フロントエンジニアの年収とは?年収を上げる方法やキャリアパスも解説!

ITエンジニアと呼ばれる職業のなかでも、よりユーザーに近い視点で開発を行うのがフロントエンドエンジニアです。実はフロントエンドエンジニアという職業の歴史は新しく、インターネットが急速に発達したここ数十年で需要が増えたことで、誕生した職業となっています。

エンジニアのなかでも最もユーザーに近い位置にいるフロントエンドエンジニア。その仕事内容はユーザーの購買行動に直結するWebサイトの構造を担当し、年収は比較的高めの傾向にあります。

今回はそんなフロントエンドエンジニアの具体的な年収はもちろん、具体的なキャリアパスや年収を上げる方法まで、詳しく紹介していきます。

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フロントエンドエンジニアとは?

フロントエンドエンジニアとは、パソコンやスマートフォンでWebサイトなどを開いたときに表示される画面表示の実装を担う職種です。

基本はWebデザイナーのデザインを基にしたWebサイトの制作となりますが、フロントエンドエンジニアはさらにJavaScriptや関連するフレームワークなどを使用して、ユーザーにとってより使いやすく、なおかつクライアントの目的を達成できるサイトの構築をしていきます。

一般的なエンジニア(バックエンドやシステム開発を担うエンジニア)が扱う言語はJavaPythonRubyなどですが、Web画面の制作を担うフロントエンドエンジニアが扱うのはJavaScriptやHTML/CSS、そしてPHPなどです。

これらの言語の違いは、前述した言語が主に目に見えない部分でシステムを構築していくサーバー側で動作するものであることに対し、後述した言語はブラウザ上で動作し、直接ユーザーの目に触れる部分を作っていくものであるということです。

ユーザーが直接操作する画面を制作していく仕事であるため、ユーザーからの印象や使い心地、利便性までを考慮してデザインを実装していく必要があります。これはUI/UX(ユーザーインターフェース・ユーザーエクスペリエンス)と呼ばれ、Webサイトの売り上げや印象を大きく左右する要因となります。

Webデザイナーがどんなに素晴らしいデザインを作成しても、それを実際の画面にうまく反映できなければそのデザインを活かしきれているとは言えません。反対にWebデザイナーが作成したデザインがどのようなものでも、エンジニアのスキル次第で、より魅力的に表現することも可能です。

フロントエンドエンジニアに求められる仕事とは、ただWebデザイナーが制作したデザインを実装するだけでなく、そのデザインのよさを十分に引き出し、さらにはユーザーが画面に触れたときの使い心地までを考慮した開発を行うことだと言えます。

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フロントエンドエンジニアの年収について

フロントエンドエンジニアが行う業務は、実際にユーザーが触れる画面の作成です。そのための業務範囲は非常に広く、Webデザイナーが作成したデザインのコーディングから、検索を意識したSEO施策まで多岐にわたります。

現在はECサイトやSNSなど、ユーザーと企業もしくはユーザー同士を繋ぐサービスが非常に増えてきており、インターネットを使った販売やコミュニケーションは欠かせなくなっています。

そのため、それらの業務を担うフロントエンドエンジニアはニーズの高い仕事となっており、ITエンジニアのなかでも年収は比較的高めであるといえるでしょう。

フロントエンドエンジニアの一般的な年収は500万円~600万円となっていますが、これは持っているスキルや知識はもちろん、実務経験年数によっても左右される傾向にあります。

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フロントエンドエンジニアの年収を上げる方法とは?

フロントエンジニアとして働きながら年収を上げていくなら、押さえておくべきいくつかのポイントがあります。スキルや実務経験年数を積み重ねていくのはもちろんですが、成長できる環境や収入を上げやすい場所を選ぶことも大切です。

さまざまな業務に携わって実務経験を積もう

フロントエンドエンジニアに限らず、ITエンジニアの業界では実務経験年数が長ければ長いほど信頼につながり、案件に参画しやすくなります。

また、実務経験が豊富であればさまざまな案件に対応が可能であると考えられ、単価や年収も上がる傾向にあります。

クライアント側としては費用を掛けるだけの価値のある業務に対して、相応の費用対効果を得たいと考えていることが挙げられるため、高額でもそのスキルを求める傾向にあります。実務経験年数が豊富なフロントエンドエンジニアは、それだけたくさんの案件に携わっているとみられるため、高単価で仕事を請けやすいといえるでしょう。

ライブラリやフレームワークを使いこなそう

フロントエンドエンジニアが主に使う言語としてJavaScriptがありますが、JavaScriptでの開発をより便利にするためにあるのがReactVue.jsといったライブラリやフレームワークです。

ライブラリやフレームワークは、あらかじめ他の人が作った、いわばプログラムの部品のようなものです。エンジニアは膨大な量のコードを記述しながらプログラムを組みますが、ライブラリやフレームワークを活用することで、その記述時間を大幅に短縮することが可能になります。

もちろん開発が早く終われば、それだけクライアントからユーザーへのサービス提供は早くなります。ほんの少しの実装の遅れが致命的になるほど情報やトレンドの移り変わりが早い現代の日本のなかで、早く開発を終わらせることができるスキルは非常に重要視されています。

またチームで作業する場合などは、ライブラリやフレームワークを使う方がある程度の統一感を出すことができます。ばらばらの記述よりも統一感のある記述の方が後々の修正もしやすくなるため、やはりライブラリやフレームワークを使うメリットは大きいといえるでしょう。

UI/UXやSEOの深い知識を身に付けよう

ユーザーが直接触れる部分を作成するフロントエンドエンジニアは、ユーザー視点での使いやすさや、どのようなニーズがあるかを深く知る必要があります。

そのためにはSEOやUI/UXの知識は非常に重要な観点で、これらを学ぶことでより成果の上がりやすいページやサイトを作ることができるでしょう。

元請けに近いところで働こう

エンジニア業界は元請けの企業が出した仕事を、2次請けや3次請けの会社が携わって行うことも珍しくありません。この場合、元請けから離れれば離れるほど手数料などが加算されることになり、エンジニアが受け取る報酬は少なくなっていきます。

また、元請けが出した指示は2次請け・3次請けになるほど伝わるのが遅くなります。しかし納期がその分後倒しにされることはほとんどないので、2次請け・3次請けで働く場合は納期前の急な変更などで、締め切りに追われてしまうことも多くあるでしょう。
そのため、なるべく元請けとの取引関係が近い立ち位置で業務をすることで、年収としてはもちろんのこと、業務的な負担も軽減できることもあるでしょう。

いまや市場としても、Webを活用した営業・販売活動はなくてはならないものとなっているため、豊富な知識を持ち確実な成果を上げられるフロントエンドエンジニアであれば、今後ますます需要が増え、単価も高くなっていくと想定できます。

フリーランスとして働こう

フロントエンドエンジニアとして働いて収入を上げるなら、知識やスキル、上流工程などを学んで、リーダー的な役割やマネジメントを経験することが大切です。

フロントエンドエンジニアはリモートでも稼働しやすい職種であるため、フリーランスとしての活動は非常に行いやすいと考えられるでしょう。

フリーランスHubではフリーランスエージェントを探すことができるので、ぜひ確認してみてください。
エージェント一覧

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フロントエンドエンジニアのキャリアパス

フロントエンドエンジニアは、実はITエンジニアのなかでも比較的目指しやすい職業であると言えます。その理由としては、主に使用する言語がHTML/CSSやJavaScriptといった、独学で身に付けやすいものであるからです。

しかし、もちろん独学でスキルと知識を身に付けたからといって簡単にフロントエンドエンジニアとして働けるわけではありません。今回はフロントエンドエンジニアへのキャリアパス、そしてその後のキャリアチェンジまで紹介します。

まずはコーダーから始めよう

フロントエンドエンジニアになるための第一歩は、まずHTML/CSSを使ってコーディングを行うコーダーからはじめるのがおすすめです。

コーダーの仕事は、WebデザイナーがデザインしたWebサイトをHTML/CSSやJavaScriptを使ってWeb上に構築することです。ただ、コーダーはフロントエンドエンジニアほど広い範囲の業務を行いません。

コーダーとフロントエンドエンジニアは似たような業務にみえるかもしれませんが、業務範囲や収入は大きく違うものであると考えておきましょう。

実務経験とスキル・知識を増やして、マークアップエンジニアへ

コーダーとして実務経験を積みスキルと知識が増えたら、コーダーよりもさらにスキルの高いマークアップエンジニアと呼ばれる職種にスキルアップが可能です。

マークアップエンジニアの特徴としては、ただWebデザイナーが作成したデザインをコーディングするだけでなく、SEOやUI/UXを意識したページの実装を行えることが挙げられます。

そしてマークアップエンジニアがフロントエンド全般に携わる知識やスキル、そしてバックエンド業務とうまく連携をとれるスキルなどを身に付けることで、フロントエンドエンジニアへとステップアップしていきます。

ただ、実際のところ企業によってはマークアップエンジニアとフロントエンドエンジニアの区別をしていない企業も多くあります。案件を受注する際には、どこまでの業務を担当するのかといったすり合わせをきちんと行うことが、トラブルを防ぐための大切なポイントとなります。

フロントエンドエンジニアからのキャリアパスは豊富

フロントエンドエンジニアとして実務経験を積み、専門的な知識やスキルを深めれば年収は比較的スムーズに上がっていくと考えられます。

しかしフロントエンドエンジニアからのキャリアチェンジの道も非常に豊富であるため、興味がある方向へどんどん学びを深めていくとよいでしょう。

例としてはバックエンドで主に使用する言語のJavaPHPRubyなどを学び、システム開発やアプリケーション開発を行うエンジニアへのキャリアチェンジが挙げられます。

フロントエンドエンジニアがバックエンドで使う言語を学ぶメリットは、やはりフロントエンドとバックエンド両方のことが分かるために、チーム内でのやりとりや開発を含め、スムーズに全てを進められる可能性があることです。

ITエンジニアに求められる能力としてコミュニケーションスキルがありますが、その理由としてチームでの開発が多いことが挙げられます。

バックエンド側とフロントエンド側のコミュニケーションがスムーズにとれなければ、思うような動作ができなかったり納期を守れなかったりと、プロジェクトを進める上で必要なスキルと言えます。

そのほか、デザインを極めるならばWebデザイナー、バックエンドに携わりたいのであればバックエンドエンジニアといったキャリアチェンジや、Webサイト全体の企画やマネジメントを行うWebディレクターへのステップアップという選択肢もあります。

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フロントエンドエンジニアの将来性

フロントエンドエンジニアが行う業務は、ユーザーが使いやすくサービス内容への興味を搔き立てるページ作り、そしてページを見ることによって心を動かされるという体験を提供することです。

つまりWebサイトやSNSなど、インターネットを活用してさまざまなことが可能になるこれからの時代には、より求められる職種になると考えてよいでしょう。

ただフロントエンドエンジニアとして何気なく日々の業務を行うだけでは、確実に将来に繋がるとは言えません。市場から求められるフロントエンドエンジニアになるには、常に最先端の技術や流行を取り入れながらスキルアップを目指し、成果を上げられるWebサイト作りに貢献していく努力が必要です。

常に学ぶ姿勢があれば将来は明るい

フロントエンドはユーザーの目に触れる部分であるため、バックエンド業務と違い非常にトレンドや技術の移り変わりが速いことが特徴です。

時代の流れに合わせてどのようなデザインやUI/UXが求められるのかなどをしっかりと考え、それを実現していくためにデザイナーやバックエンドエンジニア、コーダーなどと上手くすり合わせを行っていくことも、フロントエンドエンジニアの大切な役割です。

ときに、業務範囲が多く大変とも思えますが、その分やりがいも大きく、身に付くスキルや経験も非常に市場価値の高い職種であると言えるでしょう。フロントエンドはユーザーが直接触れる部分であるため、成果がみえやすいのも特徴的です。小さなひとつの変更がサービスとして大きな成果に繋がることもあり、非常にやりがいを感じられるでしょう。

案件もプロジェクトによって異なるチーム構成や、さまざまな難易度の要件の実装を経験していくことで、スキルアップに繋がります。自身のスキルを向上させながら多くの案件に携わっていけるよう、積極的にチャレンジしていくことで結果、将来的なキャリアにも直接的に効果があると言えます。

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フリーランスで高年収のフロントエンドエンジニアを目指そう

フロントエンジニアとして活動を続けるのであれば、最終的な目標としておすすめなのがフリーランスを目指すことです。フリーランスであれば企業勤めで得た経験以外にも、幅広く多種多様な案件に携わることで、具体的なスキルアップに繋がり、個人の強みをより強固にしていけるのではないでしょうか。
独学でも目指しやすいフロントエンドエンジニアは今後も増えていくとみられますが、他の人にはできない機能の開発や実装が行えるならそれは強み=市場価値となり、単価アップ・高年収へと直接的につながっていきます。
ただし、その前にはやはり基礎的なスキルや知識、フロントエンドエンジニアとしての働き方をおさえることが大切です。そのために一度は、企業に勤めて働き基礎的な経験を積むことは非常に有効だといえるでしょう。

年収の高いフロントエンドエンジニアを目指すなら、常に情報収集を欠かさず積極的にスキルアップをしていくことは必須です。自分自身のアイデアを活かして、クライアントやユーザーに喜ばれるWebサイト構築を追求していきましょう。

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