俯瞰して見る能力、ビジネス感覚も育てましょう。
スキルを活かせる案件が見つかる
希望にあう案件を受け取るSQL関連資格を取得することで、データベースエンジニアとして活躍する場が広がります。自らの進みたい方向を明確にし、適切な資格の取得に向けて学習を進めましょう。
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