自由業とは?フリーランスやフリーターとの違いや種類、働き方もご紹介

本記事で紹介するのは、個人の経験や特技を活かした「自由業」という働き方です。自由業になるには、多くの時間と労力を要する可能性があります。しかし、成功すれば、多くの人たちの役に立つ充実感、自身の裁量で働ける満足感が得られるでしょう。

自由業には多様な職業があります。新しい職業が今後誕生してくる可能性もあるので、ぜひ特技を活かし、自分に合った働き方を目指してみてください。

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自由業とは?

自由業(自由職業)とは、産業を3つに分類したうちの一区分「第三次産業」の中の、サービス業に属する職業だとされます。「時間や一定の雇用関係に縛られず、専門的な知識や才能に基づき独立して営む職業」です。

日本の職業は総務省における「日本標準職業分類」によって細かく分けられています。働き手自身がその職業を「自由業である」と決定することはできないため、注意が必要です。

職業分類は納税の方法にも関連してくるため、国税庁の記載にも目を通す必要があるでしょう。

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主な自由業の種類20選

ここでは、主な自由業を20種類紹介します。

YouTuber

YouTubeに動画を投稿し、動画の再生時に得られる広告収入によって収益を得る職業がYouTuberです。動画ジャンルは投稿者ごとに異なります。

他にも、企業と提携して製品やサービスの宣伝をする、いわゆる「案件」と呼ばれる仕事で収入を得る方法もあります。

ストリーマー

配信サイトで配信をし、視聴者からの投げ銭で収益を得るのがストリーマーです。YouTuberと兼任している方も多くいます。ストリーマー次第では、一度の配信で多くの報酬を得ることが可能です。

ECサイト運営者

ECサイト運営者は、インターネット上のショップを営んでお金を得る人を指します。ほとんどの場合オンラインのやりとりのみで完結する、自由度の高い職業です。実店舗がないため、ECサイト特有の集客スキルが必要な職業だといえるでしょう。

デリバリー代行業

デリバリー代行業は、飲食店の代わりに注文者の家まで商品を届ける職業です。日本では、「Uber Eats」や「出前館」などのフードデリバリーサービスが有名です。配達員として登録をすると、注文があった際に配達の依頼が届きます。

ITエンジニア

フリーランスのITエンジニアも自由業の一つに数えられます。多くのIT系職種は、インターネット環境さえあれば在宅やリモート環境で働けます。時間や場所に縛られずに仕事がしやすい職業だといえるでしょう。

Webデザイナー

Webサイトやアプリケーションのデザインを担当するのがWebデザイナーです。ITエンジニアと同様に、インターネット環境があれば在宅やリモート環境で働きやすい職業だといえます。

ブロガー

ブログの運営による広告収入や、アフィリエイト収益によって稼ぐ職業がブロガーです。トレンドを読む力や、記事をこまめに制作する継続力が求められます。地道な努力の積み上げが必要になるでしょう。

ライター

ライターは依頼を受けて記事の執筆をし、その報酬を得て稼ぐ職業です。ブロガーから依頼を受けることもあります。

記事は本や雑誌だけでなく、Web媒体にも掲載されます。インターネット環境が普及したことで、近年はライターといえばWebライターを指すことも増えました。

イラストレーター

イラストの制作をする職業がイラストレーターです。1枚のイラストだけでなく、コンテンツ全体のキャラクターデザインを担当することもあります。

近年はイラスト用ソフトで画像を作成し、オンラインで納品することが多い傾向にあります。環境さえ整っていれば、自宅で仕事がしやすい職業だといえるでしょう。

漫画家

漫画を描いて生計を立てる職業が漫画家です。雑誌に掲載される作品のほか、近年は企業の製品PRにも漫画が使用されるようになりました。SNSや動画サイトを利用している方であれば、見たことがあるでしょう。

作家

小説家や劇作家など、クリエイティブな分野で作品を発表している人を総じて作家と呼びます。原稿に向かって行うアナログ環境での作業よりも、パソコンを利用する方が多い傾向にあります。作家も自宅で仕事がしやすい職業だといえるでしょう。

ミュージシャン

歌手やバンド、作曲によって生計を立てる職業がミュージシャンです。テレビ出演や楽曲のリリース、ライブ活動、楽曲提供によって収益を得ます。動画サイトでの楽曲投稿や、ストリーマーとして引き語りなどをしているミュージシャンもいます。

芸能人

俳優やアイドル、お笑い芸人として活動している人たちが芸能人です。ミュージシャンも芸能人として扱われることがあります。人気芸能人には、睡眠時間を削るほど忙しいスケジュールで過ごしている方もいます。

デザイナー

アパレル商品や日用雑貨など、製品のデザインを担当する職業がデザイナーです。建築予定の施設をデザインするデザイナーも存在します。

他に、製品ロゴやバナー・広告のデザインを担当することもあります。フリーランスで活躍している方も多い職業です。

士業

弁護士や税理士、司法書士をはじめとした職業を士業と呼びます。独立して事業所を運営したり、どこかの事業所に所属したりして働くことがほとんどです。自宅を事務所としている方もおり、自由度の高い職業だといえます。

カメラマン

カメラを使って人物や風景を撮影して生計を立てる職業がカメラマンです。フリーランスで活動している方も多く存在します。契約以外に、写真素材サイトの売上を収入源としている方もいるようです。

開業医

自分でクリニックを開設している人を開業医と呼びます。開業医は自分でクリニックの営業日や休業日を定めているため、自由業だといえるでしょう。医師本人が得意とする分野ごとに、内科医院や歯科医院など多様なクリニックが存在します。

個人タクシー

個人経営でタクシー業を運営している人も、自由業だといえるでしょう。企業に属しているタクシー運転手は業務時間が定められていますが、個人タクシーであればいつ働くかは自由です。

農家

米や野菜・果物の栽培・収穫・販売を営む職業が農家です。市場流通や直接販売によって収益を得ています。いつ働くかは農家それぞれに裁量があるため、自由度が高い一方、田畑の様子を定期的に確認する必要があります。

投資家

株式や不動産投資によって稼いでいる人が投資家です。必ず稼げるわけではなく、大損してしまうリスクを常に抱えています。また、投資をするにあたっては、ある程度の元手が必要です。

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自由業でも自由度が低い職業もある

医師(開業医)は、多くの場合に建物を構えており、保険診療などを取り扱う診療時間もだいたい決まっています。そのため、働く場所や時間の自由度は高くないでしょう。弁護士なども、事務所を構えていたり、企業と契約をして仕事をしたりします。

とはいえ、身軽に案件を受注しながら活動している方もいます。自己裁量で働き方を選びやすいという意味では、自由業的だといえるでしょう。

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自営業やフリーランス、フリーターなどとの違いは?

自由業と似ている概念に、自営業・フリーランス・フリーターがあります。ここでは、それぞれの違いを見ていきましょう。

自由業と自営業の違い

自営業とは、自ら事業を営むことを指す言葉です。自由業も自ら事業を営んでいることが多いため、意味が重なる部分もあります。

ただし、はっきりと法律で定められているわけではありません。人によって言葉の定義や使い方が異なる場合もあります。

自らが経営者となり、働く時間が決まっていると自営業と呼ばれることが多いようです。働く時間が決まっていない場合には、自由業と呼ばれるケースが多い傾向にあります。

自由業とフリーランスの違い

フリーランスは、案件ごとに業務委託契約を結ぶ働き方です。

フリーランスと自由業は同意語として使われることがあります。フリーランスという言葉には、「自由業と同じ意味の場合」「業務委託契約による働き方を指す場合」の2つの使い方があると覚えておきましょう。

自由業とフリーターの違い

フリーターはフリーアルバイターの略で、非正規で雇用されて働く人を指す言葉です。スキルを問わず、非正規雇用であればフリーターと呼ばれます。

自由業は雇用関係にない職業を意味しますが、フリーターは雇われて働いているため、雇用関係が成立しています。

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自由業になるには?

これから自由業を目指すのであれば、まずは専門的なスキルを身につける必要があります。以下で、自由業を目指す方法を見ていきましょう。

どの自由業になりたいのか職種を選ぶ

自由業になりたいのであれば、最初のステップとして具体的な職種を選びましょう。

収入が安定している職業は、開業医や弁護士、社会保険労務士などです。ただし、これらの職業は容易にはなれません。おすすめは、空いた時間で始めやすいITエンジニアやWebデザイナー、ライターなど。自分が興味を持てる分野があれば、その分野に関わる職業を目標にするのも手です。

自由業になるための準備をする

資格や学歴が必要であれば、大学や専門学校へ通う必要があるでしょう。資格や学歴が不要であれば、自身の判断で専門学校やオンラインスクールへ通うほか、動画や書籍などを利用して学ぶなどの方法があります。

ただし、学び始めてすぐに実践で活躍できるほどのスキルが身につくわけではありません。自由業として案件を受注するには、「お金を払ってでも任せたい」と思ってもらえるほどのスキルと信用が必要になります。

自由業を目指す際に必要なのは、数ヶ月~数年暮らしていける貯蓄、案件受注のためのパソコンです。大学やスクールに通うのであれば、その分の費用も確保してください。

それらの準備を整えながら、目指したい職種に必要な基礎知識を学びましょう。基礎を理解したら、とにかく手を動かして実践します。頭で理解していても、いざ実践となると上手くできないことが多いためです。

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社会人が自由業を目指すなら副業から始めると良い

目指す自由業と全く違う仕事をしている方は、退職してから学び始めると金銭的な問題が生じることもあります。そのため、勤める企業のルールにもよりますが、まずは副業から始めると良いでしょう。自由業を本業にできる目処が立ってから退職するのが賢明です。

自由業として働きやすいジャンルで専門的なスキルを身につければ、退職後に開業して成功できる可能性があります。それまで副業としてこつこつと活動し、スキルを磨き続けることが大切です。

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自由業のメリット

自由業として働く大きなメリットは、自身で働き方を決められることです。職種によってはある程度、顧客の時間に合わせる必要があるものの、基本的には働く時間や業務内容、受注する金額に至るまで、すべて自分で決定できます。

また、成果を出した分だけ報酬が上がるので、認められているという実感・満足感につながるでしょう。スキルと経験が増えれば、より高単価の案件を受注できたり、人脈やネットワークを通じて依頼が来たりする場合もあります。

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自由業のデメリット

世の中で華々しく活躍する自由業は目立ちますが、そのような人はあまり多くないと考えられます。他者と差別化できるほどの強みがなければ注目してもらうのは難しく、自由に働けるほどの案件を獲得しにくいでしょう。

また、自己管理の大変さも自由業のデメリットです。自由業では案件を獲得するのも、どんな働き方をするのかも、すべて自分次第。自ら作業のやり方を決めたり、スケジュール管理をしたりしなければなりません。

無理な働き方を続けて体を壊したり、納期ギリギリでクオリティを維持できず信頼を失ったりする恐れもあります。

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自由業として働きたいのであれば、まずは行動を

自由業はすべてが自己責任となる働き方のため、「知らなかったから」では済まされないことが多数あります。自由業を目指そうと思ったら、まずは目指す職業について調べることから始めてください。

情報を集めて準備ができたら、収入を得るためにスキルを身につけます。自分で一通りの作業ができるようになったら、実際に案件を受注して経験を積んでいきます。世の中のニーズと、自身の目指す方向・強みを擦り合わせていきましょう。クライアントが満足する結果が出せるようになれば、収入は自然と安定していくと考えられます。

これからますます自由業の人が増える可能性があります。どの分野にどのようなニーズがあるのか把握し、満足してもらえる結果を出すことが成功への第一歩です。気になる分野に積極的に挑戦し、結果を出せるようしっかりと考え、努力してみましょう。

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