AWS案件を効果的に受注する方法は?高単価のためのポイントまとめ

3 years ago

これからフリーランスのITエンジニアを目指したい、もしくはスキルアップ・キャリアアップを目指しているという人は、ぜひAWSを学んでみることをおすすめします。今回はAWSの内容や案件の内容、単価や年収と今後の動向などをご紹介します。

簡単60秒!あなたにピッタリの案件が届く 無料会員登録

AWS案件とは?

AWS(Amazon Web Service)とは、世界的に有名な企業Amazonが提供する、クラウドサービスのことを言います。Amazonといえばショッピングで利用するECサイト…というイメージがありますが、実は情報技術の最先端企業としてさまざまなサービスを運営しています。

AWSを使えば、企業内で使うシステムのためのサーバやネットワークなどをクラウドに置くことができます。以前は企業内に物理的にサーバを準備するオンプレミス型が主流でしたが、クラウド技術が進歩するにつれてクラウドを利用する企業が増加し、現在AWSへ移行する企業もかなり増えています。

AWSが提供しているのはサーバとネットワークなどのインフラサービスのみですが、目的に合わせた専用機能がとても充実しているのが大きな強みです。種類は分析やアプリケーション統合からデータベースにゲーム、IoTまでさまざまで、その数は常に増え続けていて現在は200以上あると言われています。

AWS案件とは、さまざまな形でAWSを絡めて作業する案件のことを言います。基本的にはAWSを使った新規のシステム・アプリケーション開発と、オンプレミス型からAWSへの移行作業の2種類がメインになります。

クラウドを利用するメリット

クラウドは雲という意味を持ち、クラウドサービスはそのイメージ通り、雲のように“その場にはない・遠いところにある”状況を作り出します。

つまりサーバやネットワークなどをクラウドに置くことで、サーバを置くスペースと保守・管理をクラウド側に任せることになるため、サーバ管理に関わるさまざまなコストや労力の削減ができるようになります。

クラウドを利用せず自社でサーバを設置・管理・運営するとなれば、初期費用がかなり高額になります。また、物理的にサーバがその場にあるためどうしても老朽化や製品自体のサポート終了が発生し、そのたびにすべて再構築する必要が生まれます。

しかしクラウドならすでに準備されたクラウド上のサーバを借りて使えるため、初期費用をかなり抑えることができます。また、サーバ管理はクラウドを運営する企業が担っているので、メンテナンスや更新などに費用や労力をとられる心配もありません。

また、以前はセキュリティ面を不安視する声も多くありましたが、現在は非常に環境が整っているため、状況によりますが企業が単独で管理するよりも安心感が強い、とも言われています。

便利なクラウドの唯一の心配と見られていたセキュリティが強固になったとなると、導入も管理も簡単で、労力やコストを大きく削減できるクラウドのメリットは非常に大きいと言えるでしょう。

クラウドを利用するデメリット

企業のなかに物理的にサーバやネットワークを用意しなくてもよいクラウドですが、そのような手段がとれるのはクラウド環境を提供しているサービスが、サーバ管理や運営を担ってくれているからです。

つまりサーバやネットワークに関しては、トラブルが起こった際に企業が原因追及に乗り出せず、クラウドサービスを提供している企業が復旧させてくれるのを待つしかないということです。これはオンプレミス型であれば自社で解決できることなので、クラウドを利用する際のデメリットになると言えるでしょう。

セキュリティや安定稼働が必要なクラウドサービスだからこそ、技術と信頼のある企業選びが非常に大切になってきますが、AWSは2006年に開始されたサービスで、クラウドに関する実績は非常に豊富です。

AWSは確かな技術があるからこそ世界中で利用され、それがまた信頼につながり新たなサービスの開発へと結びついているようです。

簡単60秒!あなたにピッタリの案件が届く 無料会員登録

AWS案件の特徴

AWSは登録後すぐに利用開始できること、サーバや環境の構築などの初期投資が不要なこと、さらに160 種類を超えるクラウドサービスについて従量制料金を適用していることなどが大きなメリットです。

そのためスピード感を重視するスタートアップからの需要や、コスト・労力の見直しをおこなった企業のオンプレミスからの移行といった案件が比較的多くなっています。

ただしAWSは非常に機能が多いIaaS(サーバとネットワークのみを提供するインフラサービス)です。AWSエンジニアは、サーバとOSの中間にあるミドルウェアの知識やインフラに関する深い知識とスキル、そしてAWSの機能のなかでどれが目的に対して適切かを判断するスキルなどが求められます。

そのためAWS案件はインフラエンジニアとしての実務経験や、特定の言語を使った開発経験を3年以上持つ人を求めているものが多く見られます。もちろん経験年数を問わないものもありますが、実務経験年数が多いほど単価・年収は上がる傾向にあります。

簡単60秒!あなたにピッタリの案件が届く 無料会員登録

AWS案件の単価・フリーランスの年収

レバテックフリーランスのAWS求人・案件の月額単価相場によると、AWS案件の単価相場は平均76万円となっています。

AWSは幅広い案件に関連してくるため一括りに経験年数で年収を出すことは難しいですが、実務経験年数3年目頃までは一般的なインフラエンジニアと同程度の年収、実務経験が3年以上になればインフラエンジニアよりも高額な年収を得られる場合が多くなる傾向にあるようです。

簡単60秒!あなたにピッタリの案件が届く 無料会員登録

求人と案件数から見る動向

AWSの知識とスキルが求められる業務は、大きく分けると業務システムの開発とWebアプリケーション開発の2種類になります。ただしAWSにはさまざまな機能が用意されているため、どの機能を選べば企業が求める結果を出せるかまできちんと考えられる知識も必要となります。

AWS公式サイトの導入事例によると、ゲーム業界大手の任天堂株式会社と株式会社ディー・エヌ・エーによるオンラインマルチプレイゲームでの利用のほか、スターバックスコーヒージャパン株式会社による徹底的なデータ分析システムなどさまざまな形でAWSが活用されています。

大手企業でも積極的に導入されているAWSは情報化する社会のニーズとマッチしているため、今後もさらに需要は増えていくと見られています。レバテックフリーランスのAWSの求人・案件一覧を見ると、2021年3月時点で2,000件を超える募集案件を見つけることができます。

現在、在宅案件やリモート案件はあまり多くはありませんが、今後の需要増加にともなって案件数は増えてくるでしょう。ただし在宅・リモート案件はAWSや特定の言語での実務経験年数が2~3年以上求められることが多く、企業で働いて経験と実績を積んでからフリーランスへ転向…というのが現実的な道筋です。

簡単60秒!あなたにピッタリの案件が届く 無料会員登録

AWSエンジニアに求められるスキル

AWSエンジニアとして仕事を受注するなら、まずインフラのプロフェッショナルとしての実績と実力が必要です。実績は独学で積むことができないので、関連する案件を受注しながら徐々にスキルを磨いていくか、一旦インフラエンジニアとして企業に勤めて数年働き、スキルを身につけるとよいでしょう。

自身がAWSエンジニアとしてどのレベルにいるのかをきちんと把握しておくことは、自身のスキルに合った案件受注に役立ち、クライアントへの安心感と信頼にもつながります。次でご紹介するレベル別スキルを確認して、適切なレベルアップを目指しましょう。

初心者のスキル

初心者のAWSエンジニアは、まずAWSにはどんな種類のどのようなサービスがあるのか(仮想サーバであるEC2、クラウドストレージであるS3、データベースサービスであるAuroraやRedShiftなど)といった知識を大まかに理解し、自分のスキルや方向性に合わせて対応できるものを知っておきましょう。

そしてインフラエンジニアとして欠かせないネットワーク構築の基礎も、しっかりと学んでおきましょう。もちろんクラウドに関して学んでおくことは必須ですが、移行案件の多いオンプレミスについても学び、対応できるようにすれば受注できる案件が広がります。

AWSの知識がしっかり身についているか振り返るために、AWS認定資格を受験してみるのもおすすめです。

初心者であれば6ヶ月間の基礎的なAWSクラウドと業界知識が必要とされる基礎コースAWS認定クラウドプラクティショナーがよいでしょう。

もし1年以上の実務経験を積める環境にあれば、もう1段階深い知識が必要となるアソシエイトにチャレンジしてみるのもおすすめです。合格することによりクラウドに関する専門知識の証明がしやすくなり、キャリアアップにつなげやすくなるため大きなメリットになるでしょう。

中級者のスキル

AWSの中級者と呼ばれるレベルでは、実際にAWS上でシステムを構築したりオンプレミス環境をAWSに移行したりできる、実践に使えるスキルが求められます。

また、何かひとつのプログラミング言語において深い知識を持っていることや、提示されたサービスを適切に構築・運用するためにAWSのどの機能を使うべきか、特定する能力も必要となります。

AWS認定資格では1年間のAWSクラウド使用経験が必要で、資格はアーキテクト・運用・デベロッパーの3タイプに分かれます。これから学ぶならば自身が目指したいエンジニア職種に合わせ、試験内容を見ながら効率的に勉強していくのがおすすめです。

実務経験が2年ほどあるならば、さらに上級のプロフェッショナルまで視野に入れてもよいでしょう。

上級者のスキル

AWS上級者として求められるのは、AWSのプロフェッショナルとしての非常に深い知識とスキルです。中級で求められる以上の複雑なシステムやアプリケーションの構築や、より大きな規模となる法人(大企業や公的機関など)での業務を担うこともあります。

AWS認定資格でいえば2年間のAWSクラウド使用経験と、トラブルシューティングなどに関する包括的な経験が求められる部分です。

上級者向けの資格はソリューションアーキテクトプロフェッショナルとDevOpsエンジニア・プロフェッショナルの2種類に分かれるため、こちらも目指すエンジニアの方向性に合わせて受験してみるとよいでしょう。

さらにその先には実務経験に応じた専門知識であるデータベースやセキュリティ、データアナリティクスなどの試験もあり、AWSの活用可能なさまざまな資格の取得や、方向性の確認に役立てることができます。

簡単60秒!あなたにピッタリの案件が届く 無料会員登録

高単価案件を獲得するために

AWSは需要が増加傾向にあり、今後それにともないエンジニアの数もますます増えてくることが考えられます。そうしたなかで高単価案件を受注しようと思えば、こちらからアピールできるものが必要です。

AWSエンジニアが今後、高単価案件を獲得していくために必要な3つのポイントをご紹介しましょう。

専門性

フリーランスのAWSエンジニアが高単価案件を獲得するためには、やはり常に更新され続けるAWSの内容をしっかりと理解し、誰よりも案件にフィットさせて活用させられる知識とスキルを身につけることが必要です。

AWSはIaaSのため、できることが幅広く機能も豊富です。ゆえに、しっかりと使いこなせる人はまだそう多くはありません。高単価案件を獲得するなら、AWSに関して誰よりも高い専門性を持つことが重要なポイントになります。

ITインフラの知識

AWSはサーバとネットワークのみを提供するクラウドのインフラサービスであるため、ITインフラに関する知識とスキルは必須であると言えるでしょう。

情報社会である現在、インフラは企業の生命線であると言っても過言ではありません。できるだけスムーズにトラブルの起こりにくいインフラ環境を構築することは、多くの企業が求めていることです。

また、IaaSであるAWSを利用する場合はミドルウェアに関する知識も必要となります。SaaSやPaaSなどの知識、そしてオンプレミスとクラウドを合わせて学ぶことで、細かい部分にもしっかりと対応できる、重宝されるエンジニアを目指すことができます。

ネットワーク技術の知識と経験

企業にとってインフラは生命線であるため、やはり構築・管理・保守は経験の豊富な、信頼できるエンジニアに頼みたいものです。そのためいくら多くのスキルと知識を持っていても、経験年数が少ない場合は高単価案件を受注することは難しいかもしれません。

継続的に高単価案件を受注しようと思ったら、まずは企業に入って現場で経験と実績を積むのがおすすめです。働きながら技術を身につけることで習得も早く、たくさんの案件に触れて、貴重なトラブル対応も経験できるでしょう。

また、企業で働いて経験を積み、上流工程を担えるほどになれば受注単価は高くなる傾向にあります。可能であれば3年~5年ほどは企業に勤め、実績を積むのが効率的です。

簡単60秒!あなたにピッタリの案件が届く 無料会員登録

未経験からでも大丈夫?

経験を積めば高い年収を望めるAWSエンジニアは、未経験からでも目指すことは可能です。ただしITインフラエンジニアプラスアルファの膨大な知識とスキルが必要となること、そして実務経験がほぼ必須となることから、AWSエンジニアになるまでに時間がかかることは間違いありません。

求人サイトを利用して初心者OKの企業に入るのもよいですが、その場合は目指したいキャリアとのミスマッチが生じる可能性もゼロではありません。

そのため効率的に知識とスキルを身につけるなら、現在のスキルレベルにマッチした案件を探せるフリーランスエージェントを利用するのがおすすめです。

案件は非常に豊富ですが、そのなかから自身の状況と今後の目標に合わせた最適な案件をマッチングしてくれるため、効率的にスキルと経験を積むことができるでしょう。

簡単60秒!あなたにピッタリの案件が届く 無料会員登録

ハイレベルだけどやりがいは大きいAWSにチャレンジを

AWSエンジニアは膨大な量の知識とスキルが必要で、なおかつクライアントの目的・要望に応じてベストな機能を使った方法の提案をおこなう必要があります。

自分の判断ひとつで企業の業績を大きく変えてしまうプレッシャーはありますが、その反面やりがいは非常に大きく、成功を積み重ねることができればより壮大で魅力的な案件にも参画できる可能性が高まります。

努力が成果に直結するAWSエンジニア。興味があるなら、ぜひチャレンジしてみましょう。

簡単60秒!あなたにピッタリの案件が届く 無料会員登録

<AWS>は<アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッド>の登録商標です。

あなたにピッタリ
フリーランス案件が見つかる

  • 110万件以上のフリーランス案件から一括検索

    10万件以上のフリーランス案件から一括検索

  • 2あなたの経験やスキルに適した案件をメールでお知らせ

    あなたのプロフィールからおすすめの案件・求人

今すぐ無料登録

あなたにピッタリ
フリーランス案件が見つかる

  • 110万件以上のフリーランス案件から一括検索

    252,176の案件を保有しており、エンジニアやクリエイター向けを中心にたくさんの案件を一括検索可能です。

    ※ 4月26日(Fri)更新

    10万件以上のフリーランス案件から一括検索

  • 2あなたの経験やスキルに適した案件をメールでお知らせ

    マイページに入力して頂いた経験や希望条件に合わせて、ご希望にマッチした案件をメールでお送りするので効率的な案件探しが可能です。

    あなたのプロフィールからおすすめの案件・求人

今すぐ無料登録

フリーランスの案件を検索する

都道府県を選択
  • 関東

  • 北海道・東北

  • 甲信越・北陸

  • 東海

  • 関西

  • 中国

  • 四国

  • 九州・沖縄

あわせて読みたい関連記事

AWSフリーランスの魅力とは。仕事の内容や収入、適性について知る

この記事は、現役のインフラエンジニアおよび志望者が、AWSフリーランスエンジニアの実際を把握し、AWSエンジニアになる方法および高単価案件を...

フリーランスAWS仕事内容

3 years ago

AWSエンジニアの仕事内容は?必要とされるスキルや年収を解説

AWSエンジニアの仕事内容を知りたい方に向け、主な業務内容や年収、将来性を解説しています。AWSサービスの概要もまとめているので、インフラエ...

仕事内容AWS年収将来性

9 months ago

AWSジャパンの年収はジョブレベルが重要!転職するための手段や有利な資格も紹介

この記事では、世界中であらゆる企業をサポートするクラウドプラットフォームサービスAWS(Amazon Web Service)における仕事内...

年収AWS資格

2 years ago

AWS認定の上位資格に挑戦!「プロフェッショナル」認定試験の合格体験記まとめ

AWS認定の中でも上級レベルの位置づけとなっているプロフェッショナル資格。AWSクラウドに関する高度なスキルと専門知識が問われる資格です。2...

AWS

a year ago

自分にピッタリの勉強方法を探そう!SAA(ソリューションアーキテクト - アソシエイト)の合格体験記まとめ その1

AWS認定資格の一つであるSAA(ソリューションアーキテクト - アソシエイト)。難易度は中級程度で、公式ページでは目安として「AWSを利用...

AWS

a year ago