PHP関連資格のPHP認定技術者試験とは?難易度や取得メリットも解説

9 months ago

PHPに関する資格にはどのようなものがあるかや取得するメリットについて知りたい方は多いでしょう。PHP関連の資格は2023年3月時点でPHP技術者認定試験とされています。

そこで本記事では、PHP技術者認定試験の試験概要や取得のメリット、難易度、合格率などをまとめました。効果的な学習方法も紹介しているので、ぜひご一読ください。

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PHP関連の資格と取得するメリットは?

PHPに関する資格には、PHP技術者認定試験があります。PHPの技術を身につけられるだけではなく、就職・転職活動・フリーランスの案件獲得においてメリットがあるので、それぞれについて確認しておきましょう。

PHP技術者認定試験とは

PHP技術者認定試験は「一般社団法人PHP技術者認定機構」が運営する民間資格であり、PHPのスキルを証明できる唯一の資格です(2023年3月時点)。

近年はPHP技術の需要増加に比例して、PHP技術者も増えています。しかし、PHP技術者間には技量差が生じているのが現状のようです。PHP技術者認定試験を取得すれば、高度なPHP技術の習得につながるでしょう。

PHP技術者認定試験を取得するメリット

PHP技術者認定試験を取得するメリットには、以下の内容が挙げられます。

技術力の裏付けになり就職・転職がしやすい

PHPに関する知識を持っている人は増えているものの、技術者によって技術力に大きな差があります。そのため、資格を取得していると技術力の裏付けになり、客観的にスキルの高さを証明することが可能です。

資格は取得したものの実務は未経験という場合でも、PHPに対する理解力をアピールできるため、就職・転職活動に有利に働くと考えられます。

合格以外に受験過程の勉強で何を得られたかも大切です。取得に向けた学習方法について工夫した点をアピールすると、好印象になるでしょう。

需要が高く、求人が多い

PHPはWebサイトやWebアプリの開発などに広く使用されており、案件での需要が高いと考えられるコンテンツ管理システムとも相性が良いとされています。IT化が進む今日において重要な技術とされ、需要が高く求人が多いです。

フリーランスとしての案件獲得に繋がる

フリーランスの場合でも、資格をスキルシートに記載すると無資格の人と比べて技術力が高いと判断され、案件獲得がしやすくなる可能性があります。将来フリーランスとして働きたい人は、PHP技術者認定試験の取得も視野に入れてみましょう。

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PHP技術者認定試験のグレードと難易度・受験料

PHP技術者認定試験はPHPのバージョンで区分けされ、そのなかでさらにグレードが分かれています。PHP5とPHP8の試験には初級・上級・準上級・認定ウィザードがありますが、PHP7には初級だけしかありません。
それぞれのグレードの概要と主な対象者、難易度、受験料について解説します。

初級試験

PHP技術者認定試験の中で最もグレードが低い試験が初級試験です。初級試験はPHPプログラミングの基礎知識を問う試験で、経済産業省のITSS(ITスキル標準)において最低限求められる基礎知識のグレードとして定義されています。

想定されている対象者は、学生や経験の浅いプログラマーなどです。初級試験の受験料は12,000円(税抜)となっています(2023年3月時点)。

上級・準上級試験

初級試験の次に高いグレードが上級・準上級試験。PHPの言語仕様から実務的なプログラミングテクニックに関する知識を問う試験です。経済産業省のITSSでは、準上級は基本的知識・技能を、上級は応用的知識・技能を図るとそれぞれ定義されています。

上級(準上級)はPHPプログラミングに精通した実務者が想定されています。PHPエンジニアやプログラマーとして活躍している方向けのレベルです。受験料は15,000円(税抜)とされています(2023年3月時点)。

認定ウィザード

認定ウィザードは、PHP技術者認定試験の最上位資格です。認定ウィザードの合格者は、PHP言語の高い見識を有しているとみなされます。

認定ウィザードの応募要項は、上級試験で90%以上獲得してから2年以内であること。認定されるには、500文字以上の所定レポートを指定の宛先へ提出し、承認される必要があります。

認定ウィザードの試験レベルは、きわめて難易度が高く、合格者は非常に少ないです。
過去の受験者の文章やコードはPHP技術者認定機構で見られるため、事前にレポートの内容を確認しておきましょう。

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各PHP技術者認定試験の合格率

PHPの基礎知識を問われるレベルである初級の合格率は約70%。PHP言語をよく理解し、実務でプログラムを書いている方が対象の上級における合格率は約10%です。上級試験での得点率が50%以上70%以下だと、準上級合格として扱われます。

認定ウィザードはかなり難易度が高く、2015年には2名の申し込みで合格者が1名という結果となりました。ほとんど合格者がいないハイレベルの試験です。

初級 上級 認定ウィザード
合格率 約70% 約10% ほとんどいない

認定ウィザードに関しては、試験の志願者がいない年もあり、極めて狭き門です。

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PHP技術者認定試験の日程と会場

PHP技術者認定試験は随時開催されています。ただし、会場ごとに実施日程が異なるので注意です。
試験は、試験会場として認定されたパソコンスクールや専門学校などで催されています。Webサイトから自分が受験したい日時や会場を探しましょう。

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合格までの勉強時間目安

PHP技術者認定試験は、最も合格しやすい初級でも、初心者であれば100時間程度必要といわれています。PHPでのプログラミング経験者であれば、10時間程度の勉強で合格できる試験内容です。

上級や準上級の試験については、初級に合格できる実力であれば、50時間程度といわれています。認定ウィザードは合格者が少なく、合格に必要な時間がはっきりしていません。

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PHP技術者認定試験の対策方法

PHP技術者認定試験の基本的な勉強法は、独学か認定スクールに通うかの2通りです。以下にそれぞれ解説します。

独学

独学で勉強する場合、まずは試験内容や出題範囲などの情報収集から始めましょう。公式SNSやネット上には多くの情報が記載されています。

模擬問題集や認定教材もあるので、有効に活用してください。PHP技術者認定機構のWebサイトでは無料の教材が配布されているため、こちらを参照するのも手です。

この際、自分が受験を希望しているPHPのバージョンがどれかを把握したうえで行動してください。各バージョンによって、試験内容が異なります。また、試験では体系的な知識を問われるので、経験があるから勉強しなくても合格できると思わない方が良いです。

独学時の学習のポイント

PHP技術者認定試験の学習方法は、必要な知識をインプットしたうえで、テキストなどに掲載されている問題を解き、アウトプットします。勉強中に分からない用語がでてきたら書籍やWebサイトで確認し理解しましょう。

試験対策のための参考書選びも重要です。まずは、試験に合格できるレベルの内容が記載されている参考書を選びます。選んだ参考書の内容が理解できない場合は、自分にとって分かりやすいレベルの書籍を選び、ステップアップしていきましょう。

問題を解くだけではなく間違った箇所を見直し、その情報をフィードバックすることで、理解が深まります。

認定スクールでの学習

認定スクールで学習したい人は、PHP技術者認定機構のWebサイトで紹介されている認定スクールのなかから通学しやすいところを選びましょう。認定スクールでは無料の模擬試験が実施されることもあるため、積極的に受験することをおすすめします。

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まとめ

フリーランス活動や就職・転職活動で有利に働くPHP技術者認定試験。PHP技術者認定試験には3種類あり、グレードが高いほど高度な技術を身につけていることの証明となります。独学または認定スクールに通ってPHP技術者認定試験を取得し、PHP技術者として活躍しましょう。

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