Pascalについて
【Pascalの概要】
Pascalは、1970年に公開された歴史あるプログラミング言語です。スイス連邦工科大学のニクラウス・ヴィルトにより開発されました。教育目的で開発された経緯があり、読みやすさに重点が置かれているのがPascalの特色です。それ以外のPascalの特徴としては、C言語と同様ALGOLの流れを汲み、構造化プログラミングを行うフリーランス案件に向くことが挙げられます。Pascalが発展した時期は1970年後半から1980年代であり、OSをはじめとしたシステムを開発する案件で活用されるようになりました。著名なOSの標準言語にも、Pascalが採用されていました。ちょうどITやパーソナルコンピューターへの注目度が高まっていた時期であり、時代がPascalの発展を後押ししたと考えられるでしょう。Pascalは、現在多数のフリーランス案件で使用されているJavaに影響を与えました。また、公開時期が2009年と比較的新しく、フリーランス案件への普及が進みつつあるGoもPascalの影響を受けているとされます。なお、Windowsアプリ開発案件用の環境であるDelphiには、オブジェクト指向的拡張をPascalに施した「Object Pascal」が使われています。
※この文章は、2022年2月時点の内容です。