NEW CADの資格9選と取得メリットを紹介!試験勉強法や活躍できる業界も解説

最終更新日:2026年03月27日

「CADの資格を取っても意味ない?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。 CADを使う仕事は資格がなくてもできますが、取得することによってキャリアアップ・キャリアパスにおいて役立ちます。 本記事では、CADに関する9つの資格を紹介。また、CADの資格を取得するメリットや勉強方法、活かせる業界についても解説します。

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CADの資格を取得する意義

CAD(Computer-Aided Design)とは、コンピュータを用いて設計図や製図を作成するツールのことです。
CADオペレーターはCADソフトを活用して仕事をします。

CADオペレーターの仕事に資格は必須ではありませんが、取得することでCADに関する専門的な知識・スキルを有していることを客観的に証明できます。
CADの関連資格の取得は「意味がない」ということはありません。資格はCADオペレーターとしてのキャリアパスを明るくする一助となるでしょう。

CADオペレーターの詳しい仕事内容や年収の目安額などを知りたい方は、「3DCADオペレーターの仕事内容は?案件の単価相場や必要なスキルも解説」の記事を参考にしてください。

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CADの資格を取得するメリット

CADの資格を取得することで、多岐にわたるメリットが得られます。
ここでは、CAD資格を取得することで得られる4つの主なメリットについて解説します。

CADについて体系的に学べる

CADの資格を取得するメリットは、試験合格に向けて勉強をするプロセスでCADについて体系的に学べることです。CAD資格の種類によって、基礎知識の習得から専門性の高いスキルの確立まで、幅広く勉強できるでしょう。

特にCADオペレーター未経験者にとって、資格取得をとおしてCAD知識の土台づくりができることは大きなメリットだといえます。

キャリアアップにつながる

CADに関する資格を取得するメリットには、キャリアアップにつながることが挙げられます。

CADの資格を保有していることは、専門的な知識・スキルを保有していることの証明になります。CADに関する能力が認められれば、より難易度の高いプロジェクトに参画できたり、職位が上がったりするでしょう。

就職・転職時に評価される

CADの資格を取るメリットの一つは、就職・転職時に評価されることです。

専門的な資格は、高い知識と技術を証明するものとして求人市場でも高く評価されます。CADの資格を取得することで、就職活動や転職活動において有利になる可能性があります。
採用選考時には、前職で得た経験・スキルに加えて、資格の保有をアピールしましょう。

フリーランスの案件獲得で有利になる

CADの資格を取得すると、フリーランスになったときもメリットを享受できます。

フリーランスには会社の後ろ盾がないため、自身の実力をクライアントに分かりやすく伝えて信用を得ることが必要です。
フリーランスのCADオペレーターとして十分な技術力があることは、これまでの実績や保有している資格を伝えると効果的です。資格を取得することで、競合相手がいるなかでも案件獲得を有利に運ぶことができるでしょう。

フリーランスとして独立することを視野に入れているCADオペレーターの方は、「フリーランスCADオペレーターのメリットとは  マルチタスクの技術を磨けばアラカンになっても需要があるって本当?」の記事もご覧ください。

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CADの資格一覧

CAD関連でおすすめの主な資格は下記の9つです。

  • 2次元CAD利用技術者試験
  • 3次元CAD利用技術者試験
  • 3次元設計能力検定
  • CAD実務キャリア認定制度(TCADs)
  • CADデザインマスター資格
  • 建築CAD検定試験
  • オートデスク認定資格プログラム
  • Vectorworks検定
  • SOLIDWORKS認定試験

CAD資格の取得を目指すときは、試験内容や難易度、業務で使用するソフトの種類などを考慮して選びましょう。

以下で、それぞれのCADの資格について詳しく解説します。
なお資格情報は2025年11月25日時点における情報をもとにしています。

2次元CAD利用技術者試験

2次元CAD利用技術者試験とは、2次元図面を使いこなせる知識・スキルを証明してくれる資格です。
2次元CAD利用技術者試験の概要は下記の表のとおりです。

項目 内容
資格名・試験名 2次元CAD利用技術者試験
主催団体 一般社団法人コンピュータ教育振興協会(ACSP)
レベル・級 基礎、2級、1級(機械)、1級(建築)、1級(トレース)
受験費用 基礎:4,950円(税込)
2級:6,600円(税込)
1級:17,600円(税込) ※過去の1級の合格者は12,100円(税込)
受験資格 基礎:誰でも受験可能
2級:誰でも受験可能
1級:2級または1級(1級2級ともに旧称号含む)の有資格者
試験方式 基礎:IBTシステム
2級:CBTシステム
1級:CADシステム
問題数 基礎:筆記試験(50問)
2級:筆記試験(60問)
1級:実技試験と筆記試験(25問)
試験時間 基礎:50分
2級:60分
1級:80分
合格基準 基礎:総合7割以上
2級:CADシステム分野・製図分野が各5割以上、および総合7割以上
1級:実技試験・筆記試験が各5割以上、および総合7割以上

3次元CAD利用技術者試験

3次元CAD利用技術者試験とは、3次元CADを活用したものづくりを担う人の知識・スキルを証明する資格です。
3次元CAD利用技術者試験の概要は下記の表のとおりです。

項目 内容
資格名・試験名 3次元CAD利用技術者試験
主催団体 一般社団法人コンピュータ教育振興協会(ACSP)
レベル・級 2級、準1級、1級
受験費用 2級: 8,250円(税込)
準1級: 12,100円(税込)
1級:17,600円(税込)
受験資格 2級:誰でも受験可能
準1級:2級の有資格者
1級:2級もしくは準1級の有資格者
試験方式 2級:CBTシステム
準1級:3次元CADソフトを使用したモデリング、マークシート
1級:3次元CADソフトを使用したモデリング、マークシート
問題数 2級:筆記試験(60問)
準1級:実技試験
1級:実技試験
試験時間 2級:60分
準1級:120分
1級:120分
合格基準 各分野で5割以上の正解、および総合7割以上の正解

3次元設計能力検定

3次元設計能力検定とは、3次元CADのオペレーション能力や設計スキルを証明する資格です。コースは「3次元CADコース」「図面作成コース」「プロ設計者コース 」の3つがあります。
3次元設計能力検定の概要は下記の表のとおりです。

項目 内容
資格名・試験名 3次元設計能力検定
主催団体 特定非営利活動法人 3次元設計能力検定協会
科目コース 3次元CADコース、図面作成コース、プロ設計者コース
受験費用 3次元CADコース:8,000円(税込)
図面作成コース:10,000円(税込)
プロ設計者コース:15,000円(税込)
受験資格 誰でも受験可能
試験方法 筆記および実技
合格基準 全科目の得点が満点の60%以上

CAD実務キャリア認定制度(TCADs)

CAD実務キャリア認定制度(TCADs)とは、CADを操作するスキルや図面に対する理解力があることを示してくれる資格です。
CAD実務キャリア認定制度の概要は下記の表のとおりです。

項目 内容
資格名・試験名 CAD実務キャリア認定制度(TCADs)
主催団体 一般社団法人コステックエデュケーション
科目コース 機械部門、建築部門
受験費用 11,550円(税込)
受験資格 誰でも受験可能
試験方法 学科試験と実技試験
試験方式 学科試験:CBT方式
実技試験:CADシステム
試験時間 学科試験:40分
実技試験:100分
評価方式 学科・実技試験の合計で990点満点となるスコア制

CADデザインマスター資格

CADデザインマスター資格とは、世界標準のCADソフトを活用して幅広い業界で作図ができることを証明する資格です。
CADデザインマスター資格の概要は下記の表のとおりです。

項目 内容
資格名・試験名 CADデザインマスター資格
主催団体 日本デザインプランナー協会
受験費用 10,000円(税込)
受験資格 誰でも受験可能
試験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価

建築CAD検定試験

建築CAD検定試験とは、建築系のCADに特化した資格です。建築用図面を作成する技術が問われます。
建築CAD検定試験の概要は下記の表のとおりです。

項目 内容
資格名・試験名 建築CAD検定試験
主催団体 一般社団法人 全国建築CAD連盟
レベル・級 3級、准2級、2級、准1級(※4級は高校の団体受験のみ)
受験費用 3級:11,500円(税込)
准2級:12,000円(税込)
2級:12,500円(税込)
准1級:15,500円(税込)
受験資格 誰でも受験可能
試験方式 全国の会場で、設置されているパソコンもしくは持参したパソコンを使用して受験
試験方法 実技
試験時間 3級:2時間
准2級:3時間
2級:5時間
准1級:4時間10分
合格基準 3級:200点満点中150点
准2級:正解率が75%~80%
2級:250点満点中195点
准1級:4図面全てを完成させる

オートデスク認定資格プログラム

オートデスク認定資格プログラムとは、オートデスク製品に関する実務的なスキルを認定する資格です。全世界共通の認定資格制度であるため、海外でも評価されます。
オートデスク認定資格プログラムの概要は下記の表のとおりです。

項目 内容
資格名・試験名 オートデスク認定資格プログラム
主催団体 オートデスク認定トレーニングセンター
種類 AutoCADユーザー、Revit Architectureユーザー、Autodesk Fusionユーザー
受験資格 最新コースおよび製品の使用経験が50時間以上ある人を推奨
試験方法 AutoCADユーザー:選択式 + 実技操作
Revit Architectureユーザー:選択式 + 実技操作
Autodesk Fusionユーザー:選択式
問題数・試験時間 AutoCADユーザー:30 問・50分
Revit Architectureユーザー:30問・50分
Autodesk Fusionユーザー:37問・50分
合格基準 AutoCADユーザー:70%以上の正解
Revit Architectureユーザー:73%以上の正解
Autodesk Fusionユーザー:70%以上の正解

Vectorworks検定

Vectorworks検定(旧「Vectorworks操作技能認定試験」)とは、さまざまな分野で使用されるCAD製品である「Vectorworks(ベクターワークス)」に関する資格です。Vectorworks検定は無料で受験することが可能で、Vectorworksの基本的な機能を使いこなせることを証明してくれます。
[Vectorworks検定の概要は下記の表のとおりです。

項目 内容
資格名・試験名 Vectorworks検定(旧「Vectorworks操作技能認定試験」)
主催団体 Vectorworks,Inc. ベクターワークスジャパン株式会社
レベル ベーシック検定(※今後はプロフェッショナル検定も創設予定)
対象アプリケーション Vectorworks Fundamentals, Architect, Landmark, Spotlight, Design Suite
受験資格 誰でも受験可能
受験料 無料
試験方式 IBT形式
問題数・試験時間 50問・90分
合格基準 8割以上の正解

SOLIDWORKS認定試験

SOLIDWORKS認定試験とは、3次元機械CADとして信頼性が高い「SOLIDWORKS」のソフトウェアに関する資格です。レベル・分野別にさまざまな試験があります。
SOLIDWORKS認定試験の概要は下記の表のとおりです。

項目 内容
資格名・試験名 SOLIDWORKS認定試験
主催団体 ダッソー・システムズ株式会社
主な3つの試験 CSWA(Certified SOLIDWORKS Associate)(初級試験)
CSWP(Certified SOLIDWORKS Professional)(上級試験)
CSWE(Certified SOLIDWORKS Expert)(最上級試験)
受験資格 CSWA:前提条件なし
CSWP:前提条件なし
CSWE:CSWP試験に合格し、CSWP Advanced試験の中から4つ以上の試験に合格している人
試験方式 オンライン受験
試験時間 CSWA:3時間
CSWP:3時間20分(セグメント1は70分、セグメント2は50分、セグメント3は80分)
CSWE:4時間
合格ライン CSWA:70%
CSWP:セグメント1は105点中75点、セグメント2は104点中77点、セグメント3は109点中77点
CSWE:80%

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CADの資格を取得するための勉強方法

CAD資格の試験合格に近づくためには、自分に合った学習スタイルを見つけて、学習計画を立てたうえで勉強に取り組むことが大切です。
ここでは、CADの資格を取得するための勉強方法を紹介します。

独学で知識を身に付ける

CADの資格を取得するための勉強方法の一つは、独学です。
独学であれば、CAD資格の勉強を自分のペースで進められます。また、学習費用を比較的低く抑えられることも、独学で勉強するメリットです。

独学で勉強する方法には、公式テキストや参考書などの教材を使って勉強することが挙げられます。また、動画やWebサイトで公開されている情報を見て学ぶ方法もあります。
そのほか、CADソフトを動かして製図することも知識習得につながります。製図を実際に作ってみることによって、勉強した内容に対する理解が深まるでしょう。

スクールや職業訓練校に通う

CAD資格の取得に向けて効率良く勉強するためには、スクールや職業訓練校に通うことが有効です。

スクールや職業訓練校では体系的に学習を進められるカリキュラムが整備されており、基礎から応用まで確実に身に付けることが可能です。また、疑問点があれば講師に直接質問できるため、スムーズに理解を深められます。

実務経験を通じて学ぶ

CAD資格を取得するための学習方法の一つは、実務経験を通じて学ぶことです。

CADを使用した業務に携わることで、実践的な知識・スキルを身に付けられます。
実務経験によって培った知識やスキルは、資格取得のための試験勉強において、理解を促すものになるでしょう。

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CADの資格を活かせる業界

CADの資格を取得すれば、CADソフトが使用されている幅広いものづくりの業界で活躍できます。
ここでは、CADの資格を活かせる業界について解説します。

アパレル業界

CAD資格はアパレル業界で活かせます。
アパレル業界は常に新しいデザインが求められる分野であり、CADスキルを持つことでクリエイティブな仕事に携わることができる点が大きな魅力です。

CADは衣服のデザインや型紙作成などで重要な役割を果たします。CADの使用によって、型紙の精度向上や作業の効率化がかないます。

インテリア業界

インテリア業界において、CAD資格は高く評価されます。
住宅メーカーやインテリアショップ、空間デザイン事務所など、活躍の場は多岐にわたります。

インテリアデザインや家具デザインにおいて、CADは空間構成や製品設計に使用されます。2Dでの平面図作成だけでなく、3Dでの立体表現も求められることが多いため、幅広いCADスキルが必要です。

建築業界

建築業界は、CADの資格を活かせる業界の一つです。
CADの資格を持っていれば、建築設計事務所や建設会社での活躍が期待できるでしょう。

建築設計において、CADは建物の図面作成や構造計算などで使用されています。
建築業界では法規制や設計基準の遵守が非常に重要であるため、CAD資格を持っていると業界内での信頼を高められます。

自動車業界

CADの資格は、自動車業界で活かすことが可能です。
近年は電気自動車や自動運転技術の発展により、新たな設計ニーズも生まれています。

自動車業界では、CADが設計・開発プロセスの中核を担っています。自動車の外装デザインから内装、エンジンなどの機械部品に至るまで、あらゆる部分の設計にCADが使われています。

機械業界

機械業界において、CADの資格は有用です。
IoTや産業用ロボットの普及により、機械設計の需要は今後も堅調に推移すると予想されます。

産業機械や精密機器の設計において、CADは部品モデリングや組立シミュレーション、強度解析などに使用されています。機械設計では精度が特に重要となるため、正確なCAD操作技術が求められます。

福祉業界

福祉業界でも、CADの資格を活かせる機会は多いです。
高齢化社会の進行に伴い、福祉分野でのCAD需要は今後さらに拡大すると見込まれています。

福祉用具や医療機器の設計、バリアフリー住宅の設計などにCADが活用されています。福祉と技術を橋渡しできる人材として、社会貢献性の高い仕事に携わることができることも、福祉業界の魅力だといえるでしょう。

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まとめ

CADの代表的な資格には、CAD利用技術者試験や3次元設計能力検定、建築CAD検定試験などがあります。
CAD資格は、CADソフトを使った設計や製図スキルを証明するものです。転職やキャリアアップ、フリーランス活動において、CADオペレーターとしての信頼性を高めてくれます。

資格取得のためには、自分のライフスタイルや状況・目的に合わせた学習方法を選び、計画を立てて取り組むことが重要です。CAD資格の学習と取得を通して、確実なスキルアップとキャリアの向上を目指しましょう。

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